愛と悲しみのリベンジ?
ザッザッザッ…ゴソゴソゴソ…グググッ!

悟空「…どうかな?八戒」
八戒「そうですねぇ…それぐらいなら大丈夫でしょう(ニッコリ)」
悟空「チクショー…今度こそっ…あっ!」
八戒「悟空、こっちです!」

ガサガサガサ…

悟浄「ったく…八戒のヤツ、人使い荒いよなぁ。塩が切れたぐれーで叩き起こされる身にもなってくれっつーの」

ピタッ☆

悟浄「ん?何でこんなとこにハイライトが落ちて…あっ!!」

キョロキョロ

悟浄「まぁた八戒のヤツ罠しかけてやがんな?ふふーん、同じ手は食うかっ!(得意げ)えーっとぉ〜、どっかに石はねーかなぁー…お、あったあった」

ヒュンッ!
コロコロコロ…

悟浄「ん?何にもなんねーなぁ…俺の考え過ぎか?(首傾げ)」

キョロキョロ

悟浄「ほんじゃぁ、素直にラッキーってカンジだな〜♪儲け〜♪♪」

ベキッ!

悟浄「なっ!?うわああぁぁぁっっ!!」

ドサッ!

悟空「よしっ!上手くいったーっっ!!(ぴょんぴょん)」
悟浄「いってぇー…おいコラッ!どーいうつもりだ、このチビ猿っ!!(怒)」
八戒「おやおや?ホントに引っかかっちゃったんですか、悟浄(覗き込み)」
悟浄「てっめーら!1度ならず2度までも…一体俺に何の恨みがあるんだよっ!!」
八戒「いくら悟浄でも2度は引っかからないと思ったんですけどねぇ…しかも落とし穴に」
悟浄「うっ!(赤面)いーからっ!こっから出せよっ!!」
八戒「頑張って登ってくださいね〜(ニッコリ)」
悟浄「なっ!?コラッ!手伝えってのっ!!」
悟空「よーっし!今度こそぜってぇアイツを捕まえてやるぞっ!!(ぐぅ)」
八戒「頑張ってくださいね(ニコッ)たぬき汁なら僕に任せてください」
悟空「うんっ!八戒ありがとうっvvv(ぎゅっ)」
八戒「健闘祈ってますよ〜♪(ヒラヒラ)」
悟空「そんじゃ、まったねーっ!(猛ダッシュ)」
悟浄「あのー…八戒さん?」
八戒「はい?なんですか、悟浄(しゃがみ)」
悟浄「今度はなんですの?」
八戒「宿命のライバルだそうです」
悟浄「はあ?何だそりゃ」
八戒「この前の三蔵リベンジはたぬきに負けたそうです」
悟浄「おいおい…(呆れ)」
八戒「相当なたぬきのようですねぇ…罠にはかかったそうなんですが、そのたぬき、足にかかった縄から逃げるために自分で関節をはずして逃げ出したそうですよ」
悟浄「なんつー…そりゃ、三蔵もケリ入れられるわな(感心)」
八戒「いやぁ、なかなか。僕もぜひ会ってみたいもんです」
悟浄「ところで、八戒?」
八戒「はい、何でしょう?(ニコッ)」
悟浄「俺はいつまでココにいなくちゃならないのかしら?」
八戒「ですから、頑張って登ってくださいねvv」
悟浄「八戒てっめぇっ!!」
八戒「悟浄…コレなーんだ?(ヒョイ)」
悟浄「げっ!!(硬直)」
八戒「えーっと?『淫乱姉妹の緊縛地獄』それから『女教師の破廉恥課外授業』それとぉ…」
悟浄「そっ…それはっ(脂汗)」
八戒「寝室の掃除してたらいっぱい出てきたんですよねぇ…ご丁寧にベッドの下に隠し納戸なんか作ってありまして(ニッコリ)」
悟浄「だからっ!それはすっげー昔に買ったヤツでぇ…いやぁ俺もすっかり忘れてたなぁ〜なんて…(焦)」
八戒「…そうですか、それじゃこれはぜーんぶ処分しちゃっていいんですね?」
悟浄「えっ!?いやっ…それは…」
八戒「いいんですね?(キラッ)」
悟浄「………はい(号泣)」
八戒「それじゃー、悟浄頑張って登ってくださいね〜♪」
悟浄「おっおいっ!!何だよ話が違うじゃねーかっ!!」
八戒「何がですか?僕はビデオを処分していいか訊いただけですよ?」
悟浄「はっかいぃぃぃ〜(涙)」
八戒「タダではイヤですねvvv」
悟浄「(ギクンッ☆)ま…まさか…」
八戒「今日1日僕の言うコト、なぁ〜んでも訊いてくれますか?(ニコッ)」
悟浄「…また一服盛るつもりだろ?(不審)」
八戒「イヤですねぇ〜、悟浄ってばvv悟浄が気にしてるんならその手は使えないじゃないですか」
悟浄「そうだけど…いや、でも…」
八戒「さて、洗い物と洗濯でもしましょうかねぇ(スタスタスタ)」
悟浄「わかったってっ!!(ヤケ)」
八戒「おや?そうですか、商談成立ですね♪それじゃココに拇印下さいねvvv」
悟浄「…またこんなモン用意したのかよ(呆れ)」
八戒「はい、手出してください…んっ、はい!確かに(ニコッ)」
悟浄「…早く出してくれ(ゲッソリ)」
八戒「ちょっと待ってくださいね〜、今縄ばしご降ろしますから(ヒョイッ)」

