イタチごっこ |
ぱたぱたぱた… 八戒「はー、毎日掃除してても埃って溜まるんですねぇ。一体どこから来てるんでしょう」 シュウウゥゥゥー… 八戒「お湯沸いたようですね…」 ガコッ☆ 八戒「ん?何か…この棚、奥行きが前より深い気が…。この左側に意味もなく付いてる取っ手も無かったはずですよねぇ(思案)」 ぐぐっ! ガラガラガラガラ〜 八戒「………成る程。また性懲りもなく、いつの間に(キラーンッ)」 バタンッ! 悟浄「あ〜、暑っちー暑っちー!今日何度あるんだよ〜」 八戒「お帰りなさい。丁度今が一番暑い時間でしょ」 悟浄「ちっ…タバコが切れなきゃ、わざわざ暑い時間に出ねーっつーの。ほい、お土産」 八戒「かき氷ですか…冷たそうですねぇ」 悟浄「氷なんだから当たり前じゃん♪あ、ロックアイスも買っといたから冷凍庫入れといてくれよ」 八戒「わざわざ買わなくても…氷なら作ってあるのに」 悟浄「この暑さじゃ足りねーって」 八戒「悟浄…ちょっと?」 悟浄「ん?何だよ??」 八戒「お話があるんです。ここに座ってください(ポンポンッ)」 悟浄「……何でお前の膝の上に?(ジロッ)」 八戒「あ、間違っちゃいました〜♪こっちのソファです」 悟浄「ぜってーわざとだろ(呆れ)」 八戒「と、まぁ…とりあえず軽〜く場を和ませてですね〜」 悟浄「和んでねーよ…」 八戒「さて、本題です。ここに大きな風呂敷包みがあります(サッ)」 悟浄「…何これ?夜逃げでもするような風呂敷は??」 八戒「夜逃げはムリでしょうねぇ…こんなモノ持って」 悟浄「こんなモノ?(首傾げ)」 ごそごそごそ…ぱらっ… 悟浄「うげっ!!」 八戒「この前ベッドの下の隠し納戸にあったビデオと雑誌…僕ぜーんぶ処分したハズなんですけど?あれから日にち、そんなに経ってませんよねぇ?どーしたんですか、コレ」 悟浄「えーっとぉ…それもだーいぶ昔に買ったヤツでぇ〜(脂汗)」 八戒「ほぅ?その割には覚えのあるタイトルがありますねぇ?『女教師の破廉恥課外授業』とか…買い直す程お気に入りでしたか(ニッコリ)」 悟浄「や…気のせいじゃねーかなー?そーゆーヤツって似たタイトル多いし?(あさっての方向)」 八戒「僕…記憶力はいいんですよ、幸いなことに。それにコレが見つかったあの棚…最近改造した形跡がありますしねぇ(トントン☆)」 悟浄「それは八戒さんの気のせいじゃないかしら〜?(引きつり笑い)」 八戒「毎日この家掃除してるんですよ?気付かない訳ないでしょう…ね、悟浄?(微笑)」←黒オーラ全開 悟浄「えっとぉ…あっ!氷、溶けちまうじゃねーかよ〜!俺冷凍庫にしまってく…」 ガツッ! バッターーーンッ! 悟浄「うぎゃっ!(倒)」 八戒「…逃げられるとでも思ってるんですか?悟浄(ニッコリ)」 悟浄「ひ…えぇぇぇ〜(怯え)」 八戒「仏の顔は三度まで、って言いますけど、僕妖怪なんで二度目はないんですよねぇ〜ふふふっvvv」 悟浄「おおおおお落ち着け、八戒!(後ずさり)」 ダンッ!!! 八戒「どこに逃げる気ですか、悟浄?」←ブリザード 悟浄「スマン!俺が悪かったっ!ちょっとカードで勝った時の気の迷いでっ!!(半泣き)」 八戒「悟浄がそーんなに好きなビデオってどんなだろうと思って、とりあえず参考までに数本早送りしながら見てみたんですけど」 悟浄「なっ…何の参考だよっ!?」 八戒「で、見て分かったのが…どれも道具使ったプレーが多いんですねぇ(ニッコリ)」 悟浄「そ…そーだったかなぁ?