天界ラブラブデート金空編
菩薩「…だからな?好きなヤツが出来たら必ずしなきゃいけねーらしいぞ?(微笑)」
悟空「え!?俺したことないよ…」
菩薩「ほー?もしかしたら金蝉は知らねーんじゃねーか?それならチビが教えてやらねーと」
悟空「そっか、金蝉知らないのか!(ぽむっ)」
菩薩「それに楽しいっていうしな〜」
悟空「でも俺…金蝉と一緒なら何でも楽しいけど?(きょとん)」
菩薩「ぷっ…!あっはっはっはっ!!(爆笑)」
悟空「お姉ちゃん?何がおかしいの??」
菩薩「いやぁ〜、お前はイイ子だな、悟空」
悟空「でも…俺いっつも金蝉に怒られてばっかだよ?」
菩薩「子供は元気すぎるぐらいでいーんだよ。アイツはちょーっと神経質すぎるからな、ちょっとしたことでも大袈裟に騒ぎすぎるんだ(ニヤッ)」
悟空「でもぉ…」
菩薩「怒ったって金蝉はチビに出ていけとは言わねーだろ?」
悟空「…うん」
菩薩「金蝉はいつもお前に怒ってばかりか?」
悟空「ううんっ!金蝉やさしいーよ!(ニッコリ)」
菩薩「そりゃぁ、チビがちゃーんとイイ子にしてるからだろ」
悟空「そうなの?(首傾げ)」
菩薩「それに、金蝉はチビが可愛くて仕方ねーんだよ」
悟空「かわっ!?………えー?(赤面)」
菩薩「だから、金蝉としてこい。立て込んでる仕事は今日の分でお終いだからな。明日からはしばらくラクなはずだ」
悟空「そっか!んじゃ俺金蝉と『でーと』ってやつしてくるね!!(奮)」
天蓬「それでは僕が正しいデートのマニュアルを悟空に教えましょうか」
菩薩「天蓬…お前いつから居たんだ?」
天蓬「いやぁ〜、悟空に会いに金蝉の所へ行ったら遊びに出てるというので、宮中を探してたらこちらから楽しそうな話が聞こえてきたものですから。あ、でもちゃんと声はかけたんですけどねvv」
菩薩「ほんとーかよ?」
天蓬「まーまー、細かいことは気にせずに」
悟空「天ちゃん、『でーとのまるまる』ってなんだ?(首傾げ)」
天蓬「あははは、デートのマニュアルですよ。分かりやすく言えばデートの仕方です」
悟空「ふーん?」←それでも分からない
天蓬「天ちゃんの教えたとおりにデートすれば、ものすご〜く楽しいデートが金蝉とできますよvvv」
悟空「え?ほんと!?(キラキラ)」
天蓬「ええ、金蝉も喜ぶこと間違いナシです(断言)」
悟空「それじゃ、ソレ教えてよ、天ちゃん!」
天蓬「はい。先に紙に書いてから説明しましょうね♪」
菩薩「おい、天蓬」
天蓬「何でしょうか?」
菩薩「…分かってるよな?(ニヤッ)」
天蓬「…もちろんです(微笑)」

翌日。

金蝉「…終わったな(バサッ)」

しーん。

金蝉「やけに静かだな…悟空は何処へ行ったんだ?(ちらっ)」

イライラ…

金蝉「ったく、遊びに行くなら行き先ぐらいちゃんと言ってから出かけやがれ(ムスッ)」

とてとてとて…

金蝉「…バカ猿」
悟空「こんぜーん、お仕事終わった?(ひょこ)」
金蝉「ああ。」
悟空「じゃぁさ、金蝉ひまなんだよね?」
金蝉「そうだな…お前今までドコに行ってたんだ?」
悟空「んとね、天ちゃんトコ行って準備してたの♪」
金蝉「準備?一体なんの―――」
悟空「よいしょっと」
金蝉「悟空…お前、その格好!?」←動揺
悟空「んーとね、天ちゃんトコのおやつくれるお姉ちゃん達が着せてくれたの〜♪真っ白で金蝉とお揃いみたいだろ?似合う?(くるっ)」
金蝉「…何だっていきなり」←心拍数200
悟空「え?天ちゃんが『ペアルックは基本』だってゆってた」
金蝉「あ?ペアルック??」
悟空「やっぱ金蝉知らなかったんだ!」
金蝉「…何の話だ?それにその荷物は何だ??(眉顰め)」
悟空「これは天ちゃんがくれたお弁当♪」
金蝉「何で天蓬がそんなものを…」
悟空「金蝉、これからデートしよvvv」
金蝉「……………は?」
悟空「んとね、大好きな人とお出かけすることを『デート』って言うんだって!俺…金蝉とデートしたことないから…」
金蝉「ちょっと待て。一体誰がそんなこと言いやがった」
悟空「ん?お姉ちゃんだけど」
金蝉「そこに何で天蓬が出てくるんだ?」
悟空「天ちゃんが『でーとのまるまる』を教えてくれたの〜♪」
金蝉「まる…何だそりゃ(呆れ)」
悟空「デートの仕方ってヤツだよ」
金蝉「大体今まで何度もお前の遊びにはつき合ってやってるだろーが(溜息)」
悟空「違うもん!一緒に遊ぶんじゃなくてデートだもん!!(主張)」
金蝉「そんなモン一緒だろうが、変わんねーよ」
悟空「…違うもん。金蝉は俺とデートすんのヤなの?(うるうる)」
金蝉「お…おい(焦り)」
悟空「うぇっ…俺はこんぜん…スキだからっ…ひっく…デートしたいのに、金蝉は違うんだぁ…(滝涙)」
金蝉「あーっ!分かったよっ!!」
悟空「…こんぜん?」
金蝉「ったく…アイツら勝手に面白がってんな(怒)」
悟空「うえぇぇぇ…やっぱヤなんだぁ〜(号泣)」
金蝉「…ホラ、荷物かせ」
悟空「…え?」
金蝉「デートに行くんだろ?(ぷいっ)」
悟空「え…でも…こんぜん、いいの?(じぃ)」
金蝉「…行かねーなら、明日の分の仕事をするだけだ」
悟空「やだやだっ!金蝉デート行こ?(ぎゅっ)」
金蝉「だったら、早く荷物寄越せ」
悟空「うんっ!わぁ〜い、こんぜんとデートだぁ〜vvv」
金蝉「ちっ…」←嬉しい

悟空「えっとぉ…それじゃね、はい」
金蝉「…手がどうかしたのか?」
悟空「もうっ!手つないでデートに行くの!金蝉ってば『でりかしー』ない〜!!(プンスカ)」
金蝉「意味も分かんねーで何言ってんだ(溜息)」
悟空「はいっ!金蝉も手!!(ずいっ)」
金蝉「ったく…余計なことばっか覚えやがって(ぎゅっ)」
悟空「えへへ…これで『こいびとどーし』だねvvv」

ガタガタガタッ!

