イギリスのマーケット 

 イギリスでお買い物といえば、ハロッズやセルフリッジを思う人が多いかも知れませんが、今回は生活の場ということで、マーケットの紹介をします。
 人出が多くて、活気があるのはもちろんですが、これは必ずしもイギリス人ばかりでなく、アメリカなんかからの観光客も一役買っている様子。日本人もこういう生活の匂いのするイギリスを覗いてみるのもよいのでは?

@ポートベローマーケット
 土曜日にノッティングヒルの近くにできるかなり大きなマーケット。ある意味、スタンダードというか、もりだくさんというかで、アンティーク、日用雑貨、食料品など一通りのものが見られます。アンティークといっても、値段もピンキリで、アクセサリーなんかで、手ごろなものは新品のものとは違った旅の記念になるかも。昨今のアジアブームのせいかアジア雑貨も人気のようです。
 食料品は、特に安いという印象は受けなかったのですが、野菜や果物に混じって、クレープやなどの屋台が出てるのが、お祭りのような雰囲気を醸し出していて楽しい。土曜日にロンドンにいるなら、お薦めのマーケットです。
Aペチコートレーンマーケット
 地下鉄のリバプールストリートから歩いてしばらく行ったところにあるマーケット。ここは衣類が主です。他には怪しげな化粧品なんかが売っています。 ここでのお薦めはTシャツ。ユニオンジャックやロンドンのロゴが入った、いかにもお土産用といったシャツは街中で買うより、ここのほうがかなり安いと思います。4枚で£10くらい。もっとも買う前に穴があいたりしてないか、確認は必要かと思われます。
Bロンドン・シルバー・ボウルツ
 地下鉄チャンスリーレーンの近く。わたしのガイドにはマーケットの欄に入っていたので、このコーナーに入れますが、いわゆるマーケットのイメージとは少し違うところです。銀製品を集めたマーケットですが、屋内にあって、高価な製品を扱っているせいか、それぞれの店がかなり頑丈そうなドアを持っています。置いてあるものは食器や燭台から灰皿やアクセサリーまで、銀の生活用品全て。実用のために買っていく人もいれば、アンティークの目的で買っていく人もいるらしく、こういった古いものが根付いている文化を実感します。
 簡単に買うわけにはいかないのが、つらいとこですが、日本人が少ないからか、暇だからか、質問したら色んな店の人が結構親切に答えてくれるし、 目を奪われる銀製品の数々は、日本では絶対見れないという意味で、お薦めです。
Cコロンビアフラワーマーケット
 地下鉄オールドストリートからしばらく歩いたところにある植物のマーケットです。切花から鉢植え、苗など。日本に比べたら、花はとっても安いし、見慣れない種類も多かったりして楽しいです。盆栽などの日本文化の浸透も反映してか、竹やもみじの鉢植えがあったりするのもまた楽しい。(ただしこれらは逆に高め)こういうところから、イングリッシュガーデンが作られていくのがと思うと、興味深いです。買ったあとの植物の運び方もまた豪快。 近くのバス停で待っていたら、オープンカーにどっさり植物を載せた車や、オートバイに乗って、植物を背負って帰る人など、出たあとまで微笑んでしまう光景があります。日曜の午前中にやっているので、美術館や店の開いてない時の時間潰しにぴったりです。

 店によっては価格を交渉したり、品をしっかり確認しないといけませんが、 滞在中にぜひぜひ一つ覗いてください!ただ、人出が多いので、 スリなどには注意!!



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