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□ 燕子花 こりす 攻略 □

-Ver.1.oo-

選択肢的にはこりす絡みの選択肢を選び、ストーリーを展開させましょう。

このシナリオでこりす関連のCGは全て埋まります。

章 /選 択 肢
■第1章
「『ならば、ひざまずくが良い。頭が高いぞ、愚民』由は踏ん反り返りながら、ふん、と高飛車にそう言った。」
「どうしてだろう?どうして、お兄ちゃん、そんなに心配そうなお顔をしてるの?」
「なんだろう。いつもと違う、って・・・こま、わかってるのに。」
「『あ、そうじゃ』『え?』こまの後ろをふわふわと飛んできた由が、振り向いて僕に尋ねた。」
「・・・一人で屋敷の掃除でもしておるのかのぅ。とんでもない事になっておらなければ良いが」
「『ごめんねお兄ちゃん・・・本当に。迷惑ばっかりかけて』何度も何度も繰り返していた言葉を、こまはもう一度繰り返した。」
「その時、鈴の音が響いた。」
イベントCG【こりす1−1】
「“鬼”とは、この国においては角を生やした怪物を指すが、大陸では・・・そうじゃの、この国で言う“幽霊”に当たる存在じゃ」
「『・・・いったい、何のお話をなさっていますの?』その時、どことなく憤った口調で、こりすが声を発した。」
「『どうしてですの?お兄様』『・・・それは、だから・・・』こりすはじっと僕を見つめていた。」
「・・・いや、何でもないんだ」
「とはいえ、これから先、ずっとこれでは流石に・・・。仕方ありませんわね。わたくしが何とか致しましょう」
「『・・・お兄様もご一緒されます?』『えっ!?』唐突に、こりすがとんでもない事を言い出した。」
「咄嗟だった。僕は後退り、そして慌てて横合いに身を投げた。」
「あれ・・・前にも、こんな事があったような気がする。・・・いつだったっけ?」
「『・・・こりす』僕は呆気に取られたまま、傍にいたこりすに問いかけた。」
イベントCG【その他1−1】
「『・・・なんでまた?』とは僕も訊かなかったし、こりすも言う必要がなかったのだろう。」
「『・・・でも、なんだか二人とも良い感じだね』『えっ?』」
「『ねえ、由。一つ気になるんだけど』『なんじゃ?』『どうして由がやらないんだい?女神なんじゃ?』」
「前を行く由の背中を見つめながら、こまは思い出していた。」
「『座りましょう?お兄様』そのまま動こうとしない僕を見て、こりすが言った。」
イベントCG【こりす1−2】
「『こっちは・・・燕子花こりす』未だ動かないこりすを指して、僕はこりすを紹介した。」
「『・・・ただいまですわ、お二人とも』その時、こりすが僕らの隠れている場所を隠すように、二人へと歩み寄って行った。」
「『・・・何だと?』『え?』『何だと思ったんだい?』」
「『・・・ど、どこかお出かけ?』『う、うん・・・。ちょっと・・・ね』
「僕は少し考え、『・・・それでも、“屋敷”を構えてたくらいの人物だったら限定できるかもしれない。』
「『・・・こまさん達も、今頃はこの山の何処かにいらっしゃるんでしょうね』そんな事を漠然と考えていたら、こりすも気になったのだろうか」
「『ふふっ・・・』『むっ。なんじゃお主っ!?』僕を追いかけようとする由の前に、こりすが立ちはだかった。」
「『こりす・・・』石段の向こうから、こりすが姿を現した。」
■第2章
「ぽんぽん、と僕は彼の肩を叩いて、そのまま無言で退出した。」
「素朴な疑問なんだけど。『由って、神様なんだよね?』」
「『こんな玄関先でとやかく言っていても仕方ないんでしょう?身体も冷えてきましたし・・・とにかく、やってみたらどうなんですの?』
「『今更、本殿に物を置くのが不謹慎だ・・・何て言わないよね?』『ん?お、おお・・・愚民ではないかや。脅かすでない』」
「しかし・・・どうやったら、こんなお味が出せるのかしら・・・素材自体の味は十二分に活かされているのに、必ず一味隠されていて・・・見事な調和が・・・」
「『もう解決した問題なら、そんなに気にしなくても大丈夫じゃないかな?』『・・・けど・・・』」
「突然の事だったけれど、こりすも事態を理解してくれているのだろう、文句一つ言わずによく手伝ってくれていた。」
「僕はとりあえず、右側の引き出しから服を取り出した。僅かに差し込む月明かりの下で見てみると、それは・・・」
「『・・・それにしても、随分と遅いですわね。あの方』僕がみんなに説明をしている間、彼女はあの部屋で着替えをしているはずだった。」