金蝉「…何だって?」←動揺しまくり
悟空「え?だって手ぇつないで『でーと』するのは『こいびとどーし』なんでしょ?(首傾げ)」
金蝉「ア〜イ〜ツ〜らぁぁ〜〜〜!!」
悟空「違うのぉ?(指くわえ)」
金蝉「…もういい。出かけるぞ」
悟空「うんっ!」
金蝉「で?どこに行くんだ?」
悟空「へへっ…ないしょ♪」
金蝉「???」


悟空「こんぜーんっ!こっちこっち!!」
金蝉「おい、ちゃんと前向け!転んでもしらねーぞ!!」
悟空「だいじょーぶだって♪」
金蝉「…どこまで行くつもりだ」←体力皆無
悟空「もうちょっとだよ!あそこの高いトコの先だから〜」
金蝉「これじゃいつもと変わらねーじゃねーか(苦笑)」
悟空「こんぜん!ココだよ!」

さぁー…

金蝉「…こんなところがあったのか」
悟空「すごいでしょ?ここの花ってみーんな真っ白なの。ここに来るとね、何か金蝉といるみたいで安心するんだぁ」
金蝉「…そうか」
悟空「ここね、俺だけの秘密の場所なんだvvvまだ誰にも教えてないんだよ。金蝉が一番最初なの!(ニッコリ)」
金蝉「…悟空」←不穏

スカッ☆(抱き締め損ね/笑)

悟空「あ、金蝉疲れちゃっただろ?座ろ!(バサバサ)」
金蝉「…バカ猿」←拍子抜け
悟空「えーっと…そんじゃ、おべんと食べよvvv(ゴソッ)」
金蝉「こっちの水筒は何だ?」
悟空「んと、金蝉の好きな花のお茶だって言ってた!」
金蝉「ふん…一応天蓬でも気は遣ってんのか」
悟空「うわぁ…すっごぉ〜い!(涎)
金蝉「ほら、ちゃんと手を拭け!」
悟空「えと…金蝉春巻き好き?」
金蝉「ああ」
悟空「それじゃ、あ〜んvvv」
金蝉「…何の真似だ(ひくっ)」
悟空「だって『でーと』じゃ、こーやってごはん食べさせあうってゆってたもん!」
金蝉「あのな…(頭痛)」
悟空「こんぜん…俺が食べさせるのはヤなの?(うるうる)」
金蝉「ヨダレ垂らされながら渡されたって食えるかっ!」
悟空「あ、ごめんごめん!(じゅる)じゃ、はい!あ〜んvvv」
金蝉「………。(思案)」
悟空「…あううぅぅぅ〜(涙目)」

ぱく。

悟空「…金蝉おいしい?」
金蝉「まぁな」
悟空「えへへ…そんじゃ俺も!あ〜ん」←ごはん待ち

ちゅ。

金蝉「…まぬけ面だな」
悟空「こここここんぜんっ!?(赤面)」
金蝉「ほら、さっさと食え。腹減ってんだろ」
悟空「もぅ…こんぜんのバカ(照)」
金蝉「いやだったのか?」
悟空「ううん!だって今のチュウ、春巻きの味だったしvvv」
金蝉「食い物と一緒にすんな(溜息)」


菩薩「…なーんか見ててバカらしくなってくんな(呆れ)」←双眼鏡
二郎神「ご自分でお薦めになったのでしょう?いいじゃないですか、微笑ましくて」
菩薩「それだけじゃ俺がつまんねーだろ…お?」
二郎神「どうかされましたか?」
菩薩「今知った顔が横切って行ったんでな(ニヤリ)」
二郎神「…は?」


悟空「はぁ…お腹いっぱい」
金蝉「それで、どーすんだ?もう少しここにいるのか?」
悟空「えーっとぉ…。『でーとのまるまる』は何だったっけ??(首傾げ)」

さっ!

天蓬『一緒に昼寝ですよ、悟空』←プラカード

悟空「あっ!そっか!!(ぽむっ)」
金蝉「あ?何言って…っ!?(殺気)」

くるっ!

しーん…。

悟空「金蝉どうしたの?」
金蝉「いや…気のせいか(眉潜め)」
悟空「んと…せっかく来たんだから、ちょこっとお昼寝して休もうよ、ね?(上目遣い)」
金蝉「…そうだな(ムラッ)」
悟空「えーっとぉ…(ちら)」

天蓬『ぎゅっと抱きつくんですよ!』←プラカード

悟空「うんっ、分かった!金蝉、くっついてもいい?」
金蝉「は?お前会話が変だぞ…っ(ゾクゾクッ)」

くるっ!!

し〜〜〜ん…。

金蝉「………。」
悟空「えーっと…よいしょvvv(ぎゅっ)」
金蝉「………。(眉潜め)」
悟空「んー?この後どーすんだっけ??(ちらっ)」

天蓬『太腿を金蝉の脚にすりつけるんですよっ!』←プラカード

ぐるんっ!!

金蝉「天蓬…お前、そこで何してるんだ?そのふざけた紙は何だ(怒)」
天蓬「あ、気にしないでください。僕はただの『金蝉と悟空のラブラブ初デート大作戦』指導係ですから!(ニッコリ)」
金蝉「何だそれはっ!?気にするに決まってんだろーっ!!さっさと帰れっっ!!」
天蓬「え〜?それじゃ僕がつまんないじゃないですか〜」
金蝉「暇つぶしにするんじゃねーーーっっ!!!」
天蓬「ふぅ、やれやれ…仕方ないですね。それじゃ、マニュアルを渡しておきますから、このとおり実践してくださいね♪」
金蝉「…いらん(きっぱり)」
天蓬「まぁまぁ。金蝉だって本当のところ、デートに何をするかなんて知らないのでしょう?そんな初心者さんにも分かりやすいマニュアルですから!(ずいっ)」←ムリヤリ押し付け
悟空「これに書いてあるとおりすればいいんだよね、天ちゃん?」
天蓬「そうですよ〜♪悟空には説明しましたから大丈夫ですよね?(にこっ)」
悟空「うんっ!」
金蝉「忘れてたじゃねーか(溜息)」
天蓬「じゃ、僕はこれで!(しゅた)」
金蝉「…そこらへんに隠れてんじゃねーぞ(釘刺し)」
天蓬「いやですね〜、そ〜んなことしませんよ?(ちっ)」
悟空「天ちゃん帰るの?」
天蓬「はい、悟空後は金蝉の言うとおりにすればいいですからね(微笑)」←黒
悟空「うん!天ちゃんばいば〜い(ブンブン)」
金蝉「さっさと帰れ!!」
悟空「ねぇねぇ、金蝉!次は何すればいいの?『でーとのまるまる』に何て書いてある?(ワクワク)」
金蝉「あー?コレにか??」

ペラッ。

金蝉「………。(プルプル)」
悟空「こんぜん、どーしたの?何て書いてあった??」
金蝉「こんなことっ…できるかああぁぁぁっっ!!(ビリビリッ)」
悟空「こっこんぜん!?どーしたの??(慌て)」


菩薩「ちっ…失敗したか。おもしれーモンが見れると思ったのにな」←覗き
二郎神「観世音菩薩…お人が悪すぎますぞ」
菩薩「まぁ、いいか。そのうち別のテでも考えっか(ニヤッ)」
二郎神「はぁ…(頭抱え)」


天界ラブラブデート天捲編
コンコン☆

捲簾「てんぽ〜!居るかぁ?」

モクモクモク…

捲簾「…何だ、この煙は?(不審)」

コンコン☆

捲簾「おいっ!天蓬っ!?開けるぞ!」

ガチャ
ボンッッ!!!

