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解体? それとも・・・


鳴き合せ
 LOコイルを調整し受信範囲を6680〜7800kHzに確定した後,簡易SSGを使用してトラッ
キング調整とIFTの調整を行いました.簡易SSGは全波送信改造したゼネカバトランシーバー
を最低出力にし電力をダミーに食わせた状態で漏れ電波を測定用信号源とします.
同調は9R-59Dと同じ2段のIFのカソードから差動電流を取り出すタイプのSメーターを取り付
け,他にAGC電圧をテスターで監視しました.

 以前製作した高1中1スーパーと鳴き合せをやってみました.地上高12mの7メガ用スロー
パーアンテナを同軸で引き込み同軸切替器を介して2台に交互に信号を供給して比べてみま
した.


上段 高1中2, 下段 高1中1  右側のSP BOXは古い木製印箱を利用して製作.吸音材代わりに浴用スポン
ジを詰めてみた.なかなかいい音です.

○ハムバンド受信
 7メガのCW/SSBを聞いてみました.高1中2はBFO出力を6AV6の2極管部に注入するオーソドックスな構造
なのでRF GAINを適当に絞りながら復調音の最良点を探らなければなりません. 選択度・感度についてはRF GA
INを絞る操作を伴うので比較が困難でした.

下段の高1中1スーパーはLOが独立していませんし(自励式),IFも一段の簡易受信機です.
ただし12AU7をBFOと3極管プロダクト検波に使用しているのでSSBの受信についてはRFゲインを絞る必要もなく
こちらの方が受信しやすいです.

○BCL受信
 次に主要な用途が予想される短波放送を聴いてみました.北京・モスクワ・平壌といった強力な局ではほとんど違
いがわかりません.ただ高1中2の方が受信周波数範囲が狭いためバーニアダイアルでありながらいくらか同調しや
すいようです. 7580kHzの平壌放送のすぐ上側にIDのわからない微弱な海外放送が入感しています.これで比
べたところ高1中2側にS/N,復調音量で明らかな優位性が認められました.こうなると解体がますますやりずらくな
ります.



真空管のシールドケースを金属磨ピカールで磨いてみました.
30年以上経過しているとは思えない光沢が出ました.



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