◇◆◇  サムイ島観光  ◇◆◇

サムイ島はバンコクから南へ560km離れたタイ湾に浮かぶ広さ280Ku,人口34,000人のタイで3番目に大きな島。
 サムイ島まで飛行機が飛んでいなかった頃は,椰子の木栽培が盛んに行われ,それが島の主な産業でした。今では観光客が多く訪れ,チャウエンなどはずいぶん開発が進んでいますが,まだまだ椰子の木林が広がるのんびりとした風景が残っています。サムイ島のメインの環状線をレンタルバイクで走ると2,3時間で一周できます。ただひたすら走れば1時間で周れるかも。


 ◆島内の交通手段◆
★レンタルバイク
 国際免許証を持っているなら一番手軽で経済的な交通手段はレンタルバイク。1日200バーツで,島内のいたる所にレンタルショップがあります。ボートハウスでも道をはさんで向かい側にお店がありました。1日というのは24時間なので結構活用できます。ボートハウスはチャウエンから離れているし,夜に出歩こうとするとソンテウだと高くなるのでレンタルバイクの方がお得。2人乗りもOKです。
 バイクでは一応ヘルメット着用になっているのだけど,みんな全然かぶってないです。ただ,チャウエンやナトンなどで時々取締りしていて捕まると罰金取られるので,周りの様子をうかがっていつでもかぶれるようちゃんとメットを借りてスタンばっていたほうがいいです。ちなみに,私が借りたところではノーヘルが当然のように,何も言わないとヘルメット貸してくれませんでした(^_^;)。
 あとバイクで便利なのは街中で楽に駐車できるところ。チャウエンなどでもたくさん止まっていますが,どちら側に駐車すればいいのかルールがあるらしく,時間によってある一方に駐車されています。どちらに止めればよいのかタイ語の看板は読めないので,みんなが止めているほうに止めれば安心。
 島内は意外にアップダウンがあるので運転には注意が必要です。道路は舗装されていますが砂浜から飛んでくる砂で滑りやすいし,砂が目に入ったりするのでサングラスもあったほうがいいです。

★ソンテウ
 島内で一番メジャーな交通手段の乗合タクシー。行き先と料金を確認して乗り込む。チャウエンをメインに走っていて,近場だと20バーツが相場。歩いているのを見かけるとプップップッーと鳴らして呼びかけるので結構チャウエンの街中はソンテウのクラクションで騒々しい。夜になると料金が高くなるので注意。
★タクシー
 ソンテウに圧されている感じの黄色いタクシー。メーターを倒しているので乗る前に値段交渉をちゃんとしとかないとダメだそうです。これってアジアのタクシーの基本!?
★バイクタクシー
 背中に「TAXI」と書いた黄色いベストを着た人たちが,バイクで走っています。ちょっと出掛けたい時にはタクシーよりは手軽でいいのかも。相場もソンテウと同じくらい。
★レンタカー
 ジープタイプのレンタカーが多い。ボートハウスでもレンタル出来ました。ただ,チャウエンなどごちゃごちゃしてて駐車スペースがないと思うし,レンタル料金も1日1000〜1300バーツくらいと結構かかるので,レンタルバイクのほうが経済的。


 ◆チャウエン◆
 チャウエンのメイン通り沿いには,銀行,両替所はもちろん,アクセサリーやパレオやタイコットンのワンピースの店,タイ雑貨の店,レストラン,インターネットカフェ,オープンバー,マッサージ店,スーパーなど何でもそろっています。ただ,お買い物をするには他より値段は高め。両替所は空港やチョンモンより率がよかったです。
 ビーチは島の東側の4kmを占め,大型ホテルの建ち並ぶ賑やかな所。ここも遠浅で沖にはリーフが顔をのぞかせています。ビーチにいるとパレオやハンモック,アイスや焼きとうもろこし売りの人達がウロウロしています。
 夕方頃になるとビーチ沿いのお店の人達は,ビーチチェアを片付け,テーブルをセッティングし始めます。ビーチ沿いにイルミネーションが灯り,夜もいっそう賑やかになります。
 チャウエンのメインストリートから少し中に入れば,怪しげなピンク色のネオンが灯るお店がズラリ。レゲエ,ロック,ポップスなどガンガン音楽が鳴っているオープンバーやオカマバーなど何しろ夜も暑いチャウエンの姿が見られます。
 早い時間に行ってみたら全然お客がいなくて怪しげだったので,中には入らずに帰ってきてしまいました(;^_^A

 ◆ナトン◆
 チャウエンの反対側,島の西部に位置するナトン。メイン通りには生鮮市場が目立ち,いろいろなトロピカルフルーツが売られています。チャウエンに比べ町も小さいけれど,同じものを売っていてもこちらのほうが安く手に入ります。

