小悪魔ちゃん
甘粕「…なんだぁ、その格好は!?」
大吾「ころんだ…っていうより落ちた」
甘粕「あーっ!待て、上がるな!ちょっと待ってろ」
大吾「…あまかす(じわっ)」
甘粕「ばっ…ばか!勘違いすんな、入るなって言ってんじゃねーよ。とりあえず泥を落としてからって…タオル持ってくるから服そこで脱いどけよ!(バタバタ)」
大吾「わかった(ゴソゴソ)」
甘粕「ほら、服洗うからカゴに入れろ…このタオルで足とか手とか拭けよ」
大吾「うん…(ごしごし)」
甘粕「しかし…何をどーやったらそんなに泥だらけになるんだよ(溜息)」
大吾「最近な、おれ帰りの近道発見したんだよ!そこがちょーっと塀からドブ川飛び越えて空き地に降りるんだけどさ、今日跳び超えようと思ったらいきなりネコ出てきて…」
甘粕「ったく、あぶねーだろーがっ!(べしっ!)」
大吾「いてっ!あまかす…心配してくれんの?(じぃ…)」
甘粕「……さっさとシャワー浴びて泥落として来い!」
大吾「もぅっ!あまかすのバカッ!(ぷいっ)」
甘粕「誰がバカだっ!」

10分後

大吾「あまかすぅ…出たよ(スタスタ)」
甘粕「あーもっ!ちゃんと髪乾かさねーと風邪引くだろっ!(がしがし)」
大吾「寒くないから大丈夫だって」
甘粕「ほら、ちゃんとタオルで拭けよ!(バサッ)」
大吾「もぅ…大丈夫なのに〜」
甘粕「ほら、カフェオレ入れたから座って飲め。あーあ、あっちこっち怪我してるじゃねーか…ったく救急箱がいるか(スタスタ)」
大吾「あ…どうりでお湯しみると思った」
甘粕「気づけよ〈呆れ)…おい、何突っ立ってるんだ?座れよ」
大吾「……えっとぉ(俯き)」
甘粕「??ヘンな奴だな…何で座んねーんだよ?」
大吾「座りたいんだけどさ…座れないの(もじもじ)」
甘粕「何でだよ??」
大吾「……。(プクッ)」
甘粕「何むくれてんだよ?いーから座れって(グイッ!)」
大吾「あっ……いってええぇぇぇっっ!!〈絶叫〉」
甘粕「はぁ?!〈驚)」
大吾「いてててて…もぅっ!あまかすのバカバカッ!!痛くって座れなかったのにぃ〈涙目)」
甘粕「何だよ、だったらそう言えばいーだろ?どこ打ったんだよ?」
大吾「……お尻(ボソッ)」
甘粕「あー、それ…すっげーアザになってるかもなぁ〜!どれ、見せてみろよ(グイッ!)」
大吾「やっ!…あまかすのえっちぃ(ポッ)」
甘粕「タコッ!そんなに痛ぇんなら湿布貼らなきゃだろ!!バカなこと言ってねーでさっさとケツだせよ」
大吾「…ホントに見るだけ?触ったりしない??(じっ)」
甘粕「(ドキッ)触んなきゃ湿布貼れねーだろっ!」
大吾「…ホントに湿布貼るだけ?広げたり舐めたりしない?(じぃー)」
甘粕「………しねーつってんだろーがっ!」←怪しげ
大吾「ちぇっ…(←?)どう?アザになってる?」
甘粕「んー…アザにはなってねーけど、ちょっと赤くなってるかな(撫でっ)」
大吾「やんっ…触わんないっていったじゃん(真っ赤)」
甘粕「………熱持ってるか見ただけだろ」←ますます怪しげ
大吾「んー?別に熱くはないよ…やっ!撫でないでよぉ(ビクビクッ)」
甘粕「おいおい、そんなに跳ねて痛くねーのかよ?(グイッ)」
大吾「あっ!そんなトコ…見ないでぇ(ドキドキ)」
甘粕「………こんなにヒクつかせといてイヤじゃねーんだろ?」←やっぱりだ!
大吾「あまかす…えっちしないって言ったもん…(上目遣い)」
甘粕「んじゃ、ヤメるか?」
大吾「……あまかすのいじわる(もじもじ)」
甘粕「何がだよ…大吾のイイようにしてやるって言ってるんだろ?(ニヤッ)」
大吾「…痛くしない?」
甘粕「さぁー?どーかなぁ〜♪」
大吾「痛いんだったら今日はしないもん…」
甘粕「んじゃ、痛くなかったら?」
大吾「………。」
甘粕「………。」
大吾「……やっぱあまかすっていじわる(ぼそっ)」
甘粕「こーんなにメンドーみて、怪我の手当てまでしやって何処が意地悪なんだよ?(ペロン)」
大吾「やあっ!舐めないっていったのにぃ〜!!あっ…んんっ!(ビクンッ)」
甘粕「素直じゃねーヤツにはお仕置きだ」
大吾「…だってだってぇ(涙目)」
甘粕「大人しくしてりゃー痛くしねーよ」←理性0
大吾「わかった…そんじゃ、今日は痛いから後ろからシテね?(プリッ)」
甘粕「うっ!大吾ーーっっ!!(ガバッ)」←キレた
大吾「あまかすぅ〜vvv」


