剛の者レポート:平成14年12月10日(火)「食」
●早いもので、今年も終わろうとしている。
私事で、色々と変化のあった年であった。
以前はツーリングやスキー(またはスノーボード)等、アウトドアをしていたが、その変化の中で、そういった事がめっきり少なくなったように思う。
生活環境が変わってきたのだから、それも仕方のない事かもしれない。
それに変わってか、最近のイベントというと、「食」関係が多いような気がする。
「食」イベントと言っても、和気藹々と鍋を囲むのとは少々訳が違う。
ずばり「早食い!」なのである。
●その早食いイベントを企画するのはM氏である。
私の属する「ツーリングクラブひなたぼっこ」(以下、クラブ)では、クラブ内の企画運営をするM氏を筆頭に、数名の剛の者が在籍している。
彼等には、逸話がいくつか存在するのだが、私の存在が消されかねないので割愛しておこう。
ちなみにそのクラブでは、私がリーダーということになっているのだが、「リーダー」と書いていても「雑用係」と読むので、ご注意頂きたい。
そして真のリーダーが誰かは、M氏が作成管理するクラブのホームページを見てもらえれば、自然とご理解頂けるだろう。
また、そのホームページには、クラブに関するこれまでのイベントの内容や結果を掲載しているので、興味がある方は、是非ご覧頂きたい。
●その「食」イベントは、最初は、単純に早食い競争から始まった。
だが、最近は「食」に関わる競技部門として、早食い部門(スピード)以外に、分量部門(ボリューム)、技術部門(テクニック)が加わってきたのである。
このまま企画が進んでいけば、料理創造部門(クリエイト)や、材料仕入れ部門(ハンティング)まで加わってきそうである。
最後には、断食部門(デッドオアライブ)もあるかもしれない・・・。
私は、審査員か、カメラマンのままでいたい。
・・・ダメだろうか?
●鍋パーティ、忘年会、新年会等々。
この季節になると、必然的に多人数で食事をする機会が多くなると思う。
そしてその中に、「食」の剛の者達は現れるだろう。
剛の者と言っても、前述したクラブのメンバーとは限らない。貴方の隣人や、仕事の同僚、上司かもしれない。
一見、一般人のように見えて、実は剛の者であったということは良くあることである。
さて、他人事のように思っている貴方、もし、「食」の剛の者に出会っても、被害は無いだろうと思ってはいないだろうか?
とんでもない!
少し想像して頂ければ分かると思うが、例えば宴会で、貴方の座った席の正面、左右に「食」の剛の者達が座ったと考えてみよう。
乾杯の発声後、貴方は熱々のカニの足を鍋から取皿に取ったとする。
貴方は、カニの足から発せられる熱気や、カニの種類によってはトゲに苦労しながらも、身を一生懸命ほじくり出す。
そして、やっと出てきた身を頬張る。ジューシーで、美味しい!
ふと、目を上げると、・・・鍋が空っぽだ・・・。
正面、左右の剛の者達は、ポンポンとお腹を叩いている。
・・・どうだろう?
貴方は、このショックに耐えることができるだろうか!?
この様な事にならない為に、対処法を考えなければならない。
●だが、対処法を考える前に、まずは「食」の剛の者達を見分けねばならないのである。
ということで、これからその「食」の剛の者達の見分け方をお教えしよう!
これを知っていれば、これからの季節、多発する「食」の剛の者達への対処法も解るかもしれない!
では早速、以下に例を挙げてみる。
・まず宴会が始まる時、支払いが「割り勘」と聞いて「元取るぞー!」と気合いを入れる人が、剛の者新人である。
・大皿に一個だけ残った遠慮の塊であるおかずを、人知れず取る人が剛の者達人である。
・食べ過ぎて、気分が悪くなっても、勿体ないので吐かない人が剛の者玄人である。
・余った料理を、折に詰めてもらう人は、おばさんである。
・コックに、今出た料理のレシピを聞くのは、産業スパイである。
・女性に年齢を聞くのは野暮である。
・紙を食べるのは山羊である。
・カニの甲羅まで食べようとする人は、剛の者に見せかけた怪人である。
・二次会で、チャーハンを注文する人が、剛の者である。
・それを見て、自分も注文せずにはいられなくなると、貴方は剛の者として仲間入りである。
・それを我慢しても帰宅後、無意識に冷蔵庫の中を覗いている人は、隠れ剛の者である。
●以上、「食」の剛の者達の見分け方として、幾つか挙げてみた。
これで「食」の剛の者達への対処法も考え出すことが可能であろう。
また逆に、これに一つでも該当するものがあれば、貴方は「食」の剛の者の危険性があるのである!
今後の食生活に注意されたし。
さもなくば来年の今頃、貴方は「ちゃんこ鍋」が口癖になっているかもしれない。
そう、剛の者部屋入りである。
●最後にこれらを踏まえ、貴方にとって適切な対処法を、貴方自身の手で生み出して欲しいと思う。
では、少しシミュレートしてみよう。
例えば、季節は木枯らしの吹く冬。場所によっては雪が舞う程、寒い日。
そんな日の料理は、もちろん鍋だ!
夜に映える居酒屋提灯を目指し、目的の宴会場に着くと、貴方は深呼吸をしてのれんをくぐる。
幹事に案内された貴方は、席に座ると、今日の宴会の参加者が10人だと気付く。
そして貴方は、宴会に参加したメンバーをゆっくりと見渡す。
そう、この中にいるかもしれない、「食」の剛の者の存在を見極める為に!
貴方の眉がピクリと動く。いたぞ。剛の者を1人発見だ!
1人の剛の者を見かけたら、他にも7人の剛の者がいると思えっ!
差し引き残りの2人は、貴方と幹事だ。
・・・生き残れっ!!
●今回のレポートはこの辺にしたいと思う。
それではまた。この試練の部屋にて。