横綱対決(左:M42・オリオン大星雲、右:M31・アンドロメダ大銀河)  藤尾俊之祐

北半球で星雲・星団を観望したり撮影する者にとって、「M42・オリオン大星雲」と「M31・アンドロメダ大銀河」を横綱と格付けるのにまず異論はでなかろうかとも思う。(因みにM45昴は張出横綱か?)
見掛けの大きさが満月数個分もあるM31の大きな光芒、大きさでは劣るが肉眼でもそれとはっきりわかる明るいM42。
とりわけ「ヘラ鮒釣り」にも例えられるM42は、小さな望遠鏡にカメラをくっつけ、ほんの数分の露出をかけることによっても鳥が羽を広げたような感動的な赤い光芒を捉えることができる。
しかし、望遠鏡の大きさ精度が増すごとに、技術が向上するごとにM42はより精緻に、あるいは驚くべき変容した姿を曝け出してくれる。そう、M42は奥が深いのである。
今後も理想のM42の姿を追い求めカメラを向け続けることだろう。