誰の子?
とあるカフェにて。←デート(笑)

甘粕「朝比奈何頼む?(パラパラ…)」
大吾「おれ…100パーオレンジ」
甘粕「何だよ、それだけでいーのか?甘いモン食わねーのか??」
大吾「んー…」
甘粕「んじゃコーヒーとオレンジジュースね」
ウェイター「かしこまりました」
甘粕「あれ?朝比奈タバコねーのか??」
大吾「んー?今吸ってねー」
甘粕「へぇ…禁煙してんのかよ?」
大吾「そーゆー訳じゃねーけど…何かタバコ旨くカンジねーんだよ、最近」
甘粕「ふぅん…いーんじゃねー?どうせならそのままやめれば?(ふー…)」
大吾「最近さぁ、なーんか身体だるくってしょーがねーんだよなぁ」
甘粕「あ?んなの弛んでる証拠だろ?走れ走れ!」
大吾「何だよっ!自主トレだって訓練だってちゃんとやってるだろっ!!」
甘粕「ちゃんとかどうかは何とも言えねーなぁ」
大吾「甘公のバカッ!(怒)」
甘粕「何カリカリしてんだよ…っていうか、お前カルシウムが足りねーんじゃねーの?牛乳飲んでだしじゃこ食えよ」
大吾「…甘粕のバカ(じわあっ)」
甘粕「なっ?!何泣いてるんだよっ!こんなトコで…(キョロキョロ)」
大吾「甘粕なんて…おれのことどーでもいいんだ(ポロポロ)」
甘粕「ばっ…ばかっ!泣くなよ(焦)何だよ、そんなに体調よくねーんか?」
大吾「何か…食欲が無いとき多くてさ。ごはんの匂いだけで気持ち悪くなったり」
甘粕「風邪でもひいたんじゃねーの?」
大吾「別に咳も鼻水も熱だって出てねーもん。ただ吐き気と怠いだけなんだけどさ」
甘粕「それ、病院行った方がいーんじゃないか?」
大吾「何かさ…こんなこと初めてで…恐いし(俯き)」
甘粕「でもほっといたって直んねーだろ」
大吾「もしかしてさ、おれ…」
甘粕「あ?何か覚えがあるのか??」
大吾「もしかして…おれって、妊娠してるの?(真剣)」
甘粕「ブーーーーーッッ!!(吹き出し)」
大吾「うわっ!何してんだよぉ!!」
甘粕「あ…あっ…アホかぁっ!男が妊娠するわけねーだろっ!!(動揺)」
大吾「でもさっ!ごはんの匂いだけで気持ち悪かったり、それになんか最近酸っぱいモノが旨く感じたりするしっ!それに甘粕全然ゴム使わねーしっ!(力説)」
甘粕「たとえそうだとしても!男は妊娠なんかしねーのっ!!」
大吾「どーしよー…おれの場合どこから産まれてくんだろ…(訊いてない)」
甘粕「あのな…朝比奈…(頭抱え)」
大吾「なぁなぁ、外科かな?産婦人科…ちょっと恥ずかしいよな(ぽっ)」
甘粕「だからな、朝比奈よく聞けよ…」
大吾「そういえば、腹の辺りが膨らんでるような気がしてたんだよなぁ」
甘粕「そりゃ、お前ただの食い過ぎだって…さっきカツ丼とうどん食ってたじゃねーかよ!」
大吾「おれと甘粕の子供…どっち似かなぁ。おれは甘粕似の女の子がいーなぁ…」
甘粕「いや、オレは朝比奈似のほうが…(本音)そーじゃなくてっ!!」
大吾「あっ!でも産まれたら名字は朝比奈か…両親で別性ってちょっと不便だよなぁ」
甘粕「それは、オレんちにお前が養子に入れば問題ねーだろ?(はっ!)違う違う!だからオレの話を聞けよっ!」
大吾「消防って育児休暇貰えるのかなぁ…やっぱ初めのうちはちゃんと面倒みたいよな。少し大きくなったら保育園に預けなきゃなんねーけど」
甘粕「おーい、朝比奈〜?(ヤケ)」
大吾「出産の時は甘粕ついててくれよな?おれ一人じゃ心細いし」
甘粕「ふざけんのもいい加減にしろっ!(プチッ)」