「『・・・いったい、どういう生活を送ってこられたのかしらね。あの方』こりすなりの気の利かせ方だったのだろうか。」
「確かに古いとは思ってたけど・・・そんなに昔からって考えると、この屋敷、逆に綺麗な形で残り過ぎてるんじゃ・・・」
「『よう』『・・・やあ・・・』僕は肩で息をしたまま、玄関の扉を開いた。」
「『いや、違う違う。僕らは・・・その、勝手にここに住み着いてるんで・・・』『ああ。だから?』翁はきょとんとした顔をする。」
「『紫縁祭・・・』僕の背後から届いた、歌うように涼やかな声。」
「『こっ・・・・こま、もう一回呼びに行ってくるねっ?』いたたまれなくなったのだろうか、こまは立ち上がった。」
「・・・でも、まいったな・・・とにかく、謝ってくるよ」
「『・・・・・』こりすはじっと僕を見ていた。僕が何を考えているのか、お見通しだと言わんばかりに。」
「その日は、そんな風にして夜が更けていった。」
「『しかし、本当・・・こりすは周りをよく見てるね』多分、僕が鈍感っていうのもあるだろうけど。」
「『あら。紫縁祭って血祭りの事でしたの?』その時、急に扉のところに姿を見せたこりすが、しれっと言った。」
「色々と、考える事が沢山あって・・・僕はそのまま、部屋を出て行った。」
「『こま・・・いいかい?』僕は声をかけながら、扉を開いた。」
「む?なんじゃ愚民、いたのか。まさかお主までも、巫女舞いに挑戦、などと言い出す訳ではあるまいな?」
「『・・・式神ですわ』落ち着き払ってこりすが呟いた。」
「『なんじゃあやつは。愛想のない・・・』『きょ、鏡架さん、きっと照れ屋さんなんだよ。悪気があってやってる訳じゃないよ』」
「『でも、幾らなんでも。本人達を無視して、そんな勝手な事をするなんて』考えつつ、僕はそんな言葉を述べた。」
「どうかな。もし本当に、そんな強引に僕と結婚なんかさせたら、こりすに嫌われるって・・・あの親父さんなら、考えるんじゃないかな?」
「『あら、お兄様。ご休憩ですの?』一呼吸入れようと居間へやってきた僕を、こりすがにこやかに出迎えてくれた。」
「『何だか・・・元気がないよ?どうかしたのかい?』『えっ?そ、そんな事ないよ。こま、いつも通りだよ』」
「『じゃあ、案内してくれてありがとう、こま。ちょっと行ってくるよ』そう言って、僕は町へと向かった。」
「あれ?でもお兄ちゃん、千草さんの画を描いてなかった・・・?まだ、確か途中で・・・」
イベントCG【その他1−2】
イベントCG【その他1−3】
「・・・わかってるんだ。こまに逢わせてくれたのは、由なのに。悪気があってやったんじゃないって。ただ、少しカッとなっちゃって・・・」
「『御神体、か・・・』胸の奥から雫れ出てくるような思いで、僕はその言葉を口にした。」
「あ、いや。誰が置いていったのかもわからないものを御神体にするなんて、随分と思い切った事をするんだな、って思って」
「『あの時、お兄様をお守りする事ができなかった・・・』滝の瀑声に掻き消されたけれど、こりすが何かを呟いた。」
「『むぅ・・・』由はきょろきょろと辺りを見回していた。『どなたかお捜しですの?』」
「でも・・・何でだろう。あの時、一瞬だけ、鍛冶場の前で眩暈を覚えた時。脳裏を涼めた影があったんだ。」
「『巫女舞って、確か・・・天鈿女命の歌舞が起源でしたわね』『天鈿女命?』」
「『ああ。そういやさっき、出店の辺りでこりすちゃん見かけたぜ』翁は思い出したように言った。」
「『何も、こんな日にまで・・・』こりすの不快そうな声が、風にさらされていく。」
イベントCG【その他1−4】
「(・・・やっぱり、自身がなくなってきた)『あ・・・あの、お兄様?』」
イベントCG【その他1−5】
「『あっ・・・』僕の後を追ってきたらしきこまは、同じように鏡架さんが傘を差してない事に気付いたようだ。」
「『いっ、いや!いいよ。僕が行くからっ!』僕は慌てて立ち上がり、素早く襖を開いた。」
「『・・・昔は、よく・・・お兄ちゃんが冷ましてくれたね』『え?』」
・・・どうして堪える事が出来ないのだろう?いつだって、二人はああだったのに。今更・・・(悲。
「それから大きく深呼吸して、僕は居間へと向かった。」
「僕は隣の由に問いかけた。」
「『・・・じゃあ、みんなは先に食べてなよ。僕、ちょっとこりすを呼びに行ってくるからさ』僕はそう言って、居間を後にした。」
・・・お兄様はもう・・・わたくしの事は・・・必要ありませんの・・・?もう・・・いらないの・・・?
・・・もう・・・必要ないんですのね・・・。わたくし・・・(涙。

