OVERTURE






「ただいま」
 カラカラと耳に優しい音を立て、玄関の引き戸を閉めながらアキラは奥へと声をかけた。
 靴を脱いでいる時に母親が静かに現れ、おかえりなさいと穏やかな声をかける。その様子も、無事に帰って来たアキラを認めて本音が出たのか、ふいに母はむくれたような表情になった。
「遅かったのね。連絡もないから心配したのよ」
「ごめんなさい。検討に夢中になってしまって……」
 申し訳なさそうな息子の言葉に、母親は首を傾げながら苦笑した。
「相変わらずなのね、アキラさんは。御夕飯は?」
「軽く食べて来ましたから。今日は早めに休みます」
「そう? じゃあ、お風呂だけ入ってらっしゃいな。準備できているわよ」
「分かりました」
 アキラは母親に一礼して、涼し気な表情で廊下を進む。
 辿り着いた自室で荷物を下ろすと、途端にその表情に疲労の色が浮かび始めた。
 眉間に刻まれた皺を隠そうともせず、はあ、と大きくため息をつく。それから、苦し気に顔を歪めて、口唇の端をほんの少し噛んだ。
「……」
 指先を見つめる。
 まだ痺れているような気がする。
 こんな感覚は久しぶりだった――碁石に取り憑かれ、恐ろしい集中力の下に勝負を賭ける。
 それだけの相手と打つこと自体が久しぶりだったのだ。
 いや、久しぶりと表現して良いものだろうか。
(……初めてかもしれない)
 こんなに、身も心も投げ出したいくらいに心地よく疲れた対局は。



 熱い湯の中に足先を潜らせ、徐々に身体を沈めていく。
 思わずふう、と気持ちの良い吐息が漏れて、少し年寄りじみた仕種にアキラは自分で苦笑した。
 父親が心臓を患って以来、自宅の風呂の温度も以前よりは温めになった。刺激の少ない丁度良い温度に、疲れた身体が癒されていく。
 暖かさに目を閉じると、今日一日の長く、しかしあっという間の出来事が脳裏に甦って来た。
 待ち望んだ再戦。再戦と呼ぶにはあまりに長かった、二年四ヶ月の空白。
 ようやく彼がここまで追い付いてきた――……















「……いつかお前には話すかもしれない」




 その言葉を聞いた瞬間、ぐるぐると回り続けていた思考がぱちんと弾けた気がした。
 曇った頭の中に射す、一筋の光のような響き。
 気付けば彼はすでに自分に背中を向けていて、対局室を出ようとしていた。
 アキラは必死でその背中を追い掛けた――二年四ヶ月振りに対局した、進藤ヒカルの背中を。

 我ながらくだらない押し問答の末に、ヒカルと同じエレベーターに乗り込んでしまったアキラははたと気付く。――ボクまで下に降りてどうするというのだ。
 ヒカルは昼食を取りに外へ出かける気なのだ。一方アキラは対局中に食事は取らない。身体の中に食べ物を入れると、碁にひたむきな集中力が途切れるためだ。
 ヒカルの言葉が気になって、思わず追い掛けてしまったが……彼について行ってどうするのかと自問する。
「俺、マック行くつもりだけど。お前も来るの?」
 先程まで言い争いをしていたせいか(そう、ヒカルはアキラに何と「バカ」とまで言い放った)、少々憮然とした表情でヒカルが尋ねて来た。アキラは口籠り、まずは「マックとは何か」を頭の中で考える。
 恐らく食事を取る場所のことだろう。どこかのレストランの名前だろうか。
 ここまでついて来てしまったからと言って、アキラまでがそこにつき合う必要はない。そもそも昼食をとる気は一切なかったのだから、すぐ対局室に戻ったって構わないのだ。
 しかし、勢い余ってヒカルについて来たと思われるのが癪で、アキラは実に真顔で頷いたのだった。
「ああ。ボクも行く」