しーん…。

大吾「………。」
甘粕「おい…あ…朝比奈??」
大吾「甘粕…認知しない気なんだな?おれと子供捨てる気なんだっ!(涙)」
甘粕「お…おいっ!なに言ってん…(焦)」
大吾「そうなんだ…男の産んだ子供なんか気持ち悪ぃーって…甘粕はおれの身体だけが目当てだったんだーっっ!!(号泣)」
甘粕「朝比奈…落ち付けって…(キョロキョロ)」
大吾「触んなよっ!おれ甘粕の子供だったら、辛くても苦しくってもいいから産みたいって思ったのにっ!!」
甘粕「朝比奈、とにかく冷静になれって(困惑)」
大吾「おれは甘粕に捨てられるんだあぁぁぁっっ!!(ガバッ)」
甘粕「わ…わかったって…」
大吾「(ピクッ)…何が?」
甘粕「だからっ…もしそうなったらオレがちゃんと責任取るからっ!(ヤケ)」
大吾「……ホントに?」
甘粕「もし子供が産まれたら、親子3人仲良く暮らそうな(ポンポン)」
大吾「あまかすぅ…(嬉し泣き)」
甘粕「だからな?泣くんじゃねーよ…みんな見てるだろ(冷や汗)」
大吾「うん…分かった(ニコッ)」
甘粕『コイツ…本気で妊娠してると思ってんのか…ったく』
大吾「なーなー、甘粕?」
甘粕「ん?何だよ」
大吾「さっきのさ…プロポーズ?(てれてれっ)」
甘粕「ブーーーーーッッ!!(吹き出し)」
大吾「うわっ!何すんだよ、さっきからっ!!落ち着きねーなぁ」
甘粕「お前には言われたくねーよ(ゲソッ)」

―――3日後。

大吾「へへへっ…悪ぃ、病院行ったらタダの脱水症状だってさ!」
甘粕「…そりゃそーだろーよ(呆れ)」
大吾「でもさぁ…おれと甘粕の子供ってちょっと見てみたいよなぁ」
甘粕「これ以上、手のかかる奴なんてお前だけで十分だよ…」


