桃源郷ラブラブデート？八浄編
八戒「悟浄、大変なんです」
悟浄「…は？」
八戒「一大事なんですっ！（ずいっ）」
悟浄「な…何がだよ？」
八戒「いえね、この家の家計なんですが…」
悟浄「あ？何だよ、生活費が足りねーの？だったら夜にでも賭場で多めに稼いでくるけど。いくらぐらい…」
八戒「いえ、その逆です」
悟浄「はぁ？逆って？？」
八戒「実は…先日宝くじを買いましてね」
悟浄「え…まさか？」
八戒「当たってしまいましたぁ〜♪」
悟浄「うっそ！マジで！？」
八戒「あ、でも１等とかの高額賞金ではないんですけど」
悟浄「それでも当たりは当たりだろ？すっげーじゃん！そんでいくら当たった訳？」

ばさっ！

悟浄「………え？」
八戒「１００万でした〜♪」
悟浄「お前っ！帯付きじゃん！！（驚）」
八戒「そうなんです…予想外の収入でどうしていいやら困りまして（苦笑）」
悟浄「何で？八戒が当てたんだから好きなモン買えばいいじゃん（首傾げ）」
八戒「好きな物…と言われても（思案）」
悟浄「何か欲しい物とかねーの？」
八戒「そうですねぇ…とりあえずアイロンかな？最近スチームの調子が悪くて。洗濯機はこの前悟浄が買い換えてくれましたし、あとは〜」
悟浄「…あのな？八戒」
八戒「はい、何ですか？」
悟浄「それだけあるんだから、もうちょっとこう…夢のあるモン思いつかねーの？（呆れ）」
八戒「そうは言われても…今まで大金なんか持ったことないんですから、いきなり言われても思い浮かばないですよ〜」
悟浄「…庶民だなぁ」
八戒「人間地道が一番ですよ？」
悟浄「妖怪じゃん、お前」
八戒「揚げ足取らないでくださいよ。さて、本当にどうしましょうかねぇ…」
悟浄「じゃぁさ！物じゃなくて、八戒何かやりたいこととかねーの？」
八戒「ヤりたいこと…」
悟浄「…お前、今ニュアンスを都合イイ様に替えやがったな？（睨み）」
八戒「あははは、バレちゃいましたか〜♪」
悟浄「そーゆーことじゃなくてっ！大体ソレじゃ金なんか使わねーだろーが」
八戒「それじゃー、豪華な天蓋付きキングサイズベッドでも買いますか〜vvv」
悟浄「…却下！」
八戒「え〜？何でですか〜（不満）」
悟浄「そんなベッド置く場所なんかあるかっ！つーか、サムイ考えヤメロ！！」
八戒「良いアイデアだと思ったのに〜」
悟浄「マジで勘弁してくれ（ゲソッ）」
八戒「んー？それじゃぁ、どうしましょう？１００万のアイロンなんてありませんしね」
悟浄「どうしてもアイロンは買うんだな…」
八戒「買う…あ、そうだっ！（ぽむっ）」
悟浄「何か思いついたのか？」
八戒「悟浄、デートしましょう！（ニッコリ）」
悟浄「………はいぃ〜？（汗）」
八戒「何ですか、その間の抜けた声は」
悟浄「ヤロー同士でデートだぁ？それこそサムイっつーの！」
八戒「………悟浄？（微笑）」←黒オーラ
悟浄「な…なななななんでしょう？（後ずさり）」
八戒「僕は別に悟浄と手を繋いで歩きたいとか、腕組んで歩きたいとか言ってる訳じゃないでしょう？」
悟浄「そりゃ…そうだけど…でも…（不審）」
八戒「…わかりました。やはり天蓋付きのベッドを―――」
悟浄「だあああぁぁーっ！わーかったっ！分かりましたっっ！八戒とデートに決定！！（号泣）」←ヤケ
八戒「ふふふ…楽しみですねぇ〜♪この前出来たばかりの料理屋があるんですけど、ものすごくおいしいと評判で１度行ってみたいなぁと思ってたんです。ちょっといいお値段なんでどうしようか考えてて…デートなんですから奮発しちゃいましょう（ニッコリ）」
悟浄「あー、メイン通りに出来たトコだろ？いつも夕方になると結構人が並んでるよな。へぇ、あの店そんなに旨いんだ？」
八戒「ええ、悟空のお勧めですから間違いないでしょう」
悟浄「あ？何で猿が行ってんだよっ！？」
八戒「悟空もデートで行ったそうですよ？」
悟浄「デート…誰と？って決まってるよなぁ」
八戒「４人前食べて、あんまりにも美味しいのでお代わりしようとしたら、三蔵に散々ハリセンで叩かれたようですよ（苦笑）」
悟浄「アイツはデートだって思ってないんじゃねーの？三蔵サマってば、か〜わいそぉ〜♪」
八戒「でも悟空は『デート』だって言ってましたけど？」
悟浄「だから〜、チビ猿ちゃんは『デート』の意味自体分かってねーんじゃないのかなーと（ニヤッ）」
八戒「じゃぁ、悟浄は『デート』の意味…モチロン分かってるんですよね？」
悟浄「あったり前だろ〜！」
八戒「で、僕と『デート』するんですよ？悟浄（ニッコリ）」
悟浄「うっ…（墓穴）」
八戒「いやぁ〜、本当に楽しみですね〜vvv（真っ黒）」
悟浄「えーっとぉ…やっぱりぃ…」
八戒「天蓋付き…（ぼそっ）」
悟浄「ものすっごーく楽しみだなぁ〜（涙）」
八戒「それに…僕、デートってしたことないんですよ」
悟浄「え…うっそだろ！？（驚）だってお前―――」
八戒「花楠とは日々の生活を慎ましく生きて…そういうことって思いつきもしませんでしたよ。それにものすごく小さな村に住んでましたしね（苦笑）」
悟浄「ふぅん…」
八戒「…ちょっとはヤケます？」
悟浄「別に〜？八戒も昔は普通だったんだなーと」
八戒「どーいう意味なんでしょう？（微笑）」←笑ってない
悟浄「だってよぉ…普通同じぐらいデカイ野郎とデートしようだなんて思わねーっつーの」
八戒「でも悟浄はカワイイですからvvv」
悟浄「かわっ……（鳥肌）」
八戒「まぁ、道ならぬ恋なら慣れてますしね」
悟浄「八戒の姉ちゃんって美人だった？」
八戒「双子ですから…僕と同じ顔ですよ」
悟浄「じゃ、美人だな！うーん…もしさ。八戒と、えーっと花楠が生きてたとして、俺が花楠口説いたとしたらお前どーする？」
八戒「………。」
悟浄「…はっかい？」
八戒「……………。」
悟浄「おーい？はっか〜い？？」
八戒「その場合…僕はどちらに嫉妬したんでしょうねぇ」
悟浄「あのなぁ？（呆れ）」
八戒「だって…もし悟浄とその時に出会ってたとしたら、花楠には悪いけど、今と同じように悟浄のこと愛してしまってるでしょうしね（微笑）」
悟浄「なっ！何バカなこと言ってんだよっ！？（赤面）」
八戒「何照れてるんですか〜？訊いてきたのは悟浄ですよ？本当にカワイイですねぇvvv」
悟浄「うわあぁぁぁっ！（耳塞ぎ）」
八戒「じゃ、今日は明日のデートに備えて、早目に休みましょうね♪」
悟浄「え？だって俺今日は賭場に…」
八戒「…悟浄？（ニッコリ）」
悟浄「よい子は早く寝ますぅ（しくしく）」