 アキラはその言葉をすぐに後悔した。
 ――なんて騒々しい、人の賑わう窮屈な場所なんだろう!
 若者の集うファーストフード店でくらくらと目眩を感じながら、大事な対局の打ち掛け時間にこんなところでの食事を選ぶヒカルが信じられなかった。
 ヒカルもまた、本当について来たのかと言わんばかりの訝し気な目でアキラをじっとり観察している。その様子が何だか小馬鹿にされているようで、アキラはむっつりと表情を尖らせた。
「えーと、ビックマックのバリューセットで……飲み物はコーラ、あ、サイズLに変えて」
 カウンターでヒカルが説明する異次元の言葉にぱちぱちと瞬きしながら、いざ自分が注文する番になったアキラは、見方の分からないメニュー表から必死で自分の知っている単語を探そうと躍起になった。
 気まずい十数秒後、アキラはようやく「……コーヒーで」と店員もヒカルも脱力させる注文を終えた。

「お前それだけでいいのかよ? 俺、なんか頼んで来てやるか?」
 どうやらヒカルはアキラが注文の仕方が分からずにコーヒーしか頼めなかったと思い込んでいるようだ。
 注文の仕方がよく分からなかったのは事実だが、食事を取らないのは意図的なのでアキラは首を横に振る。
「結構だ。……ボクはいつも対局中は食事をしない」
「マジ!? 食事しないって、昼飯食わないってこと?」
 当たり前の聞き返しに、アキラは何故だかむっとしてしまった。
 説明するのも面倒で、コーヒーを口に含みながら黙って頷く。ヒカルはへー、ほーと妙にカンに触る反応ばかりを見せ、アキラの苛立ちは高まった。
 やっぱりついて来るんじゃなかった。本日二度目の後悔がアキラを襲う。
 そもそも、ヒカルとこうして向かい合うのは、対局以外ではほぼ初めてだ。
 出会いが出会いだっただけに、囲碁に関わりのない部分で顔を合わせたことなどない。そして因縁めいた関係ではあったとは言え、親しいわけでも何でもなかったヒカルと食事だなんて、これまでアキラは想像もしたことがなかった。
 ヒカルは小柄な身体に似合わず、アキラが胸焼けしそうな大きなハンバーガーを平気な顔でぱくついている。よくもまあ脂っこそうなものを美味しそうに食べるものだと知らず顔を顰めていると、目の前のヒカルもまたどんどん仏頂面になってきた。
「お前なー、人がせっかくおいしく食べてんのに失礼な顔すんなよ。」
「し、失礼な顔?」
「どうせ「よくそんなものが食えるな」とか思ってたんだろ? 顔に出てるっつうの」
 図星を指されてアキラはぐっと言葉に詰まる。
 ヒカルは尖らせた口唇でコーラを啜り、ホントお前って分かりやすいヤツ、と呆れたように言った。
 その台詞にカチンと来たアキラは、つい乱暴にコーヒーの入った紙コップをテーブルに叩き付ける。握りつぶしそうな勢いを察してか、ヒカルが焦ったように紙コップに目を見張った。
「分かりやすいとはどういう意味だ? ボクが単純だと言いたいのか」
「ああもう……、どういう意味って、そのままだろ! お前の行動はいっつも極端なの! 大体、メシ食わねえなら何でついてきたんだよ」
「それは……」
 また言葉に詰まる。そして悔しくなった。何故か主導権をヒカルに握られている。
「……さっきの話のことなら、俺、ホントに今は言うつもりねえからな」
 ぼそっと呟くように告げたヒカルの言葉に、アキラははっと瞼を瞬かせた。