忘れちゃったな〜俺(ビクビク)」 八戒「思い返してみると…僕たちはノーマル過ぎたのかなぁと反省をしまして」 悟浄「そんなモンせんでいいっ!それにお前のは全っ然ノーマルじゃねーっ!!(叫)」 八戒「悟浄の趣向も考えず…いつも物足りなかったんですね?(ホロリ)」←嘘泣き 悟浄「滅相もない!そんなことはございませんーーーっっ!!(冷や汗)」 八戒「じゃ、何でこんなにビデオやら雑誌を?物足りなさに疼く身体をコレで慰めていたんでしょ?僕が留守にしている隙に(キラッ)」 悟浄「ナニとコレは別だああぁぁぁっっ!!(焦り)」 八戒「と、いうことで♪悟浄のご希望に添えようかと思いまして…お仕置きついでにvvv」←本領発揮 悟浄「謹んでご辞退いたしますぅ〜(じたばた)」 八戒「ああ…そう言えば…」 ちらっ。 悟浄「離せえぇぇぇっ!いーやーだあぁぁぁっ!!(暴れ)」 八戒「悟浄、今日は暑いって言ってましたよねぇ」 悟浄「なっ…何だよ!?(警戒)」 八戒「涼しくなれて、道具を使う快感も得られます…一石二鳥ってことで」 悟浄「お前、ナニ言ってんの??」 八戒「この氷、身体に入れたら涼しくなりますよvvv(満面の笑み)」 悟浄「ま…まさかっ!?(蒼白)」 八戒「いーっぱいありますから、エンリョしないで食べてくださいね……下のクチでvvv」 悟浄「うぎゃあああぁぁぁっっ!!(号泣)」 |
ラブレターが欲しい! |
悟空「んー?この袋、開きにくいなぁ」 バラバラバラ 悟空「うわわわっ!もう…バラバラだ〜。よいしょっ」 ひょい☆ 悟空「あ、ここにも落ちてた…ん?この箱何だろ??」 ばたばたばた バッターンッ!! 悟空「ごじょーっ!」 悟浄「あ、何だよ?あっちで菓子食いながら八戒に借りる本探すんじゃなかったのか?」 悟空「この箱なに?ベッドの下にあったけど…何かいっぱい紙が入ってる」 悟浄「しーーーっ!…ちょっとこっち来い(ちょいちょい)」 悟空「な…なになに?どうしたんだよ??(首傾げ)」 悟浄「これはな?俺が今まで美人なお姉さん達とか、可愛いお嬢さん達から貰ったラブレターだ(ひそっ)」 悟空「ラブレター…って何?(きょとん)」 悟浄「……そんなことも三蔵は教えてねーのか(がくっ)」 悟空「だから何だよぅ!!(ぐぅ)」 悟浄「わーったよ!教えるから静かにしろ!…八戒にバレたら何されるか(怯え)」 悟空「そんで?ラブレターってなぁに??(ひそひそ)」 悟浄「これはな、好きな相手に自分がどれだけその人のことを好きかを書いて渡すモンなの」 悟空「んん〜?よく分かんない」 悟浄「だから…そうだなぁ、例えば悟空は三蔵のことが好きだろ?」 悟空「うんっ!だーいすき〜vvv(コクコク)」 悟浄「それでだ!悟空がその気持ちを三蔵に伝えたいとする」 悟空「…俺いつも言ってるよ?」 悟浄「……それじゃ話が進まねーっつーの(呆れ)」 悟空「そっか!それでどーすんの?」 悟浄「だから悟空がどれだけ三蔵のことを好きかってコトをこういう紙…便箋に書いて三蔵に伝えると。その手紙がラブレターっての」 悟空「ふぅん…んじゃ、これみーんな悟浄のことが好きな人から貰ったの?」 悟浄「おう、まぁな♪」 悟空「みんな趣味悪いんだな…」 悟浄「てめぇ、どー言う意味だよ(怒)」 悟空「でもさ、みんなどーゆーコト書いてるの?(ガサガサ)」 悟浄「あーっと!ダメダメ〜♪お子ちゃまにはちょーっと刺激的なことが書かれてるからな〜」 八戒「へぇ…一体どんなことが書かれてるんですか?」 