捲簾「うわっ…ゲホゲホゲホッ!なっ…!?」
天蓬「うーん…」
捲簾「天蓬!?大丈夫かよ!」
天蓬「おや?捲簾居たんですか?(のほほ〜ん)」
捲簾「ノックしてたし、声かけてただろーがっ!それより何だよこのケムリはっ!」
天蓬「いえ、ちょっと調合実験をしてたんですけど…薬草が足りなくて、別のもので代用したらいきなり爆発してしまいました〜♪」
捲簾「何暢気な事言ってんだよ…コレぐらいで済んだからいいけどよぉ(呆れ)」
天蓬「別に爆発物作ってた訳じゃないんですから大丈夫ですよ。でも捲簾…心配してくれるんですか?(微笑)」
捲簾「うっ!軍師がいねーと作戦立てられねーだろうが(ゴニョ)」
天蓬「別に僕の変わりになる軍師ぐらい他にもいるでしょう?」
捲簾「軍師はいたって、役に立つ優秀な軍師はいねーだろーが」
天蓬「ほぅ?僕は捲簾に評価されていたんですねぇ。これは光栄ですね(ニッコリ)」
捲簾「…自信満々なクセに(じろっ)」
天蓬「いえいえ。捲簾ほど優秀な大将を、僕の策略で100%生かしきっているかといえばまだまだですから?やはりここは…(ずいっ)」
捲簾「な…何だよ?(後ずさり)」
天蓬「大将と軍師の親睦を深めたほうがいいかなーと(微笑)」←ケダモノ
捲簾「いえ、十分です(脂汗)」
天蓬「いやだなぁ〜、そんなエンリョすることないじゃないですか。僕と捲簾の仲で…フフフフ(黒)」

ボンッッ!!!

捲簾「おわっ!?(驚)」
天蓬「おや?まだ化学変化起こしてたんですか(暢気)」
捲簾「つーか、お前まぁた怪しいモン作ってるんじゃねーだろうな?(不審)」
天蓬「あ、何ですかその目は!これは漢方を使ったただの栄養剤ですよ?」
捲簾「栄養剤ねぇ?」
天蓬「それに薬草が足りなくて失敗のようですし…天界にはないですからねぇ」
捲簾「あ、思い出した!」
天蓬「どうしました?」
捲簾「別にお前の実験見に来た訳じゃねーんだ!偵察命令下りた(ピラッ)」
天蓬「わざわざ大将のあなたに偵察命令が?」
捲簾「俺だけじゃねーよ。お前もだって、ホレ(ちょいちょい)」
天蓬「僕まで…一体どういうことですか?」
捲簾「この前偵察に出た東方軍のヤツらが戻らなかったらしい」
天蓬「東方軍の…それが何故西方軍の、しかも僕らになんですか?」
捲簾「どうも、妖怪にやられちまったらしいんだなぁ〜。で、東方軍の連中も慌てたらしいんだが、今度は自軍の領域で前々から目をつけてた妖怪が暴れ始めたらしい」
天蓬「で、東方軍の尻拭いですかぁ?」
捲簾「そうイヤそうにすんなよ。どうも偵察していた連中が西方軍の担当領域まで妖怪を追っていて音信が途切れたらしい」
天蓬「…それなら、うちにも優秀な諜報部隊がいるじゃないですか」
捲簾「あっちも優秀な連中を選抜して送り込んで…」
天蓬「捲簾?」
捲簾「昔…俺が叩き上げた連中も何人かいたんだ…(溜息)」
天蓬「あなたは、行く気なんですね」
捲簾「何言ってるんだよ?命令なんだから」
天蓬「しかし…僕までっていうのは…あぁ、見えてきました」
捲簾「あ?何がだよ??」
天蓬「ついでだから軍師の僕が直接状況を見て作戦を考えろってことでしょう」
捲簾「あ?だって偵察…」
天蓬「お偉方の考えそうなことでしょ?ま、ヒマつぶしにはいいですけどね」
捲簾「ヒマつぶしって…まぁ、ヒマだったけど」
天蓬「ああっ!?」
捲簾「な…何??」
天蓬「捲簾と二人っきりで下界…デートですねvvv」
捲簾「はぁ!?」
天蓬「おや?何でしたら婚前旅行でもいいですけど?(ニッコリ)」
捲簾「こっ!?何バカなこと…(わたわた)」
天蓬「だって、二人っきりで小旅行みたいなもんでしょう?」
捲簾「だから偵察…」
天蓬「じゃ、さっそく行きましょうか!」
捲簾「訊いちゃいねー…(溜息)」
天蓬「試験器具は…別にいいですね、帰ってからでも」
捲簾「おい、ちょっと待て」
天蓬「はい?どうしました」
捲簾「お前…まさかそのカッコで行く気じゃねーだろうな?」
天蓬「いけませんか?(きょとん)」
捲簾「ダメに決まってんだろっ!そんないかにも『怪しいで〜っす』ってなカッコ…偵察にいくんだぞっ?目立ってどーすんだよっ!せめて白衣と便所サンダルはやめろ!!」
天蓬「そうですかぁ?そんなにヘンかなぁ〜」←自覚なし
捲簾「普通にしてくれ(呆れ)」
天蓬「そういえば捲簾、今日は軍服じゃないんですね」
捲簾「あれじゃ目立つだろうが」
天蓬「何だか思い出しますねぇ…初めて捲簾と出会った運命の日(ウットリ)」
捲簾「あー、お前に挨拶に行ったとき私服だったっけ?思えばあれが運命の落とし穴…」
天蓬「…何かいいましたか?捲簾(微笑)」←黒オーラ
捲簾「いえ…何でもないです(怯え)」
天蓬「まぁ、それじゃ着替えますか。ちょっと待っててくださいね、今お茶の用意させますから」
捲簾「早めにな〜(ヒラヒラ)」

10分経過。

天蓬「お待たせしました。さ、行きましょうか?」
捲簾「てん…ぽ〜?(呆け)」
天蓬「そうですよ?(首傾げ)」
捲簾「………。」←見惚れ中
天蓬「けんれ〜ん?どうしたんですか?ぼぅっとして(覗き)」
捲簾「あっ!…いや、その…何か天蓬のそういうカッコって…見たことねーから」
天蓬「…惚れ直しました?(微笑)」
捲簾「なっ…なななな何言ってんだよっ!(赤面)」
天蓬「だってデートですしvvv」
捲簾「…だから偵察だって」
天蓬「とりあえず、捲簾に合わせて黒系でシンプルな感じにしたつもりなんですけど…似合いませんか?」
捲簾「いや…そんなことねーけど(ぼそっ)」
天蓬「じゃ、捲簾に合格点頂いたことですし、行きましょうか(微笑)」
捲簾「…別の意味で目立ちそうなんだけどな(溜息)」