 ――いつかお前には話すかもしれない。
 謎だらけの存在。
 碁会所で打った二度の不思議な対局と、ネットの中に棲まう最強の打ち手。
 全ての鍵を握る進藤ヒカル――

「……今は、ということは、いつかは話してくれるのか」
 アキラは思わずそんなことを尋ねていた。
 ヒカルはハンバーガーの最後の一口を口に放り込み、さあ? というように肩を竦めてみせる。
「ふざけるな! ……ボクは真剣に聞いているんだ」
 つい声を荒げてしまったアキラに、ヒカルはふいに目つきを険しくして諌めるような顔を向けた。
「ふざけてねえよ。……俺だって真剣だ」
 思い掛けない低い声の調子に一瞬アキラは呑まれかけるが、すぐに顎を引いて臨戦体勢を取り戻す。
「……なら、真剣に答えてくれ。いつかは、話してくれるのか」
「俺は「かもしれない」って言ったんだ。約束はできねえ」
「約束もできないことを、何故口にした」
「それは、お前が――」
 ヒカルは言いかけて、何かに気付いたように口を噤んだ。
 アキラから顔を逸らし、バツの悪そうな表情で軽く口唇を噛んでいる。
「……、とにかく、お前がいろいろ詮索するなら俺は絶対何も話さない! そんなことに気ぃ取られてると、お前午後から負けるぞ」
 アキラは片眉を上げて応戦した。
「ボクが? 誰に?」
「……ほんっとムカつくやつ。見てろ、午後からひっくり返してやる」
「できるものならどうぞ。ボクも午後から本気で行こう」
「午前中だって充分本気だったくせに!」
「更に本気を出すと言ってるんだ!」
 顔を寄せ合い、至近距離で怒鳴り合った時、ひそひそと自分達を取り巻く声が聞こえた気がして二人は小さくなる。
 人の賑わう窮屈な場所、との感想を持った店内で大声を出していれば、それは注目の的になるだろう。アキラは自分らしからぬ振る舞いに反省した。
 どうも、ヒカルが絡むといつも調子が狂う。
 純粋に囲碁の道で精進することだけを目指していた自分が、たった一人の存在にこうまで捕われようとは予想もしていなかった。
 二年四ヶ月振りの対局。……それを誰より待ち望んでいたのは、他でもない自分自身だ。
 ヒカルはどうか知らないが、アキラはずっと待っていた。
 もう一度、彼の碁を自分が対局相手として感じたかった。碁会所での二度の対局で感じたような、あの魂が震えるような感覚を――
(……でも)
 あの時のヒカルは今ここにいるヒカルではない。
 あの時の彼は「sai」だと、妙なことを口走ってしまったアキラを、ヒカルは否定も肯定もしなかった。
 その謎を追求したい気持ちは確かにある。しかしヒカルが頑に口を閉ざしている以上、今は何を聞いても無駄なのだろう。
 それよりも、ヒカルの言う通り、午後からの対局に集中しなければ。
(――でないと、負ける)
 ヒカルの言葉は誇張ではない。気を抜けばやられる。それだけの力をヒカルは持っている。
 かつてアキラを震え上がらせた打ち手と今のヒカルは違っても、目の前にいる進藤ヒカルという碁打ちがアキラの心を躍らせる好敵手であることは間違いがない。
 それは限り無い悦びだった。
 渾身の一手に食らい付いて来る相手を待ち望んでいた。
 午後からの展開も、恐らく早いものになるだろう。まだまだ勝負は分からない。僅かに地合いでアキラが勝っているが、その危ういリードを奪われないようにしなければ……
 アキラがぶつぶつとそんなことを呟きながら、じっとコーヒーの黒い水面を見つめていた時、ふと正面のヒカルがぷっと吹き出した。
 その音に顔を上げたアキラは、予想していなかったヒカルの表情に目を見開いて声を失う。
「お前、碁のことになるとホント真剣な顔するのな。変わらねえなあ、そういうとこ」
 ヒカルは笑っていた。
 無邪気とも表現できる屈託ない表情で、白い歯を見せて目を細めている。
 アキラはその剥き出しの笑顔に戸惑った。
「さ、そろそろ行こうぜ。昼休み終わっちまう」
「え? あ、ああ」
 トレイを持って立ち上がるヒカルを追うように、アキラも慌てて立ち上がる。
 ヒカルはアキラの飲みかけのコーヒーを指差して、早く飲んじまえとコップを煽るジェスチャーをしてみせた。釣られるように一気にコーヒーを流し込んだアキラは、喉に液体を引っ掛からせて咽せる。
「あーもう、しょうがねえヤツだなあ」
 ヒカルにとんとんと背中を叩かれ、空のコップを奪われて、アキラはトレイを片付けるヒカルを呆然と目で追っていた。
 やはり調子が狂う。主導権を最初から奪われてしまっているのだから仕方のないことかもしれない。
 せめて対局の主導権だけは奪われるまいと、アキラは来た時と同じようにヒカルの背中を追った。
 騒がしい店を出てしまえば、心は呆気無くこの後行われる素晴らしい世界へと旅を始める。
 アキラとヒカルで創り出す、美しい黒と白の駆け引きの世界へ。







