フォトジェニック
八戒「…こんなにイイ天気なのに不健康ですねぇ。いつまで寝てる気なんでしょう?お布団干したいんですけど…」
悟浄「………(熟睡中)」
八戒「とりあえず…洗濯だけでもしちゃいましょうか(ニッコリ←黒八戒」

――――30分経過。

悟浄「くうぅぅぅ〜、よく寝た!イイ天気だなぁ…さてと、起きるか」
悟浄「……あ?何でパンツ穿いてねーんだ、俺??」
悟浄「昨夜はぁ〜、結構飲んで帰ってきたよなぁ…んで、すぐそのまま寝ちまったハズ………まさか!?」

ゴソゴソ…。

悟浄「…別にケツ痛くねーな。寝込み襲われた訳でもないと…だあぁぁぁぁっ!わかんねーっっ!!」
悟浄「八戒のヤツ、何か知ってるか……あ?」

悟浄「…何であんなにパンツが干してあるんだ!?」

悟浄「はっかいぃぃぃぃっっ!!」
八戒「あ、やっと起きたんですね?おはようございます」
悟浄「おはよーじゃねーだろっ!何で俺のパンツが1枚もねーんだよっ!!」
八戒「衣替えついでに全部洗濯しちゃいました〜あははは」
悟浄「あははって…全部洗濯する必要なんかねーだろ(脱力)」
八戒「っていうことは悟浄、ノーパンでジーンズはいてるんですか?」
悟浄「…ねーんだからしょーがねーだろ(怒)」
八戒「あっ!(ぽんっ)それは気が付きませんでしたvv今日の分まで洗ってしまいました〜」
悟浄「…嘘つけ(ぼそっ)」
八戒「何かいいましたか?悟浄(ニッコリ)」
悟浄「何でもありません…(涙)」
八戒「でもそのままじゃ気持ち悪いでしょ?僕のを貸してあげますよ、はいっvvv」
悟浄「…八戒さん?いつからそんな食い込みTバックをはくようになったんですの?」
八戒「今日からです!(ニッコリ)ささっ、エンリョせずにはいて下さい!あ、何なら僕がはかせてあげましょうかvvv」
悟浄「はっかい?何か目がコワイんですけど…」
八戒「やだなぁ〜、気のせいですよぉ〜♪」
悟浄「…それじゃ、その右手のカメラはナニ?」
八戒「つべこべ言わずにはけばいいんですっ!」
悟浄「うぎゃあぁぁぁぁっっ!!」


うなじフェチ
悟空「う〜〜〜んっ!あーつーいーっっ!!三蔵暑いよぉ〜(ダラリ)」
三蔵「………(無言)」
悟空「あーついったら暑いっ!!もう…なんだよなぁ…あ゛ーーーっっ!!」
三蔵「ウルセーッッ!このバカ猿!!」

スパアァァァーンッ!!

悟空「いってぇっ!なんだよっ!!三蔵のキチク!ハゲ!」
三蔵「永久に涼しくしてやろうかぁ?ああっ!?」
悟空「だって…ここ暑いんだもん…」
八戒「こんにちは〜」
悟空「あーっ!八戒だ!!」
三蔵「…何の用だ(イライラ)」
八戒「買い物ついでにご機嫌伺いに〜(ニッコリ)」
三蔵「もう一人のバカはどーしたんだ?」
八戒「悟浄ですか?この暑さに暑気あたりしましてね、家で寝てますよ」
三蔵「カッパの干上がりだな(キッパリ)」
八戒「あ、悟空お土産ありますよvv」
悟空「やりっ!なになに♪」
八戒「氷買ってきました。何種類かありますから好きなの食べてくださいね」
悟空「わーいっ!全部食う〜♪」
三蔵「こんのバカッ!んなに食ったら腹壊すだろっ!1個だけだっ!!」
悟空「えー…(うるうる)」
三蔵「…2個だけだぞ」
悟空「やったっ!どれ食べようかなぁ〜(ゴソゴソッ)」
八戒「…悟空には甘いんですねぇ、三蔵(しみじみ)」
三蔵「ウルセー」
悟空「三蔵は?食わねーの??」
三蔵「俺はいらん(ガタッ)」
八戒「三蔵?どちらへ」
三蔵「買い置きのタバコ取ってくるだけだ」

バタンッ!