男のささやかな夢
ピンポーン☆

甘粕「こんにちは〜」

バタバタバタバタ

大吾「あまかす〜vvv」
甘粕「なっ!?なんつーカッコしてるんだ、お前ーーーっっ!!(驚愕)」
大吾「んー?あまかす来るっていうからさ、ちょっと掃除しようと思ってエプロンしてるだけじゃん…どっかヘン?(首傾げ)」
甘粕「いや…ヘンっつーか…その…(ゴニョ)」
大吾「やっぱおれにフリルのエプロンはヘンか…なんか母ちゃんがパート先で貰ったヤツらしいんだけどさ」
甘粕「…意味が違うんだけどな(ボソッ)」
大吾「あ、上がって上がって♪外暑かっただろ?(くるっ)」
甘粕「わーーーーっっ!!」
大吾「え?な…なになに??(ビックリ)」
甘粕「………何だよ、服着てたのか(ホッ)」
大吾「着てるよぉ?暑いから短パンだけね…でも何で?」
甘粕「いや…大人には色々と…な…(コホン)」
大吾「えー?分かんないよぉ〜、何であまかす驚いたの?」
甘粕「だからっ!そんなカッコしてると…エプロンで隠れて……服見えねーからさ」
大吾「んー?あ、ホントだ!短パン隠れてるから裸でエプロンしてるみてーだ〜♪」
甘粕「………。」←悪巧み中
大吾「あ、今飲み物持ってくるよ」
甘粕「おい、これ土産。アイスだから冷凍庫入れとけよ」
大吾「わーいっ!さんきゅ、あまかすvvv後で一緒に食べような(ニッコリ)」
甘粕「あれ?おばさんは??(キョロ…)」
大吾「今、ばあちゃんと病院行ってるの。ばあちゃん、今日定期診察の日だからさ」
甘粕「ふーん…」
大吾「大田病院ってあるじゃん?あそこ。でもいっつも混むんだよなぁ(バタン)」
甘粕「あとデッカイ病院つったら駅前まで行かねーとないから、まぁ仕方ねーよな(ソワソワ…)」
大吾「あまかす、アイスコーヒーでいい?」
甘粕「え?…ああ…」
大吾「…あまかす、どうかしたの?何かあんの??(首傾げ)」
甘粕「いや…エプロンって結構いいなーって」
大吾「これ?(ピラッ)あまかすってこーゆーの好きなの?」
甘粕「嫌いなヤツはあんまいねーと思うけどな、でも…」
大吾「でも?なぁに??」
甘粕「ソレ…エプロンの下に何にも着てなかったら、もっといーかなー…って(ニヤッ)」
大吾「ええっ!?(ビックリ)」
甘粕「裸エプロンっていや、男にとっちゃ一種の憧れだからなぁ〜」
大吾「………。(じぃ…)」
甘粕「ん?どうした、大吾?」←わざとらしい
大吾「…あまかす、そーゆーの好きなの?(上目遣い)」
甘粕「オレ?そうだなぁ…結構ドキッとするよなぁ」
大吾「…じゃ、おれやろうかな(真っ赤)」
甘粕「え?やるのか、ここで?」←やらせるクセに
大吾「だってぇ…あまかす好きなんだろ?でも…」
甘粕「でも?何だよ」
大吾「やっぱ…恥ずかしい(ボソッ)」
甘粕「その恥じらうところがイイんじゃねーか(ニヤニヤ)」
大吾「もぅっ!あまかすのエッチ〜!!」
甘粕「あぁ?ターコッ!オレだけじゃねーっつたろ?男の憧れだって」
大吾「でも…やっぱエッチ(涙目)」
甘粕「…好きなクセに、何言ってやがる」
大吾「そうだけど(ぽっ)あ、でもでもっ!」
甘粕「何だよ?(イライラ)」←我慢ピーク直前
大吾「…触っちゃヤダよ?」
甘粕「あー、分かった分かった、触わんねーよ」←大嘘
大吾「じゃ、やる…(モソモソ…)これでいーの?(真っ赤)」
甘粕「そのまま後ろ向けよ」
大吾「えっ!?だってそれじゃっ…(焦)」
甘粕「それがいーんだってーの!ホラッ(グイッ)」
大吾「分かったよぉ…これでいい?」
甘粕「へぇ…こう見ると結構日焼けしてんな」
大吾「学校でプール入ったりしてるから(モジモジ)」
甘粕「ああ、水着の跡ハッキリしてんもんなぁ」
大吾「なぁ…もういいだろ?(チラッ)」
甘粕「んー?どうした、大吾?」←楽しそう
大吾「だって…何か…あまかすに見られると……ヘンなんだもん」
甘粕「ふぅん…オレはなーんにもしてねーだろ?それとも…大吾は何かヤラシーこと考えてるのかな〜?」
大吾「そんなこと…ないもん(チラッ)」
甘粕「そっかぁ?じゃ、何でケツ揺れてるんだろうなー?(撫で)」
大吾「やっ…触らないって…いったのにぃ…(ビクビク)」
甘粕「期待してたクセに…ガキのクセにヤラシー身体だよなぁ、大吾は」
大吾「だって…あまかすが触るからじゃん(うるうる)」
甘粕「へぇ…そんなにオレに触られると嬉しいんだ?」
大吾「…嬉しいけどさ(ぽっ)でもでもっ!」
甘粕「あっ!何だよ椅子に座ったら見えねーだろ」←おいっ
大吾「でも…おれ、最初はコッチ触ってもらう方がいーなぁ(ピラッ)」←大股開き