悟浄「うわあああぁぁぁっっ!!(跳び上がり)」 悟空「あ、八戒〜♪」 八戒「きっとさぞかし熱烈で情熱的な愛の告白が書かれているんでしょうねぇ…(ニッコリ)」 悟浄「いや…その…(脂汗)」 八戒「悟浄、ちょっときて下さい。あ、アップルパイ焼いてありますから、悟空は食べながらちょ〜っと待っててくださいね?(グイッ!)」 悟浄「いーやーだあああぁぁぁっっ!!(じたばた)」 ずるずるずるずる… パタン☆ 悟浄「ぐあっ!やめろっ!おおおおお落ち着けってっ!!ひっ…ひいいいぃぃ〜(絶叫)」 10分経過。 ガチャ☆ 八戒「ふぅ…悟空、席外してすみませんでしたね(ニコッ)」 悟空「ううん、へーき!アップルパイおいしかったぁ〜」 八戒「そうですか、喜んでもらえて嬉しいです。あ、今お茶いれますからねvvv」 悟空「あれ?悟浄は??(キョロ)」 悟浄「ココにいるぞぉ…痛ぅっ(ゲッソリ)」 悟空「悟浄…何で顔メチャクチャ腫れてるの?それに歩き方ヘンだけど…腰どーかした?(きょとん)」 悟浄「さぁね〜、どーしちゃったんだろうね〜ははは(乾き涙)」 悟空「ねぇねぇ、八戒(くいくい)」 八戒「はい、何ですか?悟空」 悟空「俺にラブレターの書き方教えてっ!」 八戒「…三蔵に渡すんですか?(微笑)」 悟空「う…うん(真っ赤)」 悟浄「何だよ、それなら俺が熱烈ぅな文章、考えてやるぞ?(にやにや)」 八戒「悟浄の熱烈なラブレターなら僕が欲しいですねぇ」 悟浄「なっ…何言ってんだよっ!!(赤面)」 八戒「言い出したのは悟浄でしょ?」 悟浄「俺は小ザルちゃんの話をしてたのっ!」 八戒「さて、本題に入りましょうか」 悟浄「…俺は前置きかよ(拗ね)」 八戒「そんなに難しいことではないですよ?悟空の素直な気持ちを書けば言いだけですからね」 悟空「そうなの?でも三蔵どう思うかなぁ…」 八戒「勿論喜ぶと思いますよvvv」 悟空「そうかなぁ…喜んでくれるかなぁ」 悟浄「喜びすぎて裸踊りでもすんじゃねーの?(投げやり)」 悟空「悟浄と一緒にすんなよっ!」 悟浄「俺がするかっ!!」 八戒「はいはい、コントはそのぐらいにしましょうね♪じゃぁ、僕便箋持ってきますね」 三蔵「…もうこんな時間か。悟空は帰ってきたのか?メシの時間が近いのに騒がねーな…」 カタ… 三蔵「何コソコソ覗いてるんだ?さっさと入れ(溜息)」 悟空「さんぞ…お仕事終わった?」 三蔵「ああ、もうすぐメシの時間だぞ」 悟空「う…ん…(もじもじ)」 三蔵「???何だ一体…」 悟空「あの…さ…えーっとぉ…(俯き)」 三蔵「あぁ?言いたいことがあるんならさっさと言え(イライラ)」 悟空「んとね…さんぞっ!コレっっ!!(さっ)」 三蔵「…何だ、コレは?(眉潜め)」 悟空「ラブレター…三蔵に書いたの!(真っ赤)」 三蔵「ラブレターだと!?」 悟空「あ、俺手ぇ洗って着替えてくるからっ!!(猛ダッシュ)」 三蔵「あ、おい!悟空!?」 カサ… 三蔵「ったく…八戒のヤツだな(溜息)」 カサカサ… 『さんぞうへ。 いちばんだいすきだよ。 ずっとそばにいてね―――ごくう』 三蔵「バカ猿…きたねー字(微笑)」 カサ… 三蔵「…仕方ねーな」 カタッ… 悟空「さんぞ…読んだ?(こそっ)」 三蔵「ああ…もっと字ぃ書く練習しろ。きたなくって読めねー」 悟空「え…読めなかった…の?(じわっ)」 三蔵「俺はてめぇの字には慣れてるからいいけどな。