翌日。

八戒「いい天気になりましたねぇ〜♪さてと…」

ポンポン☆

八戒「悟浄、朝ですよ。起きて下さい〜」
悟浄「んー…？（ゴロン）」
八戒「全く…悟浄起きて下さい！今日は出かけるんですよ〜（ユサユサ）」
悟浄「………。（もそっ）」
八戒「ふぅ。仕方ありませんね…では、バッチリ起きて頂きましょうか（ニッコリ）」

グイッ！！
ちゅうううぅぅぅ〜〜〜〜〜〜

悟浄「んぐっ！？んんんんんんーーーーっっ？？（ジタバタ）」

ドンッ！

悟浄「ぷはっ！…はぁはぁ…てっめ、はっかい！何しやがんだよっ！！（涙目）」
八戒「おや？起きちゃったんですか。いくら声かけても全然起きないので、寝込み襲おうかと思ったんですけど（ニッコリ）」
悟浄「んなっ！？」
八戒「おはようございます、悟浄」
悟浄「……はよ（脱力）」
八戒「ほら、早く着替えて準備して下さいよ。もう１０時ですよ？」
悟浄「はぁ？１０時！？早すぎだってーの（もそもそ）」
八戒「ちょっ…悟浄！何また布団に潜ってるんですかーっ！（ぐぐっ）」
悟浄「俺は太陽が西に傾かないと動けないの〜」
八戒「…わかりました。それじゃ動ける様にして差し上げましょう」

