グリニッジ 


 ロンドンからのエクスカーションというにはあまりにも近い、けれどお薦めの場所にグリニッジがあります。
 地下鉄のドックランズ線がミレニアム関係の工事で延長されて、アクセスもしやすくなりました。ゾーン2の範囲なので、交通費もかからない、といっていいくらい。地下鉄が伸びるまでは、地下のトンネルを通って、対岸に渡ったのが、今では、駅を出るとすぐカティ・サークが見れるようになりました。
 グリニッジの見所といえば、ご存知天文台のほかに海事博物館、カティ・サーク号があります。グリニッジのこれらの見所を全て見る人にお薦めなのが グリニッジ・パスポート・チケット。これで一年間の好きな日2日を選んで、2回入場できます。ただこのチケットは海事博物館でないと買えないので、カティ・サークを見て、慌てて入らないように!
 ということで観光の順番から見ていくと、まず海事博物館。ミュージアム編にも書きましたが、世界一大きい海事博物館らしく規模も大きく、工夫も多く、大して興味のない人も楽しめます。またここのカフェは中々きれいで、味も結構いける。天文台から戻ってきたあとにひと休み、なんて時に行ってみてください。
 次は天文台。博物館の向こうの大きな庭園の向こうにある丘をがんばって登ったところにあります。経度0の線が通っているところとしてあまりにも有名。昔の天文学者たちの生活や研究なども知ることができ、いろいろな道草を経て、今のような成果が出てきたのだなぁと思うと感慨深いものがあります。また高台にある分、ミレニアムドームやテムズを含め、ロンドンが一望できるので、カメラを取り出してみるのもいいかもしれません。
 そうして最後にカティ・サーク。お酒を思い出す人もいるかもしれませんが、19世紀後半には実際にお茶なんかを運んでいた船の名前。ただ、こんな小さな船で大洋を航海していたのかと、MEは思わず船員さんたちに尊敬の念を抱いてしまいました。小さい船ですが、色々工夫がこらしてあって面白いです。
 ゾーン2なのに、ロンドンの喧騒からは逃れた感じが味わえるので、街中の公園よりもMEはこちらのほうが好きです。天気がよければ、テムズのほとりのベンチでのんびりひなたぼっこなんてのはどうでしょう?


カティ・サーク

海事博物館のカフェ

天文台からの眺め

テムズ川からグリニッジを望む



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