デジカメが捉えた彗星たち(2004年以降の主な肉眼彗星)  藤尾俊之祐

ハレーも百武もヘール・ボップも人並みに興奮し何度も観望した。でも写真には撮らなかった。(撮れる自信がなかったというのが本音だが。) だから彗星には関心はあってもそんなに執着することはなかった。
しかし、2004年4月29日、薄明間近の東天にサーチライトのような尾を直立させて現れたブラッドフィールド彗星の姿がデジカメのモニターに映し出されたとき、忽ち急性それも重症の「彗炎」に罹病し、以来東に西に夜討ち朝駆けの「彗星追っかけ」にハマルことになってしまった。
2年とか5年とかの短い周期で律儀に姿を見せてくれるのもいくつかはあるが、大方の彗星は、短い人の一生では一合一会。
そんな宇宙からの風来坊に神秘さとロマンを感じ、僅かなシャッターチャンスにスリルとたまらない興奮を覚えるのが「追っかけ」の理由なのかもしれない。