バサッ！！
ギシッ…

悟浄「な…何だよっ！？（驚）」
八戒「身体が動かないと言うから手伝ってあげるんですよ…アレが溜まってて身体が重いんですよね〜vvv（微笑）」

なでなで…

悟浄「うぎゃっ！？わーっ！わーっ！わーっっ！！起きる！今すぐ起きるっっ！！（必死）」
八戒「なーんだ！ちゃんと動けるじゃないですか〜♪（ニッコリ）」←黒
悟浄「…朝っぱらからすっげー疲れたんですけど（げそっ）」
八戒「悟浄が最初っから素直に起きれば、余計な体力使わなくて済んだんですよー？」
悟浄「はいはい、俺が悪いんです（涙）」
八戒「さてと、テキパキ着替えて下さいね。朝食も用意できてるんですから」
悟浄「………。（もじっ）」
八戒「悟浄、着替えないんですか？（微笑）」
悟浄「いや…着替える…から…先に行ってろよ」
八戒「どうしたんです？僕が居ると何か不都合でも？」
悟浄「不都合って…別に待ってるこたぁねーだろ？（プイッ）」
八戒「…悟浄」←忍び寄り
悟浄「うわっ…何だよ…っ！？」
八戒「やっぱり…ヌクの手伝ってあげましょうか？ソレ…」←真っ黒
悟浄「なっ！？（赤面）」
八戒「中途半端でしょ？（含み笑）」
悟浄「余計なお世話だあぁぁっっ！！」
八戒「そうですか？それじゃコーヒーでもいれて待ってますね〜♪」

バタン☆

悟浄「チクショッ…八戒のばかやろーっっ！！（絶叫）」


カチャ…

悟浄「ごっそーさん」
八戒「もういいんですか？」
悟浄「だって、すぐに昼じゃん」
八戒「ま、それもそうですね…それじゃ戸締まりしますか」
悟浄「とりあえずどーすんの？」
八戒「先にアイロン買っちゃいます。選んでたら時間的に丁度いいでしょう？少し遅めの昼食に」
悟浄「俺も最近買い物なんかしてねーから、何か見るかな〜」
八戒「秋物の服でも買いますか？もう出始めてますしね」
悟浄「そうだなぁ…うーん（思案）」
八戒「ま、とりあえず出かけましょうか」

ガチャン☆

八戒「戸締まり良しっと。さ、行きましょうか」
悟浄「涼しくなったよなぁ…」
八戒「悟浄は暑いの苦手ですもんね（苦笑）」
悟浄「最近の夏は暑すぎるんだよ。ちょっと動くだけで汗が出て…終わってくれてラッキーだな」
八戒「まぁ、確かに。でも夏が暑いのは当たり前でしょ？悟空なんか毎日元気に遊んでましたよ？」
悟浄「ガキはいーんだよ…つーか、アイツの方がおかしいの！喰ったモンぜーんぶ動いて消費するからバカみてぇに食わなきゃいけねーんだよ（呆れ）」
八戒「健康的でいいじゃないですか〜」
悟浄「健康かもしれねーけど、健康的じゃねーだろ」
八戒「まぁ、悟空は元気なのが一番でしょ？」
悟浄「…それ以外が想像できねーけどなぁ（苦笑）」

すたすたすたすた

八戒「ねぇ、悟浄？」
悟浄「ヤダ！（即答）」
八戒「まだ何も言ってないじゃないですか〜」
悟浄「ぜってぇロクなことじゃねーだろ？（きっ！）」
八戒「あ、ヒドイですねぇ〜！ただ、ちょっと…」
悟浄「ちょっと？何だよ？？」
八戒「僕の横じゃなくて、斜め前を歩いて欲しいなーって」
悟浄「はぁ？何でだよ？？」
八戒「いえ…ちょっと眺めが…（ちらっ）」
悟浄「眺め？？？（眉顰め）」
八戒「はっ！僕にも見えるってコトは、街に出れば他人にもランニングの隙間から悟浄のカワイイ乳首が丸見えということに！？」
悟浄「…はっかい（ヒクッ）」
八戒「あ…」
悟浄「ドコ見て歩いてんだーっっ！！（怒）」
八戒「だって…さっきから悟浄が腕を振るたびにチラチラと見えて、いい眺めだな〜とvvv」
悟浄「お前、俺の前歩け」
八戒「えー？どうしてですかぁ…折角のデートなのに（不満）」
悟浄「んじゃ、めーいっぱい妥協してやるから真横歩け！」
八戒「でも悟浄、歩くのかなり速いんですよ？」
悟浄「だったら八戒も合わせて歩けっての！」
八戒「そー言われても…」
悟浄「………手（ずいっ）」
八戒「え？手が何です？？」
悟浄「手ぇかせって！」