「僕はこりすを追った。こまの事が、気にならなかった訳じゃないけど・・・」
イベントCG【こりす1−3】
「・・・辛いのは、あんな事を言ったわたくしを怒っているのが、こまさんではなく・・・」
・・・ダメ。・・・ダメですわよ・・・こりす・・・泣いちゃ・・・ダメ・・・。
イベントCG【こりす1−5】
■第3章
「『・・・・・』僕は、何かを言おうと思って・・・けれど、何も思いつかずに口をつぐんだ。」
「言わなくちゃいけない事もあるだろうに。僕はただ、口をつぐんだままで。」
イベント回想【3】
イベントCG【こりす1−4】
「その眼差しに、僕が何を言えただろう。」
・・・お兄様・・・行かないで・・・ここに居て・・・。
・・・これ・・・が、お兄様のお味・・・(笑)。

「(・・・あれ)ふと目に止まったのは、床に乱雑に投げ捨てられていた一冊のスケッチブック。」
イベントCG【こりす1−6】
イベントCG【その他1−10】
イベントCG【こりす1−7】
・・・こまさん・・・ごめんなさい。わたくし・・・アナタの身代わりでもいい。
・・・本物が戻ってきてしまったら・・・身代わりのわたくしは・・・どうなるの・・・?

「『・・・その。結婚式の・・・事なんですけれど・・・』言い出しにくそうに、こりすが呟いた。」
イベントCG【こりす1−8】
・・・怖かった・・・!本当は、わたくし・・・お兄様に逢いたくて。だから・・・この町まで・・・!
・・・好き・・・だから、ですのよ・・・?他に理由なんて、ない・・・ずっと一緒に居たいから・・・。

