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DPA−2A

2007.4.22
駄目だコリャ(+_+)




DPA−2A
外見だけに魅かれて 8k円で入手した低周波歪率計です. 電源を入れて見たところ動作して
いるようなのでいろいろツツキきまわして見ました.

  

前面パネルにある4つの飾りビスを緩めると外殻をそっくり取りはずすことができます.メンテナ
ンスが容易にできる構造で,このあたりはさすがプロ用測定器です.中身を取り出したところ内
部のスキマに押し込むようにして補修用の真空管が入っていました.GE製の12BH7Aが2本と
マツダの6AQ5が1本です. 使用済みの品を内部に入れておくことは考えにくいので恐らく新
品と思われます.もっともそのうちの1本(12BH7A)はご丁寧に「H6 3/18新品不良」と書いたス
コッチテープが巻かれていました.残念ながらチューブチェッカーは持っていないので確認しよ
うがありません.

  
 
 2002年の日付の入った修理メモが内部に残っていた


また,内部にはケミコンのリキャップ跡や製造年月S35.5の測定器本体よりも新しい銘盤のつ
いた出力変成器が見えることから,この測定器はプロの現場で酷使されながらもマメにメンテ
されていたものだと判断されます.そこでかねてからやってみたかった手持ちの真空管アンプ2
台の歪み率測定ができないかと期待したのですが…


  







オシロで波形の確認をしてみたところご覧のとおり使い物になりそうもありません.メジャーに
例えれば肝心の目盛りがにじんで長さを計れない状態です. もっともだからこそ二束三文で
市場に出てきたわけでしょう.

  


出力を実験用のトランジスタアンプに接続し,周波数ダイヤルをグリグリまわして音程が変る
のを楽しんだり出力アッテネーターをカチャカチャ変化させて音量変化の確認をしたところで引
導をわたしました. 後はヒマな時に中身をソックリ取り出して,秘蔵の4バンドコイルパックの新
品とT-21 を使ったゼネカバ高1中2に改造してあげることにしました.


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