他人には何書いてあるか分かんねーから練習しろって言ってるんだ(溜息)」 悟空「じゃぁ…三蔵は読めたんだぁ(ぱぁ)」 三蔵「おい、悟空こっち来い」 悟空「なに?三蔵(とてとて)」 三蔵「ほら…」 悟空「え…三蔵もラブレターくれるの?(キラキラ)」 三蔵「読んでみろ」 悟空「うんっ!」 カサカサ… 悟空「………。」 三蔵「どうした?(にやっ)」 悟空「さんぞ…何か字がつながってて、なんて書いてあるか分かんないよぉ〜(涙目)」 三蔵「そうか?それが読めるようになるぐらい勉強するんだな」 悟空「ええ〜っ!?なんて書いてあるんだよぉ〜!教えてくんねーの〜?」 三蔵「フン…俺の言葉、なんだからな。八戒に訊いたりしねーで、自分で読めるように努力しろよ」 悟空「さんぞーのいじわるうぅぅぅ〜!!」 |
律儀なストーカー? |
とてとてとて 悟空「お昼も食ったし、三蔵も仕事してるし…お昼寝でもしよっかなぁ」 ガチャ☆ 悟空「遊び行きたいけど、この前『ねっちゅうしょー』ってのになって三蔵に怒られちゃったしな。八戒と悟浄は今日は出かけてるって言ってたし〜」 ギシッ☆ 悟空「…やっぱお昼寝しよ。天気もいいし、風も気持ちいいしなぁ…えっと、お腹冷やさないようにタオルと〜まくら…あれ?」 キョロキョロ ゴソゴソゴソゴソ 悟空「うそっ…お昼寝まくらがない!?」 バタバタバタバタ 三蔵「………あんのバカ猿、毎回毎回(怒)」 バッターーーンッ!! 三蔵「ウルセーッッ!!静かに入ってきやが――――」 悟空「うえええぇぇぇ〜さんぞぉっっ!!(号泣)」 三蔵「………何泣いてやがんだ?」←泣かせたヤツ殺す気満々 悟空「ひぃっく…びえええぇぇぇ〜(ぎゅっ)」 三蔵「ったく…泣いてちゃ分かんねーだろうが(ポンポン)」 悟空「らって…ないらもん…おれっ…おれの〜〜〜〜うええぇぇっ…(滝涙)」 三蔵「ちっ…話が進すまねぇ」 グイッ! ちううぅぅぅぅぅー… 悟空「んんっ…!?」 三蔵「………。」 ――――5分経過(長っ!) 悟空「…うにゃぁ(腰砕け)」 三蔵「ちったぁ落ち着いただろ」←ご満足 悟空「ん…でも…身体チカラ入んないよぉ」 三蔵「仕方ねーな。こっちのソファに座れ」 悟空「さんぞ…だっこ(上目遣い)」 三蔵「………。」 ひょい☆ スタスタスタスタ ドサッ! 悟空「えへへ…ありがと(ニコッ)」 三蔵「で?何が無いって騒いでたんだ??」 悟空「う…俺のお昼寝まくらがないの(じわっ)」 三蔵「……………アレか」 悟空「昨日はちゃんといつもと同じタンスの上に置いといたのに…どこ探してもなくって…っ」 三蔵「別にベッドに枕あるんだからソイツで寝りゃーいいじゃねーか」 悟空「あれは夜用なのっ!お昼寝はあのまくらじゃなきゃ…すっげぇ気に入ってるのに」 三蔵「無ぇモンは仕方ねーだろ?ドコでだって寝れるクセに、何であんなまくらに…」 悟空「だってだってっ!三蔵は一緒にお昼寝してくれねーじゃん!!」 三蔵「あ?何言ってんだ(眉顰め)」 悟空「夜は…いつも『ぎゅっ』してくれて一緒に寝てくれるけど、昼はいっつも三蔵仕事してるじゃん!ホントは昼だって一緒にいたいけど、ココ来ると三蔵怒るし…だから…だからっ!」 三蔵「だから…あの枕か?(複雑)」 悟空「あのまくらだと…三蔵と一緒にお昼寝してるみてーで、すっごく安心なんだもん」 三蔵「……………アレでか?(不本意)」 悟空「やっぱ八戒ってスゴイよね〜」 1ヶ月前。 八戒「悟空、出来ましたよ〜♪会心の出来です!やはり1週間かけてリサーチした甲斐がありましたねぇ(ニッコリ)」 悟浄「そのリサーチとやらで真夜中に叩き出される俺の身にもなりやがれ!