しーん…。

甘粕「………。(ぽたっ)」
大吾「ああっ!?あまかす、はっ鼻血出てるよ!!ティッシュ〜(焦)」
甘粕「ティッシュなんかどーでもいいんだーっっ!!(ガバッ)」
大吾「あ、あまかすぅっvvvでもコワイよぉ〜〜っ!(涙)」


隊長はいつも大変だ
大吾「もうっ!甘公のばかっ!!」
甘粕「バカにバカ扱いされる謂われはねーなぁ(フンッ)」
大吾「だって!見れば分かるじゃんかーっ!」
甘粕「あー?そんなモン似てるんだから、いちいち朝の忙しいときに確認なんかしねーよ」
大吾「だって、色違いだろっ、甘粕のは!」
甘粕「別にいーじゃねーかよ、んな怒る様なことかぁ?」
神田「おい、朝っぱらから何揉めてんだよ、廊下まで聞こえてるぞ?」
大吾「だって甘粕がっ!(ぷぅ)」
甘粕「別に…大したことじゃないです」
大吾「大したことあるっ!!」
神田「だから落ちつけって、朝比奈。何をそんなに怒ってるんだ?」
大吾「だって…甘粕がっ…」
神田「甘粕が?どうしたんだ??」
甘粕「訊いたら呆れますよ、神田さん(きっぱり)」
神田「訊かないと話が進まないだろ?で、どうしたんだ朝比奈?」
大吾「甘粕が…おれのパンツ穿いちゃったんだっ!!」
神田「………は?」
大吾「おれが今日穿こうと思ってたヤツ、おれがシャワー浴びてる間に勝手に穿いちゃって!」
甘粕「だから、いちいち確認なんかしてねーっつってんだろ」
大吾「でもでも、甘粕のは濃いグレーのヤツだろっ!おれのは薄いグレーのだもん!見れば分かるじゃん!!」
甘粕「あのなぁ…誰が洗濯してると思ってんだよ?お前だってぶーぶー言いながら結局オレの穿いてんじゃん」
大吾「おれは今日絶対あのパンツが穿きたかったのっ!甘粕に穿かれちゃったらお前の穿くしかねーだろーっ!!」
神田「…ちょっと待て、朝比奈」
大吾「何ですか?神田さん」
神田「お前はさっきからパンツのことで怒ってるのか?(頭痛)」
甘粕「だから言いましたでしょ?呆れるって」
神田「…とにかく、今日ぐらい我慢したらどーだ?そんなに怒ることでもないだろう?」
大吾「だってぇ…」
甘粕「別にパンツはパンツだろ?何がそんなに気に入らねーんだよ?」
大吾「…だってさ(ポッ)」
神田「………??」
大吾「だって…甘粕のパンツだと思うと…何か落ち着かねーんだもん」
甘粕「何でだよ?サイズは一緒じゃねーか」
大吾「そーじゃなくって…なんか…(もじもじ)」
甘粕「あー?ハッキリ言えっつーの」
大吾「だってっ!甘粕のパンツ穿いてると、何か甘粕にアソコ悪戯されてるような気がして落ち着かねーんだもんっ!!(絶叫)」
神田「あ…あさひなぁ?(脂汗)」
甘粕「何オマエ、オレのパンツでヤラシーこと考えておっ勃ててんのかよ(ニヤリ)」
大吾「…だから、そーなったらヤダなって(赤面)」
甘粕「安心しろ、もしそーなったらオレがメンドーみてやるから」
大吾「いらねーよ、バカvvv」←?
甘粕「エンリョするような仲じゃねーだろ、ん?」
大吾「だって…そしたら甘粕だってガマンしねークセに」
甘粕「する訳ねーだろ(キッパリ)」
大吾「仕事中に出来る訳ねーだろぉ」
甘粕「だーいじょーぶだって!さっさとヤりゃぁいいんだからよ」
大吾「でも…(上目遣い)」
甘粕「で、続きは帰ってから…な?」
大吾「…甘粕のスケベ(ポッ)」
甘粕「あれ?神田さん、何固まってんすか?先行きますよ」
大吾「隊長が遅刻しちゃダメじゃん」
甘粕「ま、そーいうことなんで(ぽんっ)」