ガツッ!

悟浄「ってえぇぇ!!頭に当たったぞっ!!」
八戒「おや?すみませんね、ハゲませんでしたか?」
悟浄「ったく…(ブツブツ)」
八戒「ご苦労様でしたvvvささ、食事も途中でしたし、家に入りましょうか」
悟浄「…誰のせいだよ(溜息)」

悟浄「あ〜、ったく…朝っぱらからひでぇ目にあった(ゲソッ)ん?……何で朝飯がぜーんぶ無くなってるんだ?」
八戒「あ、それはさっき悟空がきたときに…何でも三蔵に怒られて朝食ヌキだったそうです(苦笑)」
悟浄「珍しいな…アイツ悟空にはとことん甘いから、大抵ハリセン食らわせて終わりなのに」
八戒「あれだと悟空には足りなかったんで、また多めに作ったんですよ。今暖め直して持ってきますからね」
悟浄「おうっ!」
八戒「あ、悟浄!タバコ吸うなら窓開けてくださいね」
悟浄「へーへー、あー…いててて。げっ、頭血ぃ出てるじゃん」
八戒「悟浄〜、出来上がったお皿、持っていってください」
悟浄「…これ持ってけばいーんか?」
八戒「はい、後は僕が持っていきますから。冷めないうちに食べちゃってていーですよ」
悟浄「え?いーよ、八戒だって腹減ってんだろ?」
八戒「いえ、僕はさっき悟空と一緒に…悟空が気にしてなかなか箸を付けなかったものですから」
悟浄「ふぅん、んじゃ食おーっと♪(パクッ)」
八戒「はい、お待たせしました〜」
悟浄「それにしてもよぉ…何だって朝飯ヌキにされたんだ?チビ猿ちゃん」
八戒「何でもあのたぬき事件以来、アザが消えるまでと悟空は寝室を別にされているらしいんです。で、さすがに3日経つと悟空も寂しくなったらしくって、夜中のうちにコッソリ三蔵のベッドに忍び込んで寝たらしくって」
悟浄「いや〜んvvチビ猿ちゃんってば大胆〜♪」
八戒「悟浄と違って悟空は添い寝しただけですよvvv」
悟浄「ちょっと待て、それを言うならお前だろ(じろっ)」
八戒「いやですねぇ〜、悟浄の寝込みを襲ったことはないじゃないですか〜」
悟浄「…そうだな、もっと手の込んだ陰湿な方法で来るよな」
八戒「悟浄?口は災いの元って諺、ご存じですか?(ニッコリ)」←笑ってない
悟浄「………こえぇ(怯え)」
八戒「ま、それでやっぱり起きた三蔵にハリセンをバシバシ食らったらしいんですが、悟空が涙ながらに三蔵の側にいたいと訴えて、三蔵もしぶしぶ了承したらしいんです」
悟浄「やっぱ甘いよなぁ(しみじみ)」
八戒「そこで悲劇がっ!」
悟浄「な…何だよ、またか??」
八戒「悟空が嬉しさのあまり、勢いよく三蔵に飛びついたらしいんです、そうしたらっ!」