 ◆ラマイ◆
 チャウエンビーチから南へ10kmの所にあるラマイビーチはサムイ島で2番目に大きいビーチ。遠浅のチャウエンとは違って,結構すぐに深くなっていて波も高い。でも引き潮でも泳げるのはいいかも。
 ビーチの砂はさらさらした感じではなく,目が粗い感じでした。

 ◆ビッグブッダ◆
 島の北側の海岸部に突き出した小さな島にある高さ12mのビッグブッダ。メイン道路からは小さな門をくぐって舗装されていない道を少し行きます。ビックブッダは小高い丘の頂上にあるので,ボプット港に帰ってくるスピードボートからも見え,またサムイ空港から飛行機が飛ぶ時にはビッグブッダに向かって飛び立つ形になっていて,サムイ島の目印的存在です。
 ビッグブッダの階段下では仏像が売られていたりするんですが,その中でもびっくりしたのが*これ*。仏像の頭の周りの輪に電飾がくるくる回って,よく見るとスロットがあります。「パチンコの神様」と私は言ってたのですが,帰ってきて調べてみるとおみくじマシーンだそうです。なんかありがたみないよね(^_^;)。

 ◆HIN TA&HIN YAI◆
 ラマイビーチの南にあるおじいさん岩,おばあさん岩と呼ばれる奇岩。長い年月をかけて風の侵食でできた男性の秘部に似たHIN TAと波の侵食でできた女性の秘部に似たHIN YAI。なんでおじいさんとおばあさんなのか不思議だったのですが,老夫婦の乗った船が転覆し二人がこの海岸に打ち上げられ,この岩に姿を変えたという伝説があるそうです。
 周辺にはちょっとしたお土産やさんや焼き鳥や串焼きの屋台があります。

 ◆ナムアン滝◆
 ナムアン滝は高さ18mの第T滝と80mの第2滝からなります。第Tの滝へは環状線のナムアン滝と書いてあるゲートをくぐってダートコースをくぐっていきます。途中第U滝への入り口があるのですが,山を登っていく道で看板には行きが30分,帰りが15分と書いてありました。看板の向かいの店からおじさんが出てきて「Free guide.」とか言ってたけど,時間がなかったので断りました。ほんとにフリーなのかな?
 どうも第U滝へは歩いてしかいけないと言われているけど,別の道から車で行けるようです。地図にも道が書いてあったし。
 もう少し進むと第T滝の入り口の駐車場があって,バイク5バーツ,車は10バーツ取られます。ここから行く象さんトレッキングもあります。
 滝はそんなにすごいといった感じではないけれど,泳いでいる人もいました。でも水がきれいじゃないし,泳ぐんだったらビーチのほうがいいと思うけど...。象さんが滝の横のすごい険しい道を歩いているのにびっくりしました。

 ◆VIEW POINT◆
 小さな島だけれど,意外にアップダウンのあるサムイ島。峠のてっぺんにはビューポイントがいくつかあります。左の写真はチャウエンとラマイの間にあるビューポイント。海に突き出したテラスのある見晴らしのいいレストランなどがあります。
 海を見下ろしながら坂道を下るのはとっても気持ちがいいです。結構坂道がきついのでバイクでこけないように注意!

 ◆象さんトレッキング◆
 サムイ島内のビーチ以外のアトラクションといえば象さんトレッキング!
いくつかのトレッキングをやっている所があって,滝に行ったり山に登ったりポイントが違いますが,私達が行ったのはチャウエンから環状線沿いに中に入ったISLAND SAFARIという所のツアーで,1時間コースで1000バーツ。象さんに乗って山を登り,その後象と猿のショーを見るものです。申込みはホテルからはもちろん,結構いろんな所にパンフが置いてあって,どこからでも参加することができそうです。
 象使いが頭に乗って,私達は背中の椅子に乗ります。象が歩き出すと結構揺れます。象使いは鼻歌歌って,象さんは時々山のほうへ入って行って椰子の実を食べたりして寄り道をするので,なんだかとってものんびりした象の散歩をしているような感じです。椰子の実は,体重をかけて踏み潰した後,白い部分を器用に鼻でむしり取って食べていました。
 象さんショーは小象の芸がとってもキュート。立ち上がったり,逆立ちしたり,座ったり。オレンジ色にして薬屋さんの看板象にしたい感じです(笑)。象のマッサージなんて寝転んだ人に軽く足を乗せてトントンする芸もありました。最後には全員に象の鼻キッス。
 お猿の芸はいろいろな方法で椰子の実を取るもの。実際高い椰子の木に登って,椰子の実取りをお手伝いしてるんですね。

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