バタン☆

神田「アイツら…一体??って、朝比奈は結婚してるじゃねーかっ!?」


満点のチュウ
ピンポーン☆

甘粕「あー、何だ?ったく…手が離せねーっつーのに(ブツブツ)」

スタスタスタ
ガチャン!

甘粕「はい、どちらサマですかー?(不機嫌)」
大吾「…あまかすぅ(うるうる)」
甘粕「何だよ、珍しくインターフォン鳴らして…」
大吾「……ひっく(ポロポロ)」
甘粕「(ぎょっ!)なっ…おい、どうしたんだよっ!」
大吾「あまかす〜っ!(号泣)」
甘粕「とにかく…中入れ」
大吾「ううぅぅ〜」

バタン。

甘粕「そんで?どうしたんだよ…ん?(ポンポン)」
大吾「おれ…おれっ…」
甘粕「…おい、その手どーしたんだ?怪我してるじゃねーか!」
大吾「え…あ、これは…」
甘粕「怪我と関係あんのか?誰かに何かやられたのか!?(ひそかに憤慨)」
大吾「違うー、これは体育の授業の時にコロんだの」
甘粕「…何だよ、オレはてっきり(?)」
大吾「てっきり?なーに??(首傾げ)」
甘粕「いや…最近は色々ヘンなヤツとかいて物騒だからな(コホン)」
大吾「…心配してくれるの?(じぃ…)」
甘粕「そりゃっ…当たり前じゃねーかっ!(赤面)」
大吾「えへへ…あまかすだーい好きvvv(ぎゅっ)」
甘粕「そんで?一体何で泣いたりしてたんだよ」
大吾「………うえっ(ぶわっ)」←思い出した
甘粕「お…おい、泣いてちゃ分かんねーだろ?(焦)」
大吾「だってっ…おれ…っ」
甘粕「あー、ちょっと待ってろ(スクッ)」
大吾「あまかすぅ?」

スタスタスタ
ガチャッ☆

甘粕「えっと…こんなもんだろ」

コトン☆

甘粕「ホラ、とりあえずコレ食って落ち着けよ」
大吾「あ…コレ!」
甘粕「この前食いたいっていってただろ?雑誌に載ってたブルーベリーのカップケーキ。本見て適当に作ってみたから味はどーだか分かんねーけどな」
大吾「あまかす…おれの為に作ってくれたの?」
甘粕「オレは甘いモン好きじゃねーんだよ、お前以外に誰が食うってんだ(照れ)」
大吾「あまかすぅ…(キラキラ)」
甘粕「ホラ、まだあったかいから食えよ」
大吾「うんっ!いただきまーっすvvv」
甘粕「…どうだ?」
大吾「んっ…うっまーい!!(ニッコリ)」
甘粕「そっか。今、紅茶持ってくるからな」
大吾「ミルクティーがいい〜」
甘粕「わーったよ(苦笑)」