ぎゅっ…

八戒「悟浄？あの？？（困惑）」
悟浄「手ぇ繋いでりゃ歩調合わせられるだろ。（プイッ／照）」
八戒「…そうですね（微笑）」
悟浄「ただし、街に入る前までだからなっ！」
八戒「ええ、分かってますよ（クス…）」


悟浄「…へぇ」
八戒「どうしたんですか？」
悟浄「いや、俺って昼間なんか来ねーじゃん？な〜んかヘンなカンジ（苦笑）」
八戒「まぁ、メイン通りは悟浄が居る時間帯に開いてるお店って少ないでしょう？」
悟浄「そうそう。ま、食い物屋はそこそこ開いてるけどな。昼間でも結構人がいるんだなぁ（感心）」
八戒「客層は違いますけどね（笑）」
悟浄「そんで、どこの電器屋で買うんだ？アイロン」
八戒「この先、道３本行ったところの角にある電器屋が比較的安いんですよ」
悟浄「…お前、毎日広告で値段チェックしてるだろ？」
八戒「家計を預かるモノとしては基本でしょ」
悟浄「オバサンくせぇ…（ぼそっ）」
八戒「…何か言いましたか？悟浄（ニッコリ）」
悟浄「いえいえ、たいっへん助かってますぅ〜（冷や汗）」
八戒「ささ、早く行きましょう！今日からセールが始まってるんですよ」
悟浄「八戒…まさかセールに行きたいから、今日出かけようって言ったんじゃねーだろーな？」
八戒「はい？それは悟浄の考えすぎですよ〜、あははは♪」
悟浄「怪しい…」


八戒「それじゃ配送お願いしますね…さて（キョロ）」
悟浄「おーい、こっちこっち…終わったのか？」
八戒「はい。他に掃除機とポットとか買いましたので、まとめて配送頼みました」
悟浄「ふぅん」
八戒「悟浄は何見てたんですか？」
悟浄「んー？ビデオデッキ」
八戒「…買いませんよ（キッパリ）」
悟浄「えぇ〜？何でだよぉ〜（駄々捏ね）」
八戒「そのビデオデッキでナニ見るんでしょうねぇ？（微笑）」
悟浄「いや…あの…テレビの録画なんかを…ははは（脂汗）」
八戒「今使っているヤツで十分でしょう？」
悟浄「いやっ！こっちのほうが画像がキレーで鮮明だしっ！！（力説）」
八戒「…ナニを鮮明に見たいんですか？（ニッコリ）」←不穏な気配
悟浄「いえ…何でもありましぇーん…（涙）」
八戒「ちなみに、僕はハンディカム買っちゃいました〜♪」
悟浄「なっにーっ！？狡いぞ！それこそナニに使う気だよ、そんなモン！！」
八戒「知りたいですか？」
悟浄「…え？」
八戒「そーんなに知りたいですか？（ズイッ）」
悟浄「ええ？？（怯え）」
八戒「やっぱり鮮明に見たいですよねぇ…フフフ」←黒
悟浄「――――っっ！？」←声なき悲鳴（笑）
八戒「おや？丁度良い時間ですね。お昼食べに行きましょうか…ほらっ！悟浄、なに壁に懐いてるんですか〜。行きますよ（ぐいぐい）」
悟浄「俺ってば何で八戒と一緒に居るんだろ…（しみじみ）」
八戒「そんなの…僕が悟浄のこと愛してるからに決まってるでしょう？（ニッコリ）」←極上の笑み
悟浄「うっ…俺の意志はどーなるんだよ！」
八戒「悟浄の意志ですか？あってもムダでしょうねぇ〜。だって僕逃がすつもりありませんからvvv」
悟浄「…さいですか（ガクッ）」