ったく、毎日毎日コッソリと…俺はストーカーじゃねーっつーの(ゲッソリ)」 八戒「何言ってるんですか?どうせいつも夜中に出かけてるんですし、それを不眠症で悩むカワイイ悟空のために動いたって構わないでしょう?それに僕は悟浄が安らかにぐーぐー惰眠を貪ってる時間帯に掃除・洗濯・家事一切を完璧にこなして、尚かつ悟空のために出かけてたんですよ?(チクチク)」 悟浄「…大変ラクさせていただきましたぁ(涙)」 八戒「まぁ、おかげでこうして安眠枕が出来上がったんですから、悟浄もちゃーんと貢献しましたね(ニッコリ)」 悟浄「…お褒め頂きまして、光栄至極(乾き涙)」 悟空「ねぇねぇ、八戒?まくらなのにこんなにデッカイの?(首傾げ)」 八戒「ふふふ…包みを開けてみてください」 悟空「?…うん」 ガサガサ… 悟空「あっ!」 八戒「どうですか?似てるでしょう」 悟空「これって三蔵まくらだよね!?(嬉)」 八戒「ええvv悟空が寝やすい様にと抱き枕にしてみました〜、あははは」 悟浄「デフォルメしててもカワイクねーっつーの」 悟空「なんでだよっ!さんぞ…カワイイなぁ。それにこれってタオル地だよね?フッカフカ〜♪」 八戒「ふふふ…喜んで頂けましたか?」 悟空「もっちろんっ!!八戒ありがと〜vvv(ぎゅっ)」 八戒「いえいえ。悟空が喜んでくれて僕も嬉しいですよ(ニッコリ)」 悟空「でも…ホントそっくりだよねぇ」 八戒「1週間かけて徹底的に三蔵の特徴を全て調べましたからねvvv」 悟浄「そのせいで俺は強制ストーカー(涙)」 悟空「三蔵を調べるって?(首傾げ)」 八戒「三蔵を作るからには、完璧でないと悟空は安心して眠れないでしょう?ですからこの1週間三蔵を観察してたんですよ。身体的特徴や行動…特に苦労したのは身体的特徴ですかねぇ」 悟空「え?なんで??八戒いつも三蔵見てるじゃん(きょとん)」 八戒「僕が見ているのは服を着ている三蔵ですから。型を取るには服を着ていない正確なサイズが必要なんです。まぁ、でも枕ですからそこまで正確な情報は必要ありませんけど…でもね?(微笑)」←怪しげ 悟空「なに?八戒、どーしたの?」 八戒「その法衣を捲って内股を見てください」 悟空「うちもも?」 ぺらっ 悟空「あーーーっっ!?(驚)」 八戒「ね?ちゃーんと悟空の良く知ってる三蔵でしょ?(ニッコリ)」 悟空「うんっ!さんぞ、ココにちっちゃいけどホクロある!でも何で知ってるの?」 悟浄「なーんででしょーねぇ〜ははは…」 八戒「あははは〜、悟浄が頑張りましたからねvv」 悟浄「ったく…なーんで俺がコイツらのナニをデバガメしなきゃなんねーの(涙)」 悟空「でば…?」 八戒「あ、いいんですよ♪悟浄が三蔵を観察してたってコトですから(ガツッ!)」 悟浄「グエッ!!(前のめり)」 三蔵「…確かに夜中にチョロチョロしてたのは知ってたがな」←え? 悟空「そうなの?俺寝ちゃうと分かんないから…」 三蔵「いや、起きてたが」←見せつけプレー(笑) 悟空「うそっ!全然気付かなかった」 三蔵「お前はそれどころじゃなかったからな(ニヤリ)」 悟空「ふーん…でも、まくらドコいっちゃったんだろぉ(じわじわ…)」 三蔵「…そんなにあのまくらが大切か?」 悟空「うん…さんぞーの次に大切(コクリ)」 三蔵「………。(溜息)」 悟空「それにここで俺のモノってあのまくらだけだしさ」 三蔵「違うだろーが(ムスッ)」 悟空「え?」 