下界にて。

捲簾「天蓬ーっ!また消えやがったなぁ〜っっ!!(怒)」

ひら〜

捲簾「ん?メモ…」

『ちょっと出てきます。すぐに戻りますから。疲れている様でしたらゆっくり休んでいて下さいね』

捲簾「全く…こっち来て3日間、どこ行ってんだか知らねーけど、フラフラ出かけてばっかりでちっとも偵察なんかしてねーじゃねーかよ(溜息)」

ひら〜

捲簾「んー?もう1枚??」

『追伸:昨夜の捲簾は可愛らしくて素敵でしたよvvv』

捲簾「んなっ!?一言余計だあぁぁぁーっっ!!(赤面)」

カチ☆

捲簾「ふぃ〜、ったく…天蓬がその気になるの待ってたら埒があかねーから、一仕事すっかね〜」

ギシッ

捲簾「…いちおメモしとくか」

かきかき…
ぴっ☆

捲簾「あーあ、俺ってば働き者〜」

バタン☆


1時間後

ガチャ☆

天蓬「捲簾、起きてますか?」

しーん…

捲簾「あれ?けんれーん??」

ひら〜

天蓬「…メモ?」

『どっかの誰かさんが仕事しねーから、適当に情報漁ってくる。入れ違いにならねー様に大人しくしてろ!』

天蓬「あ〜、とうとうヒマで痺れ切らしましたか。全く…単独行動は危険なんですけどねぇ(苦笑)」

バサッ

天蓬「とりあえず先に情報収集はしてきてるんですけど…捲簾に構うのが楽しくて、報告するの忘れてましたねぇ♪」←ワザと

ガサガサ…

天蓬「えーっと…東方軍の偵察部隊から最後の連絡があったのがここでしたか。この辺りの地形から見て…怪しいのはこの丘陵地域一帯でしょう。ふむ…」

コツン☆

天蓬「敵さんの要塞はおそらくココでしょう。で、死角になるのがこっちですか(微笑)」

バサッ

天蓬「あとは妖怪の特性さえ掴めば問題ないかな?あんまり暇潰しにはならないかもしれませんねぇ…捲簾には(苦笑)」

バタン☆

捲簾「あっ!帰ってきてたか。まったくっ!勝手に居なくなるなよな〜(不機嫌)」
天蓬「お帰りなさい。すいませんねぇ…タバコが切れちゃったものですから」
捲簾「ったく…お前がぜんっぜん動かねーから、情報聞き出してきたぞ(どかっ)」
天蓬「そうでしたか〜、それでイイ情報がありましたか?」
捲簾「ん?何この地図…バツ…印?もしかして!?」
天蓬「まぁ、とりあえず地形から状況を見極めてみようかと(ニッコリ)」
捲簾「情報集めてるなら集めてるって、何で言わねーんだよっ!」
天蓬「僕は散歩ついでに地図手に入れただけですよ?」
捲簾「それだって…」
天蓬「すいませんでした。ある程度判断ついてから捲簾に報告しようと思ってたので(殊勝)」
捲簾「もういい…それで?」
天蓬「おおよそですけど…妖怪の潜伏地、要塞と思われる場所、捕縛に効果的な作戦のイメージは出来たって感じですかねぇ」
捲簾「なんだよ…殆どじゃん(ふて腐れ)」
天蓬「いえいえ、肝心の妖怪の特性については情報が皆無ですから。それと総合的に作戦をたてないと足許掬われてしまいます。大切な自軍の部下を犠牲にするつもりはないでしょう?捲簾」
捲簾「ああ、それなら町のヤツに訊いてきた。大体連中が現れる日は決まってるらしい」
天蓬「ふぅん…随分律儀なんですね」
捲簾「体質と関係あるのか知らねーけど、満月になると町外れまで来てまず旅人を…場合によっては町人を襲って行くらしいな」
天蓬「場合によって?」
捲簾「この町には強力な結界が張ってあるらしいな。中央の広場に何か石碑があっただろ?」
天蓬「ああ、あれですか。随分年代のある物でしたけど、随分強力なんですね」
捲簾「でも年代が経ちすぎて、さすがに町外れの方までは弱くなっているみたいだな。そこを狙って進入してくるらしい」
天蓬「弱いと言っても…」
捲簾「何か満月に連動して、何カ所か結界に穴が開くんだと。月が欠けると塞がるらしいけどな」
天蓬「どなたが結界を張ったのか知りませんけど、お願いして結界し直した方がいいんじゃないですかねぇ」
捲簾「言い伝えだと神が結界を張ったらしぞ?」
天蓬「神が?誰でしょうねぇ」
捲簾「そこまでは分かんねーらしいけど。まぁ伝承だからな」
天蓬「ふむ…それじゃ妖怪は満月の、しかも夜にしか行動しないんですか」
捲簾「いや、昼間は町に入ろうとする旅人を食うらしい」
天蓬「で、夜は結界の穴をコソコソ潜ると」
捲簾「あと人を幻惑させるとか」
天蓬「ああ、月の満ち欠けで人の体内が揺れているところを利用するんでしょう」
捲簾「揺れる?」
天蓬「人の身体は殆どが水ですから。月の満ち欠けに反応して不安定になるんです」
捲簾「へぇ…」
天蓬「まぁ、それだけ情報があれば十分ですね」
捲簾「じゃぁ、天界に戻って…」
天蓬「何言ってるんですかっ!!(叫)」
捲簾「うわっ!?(ビクンッ)」
天蓬「ったく…こーんなちょっと頭捻れば造作もないことにわざわざ!僕達を派遣する必要なんかなかったんですよ?」
捲簾「それって…」
天蓬「上層部の判断ミス、東方軍の怠慢です」
捲簾「そこまで言わなくても…」
天蓬「まだ下界に来て3日…まぁ、さっさと面倒は終わらせてゆっくりと捲簾と楽しもうと思ってたんですけど、こ〜んなに簡単に済むとは」
捲簾「天蓬…お前(呆れ)」
天蓬「と、いうことで。休暇ですよ休暇♪」
捲簾「そんなの…敖潤あたりはお前の報告今か今かと待ってるんじゃねーの?」
天蓬「言ったでしょ?上層部の判断ミスなんですから、早く終わったところでそのまま帰るのなんか真っ平ですね(ニッコリ)」
捲簾「あ、そーですか(溜息)」
天蓬「と、捲簾も納得したところでデートに出かけましょうか♪」
捲簾「はぁ!?」
天蓬「色々買いたい物とかあるんですよ〜♪ささ、行きましょう(ぐいぐい)」
捲簾「ちょっ…天蓬!?(じたばた)」
天蓬「何ですか?ああっ!もしかして捲簾、昨夜激しすぎたのでまだ腰が…。分かりました、僕が責任を持って介抱してあげますねvvv(がばーっ!)」
捲簾「うわっ!俺は全然なんともねーっ!ほ、ほら!出かけるんだろ?俺喉が渇いたなぁ〜(ぐぐぐっ)」
天蓬「そうですか。それじゃ出かけましょうね(ニッコリ)」
捲簾「…何か言いくるめられた様な」
天蓬「…まだ何かありますか?(微笑)」←黒オーラ
捲簾「いやっ!なんでもないっ!!(怯え)」
天蓬「今日はいい天気ですから、外でお茶でもしましょうか〜」
捲簾「も、何でもいい(ガクッ)」

カチャ☆

捲簾「あー、平和だな。茶は旨いし(ほのぼの)」

ちらっ。

捲簾「なーんで俺が天蓬のガラクタ番してなきゃなんねーんだよ…つーか、コレ本当に持って帰る気か?アイツ(頭痛)」

ざわっ…

捲簾「はぁ…確かに白衣で悪目立ちするよりはいーけど、これはこれで鬱陶しいな(溜息)」
天蓬「捲簾、お待たせしました〜」

ドサッ!

