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ブロンコ月記2003
6月
6月は挫折の季節でした。

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6/17

そろそろ家を引っ越すか更新するかって時期が来たんですけど、どこに引っ越そうかなあ、なんて
そういう物件サイトとか回ってると山奥の方に安い平屋の一戸建てとか貸してるとこあって
そこに住んでる僕、と言うのを想像するとまるで夢のつげ世界がそこにあるようでそれだけで一日中幸せだった。
安い僕。

6/16

ガッシュ、フォルゴレ登場の回見たけどなんかつられてちちもげダンスを踊るガッシュが物凄く可愛くて困る。
やっぱりあいつ女児ですよ。声大谷だし。

コロッケは主人公の声がゆうたくんなので声だけ聞いてます。なんかもう掠れ最高、みたいな。


6/15

確かこの日は日曜日だったんで朝から日曜アニメ見てまさるくん(女子)のズボンから伸びる白い足ににハァハァして
フナキ先生に両頬をしばいてもらってナージャにセクハラしようとしたところ水月を思う様打たれ
ガッシュ(というか大谷。女子)になんかお尻を噛みつかれあとなんかあったっけ。
まあそんなことをされて見終わった後は一日中家で三角座りをしながらPS2をやってたような気がします。

気がするのに人に聞いてみるとどうやら僕吉祥寺のライブハウスWARPでなんか舞台の上に立ってたらしんですよ。
僕はこれはドッペルゲンガーだと思うんですけど、知ってます?ドッペルゲンガー。
ドイツ語です(ドッペルゲンガーについての説明終わり)。
事情通に聞いたんですけどね、その僕の偽者、まあ仮に内々・F・ケヤキとしておきましょうか。
Fは「ファンタジーの世界へ行く鍵は秘密のマジカルパウダー」の略です。
そのFさん朝7時40分頃に「なんだよ今日はニトロやんね―のかよ畜生」と呟きながらとぼとぼと外出、
一つ電車に乗り遅れ京王線から吉祥寺へ付くとうろ覚えの道順を辿りプチ迷子をかました後に
主催者のユキさんに電話、教えてもらってやっと到着したらしいんです。
ギターのストラップを買うのを忘れてしまった為にそこらへんにあったコンビニで作業紐を買って
代わりに付け、なんか物凄いかわいそうな人になってしまった彼、
地下に下りるといきなりリハやってくださーいとか言われたのでビビりが入った彼は、
ユキさんに「すいません僕のリハ順遅らせてもらえませんかね…」彼、超ビビりです。
リハをムチャクチャなコードを弾きながら滅茶苦茶に歌うことで一通り本番に向けての大惨事のリハをこなし
肩を落として落ち込んでいた彼は控え室で気を紛らわすべく本の誤植修正の手伝いをしておりましたが
挙動不審な動きと驚異的な掌からの発汗を起こし僕が切るセロテープ僕が切るセロテープ全てに
僕の指紋がつきやがりましたりかりからってからにそれに焦った僕更に掌からの発汗止まらず
泥沼状態にはまるも控え室同じ作業をしておる女性に囲まれなんかデレデレ。

そのうちぞろぞろとライブハウス前にわかりやすい感じのメガネをかけた男性とかかけてない男性とか
メガネをかけた女性とかかけてない女性とかいう人が並び始めると開始も間近。ギターを片手に復習をビンボロレン。
ワイアレス開場。するもすぐ控え室に戻りギターを片手に復習ビンボロレン。そしてついに僕の番。
わざわざ来て下さったガバさんからウォッカを貰いグビリと一飲。喉が熱いぜ。そう。俺はロックヒーロー。
俺がギターを持てば胸の大きな女性や小さな女児やメガネをかけたマダム達がこぞって手にした
様々な武器を振りかざし僕に突進してくるに違いないし、僕はそれを滑らかにかわしながら
一人一人にソウルのこもったKISSをしていくと彼女達は改心して今まで行った蛮行を侘びながら私を胴上げするのだが
そのたびに彼女達の胸が僕の背中と言わず頭と言わずあちこちに当るので
私は普段の英国紳士のような柔らかな微笑と口髭をかなぐり捨てると一匹の狼(ウルフ)となってしまうのだった。
僕が妄想している間に僕の出番10分間は終ってしまったと言う事にして下さい。
何を喋ったのかあまり覚えておらんのです僕。覚えている断片的な事を列挙しますと、

・照明がこちらに向いているので客の顔が見えずいつ怒った客に熟れたトマトをぶつけられるか不安でたまらない
・弦を引く手がギター本体に当り、その音をマイクがことごとく拾うので「ゴツ。ゴツ。」と非常に気まずい
・なんか町内のカラオケ大会みたいになってる
・直立不動
・客が怖くて目を瞑ってしまう

ぐらいのことで、気付くと僕の番は終わり僕に群がるはずのお姉さん軍団はどうやら小田扉さん達のバンドに向った模様で
僕は膝から崩れ落ち、この日の事は固く封印しよう、他の人には客にチョー受けてなんか胸とか揉まれちゃった!とか
嘘つこう、と思った。

あと、わざわざ起こし頂いた茶太郎さんと名前を明かしてもらえなかった何方か、有難うございました。
ちょうど僕が終わった所で来られたようですけど、運が良かったです。 見てた場合この日のライブで僕の舞台を見た人だけが
ありとあらゆる方法で変死していく連続殺人事件に巻き込まれている所でした。

打ち上げ、楽しかったす。また、飲みましょう。

ちなみにこの日に配られた漫画参加者さん達の原稿が集められた貴重な本の中に僕も居るのですが
なんか雰囲気が一人超浮いてる気がして自分の原稿だけ読めない秘密。

 

6/12

えー、あと一週間と僕の死刑執行日が近付いて来ました。ライブです。
ってもううわ!マジ怖い!なんかちょっと見てみたらですね、会場100人ぐらい入るんですって!
ど、どうしよう!おっぱいの大きなお姉さんが100人集まって一斉に僕をなじりだしたら!!
そんな時に限って簡単なコードでさえも引けなくなりあまつさえ間抜けを音を立て弦は弾け飛び
猛りに猛ったお姉さん方は僕に押しかけ豊満な胸を僕の体のあちこちにぶつけながらメンチを切るだけで
何も言わず僕はもう怖くて怖くてブルブルブルブル震えてるんですけどそれでも黙ってメンチきり続けるお姉さん軍団。
僕の手持ちタイム10分は当に過ぎお姉さんと僕とのメンチの切りあいは続き痺れを切らした主催者のユキさんは
アメリカ人のような大仰な仕草で手首をトントンと叩くジェスチュアをして早く終わりやがれと無言で申しておるのですが
お姉さん軍団が僕を離してくれず僕、ニヤニヤ笑い続けているうちに他の参加者の皆様も殺気の目で僕を射始めるので
僕テレポートしないかなあ出来ないかなあと思い続けているうちに意識は遠くなり気付けば病院。そんな日曜日。

というかー。本当に会場でギターを弾くも歌詞を全然覚えて無くて歌えないという夢を見て
戦々恐々とするお兄さんだったのだ。よく聞く話なんですけどまさか自分が体験する羽目になろうとは…!