悟浄「そうしたら?(ゴクン)」
八戒「その勢いで三蔵がひっくり返ってしまい、額の湿布がペロッと捲れ…そこには先日よりも更に鮮明でクッキリと紫色に浮かび上がった、たぬきの足跡が…(震)」
悟浄「ブーーーッ!!(涙目)」
八戒「で、ついつい悟空も悟浄のように『ぷっ』と吹き出してしまったらしく…」
悟浄「そりゃぁ、猿のせいじゃねーよなぁ(爆笑)」
八戒「結局ハリセンで叩き出されたあげくに朝食もヌキだったと」
悟浄「なるほど…そんで悟空もたぬきにヤツ当たりしに行ったんだ」
八戒「まー…そういうことになるんですかねぇ(苦笑)」
悟浄「あー、食った食った。ごっそーさん♪」
八戒「はい、悟浄お茶(スイッ)」
悟浄「………。(じいぃぃぃ)」
八戒「どうしたんですか?(首傾げ)」
悟浄「八戒…まさかお茶に一服盛ってねーだろーな?(疑)」
八戒「そんなことしてませんよvvvあ、それなら僕が先に飲みますよ」
悟浄「ちょっと待った!お茶自体とは限らねーだろ?湯飲み取っ替えろ!」
八戒「疑い深いですねぇ…どうぞ」
悟浄「誰のせいだよ(キッ!)」
八戒「で?どうですか??(ニコッ)」
悟浄「……大丈夫みてぇだな(ほっ)」
八戒「だから言ったじゃないですか〜、一服盛ったりなんかしてませんって…お茶には(ぼそっ)」
悟浄「あ?お茶には?…って…ああっ!?(クラリッ)」
八戒「いい加減悟浄も学習能力がついたようですので(ニッコリ)」
悟浄「なっ…何で…」
八戒「今日は食事の方に一服盛っちゃいました〜♪」←楽しそう
悟浄「なっ何だとぉーーーっっ!!」
八戒「いやー、最近調合した薬なんで試してみようかと。催淫効果と身体の力を脆弱させる薬なんですよvvvどうですか?いやぁ、悟浄はすぐに効果が現れるからついつい」
悟浄「ついつい、じゃねーっ!俺で実験するなっっ!!」
八戒「さてと。(聞いてない)24時間なんてあっという間なんですから、さっさとベッドに行きましょうね〜vvv」
悟浄「あのー…はっかいさん?まだ爽やかな朝なんですから、ソノ気にはちょっとぉ…」
八戒「僕は全然大丈夫ですよ!ホラ、この通り」←ナニが?
悟浄「ぎゃーーーっっ!!(怯)」←ナニに?
八戒「よいしょっと(抱え)悟浄の期待どおりに、い〜っぱい可愛がってあげますからねぇvvv」
悟浄「………。(ブンブンッ!/涙目)」
八戒「やだな〜、そんなに泣くほど嬉しいんですかー?あははは〜♪」
悟浄「いーやーだあぁぁぁぁ(絶叫)」


