イギリスでの仕事探し 

 WHというと仕事はどうしてるの?と思っている方も多いでしょう。
 そもそもWHというのは、文化交流を目的に一年滞在してもよい、 そしてその休暇に付随して資金が必要なようなら、働いてもよい、 という制度です(働き方は国によって種々制限あり)。ということで 働くことは義務ではありません。
 MEも最初は働こうと思って渡英したのですが、日本食レストランとかは 避けたかったことと、逆に現地のものだとマクドナルドといったような 仕事しかないこと、そして一年くらいならなんとかなる資金が一応 あることから、働かないことに決め、「休暇」を楽しんでいます。
 今回はこの仕事の探し方についてご紹介します。
 日本人にとっての主な情報源は「英国ニュースダイジェスト」などの 現地発行の情報誌やジャパンセンターの掲示でしょう。また、これらから 現地の人材派遣会社を調べて登録するという方法もあります。日本人スタッフながら サービスは英国式で、あまり頼りにならない気がしましたが。
 職種として、主なものは日本食レストランのウェイトレス・ウェイターや旅行代理店のアシスタントのようなものみたいです。
 イギリスに関しては、留学生にも週20時間までのアルバイトが許されているようで、正直言って、かなりの買い手市場です。バイト代に至っては時給5£(約900円) だとかなりいいほうのようです。もちろん仕事によって給料が違うのは日本と 同じですが。ただ、今回のテロでも問題になっていたように、いわゆる現地採用という形での扱いはあまりよくありません。旅行代理店で仕事をしている人の話を聞いたら、友人の代わりにといわれて入ったけれど、最初に自腹で講習と試験を受けさせられて、何ヶ月か働かないとその分は返してもらえなかった、そして時給自体もあまりよくない、とのこと。
 逆に日系の証券会社の仕事などは給料はそこそこよくても、仕事が あまりにもきつく、皆一月で辞めていくという話も聞きました。 はっきりいって、日本人が日本人を食い物にしているような話をあちこちで聞きます。もちろん恵まれた環境で仕事をしてる方もいらっしゃるし、酷い状況ばかりではありませんが概しての現実はこういうものであるということも頭にいれておいたほうがいいでしょう。
 仕事を探すにあたっての準備としては、日本で英文履歴書を用意しておいたほうがいいかと思われます。自分の英語力で用意できるのなら、それに越したことはありませんし、こちらのサービスはおそらく割高、そして、何より、ビザの期間を目一杯利用できるように。
 このビザに関しては、週25時間未満のパートタイムで一年間、25時間以上のフルタイムで半年以下との就業時間の規定があります。また、芸能に関する仕事やビジネスをしてはいけない、となっています。ま、金を儲けること全てがビジネスじゃないのか、という気もするのにそこらを詳しく規定していない限り、そう厳しくないのかもしれません。
 MEみたいにわがままをいわなければ、仕事はすぐ見つかるでしょう。 滞在も楽しくなるような仕事が見つかるといいですね。



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