捲簾「…今度は何だよ。コレ」
天蓬「いやぁ〜、いい漢方薬屋を見つけましてね、買い溜めしておきました」
捲簾「漢方薬ねぇ…」
天蓬「どうしたんですか?何か元気ありませんね(首傾げ)」
捲簾「あー?さっきから視線が煩くてなぁ」
天蓬「視線?(きょろきょろ)」

ざわざわ…

天蓬「何でしょうかねぇ?コッソリ見ている女性がやけに多い様な…」
捲簾「お前だよ(溜息)」
天蓬「僕がですか?別段何もしてませんけど」
捲簾「女共がお前のこと見惚れてるのっ!」
天蓬「は?勘違いじゃないですかぁ?捲簾になら分かりますけど」
捲簾「まぁ、お前そう言うことには無頓着だから」
天蓬「んー、どうせなら捲簾だけに見惚れて欲しいですけどvvv」
捲簾「寒いこと言ってんじゃねーよ、バカ(赤面)」
天蓬「だって僕は捲簾だけにしか興味ないですし」
捲簾「小ザルちゃんだっているじゃねーかよ」
天蓬「悟空は捲簾と違うでしょ?だって悟空は保護の対象ですし…まぁ、こんなコト言ったら金蝉は余計なお世話だって言うでしょうけど?(微笑)」
捲簾「まぁ、言いそうだな。金蝉も純粋な保護者とは言い難いし?(笑)」
天蓬「立場上保護者っていうだけでしょう?金蝉自体は自覚してないみたいですけど、悟空は金蝉にとって『恋人』には間違いないですし?」
捲簾「もっとも小ザルちゃんの方も自覚無い様だけどな(苦笑)」
天蓬「そうでもないですよ?」
捲簾「え?マジ?(驚)」
天蓬「好きになるとか…そう言う気持ちは頭で『考える』モノじゃなくて『想う』モノでしょ?」
捲簾「う〜ん…」
天蓬「だから考えるモノじゃないですってば」
捲簾「そうは言っても…そういう言われ方するとなぁ」
天蓬「じゃぁ、分かりやすく」

グイッ!

捲簾「え…天蓬?」

ちゅっ。

捲簾「―――――っっ!?」
天蓬「と、まぁ僕は捲簾にキスしたくなるとvvv」
捲簾「おっ…おまっ…お前えぇぇぇっっ!!(真っ赤)」
天蓬「でも、それはいちいち『あー、僕は捲簾のこと好きだな。ホント捲簾ってカワイイな。カワイイからキスしたいな。じゃぁ、しよう』とは考えないでしょ?普通(ニッコリ)」
捲簾「だっ…だからってこんなトコで!説明すりゃぁいいだろうっ!!」
天蓬「え?だってそれじゃつまらないですから(しれっ)」
捲簾「つまらねーって…ったく、どうすんだよぉ〜!みんな見てるじゃねーかっ!」
天蓬「別にいいでしょ?ここにずっと居る訳でもないし。それに僕には周りがどー思うか何て関係ないです(きっぱり)」
捲簾「…あ、そう(ガクッ)」
天蓬「捲簾は気にしすぎですよ(苦笑)」
捲簾「俺はお前みたいに厚顔無恥じゃねーの!繊細なの〜」
天蓬「僕が何ですって?(微笑)」
捲簾「いや…その…何でもないでーっす(怯え)」
天蓬「大体捲簾だって、天界では所構わず女性を口説きまくってたじゃないですか〜」
捲簾「うっ!」
天蓬「はぁ…僕も一度でイイから捲簾に熱烈に口説かれてみたいですねぇ(ニッコリ)」
捲簾「う…ううぅぅぅ〜(頭抱え)」
天蓬「そこまで悩むことないじゃないですか。ま、その分僕が捲簾のことめーいっぱい口説いてあげますよ♪」
捲簾「いや、別に…」
天蓬「はい?何ですか〜?」←黒オーラ
捲簾「光栄だなぁ〜(涙)」
天蓬「さてと、捲簾は何も買わないんですか?」
捲簾「俺?別に…帰りに小ザルちゃんにお菓子でも買えばいっかな〜」
天蓬「捲簾って物欲がないですよねぇ…その分性欲が旺盛ですけどvvv」
捲簾「ぶっ!お前にだけは言われたくねーっ!(怒)」
天蓬「それじゃ…少し休んだら一応町外れの様子でも見に行きますか?」
捲簾「…そうだな」
天蓬「………。」
捲簾「どうした?天蓬」
天蓬「あれですよね…例の」
捲簾「ああ、結界のな」
天蓬「壊れるのも時間の問題ですね。神気もさほど感じられませんし」
捲簾「ま、妖怪捕縛する方が手っ取り早いだろうな」
天蓬「じゃぁ、敵さんを拝見しに行きますか」
捲簾「あー、つまんねーヤツだったらヤダな〜。どうせなら暴れたいし」
天蓬「もし暴れ足りなかったら僕が相手してあげますよ…ただしベッド限定ですけど♪」
捲簾「手強いヤツだったらいいなぁー…(祈願)」


ざっ…
ガサガサ…

捲簾「あー、やっと抜けたぁ〜」
天蓬「この森までが結界内のようですね…それにしても」

パシッ!

天蓬「こんな微弱な結界に阻まれる妖怪なら大したことなさそうですねぇ」
捲簾「ん〜、俺が出る幕なさそうか?」
天蓬「そうかもしれませんね…でも、何事も油断は禁物ですから様子だけでも見ましょうか」
捲簾「そうだな。で、目星は付けてんだろ?敵さんの居場所」
天蓬「ええ。そうですねぇ…そこの岩の上からならよく見渡せますよ」
捲簾「コレね…よっ!」
天蓬「あ、気を付けてくださいね〜。すぐ下は崖になってますから」
捲簾「どれどれ…ふーん(ニヤッ)」
天蓬「どうですか?」
捲簾「さっすが、西方軍の頭脳サマ!大当たりだよ、丘陵の段差になっているところに門が見える」
天蓬「西方軍というよりは、捲簾専属の頭脳なんですけど?(微笑)」
捲簾「…なーんか、俺がバカみてぇじゃねーかよ(むっ)」
天蓬「違いますよ、僕が捲簾にしか頭を使うつもりが無いんですってば」
捲簾「何ソレ…じゃぁ、天界で軍議してる時は?」
天蓬「まぁ、適当に」
捲簾「お前ねぇ〜(呆れ)」
天蓬「それで、捲簾の位置から北西に下がった辺りに緩やかな傾斜が見えませんか?」
捲簾「こっちか…あぁ、あるな。切り開いたみたいになってる」
天蓬「敵のいる場所からは丁度死角になりますし、そこから攻めるのが一番妥当ではないかと。降りるのも簡単ですしね」
捲簾「成る程…あそこに待機して、一気に攻めるってなカンジ?」
天蓬「ええ、敵も虚をつかれますし、こちらも最小限の労力で済みます」
捲簾「はぁ…やっぱ俺の出番はなさそうだな〜(ガックリ)」
天蓬「ですから!そんなに暴れたいなら僕が相手してあげますってばvvv」
捲簾「…疲れるどころか動けなくなるからパス!」
天蓬「おや?捲簾は身体が動けなくなるほど暴れたいんですか〜♪」
捲簾「だーっ!!俺がじゃなくってお前がだろう!!(赤面)」
天蓬「それは捲簾がカワイイからいけないんです」
捲簾「カワイイって…俺のドコが?(鳥肌)」
天蓬「そりゃ〜モチロン全て!ですけど。特にと言われれば…」
捲簾「ナニ想像してるんだよ(悪寒)」
天蓬「やはりものすっごーく正直で、可愛くいっぱいおしゃべりして食いしん坊な捲簾の下のクチ…」
捲簾「わーーーーーーっっ!!(絶叫)」
天蓬「おや?どうしました、そんな真っ赤になってvvv」
捲簾「もーっ!お前何もしゃべるな!!」
天蓬「捲簾は恥ずかしがり屋さんですねぇ」
捲簾「ったく…キレーな顔してロクなこと言わねーんだから(ぶつぶつ)」
天蓬「…捲簾は僕の顔好きなんですか?」
捲簾「………。」
天蓬「捲簾?」
捲簾「…キレーなモノは好き(ぼそっ)」
天蓬「ふふ…ありがとうございます(極上笑顔)」
捲簾「うっ…と、とにかく!状況は確認できたからいいよな」
天蓬「そうですね」
捲簾「そういえば…(じぃ)」
天蓬「どうしました?捲簾(見上げ)」
捲簾「何でお前は下にいる訳?まさかこれぐらいの岩登るのがメンドくせーとか言わねーよなぁ?(睨み)」
天蓬「いえ、そう言う訳ではないんですけど〜(ニコニコ)」
捲簾「んじゃ、何?」
天蓬「眺めがいいんですよねぇ…」
捲簾「眺め?眺めって…そこじゃ木しか見えねーじゃねーか(眉顰め)」
天蓬「いえ、下から眺める捲簾のお尻…絶景ですよねぇ♪」
捲簾「んなっ!?天蓬、お前えぇぇっ!!」
天蓬「はい?」
捲簾「ヒトが作戦案の確認してる時に、お前は俺のケツ眺めてたのかっ!!(怒)」
天蓬「ついでですよ、ついで♪(ニッコリ)」
捲簾「どっちがだよ…(頭抱え)」