子供の疑問、大人の事情
テクテクテク

悟空「ねぇ、さんぞ?(クイッ)」
三蔵「あ?何だよ、早く歩かねーと日が暮れるだろ」
悟空「そーだけど…」
三蔵「夕飯遅れてウルセーのはお前だろうが。さっさと歩け」
悟空「…ねぇねぇ、さんぞ?(クイクイッ)」
三蔵「あぁ?何なんだよ、さっきっから…」
悟空「アレ、犬だよね?」
三蔵「………。」
悟空「あの犬さぁ、もう一匹に乗っかってナニしてんの?(首傾げ)」
三蔵「…あれは…だな…(眉顰め)」
悟空「あっ!ねねね、すっごい腰動かしてるよ?ナニやってんの?!三蔵っ!(ぐいっ)」
三蔵「…お前はまだ知らなくてもいいんだよ、ほらさっさと帰るぞ」
悟空「えー?なんでだよぉ〜!知りたい知りたい!ナニやってんの?ねーってばぁ!!」
三蔵「やかましいっ!」

バッシイイィィン!!

悟空「痛ってえぇぇっっ!!(しゃがみ)」
三蔵「ウルセーッ!おら、さっさと立て!(怒)」
悟空「じゃぁ、いつになったら教えてくれるんだよぉ(涙目)」
三蔵「…そのうちな」
悟空「わかった…んじゃ、帰ったら教えてよね」
三蔵「あぁ!?お前何言って…(焦)」
悟空「あー、腹減ったぁ…さんぞ、早く早くぅ〜♪」
三蔵「おい、悟空お前っ!…ガキに教えられる訳ねーだろ…(頭抱え)」

悟空「はぁ…お腹いっぱーい(幸せ)」
三蔵「あんだけ食やぁそうだろうよ(怒)」
悟空「さんぞ、明日はお仕事忙しいの?」
三蔵「あ?明日は朝から説法だ」
悟空「ちぇ…つまんないの(拗ね)」
三蔵「今日出かけたんだから、ちょっとは我慢して大人しくしてろ」
悟空「ん…分かってるけど…でも…」
三蔵「でも…何だよ?」
悟空「やっぱ、さんぞと一緒にいたいもーん…」
三蔵「…昼飯は戻ってくる」←甘っ!
悟空「ホント?一緒にごはん食べれるの?」
三蔵「ああ、だから大人しく遊んでろ(ポンッ☆)」
悟空「うんっ!(にっこり)」
三蔵「机の周りのモンは弄るんじゃねーぞ(ジトッ)」
悟空「うっ!…わかったよぅ。あっ、そうだっ!!」
三蔵「何、大声出してんだよ」
悟空「ねねね!さっきの教えてくれるんでしょ?あの犬ナニしてたの??(キラキラッ)」←期待
三蔵「うっ…今日教えるとは言ってねー(汗)」
悟空「えー?何でだよぉ〜!あっ!もしかして…さんぞも知らないんだろ〜(含笑)」
三蔵「テメェと一緒にすんな、バカ猿!(怒)」
悟空「んじゃぁ、なになに?(首傾げ)」
三蔵「…だからっ…あれは…だなぁ…子作りだっ!(吐捨て)」
悟空「…こづくり?」
三蔵「動物がつがいで子供をあーやって作るんだ」←開き直り
悟空「つがい?」
三蔵「夫婦ってことだ」
悟空「んじゃ、あの犬はお父さんとお母さんでぇ…あーやって子供つくるの??」
三蔵「そうだ」
悟空「ふぅん…じゃ、さんぞもするの?(首傾げ)」
三蔵「(ブハッ)ゲホゲホッ…テメッ…何言って…」
悟空「んー…でも俺したことないよ?」
三蔵「当たり前だっ!子供がすることじゃねーっ!!」
悟空「そうなの?そんじゃ、おっきくなったら俺さんぞの子供作りたいっ!(ぐぅ)」
三蔵「…俺の子供、だと?」
悟空「うんっ!さんぞの子供だったらきっとカワイイよねぇ(ニコッ)」
三蔵「…悟空、言い忘れてた(コホン)」←不穏
悟空「なぁに?さんぞ??」
三蔵「ちょっとコッチ来い」
悟空「うん(トテトテトテ)」
三蔵「…お前、軽いな」
悟空「わぁ〜い、だっこ〜vvv(ごきげん)」
三蔵「さっきのだが、子作りの他にもう一つ意味があるんだよ」
悟空「ほかに?なぁに??(きょとん)」
三蔵「あれはな?一番大好きなヤツとすると、もの凄く気持ちイイものなんだ」
悟空「一番…好きな人?(首傾げ)」
三蔵「そうだ」
悟空「んー…そんじゃ、さんぞとすると気持ちいいの?」
三蔵「悟空は俺が一番好きなのか?」
悟空「うんっ!俺さんぞがいっちばん好きだよ?(ニッコリ)」
三蔵「そうか…(ニヤリ)」
悟空「……ほぇ?」