三蔵「俺がいるだろーがっ…いや、いい(プイッ)」 悟空「さんぞぉ…(キラキラ)」 三蔵「コホン…ちょっとコッチ来い(グイッ)」 悟空「え…さんぞ?」 スタスタスタ 三蔵「あそこ見ろ」 悟空「え?物干し…ああっ!?(叫)」 三蔵「洗濯して干してんだよ」 悟空「なんだぁ…よかったぁ」 三蔵「大体なぁ!てめぇがヨダレでベチョベチョにしてほっとくから汚れまくってたんだよ!顔なんか真っ黒だったじゃねーか(怒)」 悟空「そーだっけ?(首傾げ)」 三蔵「『そーだっけ?』じゃねーっ!仮にも俺のカタチしてるんだから、ちったー大事にしやがれ!このバカ猿っ!!」 スパーンッ!スッパアァァァーン!! 悟空「いってぇ〜(頭抱え)」 三蔵「フン…ヤケに汚れてたが、お前アレで変なことしてねーだろーなぁ?(ニヤッ)」 悟空「変なコトって?(涙目)」 三蔵「俺が居なくて寂しいからって、アレでやらしいコトしてんじゃねーのか?」 悟空「なっ!ナニ言ってんだよぉっ!!そんなことするわけっ…(真っ赤)」 三蔵「そうか?ま、そーゆー時はアレ使ったらお仕置きだからな」 悟空「だから使ってないって言ってんだろぉぉっ!!さんぞーのバカッ!エロオヤジ!ハゲーッッ!!」 |
ナイーブ |
悟浄「あー…だりぃ(ゴロン)」 八戒「おや?夏バテですか」 悟浄「八戒は元気でいいよな〜(トゲトゲ)」 八戒「仕方ないですねぇ…八つ当たりですか?」 悟浄「それにお肌のツヤも宜しい様で?(チクチク)」 八戒「随分今日は機嫌悪いですねぇ。一体どーしたんですか?」 悟浄「機嫌?悪いに決まってんだろっ!…っと、痛ててて(涙目)」 八戒「八つ当たりされてるだけじゃ…ちゃんと理由を言って貰わないと」 悟浄「理由?見りゃーわかるだろーがっ!痛ぇんだよ、腰がっっ!!下半身も全然チカラ入らねーし…おかげで小遣い稼ぎにも行けやしねぇ」 八戒「あー、成る程。ストレスが溜まってるんですね(ぽむっ)」 悟浄「…肝心なトコ削除してんじゃねーよ。てめぇがここんトコ無茶ばっかしてっから身体動かせねーんだよっ!全く…(ブツブツ)」 八戒「でもそれはお互い様でしょ?悟浄だって『やめろ』とは言わなかったし、イヤがってもいなかったじゃないですか(ニッコリ)」 悟浄「それはっ…だからってなぁ、もーちょっと気をつかえっての!(赤面)」 八戒「んー…そうは言われても。僕だってオトコですから?あ〜んな悟浄の淫らな姿見せられたら…余裕なんかありませんよ(遠い目)」 悟浄「わーっわーっ!!何想像してんだよっ、バカッ!!!」 八戒「…悟浄は僕に抱かれるのがそんなにイヤなんですか?(じぃ…)」 悟浄「う…イヤだなんて言ってねーだろ。それこそ今更、だし…そーじゃなくってだなぁ〜、ちょっとは俺の身体のことも考えろって言ってんの!」 八戒「悟浄の身体のことを…」 悟浄「…お前、今違う意味で考えただろ(睨み)」 八戒「あはははは…バレました?」 悟浄「ったく!八戒お前、俺のコト好き…なんだよな!?(ビシッ)」 八戒「ええ、もちろん。愛してますよvvv」 悟浄「うっ…だったらな!俺の身体のコトも、もーちょっと気遣えっ!!」 八戒「はぁ…僕もそのつもりではいるんですけど」 悟浄「『つもり』じゃダメッ!!」 八戒「…努力はしてみますけど」 悟浄「努力するんだよっ!はぁ…八戒だって俺の立場になりゃぁ、ちょっとは分かるんだろーけどよ(ぶちぶち)」 八戒「え?悟浄、僕のこと抱きたいんですか??」