 ぴちょん、と背中に落ちて来た湯気の滴にアキラは肩を竦ませる。
 ぼんやりと今日のことを思い出していたら風呂に入っていたことさえも忘れてしまっていた。
 慌てて湯舟から上がると、軽く目眩がした。どうやら浸かりすぎたらしい。浴槽の縁に腰掛けて、目眩の波が過ぎるのを待つ。
 ヒカルに狂わされた自分のペースは、帰宅してからも戻っていないようだ。
 それを証拠に、アキラはヒカルのことばかり考えている。






 僅差で勝利をもぎ取ったアキラは、落胆しつつも清清しい目で碁盤を見つめるヒカルにどきりとした。
 これだけの碁を打って、勝ったことは純粋に喜ばしい。しかし、この有意義な時間がここで終わってしまったことを認めるのは非常に辛いものがあった。
「検討、しないか」
 気付けばそんな言葉が口をついていた。
 顔を上げたヒカルは、少し驚いたように目を丸くして、やがて先程ファーストフード店で見せたような眩しい笑顔を向けた。
「俺も言おうと思ってたとこ」
 アキラはその表情に再び声を奪われそうになり、はっとして顔を引き締める。
 二人で頷き合い、素早く碁盤を片付けて、別室へと急いだ。できれば静かな、誰にも邪魔されないところがいい。この美しい棋譜を更に高めるために、是が非でも検討を行わなければ――


 そう思って誰も使っていない対局室を選んだのだが、誰にも邪魔されないところ、という条件は決して外してはいけないものだったとすぐに気付いた。
 もとい、誰の邪魔にもならないところというのが正しい。
 二人の検討は、両者一歩も引かない怒鳴り合いを繰り返す、傍迷惑なものだったから。