ドサッ☆

三蔵「それじゃ、気持ちよくしてやるよ」←おいっ!
悟空「え?え?さんぞ…なに…え?…何で服脱がすの??…え?(じたばた)」
三蔵「こら、おとなしくしてろ(ゴソゴソッ)」
悟空「え?…やぁん…さんぞ…くすぐった…やんっ…」
三蔵「すぐに気持ちよくしてやる」

しくしくしく…

悟空「…さんぞの嘘つきぃ(涙)」
三蔵「あ?ナニがだよ」
悟空「だってだってぇ……すっごく痛かったもんっ!(拗ね)」
三蔵「痛いだけじゃなかったろーが」
悟空「うぅっ…それにあんなカッコさせてっ…あの犬してなかったもん(赤面)」
三蔵「人は色んなカッコしてヤルんだよ(しれっ)」
悟空「でもでもっ!」
三蔵「…そんなにイヤだったのか?(抱き)」
悟空「ヤじゃ…ないけど…恥ずかし…(ぎゅうっ)」
三蔵「それに、慣れれば痛くなくなるしな」
悟空「え、そうなの?」
三蔵「ああ、最初のうちだけだ」
悟空「そうなんだぁ…じゃ、さんぞ!もっとシテッ!!」
三蔵「………あ?(呆け)」
悟空「だって俺痛いのヤダもんっ!(ぐぅ)」
三蔵「でも…だからって…(焦)」
悟空「さんぞ…ヤなの?(じわっ)」
三蔵「そうじゃなくて…あのな?(焦×2)」
悟空「俺はさんぞが一番すきだけど…さんぞは違うんだっ!(じわじわ〜)」
三蔵「あ゛ーーーっ!ったく!!(グイッ)」
悟空「んっ!?」

三蔵「………。」
悟空「………ふぁ」

三蔵「いーか、よぉーく聞けよ?俺は人に触るのも触られるのも大っ嫌れぇなんだよ。ましてや好きでもなきゃ、あんなコトなんかしねーんだよ、分かったか?」
悟空「えへへ…さんぞ大好きっvvv(ぎゅっ)」
三蔵「だからな、ぜってー俺以外のヤツにさせるんじゃねーぞっ!」
悟空「え?だって…さんぞじゃないとヤダもん、俺(きょとん)」
三蔵「…なら、いい」←ご機嫌
悟空「ねーねー、さんぞも他の人としちゃヤダよ?」
三蔵「しねーよ、バカ猿」
悟空「もぉ〜、すぐ猿ってゆー!!(ぷくっ)」
三蔵「ったく…お前ウルセーな、黙らせてやろーか?」←どーやって?
悟空「あ…やぁっ…さんぞっvvv」


オトコの沽券
悟空「ねぇねぇ、さんぞ?」
三蔵「あー?(パサッ)」
悟空「………。(じいぃぃぃ)」
三蔵「何だよ?」
悟空「………。(じいいぃぃぃ〜)」
三蔵「オイ、猿。ドコじろじろ見てやがんだ(眉顰め)」
悟空「…さんぞ、ちょっとゴメン!(タックル)」

ドサッ!