大吾「はぁ…おいしかったぁ〜♪ごちそーさまっvvv」
甘粕「少しは落ち着いただろ…そんで、なにがあったんだよ?あんなに大泣きして」
大吾「ん…今日ね、この前のテストが返ってきたんだ(しゅん)」
甘粕「…何だよ、そんなに点数悪かったのか?」
大吾「そんなことないよ、あまかすの教えてくれたトコばっちり出たし…でもさ(じわっ)」
甘粕「点数は悪くねーのに、何泣く必要があるんだよ?(首傾げ)」
大吾「だって…国語すっげー自信あったのに……98点だったんだもん」
甘粕「98点!?スゲーじゃねーか!おばさん喜ぶぞ?」
大吾「すごくないもんっ!100点じゃなきゃ…100点…(ポロポロ)」
甘粕「お…おい、何でそんなに満点にこだわるんだよ?」
大吾「あまかすっ!忘れちゃったのかよっ!!」
甘粕「………は?」
大吾「もうっ!あまかすのバカッ!!(ぷぅ)」
甘粕「えーっと…オレ何か言ったっけ?(汗)」
大吾「ひでーよぉ…あまかすが言ったから、おれスッゲー頑張ったのにぃ!」
甘粕「わ…悪かったって!で、オレ何言ったんだ?」
大吾「…今度のテストで100点取ったら、あまかすの礼服姿見せてくれるって」
甘粕「………あっ!」
大吾「あまかすの制服とか防火服来てるのは見たことあるけど…カッコイイだろうなーって(ぽっ)」
甘粕「そっか…まぁ、大吾頑張ったから、それぐらい着て見せてやってもいーんだけど」
大吾「えっ、ホント!?(期待)」
甘粕「礼服、出張所のロッカーに置いたままなんだな〜、ワリィ!」
大吾「何だよぅ…(拗ね)」
甘粕「しょーがねーなぁ…んじゃ、他に何か訊いてやるよ。何が良いんだ?」
大吾「……じゃぁ、チュウして」
甘粕「……来いよ(ちょいちょい)」