悟空「うまいっ!でもやっぱ暑い〜」
八戒「髪の毛が長いですしねぇ…もうちょっと上に上げれば少しは涼しくなりますよ?」
悟空「マジ?八戒やって〜♪」
八戒「いいですよ(ニッコリ)」

三蔵「…何だその頭は?(呆れ)」
悟空「八戒にやってもらった〜vvv」
八戒「あはははは〜、悟空おだんご頭も似合いますねぇ」
三蔵「遊んでんじゃねーよ(怒)」
八戒「それにしても…三蔵って以外にフェチだったんですねぇ。この頭もかなり気に入ってるんじゃないですか?」
三蔵「???何の話だ?」
八戒「だって、悟空のうなじ…跡だらけですよvvv虫さされって数じゃないですよねぇ、ココ」
悟空「ひゃっ!くすぐってーっっ!!」
八戒「そうですか…三蔵はうなじフェチ…」
三蔵「…お前、悟浄に相手されないからって俺でウサはらしてんじゃねーっっ!!」


最強はダレだ?
ガサガサガサ…

悟空「なぁ、八戒…ホントに大丈夫かな」
八戒「大丈夫ですよ、僕の計算に狂いはありません!(キッパリ)」
悟空「俺っ…俺どーしても敵討ちたいんだっ!(ぐしっ)」
八戒「ああ、泣かないで下さい悟空。絶対成功しますから」
悟空「うん…でもさ、いいの?八戒」
八戒「いいんですよvv実験体としては申し分ないですし」
悟空「八戒がいいなら…あっ!来たよ!!」
八戒「隠れましょう!!」
ガサガサガサ…

悟浄「あー…眠ぃ、やっぱテキトーなトコで切り上げりゃよかったな。でも久々に絶好調だったし〜ふあぁぁぁっ(欠伸)」
悟空&八戒「………。」
悟浄「ん?何だぁ??(ピタッ)」
悟浄「(じー…)何でんなトコにハイライトが落ちてるんだ?しかもサラじゃん」

キョロキョロ

悟浄「ラッキー♪儲け〜っと!(ヒョイ)」

ガサガサッ!
ビンッ!

悟浄「なっ!?」

ヒュルルルルルル〜

悟浄「どわああぁぁぁっっ!!」
悟空「やったっ!八戒!成功したよっ(ピョンピョン)」
八戒「やはり、僕のいのしし罠は完璧でしたねぇ(ニッコリ)」

プラ〜ンプラ〜ン…

悟浄「おいっ!てめぇら!何のつもりだよっ!(怒)」
八戒「どうですか、逆さ吊りになったご感想は?」
悟浄「イイ訳ねーだろっ!さっさと降ろせよっ!!」
八戒「(無視)どーですか?これならバッチリでしょうvv」
悟空「うんっ!これなら三蔵の敵取れるよ!八戒ありがとーっvvv(ぎゅっ)」
八戒「いえいえ、では早速夕暮れ前までに仕掛けた方がいいですね」
悟空「そうだよなっ!そんじゃ、八戒まったね〜♪(猛ダッシュ)」
八戒「気を付けて下さいね〜」

悟浄「あのー…八戒さん?」
八戒「おや?忘れてました(ニコッ)どうしましたか?悟浄」
悟浄「どーしましたか?じゃなくってぇ…さっさと降ろして欲しいんですけど?」
八戒「イ・ヤ・で・す!(キッパリ)」
悟浄「八戒っ!テメェ…」
八戒「…悟浄?(ニッコリ)」
悟浄「(ビクッ!)な…なんだよ…」
八戒「あなた、昨日はいつもより早く帰ってくるっていってましたよねぇ?帰ってきて食事もするって、確かに僕訊いたんですけど?」
悟浄『しまったぁっ!忘れてたあぁぁぁっ!!』←心の声
八戒「僕はずうぅぅぅーーーっと!食事もせずに待ってたんですけどねぇ…(ニッコリ)」
悟浄『こっここここ恐ぇ〜よぉ〜(涙)』
八戒「で?今は一体何時でしょう?」
悟浄「ゴメンッ!俺が悪かったっ!!ついついカードの調子が良くって、久々にバカ勝ちしちゃったもんで…」
八戒「…どーせそんなことだろうと思いましたよ(溜息)」
悟浄「ホントッ、全部俺が悪いっ!八戒の欲しい物買ってやるから!!このとーりっ(ペコッ)うわっ…」

プラ〜ンプラ〜ン…

八戒「どーしましょうかねぇ…」
悟浄「あの…頭血ぃ逆上せて気持ち悪いんですけどぉ」
八戒「それじゃ、モノはいりませんから、1日僕の言うことを文句言わずに何でも訊いて下さい(ニッ)」
悟浄「えっ!それはぁ…ちょっと…(怯)」
八戒「さてと、リビングの掃除でもしますかねぇ(スタスタスタ…)」
悟浄「だああぁぁぁっ!分かったっ!!何でも言うこと訊きますーっ!!(ヤケ)」
八戒「…絶対ですね?泣き言は聞きませんよ?」
悟浄「………わっかりましたぁ(号泣)」
八戒「それじゃぁ(ゴソゴソ)誓約書のココに拇印押して下さいねvv」
悟浄「…そんなモンまで用意してんなよ」
八戒「はい指出して…っしょと!はい、オッケーですvv」
悟浄「とにかく早く降ろしてくれ(ゲソッ)」
八戒「はいvvv…それでは」

ザクッ!

