銀行口座の開設 

 働く時のお給料の払込先としてはもちろん、時によっては身分証明にも使えるらしいということで、入国してすぐ銀行口座の開設に走り回りました。まさに走り回ったって感じです。
「暮らし方」や学校でもらったパンフレットなどに書いてあった必要書類というのは
 @身分の証明になるもの
 A学校の在籍証明
 B住所証明
といったものでした。
 @はパスポートでOK。
 Aも半分はこのために学校に行ったのでもちろん学校に発行してもらいました。MEの場合は学校が提携している銀行があったらしく、そこ宛にわたしの住所を記載した書類を作ってくれました。
 Bこれがすごく困った。一般的に電気や水道料金の請求書や免許証らしいのですが、MEは家賃に電気・水道代は含まれているので、これはなし。そして、免許証もない。月払いの携帯電話を買おうとしたときと同じくらい途方にくれました。
 Ooydsが学校の提携していた銀行でしたが、ここの係員はとってもつれなかっ た。Bも揃わないと絶対に口座開設はできない、ってなことを断固とした感じで言われました。
 「日本と違ってどこも同じサービスをしてるってことはないのよ」という 大家さんの言葉に力づけられ、家の近くのNat Westに行ったら、にっこり笑って作ってくれました!!学校の在籍証明なんてOoyds宛だったにも関わらず!!ここまで、銀行によって、違うのかと感謝しながらも驚いた出来事でした。手続きは@Aに加えてMEの日本の銀行の口座等を伝えるくらいでした。ただ日本に照会するということで、2ヶ月くらいはかかる、と言われましたが。
 結局、一連の書類が届いたのが、それから約一月半後。この時も最初に書類を送る旨の手紙がまず届いて、「一週間以内に書類が届かなければ支店に連絡するように」と書いてあります。これが2回来て、本当の書類が届きました。郵便トラブルが起きやすい事情を反映しているのでしょうか。内容としては小切手帳などが送られてきたのが、あまり現金を持ち歩かない国イギリスという 感じでしたし、書類を綴じる立派なファイルまでついていたのは驚きでした。
 来る前に人づてにイギリスの銀行の口座は日本では開けないって聞いていたので、こういう面倒くさいことになりましたが、もしかしたらサービスも改善されているかもしれないので、日本で本当に開けないのかを調べてみる価値はあると思います。
 ちなみにこちらにある日本の銀行の支店にも身分証明のものを出してもらえないかわざわざ行って聞いてみましたが、無理とのこと。しかも日本の支店と違って、たいそう愛想も悪かったです。日本の銀行は個人にはあまり助けにならないようです。

銀行でもらった小切手帳,ファイルなど



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