三蔵「テッメー、何しやが――」

バサッ☆
グイッ!!

悟空「………。(じー)」
三蔵「ナニ見てやがんだっ!このバカ猿ーーーっっ!!」

バッッシイィィィーン!!

悟空「いってえぇぇぇっっ!!(頭抱え)」
三蔵「バカが…俺のモン眺めるぐれーヤリてぇのか?あぁ!?(怒)」
悟空「違う違うっ!!そうじゃなくってぇ(ブンブン)」
三蔵「さっさと言え。理由によっちゃーお仕置きだ」
悟空「だって…確認したかっただけだもん」
三蔵「…何考えてんだぁ?(ひくっ)」
悟空「だって…男のコカンにかかわるって」
三蔵「…沽券だろ、バカ(呆れ)」
悟空「ううん、だって悟浄が男の価値はコカンで決まるってゆってたけど?」
三蔵「あんのバカエロガッパ(激怒)」
悟空「でね?今日八戒んちで―――」

悟浄「へーん、取れるモンなら取って見ろよ、ホレホレ」
悟空「何だよぉっ!俺のまんじゅうだぞっ!最後の1個なんだからな〜(ピョンピョン)」
八戒「全く…悟浄、大人げないですよ?」
悟空「ちくしょー…えいっ!(ゲシッ☆)」
悟浄「うぎゃーーーっっ!!(前屈み)」
八戒「あー…(汗)」
悟空「へっ、ざまーみろ〜!(もぐもぐ)」
悟浄「〜〜〜〜っっ!!(脂汗)」
八戒「悟浄、大丈夫ですか?全く…自業自得ですよ(トントン)」
悟浄「このっ…クソザルッ……俺のごりっぱなモンが使い物にならなくなったらっ…どーすんだよっ!」
八戒「んー、僕が困りますねぇ〜」
悟浄「八戒…今そーゆーツッコミが欲しいトコじゃないんだけど…っ」
八戒「あはははは、すみません(ニッコリ)」
悟空「ごりっぱ?何それ(きょとん)」
悟浄「テメーが、今蹴った俺のチン○だよっ!」
悟空「悟浄の?ごりっぱって??(首傾げ)」
八戒「まぁ、早い話ソレが大きいってことですねぇ。悟浄は自慢したいんですよ(苦笑)」
悟空「自慢?おっきーとエライの??」
悟浄「ふぃー…(復活)あ?エライに決まってんだろ。大きさイコール男の価値みてーなもんだし?」
八戒「単純ですねぇ…」
悟浄「うっせーよ!(ムッ)」
悟空「ふーん…でも悟浄のって三蔵よりちっちぇーよ?」←爆弾
悟浄「…何だってぇ?!」
悟空「前にココで悟浄と風呂入った時に見たけど、やっぱ三蔵のほうがおっきーよ」
悟浄「何だとおぉぉっっ!!あの生臭ボーズのどこが俺よりデカイんだよっ!!!」
悟空「どこって言われても…(首傾げ)」
悟浄「目の錯覚だ!そうに決まってるっ!!」
悟空「んー、でもぱっと見でわかったけどなー、俺」←トドメ
悟浄「嘘だあぁぁぁっっ!!(絶叫)」
八戒「人は見かけによらないって本当なんですねぇ(しみじみ)」
悟空「そんで、八戒の方がもっとおっきーな」
悟浄「………あ?」
八戒「………。」
悟空「んじゃ、いちばんエライのは八戒だ〜♪」
悟浄「えーっとぉ…(視線逸らし)」
八戒「…僕の大きさなんて身をもって知ってるでしょ?悟浄(微笑)」
悟浄「うっ…(冷や汗)」