←天然 悟浄「そーゆーことを言ってんじゃねえぇぇぇっっ!!」 八戒「うーん…?(首傾げ)」 悟浄「も…いい(ガックリ)」 悟浄「あー…街出たのも久々だな〜♪ったく…八戒のせいで、身体バキバキで動けないついでに夏バテにもなっちまって、踏んだり蹴ったりだっつーの」 スタスタスタ 悟浄「まだちょっとだりぃから今日はリハビリだな。賭場には明日行くとして…折角来たんだから何か買ってくか…ん?」 ピタッ☆ さささっ。←隠れ そぉ〜。 悟浄「…八戒じゃん。一緒にいるヤツ誰だ?見たことねーなぁ……ああっ!?(叫)」 コソコソ… 悟浄「やべー…見つかるトコだった。って、何で俺が隠れなきゃなんねーんだよ!それより何だぁ、あのオトコ!馴れ馴れしく八戒の手なんか握りやがってっ!あっ、八戒も何ニッコリ笑ってんだよ!あ…コラッ、てめぇら何処に行くつもりだ!?」 ずるずるずる…ぺたっ。 悟浄「…何小声で文句言ってんだよ、俺ってば(ガクッ)」 バッ! 悟浄「ちっ…いねーや。何処行ったんだ?……八戒のバ〜カ!(ボソッ)」 八戒「おや?悟浄今日は出かけないんですか??」 悟浄「…何だよ、家に居ちゃぁ悪ぃのかよ(ムスッ)」 八戒「いえ、そう言う訳ではないですけど。昨日はあんなに張り切ってたじゃないですか?『久々に稼ぐぞー』って…もしかして、まだ体の具合良くないんですか?」 悟浄「そんなんじゃねーよ、ただ気が乗らねーだけ(コロン)」 八戒「………。」 こつん☆ 悟浄「なっ…なんだよっ!(ドキドキ)」 八戒「んー…熱は無いみたいですねぇ」 悟浄「だから、そんなんじゃねーって…」 八戒「でも結局は倦怠感からきてるんでしょう?病み上がりですからねぇ…あ、そうだ!(ポムッ)」 悟浄「…なに?」 八戒「丁度よかった…昨日街で漢方薬買ってきたんですよ」 悟浄「………薬?(不審)」 八戒「ヤですねぇ〜、正真正銘ちゃーんとプロの調合したモノですよ。それとも僕が調合した薬の方がいいですか?(ニッコリ)」 悟浄「…やっぱどっちもヤダ」 八戒「何でですか?」 悟浄「だって、八戒がアヤしい注文をしてたら、結局一緒じゃねーか(ジトッ)」 八戒「…そーんなことないですよ〜?タダの体力回復に効くようにって注文したんですから〜」 悟浄「今、一瞬考えただろ?」 八戒「………。」 悟浄「それに昨日はいつもの買い物にしちゃぁ帰りが遅かったじゃねーか…何で?」 八戒「だからそれは、漢方調剤で話をしていて―――」 悟浄「嘘付くんじゃねーよっ!」 八戒「悟浄?どうしたんですか…(眉顰め)」 悟浄「何処の誰かは知らねーけど?随分と仲良くお話ししてたみたいだよなぁ?で、その後2人でドコ行ったんだかっ!」 八戒「えーっと…何の話でしょう?」 悟浄「とぼける気かよっ!俺見てたんだよ…お前が知らねーオトコと手ぇなんか握られてどっか行くところ」 八戒「あ…っ」 悟浄「やっぱ覚えがあるんじゃねーかっ!誰なんだよ、アイツ!?」 八戒「あのー…悟浄?もしかして…ですけれど、ヤキモチ焼いてくれてます?」 悟浄「なっ…バカッ!そんなんじゃ…っ(赤面)」 八戒「ああ、そうでしたか、悟浄見てたんですか。でも別にやましいことなんて誓ってありませんよ?(微笑)」 悟浄「じゃぁ、何だったんだよっ!(ふて腐れ)」 八戒「あのときお話ししてたのは漢方調剤の方でして、色々調合についてお話伺ってたんですよ」 悟浄「へぇ?んじゃ何で手なんか握らせちゃってる訳〜?(チクチク)」 八戒「あー、あれはね?口説かれてました(苦笑)」 悟浄「やっぱそーなんじゃねーかよっ!!