スタン☆

捲簾「全く…油断も隙もありゃしねーな」
天蓬「チャンスは有意義に使わないと♪」
捲簾「何のチャンスだ、コラ」
天蓬「それにしても…この森自体も結界の一部なんですかねぇ」
捲簾「かもな。町を囲む擁壁みたいにあるもんなぁ」
天蓬「捲簾も気づいていたんですか」
捲簾「この森の清浄な空気も利用してるんだろ?」
天蓬「そうですねぇ。でも清浄と言うよりは…」
捲簾「んー?」

ガシッ!←押さえつけ

捲簾「ってぇ!いきなり何するんだよっ!!(睨み)」
天蓬「惑わせる、と言う方が合ってるんじゃないですかね(微笑)」
捲簾「な…何だよぉ(困惑)」
天蓬「気づきませんか?」
捲簾「…天蓬?」
天蓬「この森…さっきから僕らの神気を吸いたがって仕方ないようですよ?」
捲簾「え…まさか!?」
天蓬「結界が弱くなっているので、新たな神気を吸収したいのでしょうね。もっとも今までは進入してきた妖怪から生気を吸い上げていたようですけど?」
捲簾「それって…」
天蓬「さて?どなたが張った結界か分かりませんけど、随分と趣味がいいようですね(微笑)」
捲簾「何だよそれっ!」
天蓬「でも、この森自体に罪はないですよ?そうしないと維持が難しい結界でしたら、仕方ないでしょう?」
捲簾「そうだけど…それと俺が押さえ込まれてるのは何の関係があるんだ?」
天蓬「ま、折角来たんですし、そんなに欲しいのなら上げようかと思いまして♪」
捲簾「はぁ?何を」
天蓬「僕らの神気」
捲簾「って…まさかっ!?」
天蓬「一番手っ取り早いですよねぇ〜♪生命エネルギー、命の源ですし(ニッコリ)」
捲簾「いーやーだああぁぁっ!!何でこんな外でなんか!!(じたばた)」
天蓬「まーまー、赤ずきんちゃんだってオオカミさんに森で手込めにされちゃうでしょvvv」
捲簾「どんな童話だそりゃーっっ!!」
天蓬「ふぅ、そんなに暴れる様でしたら可愛がってあげれませんねぇ」
捲簾「だったらやめろ!」
天蓬「で・す・か・ら!さっさと挿れちゃいましょうか〜♪」←黒

ぴたっ☆

天蓬「おや〜?捲簾どうしたんですか?(微笑)」
捲簾「………。(じぃ)」←懇願
天蓬「じゃ、捲簾もソノ気になってくれたことですし、いっぱいヤリましょうね〜♪」←分かってて無視
捲簾「うわああぁぁぁっっ!!(涙目)」


ザワザワザワ…

天蓬「ほら、森も早くしろって催促してますよ〜♪」
捲簾「かっ…風が吹いてるだけだろ〜(じたばた)」
天蓬「風なんか吹いてないじゃないですか」
捲簾「うっ!…じゃぁ動物が集まってきてるんだよ!!」
天蓬「動物?どこに??まぁ、来たとしても僕はぜ〜んぜん構いませんけどね」
捲簾「俺は構うんだあぁぁっっ!!」
天蓬「別に動物に見られたって…捲簾が熊にでも犯されるっていうなら話は別ですが」
捲簾「俺に獣姦の趣味はねーよっ!!(怒)」
天蓬「当たり前でしょう?それに本当にそんなことになったら…クマ鍋です」
捲簾「もしもし?俺らは不殺生じゃなかったでしたっけ〜?」
天蓬「魚食べる人が何言ってるんですか?クマは滋養強壮にイイらしいですよ?脂なんか薬にもなるぐらいですし…それに」
捲簾「それに?(首傾げ)」←抵抗忘れてるし
天蓬「…精力絶倫になるんですよ♪(ニッコリ)」
捲簾「ですよって…な〜んで知ったような口調なのかなぁ?(不審)」
天蓬「だって…その辺の効能は捲簾が身をもって知っているだろうなーって♪」
捲簾「ま…まさか?(汗)」
天蓬「いやぁ〜、昨夜は押さえ切れなくって大変でしたvvv」
捲簾「ゆうべーーーっ!?そう言うことかよ(呆れ)」
天蓬「ちなみにですね?」

ぐいっ☆←押しつけ(ナニを?)

捲簾「げっ…何?ソレ(怯え)」
天蓬「スゴイ持続力ですよねぇ〜?昨夜あれだけ頑張ったのに、ずっとこんなですよ?あははは♪」
捲簾「ずっとだぁ〜!?あんなにヤッたくせに!!?(驚)」
天蓬「もう…朝から大変でしたよ?捲簾の寝顔眺めてるだけで…ふふっvvv」
捲簾「お前…まさか(滝汗)」
天蓬「いやだなぁ〜、いくら僕でも寝ている捲簾に対して無茶しないですよ…でも(微笑)」
捲簾「で…でも?」
天蓬「まぁ、こ〜なったらどうにかしないと、でしょ?なので捲簾のカワイイ寝顔をオカズに…」
捲簾「オカズって…(呆れ)」
天蓬「で、僕がこんなカワイイ捲簾を前にしてガマンしてるのに、ぐっすり眠ってて貴男は気付いてもくれないんですよねぇ」
捲簾「あのなぁ〜、寝てるヤツに無茶いうなっ!!」
天蓬「で、ちょっとムカついちゃったんで…つい(黙)」
捲簾「ついって…なっ何したんだよ?(怯え)」
天蓬「カワイイ寝顔の捲簾に思いっきりブチ撒いちゃいました〜♪」
捲簾「なっ何だとおおぉぉぉっっ!!(激怒)」
天蓬「いやぁ〜、あれでも起きないなんて…捲簾ってスゴイですよねぇ(感心)」
捲簾「天蓬、いくら何でも―――」

ぐぐぐっ☆←さらに押しつけ

天蓬「でも、結局捲簾じゃないと治まってくれそうもないんですよ(微笑)」
捲簾「あ…(赤面)」
天蓬「ね?熱いままでしょ」
捲簾「つーか…お前」
天蓬「何ですか?」
捲簾「ん…何か…いつもより…そのっ(ゴニョ)」
天蓬「…いつもより?」
捲簾「……………デカくねぇ?」←ナニが?
天蓬「それはよかったですね〜捲簾(ニッコリ)」
捲簾「誰がいいって言ったんだよーっ!!(赤面)」

