Updata:2002/10/20

「お題」は便利です。ありがたいことです。
ネタを探さなくて良いのですから。

夕ご飯を魚にしようと釣りに行って、魚の骨が釣れた。
「お題」の提示は私にとってこの位の気持ちです。
問題はその後の料理法。イメージでどのように肉を付けていくか。
ここでは、私のお題への取り組み方を披露します。


美作のワザ「その15」
<<理詰めの粘土>>

私は「5W1H」をベースに用いています。
普通はある事象を的確に分析し、報告するために使う技法ですが
短歌のようにある種「創作」が許せる世界である場合、逆の方法を使い肉付けをします。
この場合、イメージの強い順から出していけば、まとまりやすくなります。
作品がカジキだったら長い鼻ッ先から、鮫だったら背びれから作ると
全体のイメージが掴みやすくまとまりやすくなるでしょう。

たとえばお題が「土」であったら、「土」に似合う状況をイメージし
魚の骨にくっつけていきます。
ここで月並みなものを選ぶか、そうでないかが作風の分かれ道です。
次はあまり月並みな例ではありませんが、手順は同じです。

    What(何を):泥団子を作っている
    Who(誰が):白髪の老婆が
Why(どんな目的で):子供たちと遊ぶためか?? なんなんだろう?
  Where(どこで):団地の公園で
    When(いつ):日曜の昼下がり
 How(どのように):めっちゃ真剣に。いっしょにいる子供は引き気味

これにもうひとつの「H」を加えます。ですから「5W+2H」となります。
    Heart(心):彼女は孫の年頃の記憶を思い出しているのかな。

これをまとめて行きます。
僕は基本的には上に書いた順、イメージの強い順で詠います。
(もちろん優先度の低いものはカット)
そうすると読み手も同じ順でイメージが一発で沸き易いと思います。
(いろいろこねくり回したい方にはお勧めしません。作風ですので)

で、作った歌はこちら

 〜 頷いて老婆は握る泥団子孫の時代の記憶と共に 〜

速攻で作りましたので出来の良し悪しはご勘弁を。
(これ打ちながらですから、5分しか考えていません)
と、とりあえず格好は付くでしょう?。
ここから「寝かせ」( ワザ「その4」)に入ります。
美作直哉

ライン

Mimasaka Naoya Production