悟浄「ぐおっ!!」
ドサッ!!
八戒「やー、このナイフ結構切れますねぇ」
悟浄「…いきなりロープ切んなよ(しくしく)」
悟浄「あーイテテテ…ったく、俺のだーいじな腰が使い物にならなくなったらどーしてくれるんだよっ!」
八戒「大丈夫ですよ、僕が責任取って面倒みますからvvあっ!でも騎乗位での悟浄の腰使いが堪能できないのは困りますねぇ」
悟浄「…もういい、何も言うな(涙)」
八戒「悟浄はテレ屋さんですねぇvvv」
悟浄「あれ?チビ猿はドコ行ったんだ?(キョロキョロ)」
八戒「悟空ならとっくに帰りましたよ?」
悟浄「何しに来たんだよ…こんな朝っぱらから」
八戒「まーまー、とりあえず家に入りましょう」

八戒「悟浄、コーヒーでいいですか?」
悟浄「おぅ!んで?さっきのアレは何だった訳?」
八戒「悟空の敵討ち指南をしていたんです。で、実際の効力を悟浄で試したんですよ」
悟浄「試すなよ(ガックリ)ん?ナニ、その敵討ちって」
八戒「悟空の話によると、三蔵が大変らしいです」
悟浄「あ?あの鬼畜生臭坊主が大変って…鬼の霍乱でぶっ倒れたとか?」
八戒「たぬきです」
悟浄「はぁ!?たぬき??何じゃそりゃ!!」
八戒「何でも近頃お寺の周辺の農家とかが1匹のたぬきに荒らされて大変らしいです」
悟浄「それと三蔵が何の関係があんの?」
八戒「それはもぅ、もの凄い凶暴で大きなたぬきらしいんですけど、ずるがしこくってなかなか捕獲できなかったそうです。その間も農作物は荒らされて…死活問題ですからね」
悟浄「ま、そりゃそーだわな」
八戒「そのたぬきが今度は三蔵のお寺にまでやってきて、庭は荒らし放題、お寺の供物も食い荒らしたり、仏具も壊したりと手を焼いていたらしいんです」
悟浄「すっげーたぬきだな、そりゃ」
八戒「で、三蔵がお寺総掛かりで捕獲作戦に乗り出したそうで…ま、人海戦術で追いつめて捕獲するってことらしいんですけどね」
悟浄「はぁ〜三蔵相手じゃ、たぬきのヤツにちょっと同情」
八戒「三蔵が自分から動くわけないでしょう?」
悟浄「ま、そりゃそうだ(しみじみ)」
八戒「で、どーにか追いつめて捕獲成功したそうなんですけど、でも…」
悟浄「でも、ナニ?」
八戒「捕獲したところでお坊さん達が三蔵に報告に行って、たぬきを見せたそうなんですよ。そこで悲劇がっ!」
悟浄「ひ…悲劇?(ドキドキ)」
八戒「捕獲されて観念したのか大人しくしてたたぬきが、三蔵と目があった途端もの凄い力で暴れ出したんですよ」
悟浄「たぬきにもアイツの危険性が伝わるのかぁ(感心)」
八戒「で、捕まえてたお坊さんが、押さえきれなくてつい手を離してしまったそうなんです、そうしたらっ!」
悟浄「そうしたら!?(ゴクッ)」
八戒「それはそれは素晴らしいたぬきキックを三蔵におみまいして逃げたそうです」
悟浄「ぶっ!」
八戒「すぐ悟空が慌てて三蔵に駆け寄って、助け起こしたそうなんですが…」
悟浄「…八戒?何震えてるんだよ??」
八戒「三蔵の…額に…チャクラの上からクッキリと…たぬきの足跡がアザになってしまった…らしくって…」
悟浄「ぶぶーーーーっっ!!」
八戒「その後とりあえず湿布を貼っているそうなんですけど、みんなが必ず額を見るらしくって…三蔵の機嫌が…」
悟浄「ひいぃぃぃっっ!はっ…腹痛ぇ〜(爆笑)」
八戒「笑いすぎですよ、おかげで悟空までも近寄らせないらしいですよ?」
悟浄「額にたぬきの足跡…見てぇ〜っ!!」
八戒「やめた方がいいですよ、悟空曰く三蔵に出会ってから最強最悪の機嫌らしいですから、悟浄が顔見せただけで銃乱射されちゃいますよ」
悟浄「で、チビ猿ちゃんは、そのたぬきに仕返しに行った訳だ」
八戒「そういうことです」
悟浄「なぁるほ…ど…あれ?」
八戒「…効いてきましたか?(ニッコリ)」
悟浄「おーまーえ〜っ!また一服盛りやがったなぁっ!!何だよコレッ!!」
八戒「しびれ薬ですよ、どーせ逃げられるとでも思ってたんでしょ?」
悟浄「あの…八戒さん、まだ昼前…(滝汗)」
八戒「約束は1日、24時間ですからね〜!時間は有効に使わないと…ささ、ベッドに行きましょうか(ヨイショッ!)」
悟浄「うわっ!やっ…やめろおぉぉぉっ!!(じたばた)」
八戒「大人しくしないと、気孔ぶっ放して気絶してるスキにスゴイことしちゃいますよーvvv」
悟浄「(ビクッ!)いーやーだあぁぁぁ〜!!(絶叫)」
八戒「あはははは〜、楽しみですねぇ♪」


