[夫と妻バックナンバー]

夫に喧嘩を吹っかける、自分の心がわかった


<ある婦人>
夫は、帰宅すると、クタクタに疲れているらしく、ソファにゴロッとなり、テレビを見たまま。
話かけても、ウンウンと返事はするが、ずっとテレビに釘付けなのがわかる。
そして、疲れているのか、夕食後、すぐに寝てしまう。
自分自身は、朝から晩まで、小さな子供の世話で、クタクタに疲れ、一人で家にいて、誰とも話す事なく、 1日が過ぎる。

寂しい思いをし、寂しい日々を送っているのに、どうして、こんなに思いやりが無いのかと、腹が立って、 喧嘩を吹っかけてしまう。夫は決して悪い夫ではなく、いい夫なのに・・。
いつも、喧嘩になり、大喧嘩になり、ついこの間は、夫が家を出てしまった。 絶え間ない夫婦喧嘩で、こんな事をしていては、だめになってしまうと、わかっているのに、 いつもそうなってしまう。

そして、気づかされた。これではいけないと思っているが、本当の自分は喧嘩を喜んでいることを。
相手にされないよりは、喧嘩をしている方が、よほどましだと。 自分から喧嘩を吹っかけて、いつもいつも、相手がどれだけ自分を愛してくれているかを、 確かめないと、不安で、不安でたまらない。そんな自分に気づかされた。
言葉で、態度で、常に表してくれないと、不安で、不安でたまらない。 生い立ちや、育った家庭環境のゆえに、人の何倍も愛情に飢えている自分がわかった。

<別の婦人>
同じような、親と暮らせなかった家庭環境だった。
結婚してからも、何か不安で、不安でたまらなかった。 夫がいなくなるのではと、常に不安感がつきまとった。何か満たされない心、孤独感、寂しさに、 たまらず、ある時、神様に向かって、全身で、心の底から「神様、愛が欲しい!」と叫んだ。
神様は、その叫びに、渇いた心に答え、神様ご自身の愛を心に満たされた。
心が完全に満たされた。心に神様からの愛が注ぎ込まれ、暖かい愛が心に満ちた。
自分が変えられた。人から愛を要求し、求めるばかりだった者が、人を愛する者へと見事に変えられた。
愛は神様からしか来ない。神様は、求める者にご自身の溢れるばかりの愛で、心を満たして下さる。

「してくれない」「くれない」と、人に求め、自己中心な、自己憐憫の生涯ではなく、人を愛し、 人に与えてて行く、周囲に祝福を溢れさせる人生へと、変えて下さいます。
イエス様のもとへ、行けば よいだけです。

「愛は神から出ているのです。・・神は愛です。」Tヨハネ4:7