悟空「でね?悟浄がしつこく『もー1回ちゃんと確かめてこい!』ってうるさいから」
三蔵「………。」
悟空「やっぱりさんぞの方がおっきかった〜♪」
三蔵「…八戒の方が(ぼそっ)」
悟空「え?なんかゆった、さんぞ??(首傾げ)」
三蔵「このバカ猿!てめぇロクなこと覚えてきやがらねぇな!お仕置きだっ!!」←八つ当たり
悟空「え?ええーっ!?何でだよぉ〜!!うぎゃっ☆」

ごろん。

三蔵「男はデカさだけじゃないってのを教えてやるよ(ニヤッ)」
悟空「やっ…そんなの…悟浄のばかーっ!!(号泣)」


家庭の医学?
悟浄「はっかい〜、風邪薬ってどこにしまった?」
八戒「おや、風邪引いたんですか?」
悟浄「んー…分かんねーけど、何かノドが痛くってさぁ」
八戒「ひき初めですねぇ…そこの戸棚の3段目に薬箱ありますから」
悟浄「3段目ね」
八戒「ええ、中の茶色の瓶が風邪薬ですから」
悟浄「ちゃ〜いろ〜」
八戒「ひき初めなら葛湯でも入れましょうかね」
悟浄「葛湯?なーんかマズそうだな」
八戒「良薬口に苦しって言うでしょ?まぁ、葛湯は苦くないですけどね」
悟浄「ふーん…いわゆる漢方ってやつ?」
八戒「まぁ、そんなモンです(苦笑)」
悟浄「この際効きゃぁ何でもいいよ」
八戒「あ、悟浄!今飲んじゃダメですよ。薬は食後にしてくださいね」
悟浄「はいよ〜」
八戒「あっ!それと2〜3日は夜遊び厳禁ですからね」
悟浄「えーっ!何でだよぉ〜(不満)」
八戒「ダメに決まってるでしょう?賭場なんて空気悪いんですから。それにあんな人の多いところで余計風邪こじらせたらどーするんですか!それこそ寝込んで2〜3日で済まなくなりますよ?」
悟浄「…はいはい、わかったって」
八戒「あっ!それと…」
悟浄「なーんだよっ!まだあるのかー!?」
八戒「…悟浄?誰の心配をしてると思ってるんですか?(ニッコリ)」←不穏な空気
悟浄「俺でぇ〜す(怯)」
八戒「タバコも少し本数控えましょうね?やめろって言ってもどうせ聞かないでしょうから、せめて本数だけでも減らしましょう。喉に悪いですから」
悟浄「へーい、了解」
八戒「それじゃ〜早く薬飲める様に、今日は夕飯早めにしましょうね」
悟浄「んー、そうしてくれると助かる」
八戒「それじゃ、とりあえず葛湯いれてきますね」


悟浄「あー…食った食った♪」
八戒「食欲はあるようでよかったですね」
悟浄「まだひき始めだからなぁ(ゴロン)」
八戒「悟浄、そんなところで寝ないでくださいよ?」
悟浄「子供じゃねーんだから、こんな時間に寝るかよ」
八戒「悟浄、お風呂どうします?」
悟浄「ん?俺後でいい」
八戒「そうですか?それじゃ僕先に入ってきますね」
悟浄「どんぞどんぞ♪」
八戒「あっ!悟浄、忘れずに薬飲んでくださいね〜」
悟浄「わーってるって!」