いつもの朝
三蔵「…いい加減起こしに行くか。朝飯食いっぱぐれると後でぎゃーぎゃーウルセーしな」

ギィ……

三蔵「おい、起きろ悟空」
悟空「……。」
三蔵「…起きてるんなら返事ぐれーしろ」
悟空「……。」

もぞもぞ…。

三蔵「(溜息)…昨夜は確かに無理させたが、お前だってイヤがってなかったじゃねーか」
悟空「……。」

もぞもぞもぞ…。

三蔵「…お前がカワイイ顔してしがみつくもんだから俺も加減できなかったが。もう俺に触れられるのはイヤか?」

もぞもぞもぞ…。

悟空「……。(ふるふる)」
三蔵「イヤじゃねーんだな?」
悟空「……。(コクッ)」
三蔵「だったら…何を拗ねてるんだ?言いたいことがあるならハッキリ言え。じゃねーと、どーしたらいーか分かんねーだろ?」
悟空「……。」

もぞもぞもぞもぞ…。

三蔵「(ぶちっ!)…いい加減にぃ…顔ぐれー見せやがれっ!このバカ猿ーっっ!!」

バサッ!!

三蔵「…何だ?そいつは」
悟空「あにすゆんらよぉ〜っ!ひゃんぞー!!」
三蔵「…てめぇはぁぁぁ!どっからその饅頭を持ってきやがったんだーっっ!!(怒)」

バッシイィィィーンッ!!

悟空「いひゃっ!んぐっ!んんんんんーーーっっ!!」
三蔵「ったく…(呆れ)」
悟空「ふっ…ふえぇ〜、死ぬかと思ったぁ!あ、さんぞ!おはよ〜♪」
三蔵「おはよーじゃねぇ!俺はさっきから居ただろうがっ!!」
悟空「そうだけどさ…おはよーのチュウしてねーもん」
三蔵「そんなことより…いや、それはともかく、何でてめぇが饅頭なんか食ってるんだ?」
悟空「ん?さっき坊さんが檀家さんからの貰い物だって置いてったから、何かな〜?と思って。何かイイ匂いしたし」
三蔵「ほぅ…。俺に断りナシに勝手に食った訳だな?お前は」
悟空「(びくっ!)だっ…だって、目が覚めたらさんぞーいねぇし、すっげー腹減ってたし、さんぞー呼びに行こうとしたけど…腰痛くって動けなくて(赤面)」
三蔵「…悪かったな」
悟空「え…さんぞ?」
三蔵「だがな?それとつまみ食いは別の問題だっ!!罰として朝飯ヌキ!!」
悟空「えーーーっっ!!何でだよぅっ!さんぞーのバカッ!ハゲッ!ショタコンッ!!」
三蔵「…ちょっと待て。なんだ最後のは?」
悟空「え?この前悟浄が『三蔵はショタコンなんだな〜』って言ってたよ?」
三蔵「あのクソガッパ…ぶっ殺す!」
悟空「ねーねー?ショタコンってなに?」
三蔵「(思案)それを『悟浄に訊いた』つって、八戒に訊いて見ろ(ニヤッ)」←悪人
悟空「うんっ!分かったっ!!…ねぇ、おはよーのちゅうは?(上目遣い)」
三蔵「………チュッ」
悟空「へへっ…なーなー俺腹減ったよぅ…(うるうる)」
三蔵「…ちょっと、待ってろ」
悟空「わぁ〜いっ!!さんぞだーい好きっvvv」
三蔵「ちっ!」