大吾「んっ……」
甘粕「………。」

大吾「……はぁ(ウットリ)」
甘粕「これでいいのか?」
大吾「……これじゃ、70点分ぐらいだよぉ(上目遣い)」
甘粕「そうか?(苦笑)」

大吾「ふっ……あ…っ」
甘粕「…今度は?」
大吾「んーっとぉ…85点分くらいかなぁ(首傾げ)」
甘粕「じゃ、コレは?」
大吾「んんーーーっっ!?」


純チャンの災難
キョロキョロ☆

純「あ、いたいたvvv」

タッタッタッ

純「せーんぱい!」
大吾「んー?おう、近藤!どーしたんだよ?(もぐもぐ)」
純「新装備の許可書持ってきたんですよ〜。で、ついでに先輩の顔も見てこうと思って」
大吾「ついでかよ(もぐもぐ)」
純「ヤダ、そんなつもりじゃないですよぉ〜」
甘粕「ふーん、許可下りたんだ…早かったな」
大吾「甘粕、しっかり使い方覚えろよ!(もぐもぐ)」
甘粕「てめぇもだよ、タコッ!ちっとは機械使える様になりやがれ」
大吾「えー、だって甘粕のほうが使いこなすの上手いんだからいーじゃん。てきざいてきしょってゆーだろ?」
甘粕「…漢字で言えねー言葉使うんじゃねーよ(呆れ)」
大吾「何だよぉっ!(ぷぅ)」
甘粕「(無視)あ、近藤さんは昼飯食ったの?」
純「あ、早めに本局で食べてきました」
大吾「本局のメシってまーまーだよなぁ」
甘粕「そんなもんだろ?」
大吾「んー、でもさメシってエネルギー源じゃん!そしたらやっぱ旨いモンが食いたいよなぁ…」
甘粕「………。(ヤな予感)」
大吾「あまかすぅ〜(媚び)」
甘粕「…現場で力使い果たしてなければな」
大吾「ヤリッ!おれビーフシチュー食いた〜いvvv(ニッコリ)」
甘粕「…時間かかるぞ?(ちっ、カワイイじゃねーか)」
大吾「いーよ、それぐらい!」
純「あのー、先輩?」
大吾「ん?なに??」
純「落合センセーは?いないんですか??」
大吾「静香?学会で2週間オーストラリア行ってる」
純「え…じゃぁ萌ちゃんはどうしたんですか?」
大吾「今回は萌も連れて行ってるけど」
純「それじゃ先輩一人なんですか?(ドキドキ)」
大吾「いんや、二人」
純「え?二人って…」
大吾「甘粕んちに住んでるからさ(ニッコリ)」
甘粕「………。(無言)」
純「住んでるって…どういうことですか?(チラッ)」
甘粕「…コイツが居座ってるだけ」
大吾「んー?だっておれ一人だとメシまともに作れねーし、洗濯すると洗濯機故障させちまうから。いつも静香が居ないときは甘粕んちで生活してるんだ〜」
純「それって…落合センセー何にも言わないんですか?(不審)」
大吾「静香が?んー…『甘粕クンちに居れば大吾まともな生活できるから助かるわ〜』とか言ってるけど…なぁ、甘粕?」
甘粕「…もう、慣れた(オレに振るんじゃねーっ!)←心の叫び」
純「でも自分んちじゃないと何かと不便じゃないですか?」
大吾「え?全然。生活用品揃ってるし、着替えも置いてあるし、甘粕のご飯はおいしいし、洗濯もまとめて一緒にやってくれるしさ…別に困んねーよ?(首傾げ)」
純「でもっ!甘粕さんだって彼女がいるんじゃないですか?先輩が居たら…(チラリ)」
大吾「え、甘粕彼女いるの!?(驚)」
甘粕「…とっくに別れたよ(溜息)」
大吾「それって…おれのせい?」
甘粕「あー?半分はお前のせいかもなぁ…分かってんだろ?(ニヤッ)」
大吾「…あまかすぅ(うるうる)」
純「……あのー(ヒクッ)」
大吾「あ、なに?」
純「やっぱ先輩、家戻った方がいいんじゃないですか?そんなに先輩がべッタリじゃ、甘粕さんいつまでも彼女できませんよ?(牽制)」
甘粕「………。(ちっ!)」
大吾「甘粕…そうなの?」
甘粕「別に困ってねーけど」
大吾「そっかー…へへっvvv」
純「でもっ!非番の日に緊急連絡があったりしたら、先輩家にいないとマズイでしょ?(食い下がり)」
大吾「それなら、HRに甘粕んちに居るって言ってあるから。それに甘粕の車で一緒に行った方が早いだろ?」
純「うっ…で、でもっ!先輩も甘粕さんも男の人だから…色々あるんじゃないですかー?(ぽっ)」
大吾「色々って?(首傾げ)」
甘粕「…性欲の処理(ボソッ)」
大吾「なぁ〜んだ!それも甘粕居るから全然問題ないって!」
純「えーーーーっ!?(驚愕)」
甘粕「………バカ(頭抱え)」
大吾「ん?なになに??おれヘンなこと言ったか?(キョロキョロ)」
純「せせせせ先輩ぃ〜?(パニック)」
大吾「それに甘粕のベッド、すっげーデカイから二人で寝ても余裕だし〜」
純「一緒にぃ〜!?(悲鳴)」
大吾「うん、甘粕に抱きついて寝ると安心だし」
純「抱きつく…(呆然)」
大吾「おれ、何かに抱きつかねーと寝れない質なんだけどさ。家には抱き枕あるけど甘粕んちには無いから…ま、おれが抱きつくと大抵朝まで寝かせてもらえねーんだけどな(ポッ)」
純「………!??(絶句)」
甘粕「…知らねーぞ、おい(頭痛)」
大吾「ん?どうかした、近藤??(きょとん)」
純「…先輩」
大吾「なに?」
純「先輩達って、どーいう関係なんですかあぁぁぁっ!!(絶叫)」
大吾「おれら?何だろ??」
甘粕「オレに訊くなよ」
大吾「んー…おれ結婚してるから〜、愛人関係?」
甘粕「ヤメロ、それ」
純「……帰ります(やつれ)」
大吾「そう?忍足さんによろしくな〜」
甘粕「…今日中に本局公認かよ(溜息)」←すでに諦めてる