2024年06月22日(土)

「『よくやった。良い忠実なしもべだ。あなたは、わずかな物に 忠実だったから、私はあなたにたくさんの物を任せよう。主人 の喜びをともに喜んでくれ。』」マタイ25:21



ある人が、手の込んだケーキを作った。納得行く出来となり、
隣家におすそ分けに行った。すると、その見事さに驚かれ、
とても喜ばれた。ケーキ作りが上手で素晴らしい、あなたほど
作れる人はいないと大変賞賛された。「いいえ、とんでもない」
と言い、家に戻ったが、戻った途端、平安が無くなったのだ。

それで主に心を向けていた時に、気づかされた。本当の動機は、
隣人への親切では全く無く、あなたは上手で素晴らしいとほめて
欲しくて、おすそ分けに行ったのだと。「私はこんなにうまく作れる
のよ。私は素晴らしい」と、心の中で自分を誇っている事を。御前
に悔い改め、御霊の気づきが与えられた事に心から感謝した。

料理やお菓子作りは、彼女に主から与えられた賜物であった。
だからこそ、手の込んだ料理や菓子類も上手に作る事ができた。
そこに主の祝福があるからだった。それは主が、ご自身の栄光の
ために用いるようにと、与えておられるものだった。私たちも、主
から与えられた良いものを、自分の栄光のために、自分を誇るため
に使ってしまうかもしれない。

又、逆に、せっかく与えられている尊い賜物を「麗しい地をさげ
すみ、神のみことばを信ぜず」とあるように、軽んじて、捨てて
しまっていないだろうか。主を認め、主に感謝し、しっかり受け取り
直すことができる。今一度、主にお献げして、動機を助られ、きよ
められて、主に用いて頂こう。主は祝福し、用いて下さり、栄光を
現わして下さる。
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御霊が、自分では気づけない動機に、気づかせて下さる。御霊の
気づきが無ければ、どこに向かうかわからない。間違った動機
に気づかせて頂きたい。そして主が下さった賜物を、きよめて
用いて頂きたい。

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