八戒「やっぱり並んで居ますねぇ…」
悟浄「なぁ…あれに並ぶのか？」
八戒「そこら辺抜かりはありませんよ（ニッコリ）」
悟浄「は？」
八戒「昨日予約しておきましたから♪」
悟浄「おおっ！気が利くじゃねーか、八戒〜」
八戒「ま、デートですから。悟浄をエスコートする身としては当然でしょうvvv」
悟浄「…なーんか言い方が引っかかるんだけどな（眉潜め）」
八戒「まーまー、あんまり考えすぎるとハゲちゃいますよ♪」
悟浄「どっかの生臭坊主と一緒にすんなっ！」

三蔵『…いっくしゅっ！』
悟空『三蔵カゼひいたのかっ！？』
三蔵『いや違うが…何か一瞬ムカついた』←当たり

八戒「コース頼んじゃいましたけど、何か他に食べたいものありますか、悟浄？」
悟浄「んー？コースじゃ結構量あるだろ？いいよ、それだけで」
八戒「飲み物はビールでいいんですよね？」
悟浄「おう！あ…っと（ゴソッ）」
八戒「どうかしました？」
悟浄「タバコ切れた…ちょっと買ってくる（ガタン）」
八戒「はい、いってらっしゃい♪（ヒラヒラ〜）」

給仕「お待たせいたしました〜」

カタン☆

八戒「あ、ビールそっちに置いて下さい」

くす。

八戒「…さて、と（微笑）」←怪しい

ゴソゴソ…

八戒「外食だからって安心しきって…まだまだですね、悟浄vvv」←腹黒

パラパラ…

八戒「…夜が楽しみですねぇ〜（微笑）」
悟浄「お？もう来てたのか」
八戒「ええ、今来たところですよ」
悟浄「あー、喉渇いてたんだ〜」

ゴクゴクッ…

八戒「…美味しそうに飲みますよね〜」
悟浄「ぷはっ！んー？だって旨いもん」
八戒「それは…よかったですねぇ（ニッコリ）」
悟浄「？？？」
給仕「お待たせしました。前菜になります」
八戒「さ、来ましたよ。悟浄頂きましょうかvvv」
悟浄「おぅ。んで？この後どーすんだ？（パクッ）」
八戒「そうですねぇ…とりあえず服とか見てみましょうか？」
悟浄「う〜ん…あ！俺靴が見てぇんだよな。ブーツ欲しいんだ」
八戒「それじゃ靴も見ましょうね」
悟浄「八戒は？他に何か欲しいモノねーの？（モグモグ）」
八戒「僕の欲しいモノ…ですか？」
悟浄「そうだよ。だってまだ大して使ってねーじゃん？」
八戒「僕の欲しいモノは…お金じゃ買えないんで（苦笑）」
悟浄「へ？何だよそりゃ？？」
八戒「だって、僕が一番欲しいのは悟浄の『愛』ですからねvvv」
悟浄「ぐっ…げほげほげほっ！！（咽）」
八戒「おや？大丈夫ですか、悟浄」
悟浄「はっ…恥ずかしいコトさらっと言ってんじゃねーよ、ばかっ！」
八戒「でも本当のことですし（ニッコリ）」
悟浄「うわっ！見ろ！！鳥肌が〜〜〜」
八戒「そうですか？悟浄、顔真っ赤ですよ？」
悟浄「うっ！これは空きっ腹にビール飲んだからだよっ！！（赤面）」
八戒「ホント…悟浄ってば可愛いですよねぇvvv」
悟浄「わーっ！わーっ！！」
八戒「悟浄ってば、大声出したら…ホラ、みんなこちらを見てますよ？」
悟浄「うっ…も、お前しゃべるなっ！さっさと食えよ！！（チラッ）」
八戒「…そうですね（極上微笑）」←確信犯
悟浄「うううう…ちくしょっ（俯き）」



八戒「悟浄、ブーツあっちにいっぱいありますよ」
悟浄「お？どれどれ〜♪」
八戒「色々あるんですねぇ…僕ブーツってあまり履かないから、よく分からないんですけど。悟浄はどんなのが欲しいんですか？」
悟浄「んー、今欲しいのはウェスタンかなぁ〜。前にレッドウィングは買ったし〜」
八戒「………。」
悟浄「あー、いーって！知らねーヤツが見たらどれも一緒だろうしなぁ（苦笑）」
八戒「そうですね…悟浄好きなの選んでいいですよ（微笑）」
悟浄「え？マジ！？買ってくれんの（嬉）」
八戒「だって本当に欲しいのでしょう？」
悟浄「だったらビデオデッキだって…」
八戒「…何か言いましたか？（ニッコリ）」←笑ってない
悟浄「ブーツが一番欲しかったんでぇ〜っす（冷や汗）」
八戒「それはよかったvvvサイズがあるといいですね〜」
悟浄「…八戒は？買わねーの？」
八戒「んー、靴は別に…これからの季節に着れるシャツが欲しいかな」
悟浄「そんじゃ、俺ここで選んでるから八戒買ってきちまえば？」
八戒「そうですか？それじゃちょっと行ってきますね。そんなに時間掛かりませんから」
悟浄「ほいよ」