(怒)」 八戒「ちゃんと最後まで話を訊いてくださいよ。ですから、確かにね?口説かれてはいましたけど…相手が一方的にですよ?」 悟浄「だったら何で手なんかずーっと握らせてたんだよっ!」 八戒「あの時はついぼーっと考え事をしてまして」 悟浄「考え事?」 八戒「ええ、悟浄の言葉を思い出してたので、上の空だったんですよ(微笑)」 悟浄「俺の…言葉って?」 八戒「この前悟浄が言ってた『俺の立場になれば分かる』って…アレですよ。『ああ、この状況は僕が普段悟浄を口説いてる時と同じなのかな』とか『悟浄はいつもどー思ってるんだろう』とか…色々とね(苦笑)。」 悟浄「八戒お前…まさか!?」 八戒「それこそまさか、ですよ。僕結構一途なんですよ?それに面食いですからねvvv(ニッコリ)」 悟浄「…恥ずかしいヤツ(赤面)」 八戒「悟浄、散々自分で『俺程の男前はそうそう居ない』って豪語してるじゃないですか〜?ま、僕に言わせれば『悟浄はカワイイ』ですけど」 悟浄「お前ねぇ…俺のどこを見たらカワイイなんて言えるんだっつーの(呆れ)」 八戒「モチロン全部ですvvv」 悟浄「…もういい。それにしても、アイツにしつこく口説かれてたみてーだけど、何にもなかったのか?」 八戒「ああ、『何にもなかった』とは言い難いですかねぇ…ま、二度と僕を口説こう何て思わないでしょうけど…ふふふふ」←何したんだ? 悟浄「…相手が悪かったな、アイツ(同情)」 八戒「でもまぁ、あの時はかなり辟易してムカついちゃったんですけど、思わぬ収穫もあったんでチャラにしてあげましょうかね〜♪」 悟浄「思わぬ収穫?(首傾げ)」 八戒「ふふふ…まさか悟浄が可愛いヤキモチを焼いてくれるなんて思っても見なかったですから(微笑)」 悟浄「あっ!…えーっとぉ…そろそろお仕事にでも出かけようかな〜(コソッ)」 グイッ! 八戒「…今日は出かけないんでしょう、悟浄?」←がっちりホールド 悟浄「や…やっぱり生活するにはお金が必要かなーって思っちゃったりしたんだけどぉ(脂汗)」 八戒「今のところ生活費に支障はありませんけど?(ニッコリ)」 悟浄「いやいや、金はあるに越したこたぁねーぞ?(ジタバタ)」 ガツッ! ばふっ☆ 悟浄「うぎゃっ!」 八戒「ダメですよ〜?病み上がりなんですからね…ムリなんかする必要ありません」←押さえ込み 悟浄「いっつもムリさせるのは八戒だろぉっ!!(涙目)」 八戒「おや?僕がいつ??」 悟浄「…じゃぁ、俺の太腿に当たってるモノは何な訳?」 ぎゅっ。 悟浄「うわっ…いきなり何しやがるっ!(焦り)」 八戒「あはははは〜、ホラ僕とお揃いになりましたね〜♪」 悟浄「何バカなこと言ってんだーっ!!」 八戒「悟浄の気持ちはよぉーっく分かりました!あぁ…幸せすぎて目眩が。僕ってあ〜んなに可愛いヤキモチを焼いて貰える程、悟浄に熱烈愛されていたんですねぇvvv(ウットリ)」 悟浄「話をデッカク脚色するなーっ!!」 八戒「もぅ、悟浄ってばホントに照れ屋さんですねぇ…カワイイvvv」 悟浄「だーっ!カワイイとか言うなあぁぁぁっ!!」 八戒「悟浄の気持ちも確かめたことで、僕も悟浄に全身全霊を傾けて愛を語らないといけませんよね♪(ニッコリ)」 悟浄「いえ…もう十分間に合ってます(真っ青)」 八戒「いえいえ、あーんなモンじゃ足りませんよっ!さぁ、僕の愛をキッチリ受け取ってくださいね…身体でvvv」←愛? 悟浄「いーやーだああぁぁぁっっ!!(絶叫)」 |