−− がんばれ OM −−


山に通い始めた頃、一眼レフカメラが欲しくなりました。
山の素晴らしい景色にふれる度、その感動を残しておきたいと思ったからです。

そんな頃、流れてきたTVのCMが今も鮮明に記憶に残っています。
カメラを触りながらの和尚さんのセリフです。

「ほーお、これがOM−1でっか、小さいけど、かっこよろしな」
「この135ミリは・・・えっ、これが200ミリ?」
「ウチの仏さんも小さいけど心がこもってはる。 ほんまやったら国宝なんやけどなぁ・・」

当時、世界最小・最軽量一眼レフ。
シンプルで飽きの来ないデザイン。
すっかり気に入ってしまい、これしかないと買ってしまった私です。
その後、OM−10 → OM−2S/Pと買い換え、山に、旅行に、家族の撮影にと活躍したOMシリーズでした。

数年前にオートフォーカスカメラを買い、その便利さに、一時はお蔵入りとなった時期もありました。
しかし、星の写真を始めるには、バルブのあるマニュアルカメラが必要です。
それがきっかけとなり、OMの良さが再認識できました。
オートフォーカスとズームで安易に撮ってしまうのではなく、構図を考え、レンズを選び、絞り・露出を考え、ピントを合わす・・・被写体が構造物であろうが自然であろうが、そこには対話が生まれます。
星の撮影以外でも出番が登場し、今やここ一番のメインカメラに復活です。
だから、今もバリバリの現役です。

壊れたときの予備にと中古の出物があれば購入し、レンズも買い足して、今やボディ4台、レンズ9個の大所帯となりました。
おまけに、500円で買って自分で修理したペンE、最近買ったばかりのポケットに入るμIIズームも加わって、正にがんばれオリンパス状態です。
これらのカメラで撮った写真を、これからもHPに載せていきたいと思います。

でも、いつかはデジカメでしょうね。 その時もオリンパスにしよっかな・・・?

’99年1月記
OMの仲間たちその後・・・
99年12月、デジカメを買いました。
もちろんオリンパス(C2020-zoom)です。
レンズも増えて、先ほど数えてみたら14本になっていました。
発売当時、予算が高くて諦めていたOM-2も仲間に加わりました。
この春、30年の長きにわたり続いたOMシリーズの生産中止が決まってしまいましたが、私にとってOMは永遠に不滅なのです。

がんばれOM! まだまだ続きます。
そしてがんばれOLYMPUS!!
’02年6月記