ザアアアァァー…

捲簾「うわっ…」
天蓬「おや?急かされちゃってますよ〜、早く神気寄越せって」
捲簾「だからっ!こんなトコじゃ…」
天蓬「ヤダって言われても、捲簾だって…ね?」
捲簾「―――――っっ!!(真っ赤)」
天蓬「それに捲簾は僕のこと一番よく分かってるんじゃないですか?焦らされれば焦らされる程…」
捲簾「暴走するって?(苦笑)」
天蓬「そう言うことですvvv(ニッコリ)」
捲簾「そーは言ってもなぁ〜(キョロッ)」
天蓬「落ち着きませんか?」
捲簾「だってよ…なーんかさっきから見られてる様なカンジがしねーか?」
天蓬「まぁ見られてるんでしょうねぇ…それこそ期待して」
捲簾「それも何だかな(溜息)」
天蓬「たまにはいいじゃないですか…ゾクゾクしません?」
捲簾「そんなのお前だけだ、変態(じろっ)」
天蓬「そうですか?だって…」

ぎゅっ…

捲簾「…っ…てんぽっ…」
天蓬「捲簾の可愛くて恥ずかしい姿…見られちゃうんですよ?森全体に…全ての場所から貴男を見てるんですから」
捲簾「や…めろっ…」
天蓬「ホラ…もう濡れてきた。この蜜でさえこの森は欲しがってるんですよ?足下がざわついてきてるでしょう?早く…もっと寄越せって(微笑)」
捲簾「ふ…ぅんっ…」
天蓬「ふふ…捲簾も随分頑張ってガマンしてたんですねぇ。まぁ、気がうるさくって僕としても落ち着いて楽しめないので、先に楽にしてあげましょうか」
捲簾「あっ…やぁ…天蓬っ…もぉ…(ビクビク)」
天蓬「…いいですよ?出しちゃっても(微笑)」

グイッ!
ビュクッ!!

捲簾「うっ…んんんんぅっ!!」←あ。

ザアアアァァー…

天蓬「スゴイですねぇ…あっという間に吸い取っていきますよ。よっぽど飢えていたんですねぇ」
捲簾「は…あ…(放心)」
天蓬「さてと、捲簾」
捲簾「ん…?」
天蓬「僕はもっと貴男に飢えているんですよ。捲簾で満たしてくださいね」
捲簾「も…勝手にしろ…よ(諦め)」
天蓬「もちろん、頂いた分はお返ししますよ…利子付きでvvv」
捲簾「…元金だけでいいって(涙)」


バサバサバサ…
チュン…チチチチ…

ぜーはーぜーはー…

天蓬「はい、ご苦労様でした〜♪スゴイですねぇ…結界の穴、綺麗に修復されちゃいましたよ〜あははは」
捲簾「お…お前っ…バケモノ(ぐたっ)」
天蓬「やぁ、森も喜んでますよ?久々に大量の神気吸収できたってvvv」
捲簾「そりゃぁ、そうだろうよ…おかげで俺は充電切れだっての」
天蓬「おや、そうですか?大分加減したつもりだったんですけど〜」
捲簾「はぁ!?何だソリャ!アレのどこがっ…」
天蓬「だって、捲簾が動ける程度でって考えて大分我慢したんですよ?(ニッコリ)」
捲簾「我慢って…(呆れ)」
天蓬「それに…腕」
捲簾「腕?(ひょい)」

スッ…

天蓬「ほら、夢中になって岩にしがみ付いたりするから血が滲んでるじゃないですか。両腕とも擦り傷だらけでしょ?」
捲簾「そっ…そんなの…こんなトコでヤるお前が悪ぃんだろ(赤面)」

ぴちゃ…

天蓬「ああ…指先まで血が出てますよ?」
捲簾「あ…天蓬っ…(ビクン)」
天蓬「こんなに血が出ているのに…気づかないほど夢中だったってことですよね(微笑)」
捲簾「うっ…手…離せよ(真っ赤)」
天蓬「あっ、動かないでください。手当てしちゃいますから」

ぴちゃ…
ちゅぷ…
ぴちゃ…

捲簾「………ふ…っ…(ビクビク)」
天蓬「さ…もう大丈夫ですね。皮膚だけでしたから、もう痛みもないでしょう?」
捲簾「え?あぁ…(俯き)」
天蓬「…どうしたんですか?捲簾(ぼそっ)」←耳元
捲簾「あっ…」

ガクッ☆(腰砕け/笑)

天蓬「おっと…大丈夫ですか、捲簾!?(抱留め)」
捲簾「あ…ああ、悪ぃ」
天蓬「何だか顔が赤いですよ?(苦笑)」
捲簾「そんなことねーよっ!(ムキ)」
天蓬「そうですか?それじゃそろそろ宿に戻りますか。妖怪の状況も把握できましたしね…それに何だか天気が崩れそうですから…捲簾?」
捲簾「…っ…よっ(睨み)」
天蓬「はい?どうしました、捲簾?よく聞こえないんですけど?(首傾げ)」
捲簾「動けねーんだよっ!!(真っ赤)」
天蓬「え〜?どうしてですかぁ〜?僕ちゃんと手加減しましたけど??それに捲簾さっきまで動けたじゃないですかぁ〜(ニッコリ)」←黒
捲簾「お前っ…お前がああぁぁぁっ!!(涙目)」
天蓬「僕が?何かしましたっけ…おや?捲簾どうしたんですか?お腹押さえて(確信犯)」
捲簾「うるせーっ!ほっとけ、バカッ!(逆ギレ)」
天蓬「もう、何なんですか〜、具合悪いなら看てあげますってば」
捲簾「いいっ!触るなあぁぁ!!(じたばた)」
天蓬「触らないと見れないじゃないですか。まったく子供みたいなこと言わないでくださいよ」
捲簾「誰が子供だよ!」
天蓬「貴方ですよ。ほら、手で押さえてないで…あれ?」
捲簾「―――――っっ!!(真っ赤)」
天蓬「捲簾ってば…勃っちゃったんですか(にっこり)」
捲簾「うぅ…っ」
天蓬「あぁ!僕としたことが…僕はこんなに求めている貴方を満足させることが出来なかったんですね!?やはりアレ程度じゃ…ふふ(微笑)」
捲簾「いや…これは…違っ(ふるふる)」
天蓬「余計な気遣いだったなんて…でも!心配無用です!僕はまだまだ全然大丈夫ですからvvv」
捲簾「はぁ!?(唖然)」
天蓬「あぁ、でもさすがにココでは…天気も崩れそうですし、また捲簾に怪我させる訳にはいきませんからね!じゃぁ、早く宿に戻らなくては!」
捲簾「あの…天界に戻るんじゃ(滝汗)」
天蓬「何言ってるんですか!捲簾を満足させるほうが僕には重要です(にっこり)」
捲簾「いえ…全然お気遣いなく(怯え)」

ぎゅっ←あ。

捲簾「ああぁぁっ!(ビクンッ)」
天蓬「ほら、捲簾だってそのままじゃツライだけですよvvv」
捲簾「いや…別に勝手にどーにかするし(逃げ)」
天蓬「え?一人でスルところ見せてくれるんですか?」
捲簾「誰がんなコト言ったああぁぁっっ!!(赤面)」
天蓬「ほらほら、駄々捏ねないで…さっさと宿に戻りましょうね〜(ひょい)」
捲簾「うわっ!ばかっ!下ろせ!!天蓬ぉ〜(じたばた)」
天蓬「あんまり暴れると突っ込んだまま天界に帰っちゃいますよ〜」

ぴたっ☆

天蓬「さてと〜、今度は絶対満足させてあげますから、心置きなくカワイイ声訊かせてくださいね〜vvv」
捲簾「も…どーにでもしろよ(涙)」


たったったっ

悟空「あっ!」
天蓬「おや…」
捲簾「んー?(くるっ)」
悟空「ケン兄ちゃんおかえり〜♪(突進)」

ガシッ☆

捲簾「うわわわっ(焦り)」

ドターーーッッ!!