パタン☆

悟浄「えーっと…3段目に薬箱入ってるって言ってたよなー(ガタガタ)お?これか」

パクン☆

悟浄「何だよ…茶色の瓶って、2本あるじゃねーか(ボソッ)」

考え中…。

悟浄「とりあえず、2つとも飲んでおくか!薬なんだから死にゃーしねーよな♪」

20分後。

八戒「ふぅ。悟浄、お先に――――悟浄!?」
悟浄「………。」
八戒「悟浄、大丈夫ですか!?」
悟浄「ん……?」
八戒「(ほっ…)よかった、気が付きましたか…床に倒れてるからどうかしたのかと…」
悟浄「はっかいぃ〜♪(ガバッ!)」
八戒「ちょっ…悟浄?どーしたんですかっ??(焦)」
悟浄「んーvvv」

ちゅううぅぅぅぅ〜

八戒「んーっっ!??」
悟浄「ぷはっ…はっかい〜、俺のこと好きー?(にへら)」
八戒「悟浄…突然どうしたんですか…(困惑)」
悟浄「だーかーらーっ!俺ってカワイイ?(首傾げ)」
八戒「そりゃぁ…僕にとっては世界中で一番カワイイです(断言)」
悟浄「そっかぁ〜♪んじゃ、ヤろっ!!」
八戒「…はぁ??あのぉ…話がよく見えないんですけど…」
悟浄「何だよ〜っ!いつもは俺がヤダつったってヤるクセにぃ〜(にへら)」
八戒「あのー…まさか、悟浄酔ってるんですか?」
悟浄「酒なんか飲んでねーよ〜♪だって八戒ウルセーも〜ん♪♪」
八戒「さて。どーしましょうかねぇ(思案)」
悟浄「はっかいぃ〜!早くヤろーぜ〜vvv(脱ぎ脱ぎ)」
八戒「あっ!悟浄何するんですかっ…ちょっと待ってくださいって(焦)」
悟浄「好きなクセに〜♪(へらへら)」
八戒「ん?…ああっ!!悟浄あの瓶…アレ飲んじゃったんですか!?」
悟浄「だって〜、八戒が飲めって言ったんじゃーん!」
八戒「薬箱は違う箱なんですけどねぇ…アレは僕の調合した…」
悟浄「んー?薬違うのかぁ??」
八戒「薬は薬なんですが、でも悟浄のこの症状は…ふーん、両方飲むとそーなりますか…ふむ。」←悪巧み
悟浄「なーなー、八戒早くヤろーってばよぉ〜vvv」
八戒「はいはい、それじゃ今日は悟浄がカワイイので超スペシャルメニューで頑張りましょうねぇ〜vvv」
悟浄「イエ〜イ!カラにしてやるぜぃ♪八戒、覚悟しろよーんvvv」


―――朝。

悟浄「い…ってててて(頭抱え)」

カチャ☆

八戒「おはようございます〜、悟浄、大丈夫ですか?」
悟浄「だいじょ…ぶ…じゃねぇ(突っ伏し)」
八戒「あー…熱出ちゃいましたか?」
悟浄「熱じゃねーよっ!」
八戒「おや?風邪が酷くなったんじゃないと?」
悟浄「……八戒」
八戒「はい、何ですか?(ニッコリ)」
悟浄「今日は随分と顔のツヤがよろしい様で?(ジロッ)」
八戒「そうですかー?昨夜は夢の様でしたよ…悟浄(ウットリ)」
悟浄「夢の様って…えーっとぉ…ナニがあったのかしら?(脂汗)」
八戒「……聞きたいですか?」
悟浄「や…やっぱいい」
八戒「まーまー、エンリョしないで♪あ、何でしたら再現しましょうか〜?汗いっぱいかけば風邪の治りも早いですしねvvv(グイッ)」
悟浄「ちょっ…ままままま待てーっ!それは熱がある時だろっっ!!(ジタバタ)」
八戒「おや?悟浄元気ですねぇ」
悟浄「もー直ったっ!今直ったっっ!!」
八戒「そうですか?それじゃ全快祝いっていうことでvvv」
悟浄「うぎゃあああぁぁぁっっ!!(号泣)」

八戒「あの薬は調合し直してまた使いましょうかね〜(ニヤリ)」←真っ黒