「『・・・い、いいですわよ・・・お兄様。一緒に・・・入りましょう・・・?』『え。こりす・・・』」
「『・・・あのさ、由。主って・・・』『・・・・・・』『・・・由・・・』」
「『・・・まったくですわ』『こりす・・・』そこへ、温泉から上がったらしきこりすが、部屋に入ってきた。」
イベントCG【こりす1−9】
「『・・・そうかな。僕は・・・可愛いと思うんだけど・・・』僕は、思った事を率直に言った。」
「(・・・目を覚まして。こまさん)こりすは何度もそう呟いていた。」
「『・・・あれ・・・?こりすさん・・・は・・・?』段々と意識がはっきりとしてきたようだ。こまはゆっくりと、辺りを見回した。」
・・・良かった・・・本当に・・・アナタの目が覚めて良かった・・・(嬉涙。
「『・・・お兄様?』こりすは心配そうに、僕の顔を覗き込んでいた。」
「『それって、付喪神とか・・・そういう事ですの?』眉をひそめて、こりすが尋ねた。」
「『何故・・・庇いますの?』ややあって、こりすが問いかけた。」
「おっ、お兄様。お兄様も何とかおっしゃってください。わたくしじゃありませんのに、みなさんっ・・・!」
「・・・はいはい。まあいいですわ。じゃあ、おチビちゃん。アナタがよそって差し上げなさいな。そして、すぐにこまさんの許へお戻りなさい」
「『・・・ふふっ。あはははっ』こりすは可笑しくて仕方ない、とばかりに微笑んだ」
「『・・・こりす?どうかしたのかい?』『え?・・・何がですの?』」
「『・・・何じゃ。懐かしい感じじゃの』ぽつりと、由がそう言った。」
「・・・っ・・と、お兄様の眼の・・・事なんですけれど」
「『こりす。昨日、僕に何を訊こうとしてたんだい?』『お、お兄様・・・』」
「『でも、それで宜しいのかもしれませんわね?わっ、忘れましょう?こんなお話。ごめんなさい、お兄様』こりすは、はぐらかすようにそう言った」
「そこには、遠慮がちに僕の手に指先を重ねる、こりすの姿があった。」
「『ん・・・でも、やっぱり僕らにとって、由は由だよ』『愚民・・・』」
・・・抱きつくこりす。ごっ、ごめんなさいっ。こま、何も見てないから・・・そうそう、宿題やらなきゃっ!・・・宿題って、なに?(笑)。
「『・・・こま』『なぁに?』笑顔で僕を見上げるこまに、一瞬、口篭もった。」
「『・・・離れるって言っても、少しの間だけだもんね?』僕は無理矢理、笑顔を作ってみせた。」
「『知ってますよ〜。とっても可愛らしい女神様です〜』すると彼女は、笑顔でそう答えた。」
「『・・・あら。遂にアナタまで参戦ですの?』『なっ、なんじゃお主っ!いつからおったっ!』」
「・・・お兄ちゃん、今日までありがとう」
「『・・・お兄様』そこに襖が開いて、こりすが姿を見せた。」
「『あれ・・・由は、どうしたんだい?』何とか平静を保とうと、僕は尋ねた。」
「その前に、庇うように由が立ち塞がった。」
「全一はどうして、こりすに仕えているの?」
「『・・・はい』『必ず・・・戻ってくるから』」
「『・・・明日。必ず、見送るから』『うん、ありがとう』『・・・戻るよ。おやすみ、こま』」
イベントCG【こりす1−10】
「じゃあ・・・起こしてもらおうかな」
イベント回想【4】
イベントCG【こりす2−1】
イベントCG【こりす2−2】
イベントCG【こりす2−3】
イベントCG【こりす2−4】
イベントCG【こりす2−5】
・・・微笑って?お兄ちゃん。じゃないとこま、帰れないよ。
・・・精一杯。精一杯に、僕の出来る最高の笑顔を。こまが安心して帰れるように・・・。
・・・あの冬を・・・確かにあった、あの冬を。僕は忘れない。・・・僕らの、冬を・・・。
■第4章
・・・プロポーズ。・・・うん・・・嬉しいですわよ。他の何物にも・・・替えられない(ぉ。
「『・・・はは。もしかしたら、ずっと目が覚めなかったりして』」
「『・・・お兄様』こりすが小声で僕に囁いた。」
「じゃあ・・・こりすの事も?」
・・・うむ、覚えておるよ。幼馴染の恋敵であろう?ほほほほ(笑)。
「何か、思い当たる事でもあるのかい?」
「『ご主人様〜』と、背中に柔らかい感触が。」
「こり・・・す・・・」
「でも、舌はまだ痺れていた。『あっ・・・う』『え?お兄様、動けませんの?』」
・・・まさか“あさのごほーしちゅー”だったとは・・・(笑)。
「『くっ・・・!』その真摯な瞳が、彼女の意思を伝えていた。僕は駆け出した。」
イベントCG【その他1−8】
「『おにぃ・・・さま・・・』庭にへたり込んだこりすが、わななく唇で僕を呼んだ。」
イベントCG【こりす2−6】
・・・ご自分・・・を・・・嫌わ・・・ないで。わた・・・くし、が・・・アナタのすべ・・・てを・・・受け・・・入れます・・・から・・・。
・・・おにぃ・・・さま・・・だい・・・すき・・・。
・・・この雪が溶けてなくなるまで見届けてあげてくださいませ。この雪はきっと・・・お兄様の為に降り注いだ雪だから。

イベントCG【こりす2−7】
・・・あの人は東京には戻って来ない・・・だから、『さよなら』なんだって。さよなら・・・本当に大好きでした・・・。
イベントCG【こりす2−8】
イベントCG【こりす2−9】
・・・雪・・・お兄様への想いも・・・消してくだされば・・・こんなに辛い思い・・・しなくても済むのに・・・(泣。
・・・泣いちゃいなさい、こりす。もう、我慢しなくてもいいんだから・・・大声で・・・子供みたいに、わんわん泣いてもいいんだから・・・。
・・・これで最後なら。お兄様・・・泣いても宜しいんですわよね?ねえ、お兄様っ・・・!・・・いいよ。
・・・えっ・・・。目の前に、いた。大切な人。いつも、手を伸ばしていたもの。そして届かなかったもの・・・。
・・・抱き締めに来た。迎えに来たよ、こりす(ぉ。
・・・一緒に東京に帰ろう。二人一緒じゃないと、意味がないよ。一緒に・・・ずっと一緒に。だから・・・。
■終章
イベントCG【こりす2−10】
・・・秋の次に訪れる、あの季節。それは僕らにとって、特別な意味を持つ季節。
イベントCG【その他2−5】
・・・生涯の友人という名の・・・掛け替えのない家族。
・・・この画がとても好き。わたくしの心の中にある、あの日の風景と同じく・・・いつまでも色褪せない、この画が・・・。

・・・あの頃から君はいつだって変わらない。いつだって僕の事だけを見てくれた、世界でただ一人の・・・掛け替えのない人。
イベントCG【こりす3−1】
・・・ゆかり神社へ。由との再会。そして・・・。・・・おかえり。・・・たっ・・ただいまっ。・・・おかえりなさい。こま・・・(嬉。
■ 燕子花 こりす TRUEEND ■


(あとがきVer.1.oo 03/09/26)

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