剛の者レポート:平成12年12月26日(火)「久万にてスノーボード」

●白銀のゲレンデが呼んでいる!
待ちわびた日がやってきたのだ! そう、今シーズン初滑りである。
今日は朝から気温が低い。ゲレンデの雪の状態が期待される。
今回向かうスキー場は、久万スキー場である。寒いと言ってもまだ自然の積雪は望めなく、人工雪ではあるが、それでも十分である。

●私は午後から仕事を休み、久々のスノーボードに期待と不安を抱きつつ、久万スキー場へ向かうこととした。
向かうは、お馴染みの無茶代表T氏と、運転手のN氏、そして私の3名である。
N氏とは今回初めて滑ることになる。話では結構スノーボードの経験があり、私より上手な事は確かである。
久しぶりの久万スキー場

●ただ私は現場に居合わせなかったが、N氏はある記録の持ち主である。
それは長時間かけてあるスキー場へ行き、待ちに待った一本目の滑り始めのこと。颯爽と滑り出し、華やかに転倒、軽やかに鎖骨骨折。
気が付けば滑り出し15分程で病院送りという、ゲレンデ滞在時間最短記録保持者である。
一本も滑りきらずに帰るとは、彼は稀にみる剛の者である。

●さて、そんな愉快で危険な二人の後に付いて、期待より不安が押し寄せる中、久万スキー場に着いた。
人工雪の為、滑れるコースは1コースしかないが、人が少ないので、それでも十分であろう。
駐車場に降り立つと、スノーマシンが降らす人工雪が頬に当たる。車外は想像以上に寒く、スキーウェアを着ていても、じっとしていては凍えそうである。
早速、準備をし、ゲレンデへ入る。雪質は上々! 不安など消し飛び、いやが上にも滑りたい気持ちが込み上げてくる。
無茶代表のT氏

●早速リフトに乗り、コースへ向かう。
ちなみにリフト降り口で、早々に転倒したのは、ご愛嬌である。
さて、滑り出しである。
・・・おや? 滑り方はどうだったろう? 体重移動は? 止まり方は!?
全てが走馬燈のように駆けめぐるが、駆けめぐっただけだった。敢え無く転倒。
どうやらすっかり滑り方を忘れているようだ。不安そうに私を見るT氏。
ただ、身体に受ける衝撃と、「噛みしめる」雪だけが懐かしい・・・。

●一本目が滑り終わる頃、身体は少しずつ滑り方を思い出してくれていた。
何とか滑れる! 私とT氏の顔に安堵の笑みが浮かぶ。気が付けば寒さを感じず、汗が出るくらい暑くなっていた。
何本か滑っていく内に、N氏を含め、皆は以前の滑りの感覚を取り戻していった。
しかし、私はなかなか滑りが上達しない。恐る恐るコースへ入る私の横を、小さい子供が鼻歌で滑り抜けていく。・・・小憎らしい。
小さい子供に負けてなるものか! 気合いを入れ、絶好調に滑り出し! 激しく転倒、お構いなしに回転、気合いで立て直すがトドメに逆エッジ、雪上へと投げ出される。
何度、雪と戯れたことであろうか・・・。防護パットも関係無いかの如く、打ち付けた膝や尻が痛い。
最短記録保持者のN氏

●転んでなんぼのスノーボード。
なんと怖いスポーツであろうか。
幸いにもアイスバーン上で激しく転ぶことは無かったが、防護パットをスノーボード用からローラースケート等の対コンクリート用のパットに変更した方がいいかもしれない。
雪と言っても侮れないのである。

●そんな始終転倒の中、私の前をT氏とN氏は、水を得た魚のように、楽しそうに滑っていく。
人生、七転び八起き。転んでばかりいられない。気を持ち直して起き上がり、滑り出す。
だが、日頃の運動不足の為か、早くも体力が尽き始め、膝が可笑しくもないのに笑い出す。宴会で言えば「宴たけなわ」。身体はもう「お疲れ様」を連呼している。
スピードが乗ってきた頃、不意にコース上のデコボコに足を取られ、勢いの付いたまま、しゃがみ込むように転倒。その瞬間、股間に殺気!
足元の硬いボードとブーツが股間めがけて、いや、股間がボードにめがけているのか!?
とにかく寸での所で足をずらし、倒れ込む! 何とか難を逃れたが、ヒヤリとした瞬間だった。
自分のボードで危うくオカマになるところである。人生、希望を捨てるにはまだ早い。
防護パットを対コンクリート用に変えるだけでなく、股間の護りも考えなければならないと強く感じた瞬間であった。
望まぬとも、人生の転機はこんなところにあるのかもしれない。皆も気を付けされたし。

●途中、何度か人工雪を降らすスノーマシンに突っ込みそうになり、人工雪の嵐に雪だるまにもなりそうであったが、楽しく滑ることができた。
T氏は、コースに起伏が乏しいことに不満を漏らしていたが、シーズン始めということもあり、仕方ないところであろう。次回に期待したい。
人工雪が幻想的な夜のゲレンデ

●そんな中、滑る感覚を取り戻した面々は、今回はこれくらいということにし、久万スキー場名物(?)の「カレーライスうどん」を食べ、少し早いが帰ることにした。
行き帰りとも運転のN氏、ボードやブーツをいつも貸してくれるT氏には、この場を借りてお礼を申し上げたい。ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

●今回のレポートはこの辺にしたいと思う。
それではまた。この試練の部屋にて。


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