悟空「え?あれ??ケン兄ちゃん〜どうしたの〜!?(わたわた)」
捲簾「ちょっとな…下界で体力使いすぎて(乾き涙)」
天蓬「えー?アレぐらいで根を上げてるんですか〜、捲簾」
捲簾「…バケモノに言われたくねーよ(睨み)」
悟空「え!?天ちゃんバケモノだったのか!!(驚)」
天蓬「あははは〜、悟空違いますよ。バケモノっていうのはものすごく生命力が強いというか、体力があるんですよ。ま、僕が同じぐらい精力が強いっていうことですかね〜♪」
悟空「せいりょく?(首傾げ)」
天蓬「ものすごく元気だっていうことですよ(ニッコリ)」
悟空「そっかぁ〜。あれ?でもケン兄ちゃん元気ないの??」
捲簾「天蓬にぜーんぶ取られちまったからなぁ(涙)」
悟空「え!?元気って取れるの??」
天蓬「いえいえ、僕と捲簾は下界でいっぱい仕事してきたんですよvvv」
捲簾「仕事なんかちょっとじゃねーか(ぼそっ)」
天蓬「はい?何か言いましたか〜?(微笑)」
捲簾「何でもございませ〜ん(怯え)」
悟空「んと…そんじゃケン兄ちゃん、ご飯いっぱい食べないと元気出ねーぞっ!(ぐぅっ)」
捲簾「メシより寝てーよ…ふぁっ(欠伸)」
悟空「そっかぁ…ケン兄ちゃん疲れてるんじゃ遊べないね(しゅん)」
捲簾「悪ぃな…つーか、いつまでも俺の上に乗っかられると重いんだけどな(苦笑)」
悟空「あ、ごめん!」
天蓬「そうそう、捲簾の上に乗れるのは僕だけですからね〜vvv」
捲簾「天蓬…全っ然笑えねーんだけど(呆れ)」
天蓬「捲簾こそ、いつまで廊下に懐いている気ですか?部下達に見られますよ?」
捲簾「…誰のせいだよ、いててっ」
悟空「ケン兄ちゃん…怪我してるの?」
捲簾「ん?違う違う。ちょーっと腰使われすぎちゃってな〜(睨み)」
天蓬「あははは〜♪」
悟空「???」
捲簾「とにかく、報告は終わったんだからもういいよな…俺部屋戻って寝るから」
天蓬「それじゃ悟空は天ちゃんの部屋に行きましょうか。お土産あるんですよ〜♪捲簾の分も預かってますからね」
悟空「ほんと?わーいっ!!(ぴょんぴょん)」
捲簾「そんじゃな〜(ひらひら)」
天蓬「あ、あとで様子見に行きますからね」
捲簾「あー?何でだよ」
天蓬「大人しく寝ているかどうか確認しに(ニッコリ)」
捲簾「歩き回る気力なんかねーっつーの」
天蓬「絶対行きますからvvv(強引)」
捲簾「…勝手にしろよ(溜息)」


そして夜。

コンコン☆

天蓬「捲簾…寝てますか?」
捲簾「んー…起きてるぞ」
天蓬「入りますね」

ガチャ

捲簾「あ、天蓬!そこの灰皿取ってくれよ」
天蓬「はい、どーぞ」
捲簾「サンキュ〜、くあっ…まだ身体怠いなぁ(コキコキ☆)」
天蓬「食事はしたんですか?」
捲簾「いんや。メシより酒飲みてぇ」
天蓬「ダメですよ、コッチに戻ってきてから何も食べていないでしょう?」
捲簾「へーへー、分かりました。でも喉乾いたな…」
天蓬「お茶持ってくる様に言っておきましたから」
捲簾「お?気が利くじゃん」
天蓬「そりゃぁ…貴方の副官ですからね(微笑)」
捲簾「うっ…そういえば、お前また白衣来てんのかよ」
天蓬「そうですけど?やっぱり楽ですからね〜」
捲簾「…前のが似合ってんのに(ぼそっ)」
天蓬「え?何か言いました?(首傾げ)」
捲簾「なっ…何でもねーよ!(焦り)」
天蓬「…捲簾はあーいう格好の僕の方が好きなんですか?」
捲簾「聞こえてんじゃねーかよっ!!(赤面)」
天蓬「じゃぁ、また捲簾と二人きりの時は考慮しましょう(微笑)」
捲簾「うー…(睨み)」

コンコン☆

天蓬「ああ、お茶の用意が出来たみたいですね。こっちに持ってきますか?」
捲簾「そうだな…動くのメンドくせー」
天蓬「じゃぁ、持ってきますね」


カチャ☆

捲簾「はー、旨い」
天蓬「おかわり入れますか?」
捲簾「おう!何か身体に染み渡るカンジだな〜」
天蓬「よかったですねぇ…さっきよりは大分体力戻ったんじゃないですか?」
捲簾「んー…ちょっと寝たしな。さっきよりはマシだけど」
天蓬「それはヨカッタ。でもすぐにもっと良くなりますよ(にっこり)」
捲簾「は?何でだよ??(不審)」
天蓬「捲簾…ちょっと耳貸して下さい(ちょいちょい)」
捲簾「あ??」

ぺろん☆

捲簾「うわっ!?いきなりナニしやがっ………あ。(赤面)」
天蓬「ど〜しました〜?捲簾?」
捲簾「い…いや…何でもねー(汗)」
天蓬「捲簾…顔、真っ赤ですよ?(微笑)」←黒
捲簾「べっ…別に…お、俺!もう寝るからっ!!(ごそごそ)」
天蓬「何で布団に潜っちゃうんですかっ!!」

バサッ!

捲簾「わわわわわっ!(焦り)」
天蓬「おやー?捲簾…そんなに屈み込んで、まるでカメさんみたいですね〜♪よいしょっと!」

コロン☆

捲簾「うわっ!バカ!見るなっ!!(必死)」
天蓬「な〜んだ、捲簾ってば…勃っちゃったんですねぇvvv」
捲簾「チクショー!何でだよっ!!」
天蓬「ふむ。さすがの効能ですねぇ」
捲簾「は?効能って…お前っ!?また一服盛りやがったなーーーっっ!!」
天蓬「はいvvv早く捲簾に元気になって貰おうと思って、熊エキス♪」
捲簾「熊エキスって…あの…」
天蓬「いやぁ〜、ココまで元気になってくれて嬉しいですよ!捲簾vvv」
捲簾「うぎゃっ!!コラッ、乗るな!脱がすなあぁぁっっ!!(じたばた)」
天蓬「愛してますよ〜、捲簾♪」
捲簾「うわああぁぁぁっっ!!(叫)」