１０分経過。

八戒「お待たせしました〜、悟浄決まりました？」
悟浄「早っ！もう買ってきたのかよ〜！？（驚）」
八戒「だってシャツなんて選ぶのに時間かかりませんよー？」
悟浄「まぁた地味〜な色の買ったんだろ？」
八戒「だってモノトーンの方が併せやすいでしょ？」
悟浄「そうだけどよぉ〜、折角美人なんだからもうちょっと着飾ったって…」
八戒「…そのほうが悟浄は嬉しいんですか？」
悟浄「へ？」
八戒「悟浄が喜んでくれるって言うなら考えますけど？（苦笑）」
悟浄「う〜〜ん〜〜〜（煩悶）」
八戒「あ、そうだ！悟浄の分も買ってきたんですよ♪」
悟浄「俺のも？シャツ？？」
八戒「いえ…パジャマです（ニコニコ）」
悟浄「パジャマぁ〜？」
八戒「…お揃いにしちゃいましたvvv(ポッ)」←？
悟浄「なぁ〜に〜っ！？（驚愕）」
八戒「新婚さんみたいですよねvvv」
悟浄「あのな、八戒さん？（頭抱え）」
八戒「はい、何ですか？」
悟浄「ヤロー同士でんなことやったって寒いだろーがっ！（叫）」
八戒「だって、実質上は夫婦みたいなもんでしょ？（しれっ）」
悟浄「んなっ！？ななななな何言って―――」
八戒「だって…同じ家に住んで、毎日寝食共にして…夜の夫婦生活（？）もバッチリですし」
悟浄「わーっわーっ！！（叫）」
八戒「ですから、悟浄？そーやって騒いだ方が目立って、皆さん聴き耳立てますよ？ま、僕は聴かれても全然構いませんけど？」
悟浄「俺が構うんだあぁぁぁ！！」
八戒「何でお揃いのパジャマがそんなにイヤなんですか？別に誰に見せる訳でもないですし」
悟浄「うっ…気分の問題だ！」
八戒「そうですか…僕とお揃いがイヤだと言うんですね？（微笑）」←危険
悟浄「え…えっと…そのぉ…（焦）」
八戒「イヤなんですか？」
悟浄「…イヤじゃないでーす（涙）」
八戒「あー、よかった！シルクのパジャマで気持ちよさそうなんで買ったんですよ。悟浄は赤で僕は黒にしたんです〜♪」
悟浄「あ…そーっすか（投げやり）」
八戒「…別にシルクのスケスケベビードールを着てくれって言ってる訳じゃないでしょー？」
悟浄「当ったり前だああぁぁっっ！！（鳥肌）」
八戒「まーまー、落ち着いてくださいよ」
悟浄「誰が血圧上げさせてんだよ（ジロッ）」
八戒「ところで、ブーツ決まったんですか？」
悟浄「あ、そうだ！コレにしようかと思ってさ（ちょいちょい☆）」
八戒「へぇ…いいじゃないですか？悟浄に似合うと思いますよ（ニッコリ）」
悟浄「そっかな？（ニコッ）」
八戒「………。」
悟浄「ん？八戒どーかしたのか？鼻押さえて？？（首傾げ）」
八戒「いえ…ちょっと一瞬のぼせたようで」←鼻血
悟浄「大丈夫かよぉ〜？」
八戒「大丈夫ですよ。じゃ、会計しちゃいましょうか」
悟浄「へへ…八戒サンキュ♪」
八戒「どういたしまして（ニッコリ）」