 検討は長時間に及んだ。
 二人が別室で検討をしているという噂を聞き付けてきたのか、何人かの棋士が興味深気に訪れて碁盤を覗いていたようだったが、アキラもヒカルも碁盤の上の碁石と目の前の相手にしか神経を集中させていなかったため、よく覚えていない。
 最終的に棋譜の完成度は更に高まった訳だが、それでもまだまだ多くの方向性の断片を見つけたアキラは、このまま検討をやめてしまうのが惜しくて仕方なかった。
 ヒカルも同じように思ってくれていたのだろうか、一通り落ち着いた碁盤をじっと名残惜しそうに見つめている。他に最善の一手が見つからないかと探るように。
「……進藤」
 アキラの呼び掛けにヒカルは顔を上げた。まだどこかぼんやりした、現実の世界に戻り切れていない顔。
 アキラも恐らくそんな顔をしていたことだろう。実際、頭の中には黒石と白石の攻防が目まぐるしく描かれている。無限に広がる碁盤の宇宙に気持ち良く支配され、元の世界に戻ることを拒否したくなるほどに。
 この時間を、ここで終わりにさせたくない。
 まだまだ、彼と打ちたい。彼――進藤ヒカルと。
 ヒカルとなら、未だかつて見たことがなかった碁盤の果てを目指せるかもしれない。
 無限の宇宙。底の見えない深い湖。突き抜ける高い空。
 あの遥かな高み――神の一手。
「また……打とう。今日は……楽しかったよ……」
 怒鳴り声ばかりを上げていた相手にそんなことを言うのは照れくさくもあったが、アキラは素直な気持ちをヒカルに伝えた。
 言葉で伝えると、自然と微笑みが浮かんできた。
 楽しかった。そう、楽しかったのだ。
 碁を打つことが、こんなにも楽しかったと思えたのは久しぶりだった。
 もっともっと打ちたい。自分とヒカルの碁には、無限の可能性がある。
 二人ならきっと、今まで知らなかった世界が見えるはずだ。
 ヒカルは呆けたような顔で瞬きを繰り返していたが、やがてその目がきらきらと輝きだし、そうして目が眩む程に破顔した。
「うん! 打ちたい! お前ともっと!」
 アキラは苦笑する。
 なんて純粋な顔をするのだろう。
 眩しくて目を細める。警戒心のない笑顔は何故だか胸を締め付けた。
「なあ、今度いつ打つ? お前忙しいだろ、約束しとかないとシャコウジレイってやつで終わりそうだもんな!」
「社交辞令? 失礼な! ボクはそんなつもりで言ったんじゃない!」
「だって忙しいのはホントだろが! 今回の対局だって決まるまで相当時間かかったじゃねえかよ!」
「だったらうちの碁会所に来い! 場所は知ってるだろう、ボクは時間がある時は大抵あそこにいる!」
 検討を終えた後の第二ラウンドは、それからしばらく続くことになった。









 風呂からあがったアキラは、自室で布団を敷きながら、未だ頭を巡るヒカルの存在について真面目に考えていた。
 不思議な少年だと思う。嵐のようにアキラの前に現れ、常にアキラの心を乱して、謎ばかりを残していった。
 その彼が、ようやく手の届くところまでやってきたのだ。
 まだ身体に残るこの興奮を忘れたくない。
 早く、彼と打ちたい――アキラは拳を握り締め、目を閉じて黒と白の宇宙を思い浮かべる。
 二色の世界に金色が翻る。眩い前髪を持った生涯のライバル。
 ヒカルがいて初めて、アキラの宇宙は完成する。
(……本当に、来るだろうな)
 これからも打とうと約束した時の笑顔が胸に焼き付いている。
 あの胸躍る対局を、もう一度。一度と言わず、何度でも。
 キミの打つ碁がキミの全て――我ながら核心を突いたものだ。
 もう、頭の中からsaiのことなど消えてしまっている。ヒカルと打ちたい、ただそれだけが疲れた心と身体に染み渡り、アキラを心地よく眠りへと誘った。


 もう一度打てる。これからずっと、彼と一緒に打てる。
 あの高みを目指して、ひたむきに、ひたすら真直ぐに――






 ――打ちたい! お前ともっと!






















 では何故、眠る直前の瞼の裏に、黒石と白石を押し退けて彼の笑顔ばかりが浮かぶのか。

















 その夜、アキラは初めてヒカルの夢を見た。
 それが堪え難い苦痛の始まりになることなど、まだ知る由もない秋の夜。








6周年記念リクエスト内容(原文のまま):
「2年4ヶ月ぶりの対決・名人戦ヒカルVSアキラ。
昼の休憩時、エレベーターの扉が閉まった後、きっとふたりして
ランチに行ったと思うのですが、その際のエピソード。
対局が終わった後、これから碁会所で時々打とうということになったエピソード。
アキラから誘ったと思うのですが、その際のやりとりをお願いします。」

リクエストを戴いた時点では本編で、等の指定は一切なく、
私から本編で書かせてくださいとお願いしてしまいました。
なのでアキヒカ未満な状態なのですが……
思った以上に楽しく書けました。いやホントに。
リクエストありがとうございました!
(BGM:OVERTURE〜時間のない街/鈴木トオル)