インターネットで探そう財政資料
<WEB版入門財政について>
本書に掲載されている各種のデータや資料は、2023年8月以前のものです。財政を学ぶうえでは、常に新しいデータや制度改正の動きに把握しておくことをお勧めします。そのためには、インターネットの利用が非常に有効です。本書では、筆者のホームページ、「財政学の館(http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~hkyoji/)」を通じて、地方財政の最新の状況を随時補足していくことを想定しています。各章で用いた図表のうち、官公庁のホームページで入手可能なものについては、筆者のホームページの「Web版 入門財政」からリンクされています。本書と合わせてホームページもご活用ください。
<財政関係統計データ案内>
財政関係の統計データを探すときには、まず筆者のホームページの統計データの部屋を覗いてみてください。筆者が過去の研究で使用したデータ、官公庁に点在する統計データへのリンク、統計データのリンク集などを置いています。また、総務省のホームページ(http://www.stat.go.jp/index.htm)ではさまざまなデータがエクセル形式でダウンロードすることができます。 財政の研究には、『家計調査年報』、『人口推計』などに掲載されているデータが役立つでしょう。
財政学を学ぶ人には、公務員志望者が多いと思います。そんな人たちに是非活用してほしいデータが、総務省の決算カードのページ(https://www.soumu.go.jp/iken/zaisei/card.html)で入手できる都道府県決算カードと市町村決算カードです。決算カードでは、個別自治体の主な指標、たとえば、歳入、歳出とその内訳、人口、財政力指数などがエクセル形式で入出できます。公務員試験の面接対策として、希望の自治体の財政状況等の確認しておくことをお勧めします。
地方税に関するデータは、
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/czei_shiryo_ichiran.html
国税に関するデータは、『財政金融統計月報(租税特集)』
過去にさかのぼって税目別に国税収入のデータを入手することが可能です。
さらに詳しい国税に関するデータとしては、国税庁のホームページ(https://www.nta.go.jp/)で公開されている(https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/tokei.htm)が有用です。こちらからは、申告所得税標本調査結果(税務統計から見た申告所得税の実態)などのデータがエクセル形式で入手できます。租税をテーマとして、卒業論文や修士論文を執筆したい人に特におすすめしたいと思います。
財政関係の資料を探したい人は、財務省(https://www.mof.go.jp/index.htm)のホームページがおすすめです。ただし、財務省のホームページでは、予算、決算等の情報の多くがPDF形式やHTML形式で掲載されているので、経済分析に使用するには、自分でエクセルに入力しなおす手間がかかります。
税制改正の概要を調べるのに役立つページが財務省の税制ホームページ(https://www.mof.go.jp/tax_policy/index.html)です。こちらでは、所得税、消費税、法人税など主要な税目について各種資料が主としてPDF形式で入手できます。
卒業論文や修士論文を作成する際に参考にしてほしいのが、政府税制調査会の答申です。こちらは、内閣府の諮問・答申・報告書等(https://www.cao.go.jp/zei-cho/shimon/)から入手可能です。