悟浄「そんで？この後どーすんだ？」
八戒「そうですねぇ…夕食にはまだ早いですし（思案）」
悟浄「んー…賭場でも行く？」
八戒「これ以上お金増やしてどうするんですか〜。それに…」
悟浄「ん？何だよ？？」
八戒「だって…賭場に行ったら綺麗な女性方が悟浄のこと待っているんでしょう？」
悟浄「どうだろうなぁ…そうかもな」
八戒「…じゃぁ、僕は帰ります（クルッ）」
悟浄「だーっ！ちょっと待て！！（ガシッ）」
八戒「何ですか？（ちらっ）」
悟浄「別に行くって言ってねーだろ〜。お前が帰ってどーすんだよ！」
八戒「だって、僕が一緒にいたら綺麗な女性方を口説けないでしょ？」
悟浄「あーっ！もうっ！！だから今日はっ―――」
八戒「…今日は？」
悟浄「………デート、なんだろーが（ごにょごにょ）」
八戒「悟浄…」
悟浄「それに！俺だけじゃねーだろーが…お前なんか賭場に行ったらお姉ちゃんだけじゃなくてヤロー連中まで口説かれるじゃねーかよ」
八戒「そうでしたっけ？」
悟浄「そうだよっ！つーか、今まで何だと思ってた訳？」
八戒「やー、お酒おごってくれて気前のいい方達だなぁ〜と」
悟浄「あ、っそ…（呆れ）」
八戒「それに僕面食いなんですよ？悟浄はよく知ってるでしょ？（微笑）」
悟浄「う…そーだよなっ！」
八戒「それに一途なんです」

ぎゅっ。

悟浄「うわっ…ば、ばかっ！こんなトコで手なんか握るなよ（焦り）」
八戒「誰も見てませんよ…じゃぁキスならいいんですか？」
悟浄「ダメに決まってんだろっ…ちょっとはガマンしろよなぁ」
八戒「じゃぁ、チョットってどのぐらいなんですか？」
悟浄「………もうちょっと（ボソッ）」
八戒「じゃぁ、イヤじゃないんですよね？」
悟浄「プッ…アハハハハッ！」
八戒「悟浄？何ですか？？」
悟浄「だってよぉ〜、気弱な八戒ってヘンだからっ！いっつも強引なクセに〜（爆笑）」
八戒「何ですかっ！もう、折角気を遣ったのに…」

ちゅ。

悟浄「んなっ！（赤面）」
八戒「いつもの僕は強引ですからね〜♪」
悟浄「それがいいなんて言ってねーだろーがっ！！」
八戒「さてと。賭場はキャンセルですから、軽く食事でもしながら飲みましょうか（すたすた）」
悟浄「また勝手にっ…人の話を訊けーーーっっ！！」
八戒「あ、そうだ！（ぽむっ☆）」
悟浄「な…なんだよ？」
八戒「折角お金あるんですから豪勢にしましょうか（ニッコリ）」
悟浄「は？豪勢？？」


八戒「悟浄？何ボケッとしてるんですか〜？」
悟浄「いや…だって、ここって（汗）」
八戒「この辺じゃ一番いいホテルですよねぇ♪」
悟浄「そんなこたぁ知ってるっつーの！」
八戒「お金もあることですし、スィートルームでルームサービス取って、悟浄とゆっくり過ごしたいなーと思いましてvvv」
悟浄「お前って何でそんな寒いことばっか思いつくの？（ヒクッ）」
八戒「いーじゃないですかぁ〜。デート！なんですから恋人同士らしいことをしてみたかったんです」
悟浄「こっ…（絶句）」
八戒「ささ、行きましょうね〜（ぐいぐいっ）」
悟浄「うううぅぅぅ〜（ずるずる…）」

カチャ☆

八戒「へぇ…さすがスィート。イイ部屋ですねぇvvv」
悟浄「うっわぁ…なーんか…」
八戒「何か？」
悟浄「恥ずかしい部屋だな（ぼそっ）」
八戒「そうですか？まぁ、シンプルとは言い難いですけど」
悟浄「こーなんか…」
八戒「それは悟浄が恥ずかしいこと想像してるからでしょう？（微笑）」
悟浄「何のことだっ！！（赤面）」
八戒「じゃ、とりあえずルームサービス頼みましょうか。悟浄何がいいですか〜？お酒も一通り揃ってますよ？」
悟浄「…適当に頼んじゃってください（ゲソッ）」
八戒「そうですか？うーん（パラッ）」
悟浄「ん？コッチにも部屋あるのか」

スタスタスタ
カチャ☆

悟浄「――――っっ！？（絶句）」
八戒「…悟浄？どうかしたんですか？？」
悟浄「うっわーっ！来るな！見なくていいっっ！！（ぐぐぐっ）」
八戒「ちょっ…押さないでくださいよ〜。」

なでっ。

悟浄「てめっ！ドコ触って―――」

ひょい。

八戒「あ―…成る程ねぇ。ベッドルームですかぁ（ニッコリ）」
悟浄「ううう…」
八戒「しかも、天蓋付きキングサイズのベッドですねvvv」
悟浄「何でこんなベッドなんだよぉ！（叫）」
八戒「だって、スィートですから（あっさり）」
悟浄「うっ！そうだけど…」
八戒「…楽しみですね（微笑）」
悟浄「う…っ（赤面）」
八戒「ふーん…お風呂も広いですよ〜♪二人でも余裕で入れますよvvv」
悟浄「ふっ…！？（かあぁぁぁぁ〜）」
八戒「さてと。さっさとルームサービス頼んじゃいましょう。せっかくイイ雰囲気になったところを無粋な従業員に邪魔されたくないですからね〜♪」
悟浄「………。」←脳みそ許容量オーバー（笑）


八戒「悟浄？具合でも悪くなったんですか？？」
悟浄「あ…？」
八戒「お酒、あまり進んでないようですから」
悟浄「んー？何でかなぁ…何かさっきから酒飲む度に身体が…」
八戒「…身体が？」
悟浄「熱くって…」
八戒「そうですか？空調少し下げましょうか（スクッ）」

グイッ！

八戒「…悟浄？」
悟浄「そうじゃ…なくって…（プイッ）」
八戒「…一体どうしたんですか？（微笑）」←内心シメシメ
悟浄「だから…っ…分かるだろぉっ！（上目遣い）」
八戒「言ってくれないと…僕でも分かりませんよ？」
悟浄「はっかいぃ…（涙目）」
八戒「悟浄の頼みなら何だって訊いてあげますよ…どうして欲しいんですか？」
悟浄「…ビデオデッキ買って」
八戒「さてと、僕お風呂にでもゆっくり入りましょうかね〜（怒）」
悟浄「うそうそっ！冗談だって〜（ヒシッ）」
八戒「もぅ…何なんですかっ！」←キレ気味
悟浄「…一緒に風呂入る？」
八戒「―――――っっ！？」

ガバーッッ！！（お姫様ダッコ/笑）

悟浄「うわわっ…はっかい〜！？（ぎゅっ）」
八戒「悟浄の気が変わらないうちに入りますよっ！（焦り）」
悟浄「ぷっ…くくくくっ」
八戒「…笑うことないでしょう」
悟浄「ばぁか…逃げる訳ねーだろぉ」
八戒「全く、そんなカワイイコト言って…知りませんよ？」
悟浄「今更、だろ？（ニッ）」
八戒「ま、そうですけどね（苦笑）」

パタン☆

そして翌朝。

悟浄「う〜〜〜〜（唸）」
八戒「悟浄…大丈夫ですか？」
悟浄「大丈夫…な訳ねーだろぉ（涙目）」
八戒「そーですよね（ポリポリ）」
悟浄「も…最近お前暴走しすぎだっつーの」
八戒「はぁ…すみません」
悟浄「どーすんだよ。こんなんじゃ立てねーぞぉ〜チェックアウトの時間だって…」
八戒「あ、それなら大丈夫ですよ」
悟浄「…何で？（眉顰め）」
八戒「もう１泊することにしましたから♪」
悟浄「はぁ〜いいぃ〜！？（唖然）」
八戒「だって、悟浄にムリさせられませんからね。僕のせいでもある訳ですし」
悟浄「もう１泊って…（脂汗）」
八戒「何心配してるんですか〜？いくら僕でも動けない悟浄にこれ以上ムチャしませんってば（苦笑）」
悟浄「…ホントかよ」
八戒「あ、でも…」
悟浄「？？？」
八戒「ずっと側に居るのぐらいはいいですよね？」
悟浄「それぐらいなら…」
八戒「…キスもダメ？」
悟浄「…キスだけでガマンするんならな」


桃源郷ラブラブデート三空編
ばたばたばたばたっ

三蔵「…あのバカ猿は毎回毎回（ピキッ）」

バッターンッッ！！

悟空「さんぞーっっ！！」

グキッ☆

悟空「うぎゃっ！？」

ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ〜
ドガッ！！！
ガッシャーーーンッ！

悟空「………あぅぅぅ」
三蔵「お前なぁ…（頭抱え）」

ガタッ☆
すたすたすたすた

三蔵「おい、大丈夫か？（ペチペチ）」
悟空「大丈夫…じゃない〜！痛ぇよぉ〜（涙目）」
三蔵「だから言ってんだろうが。廊下は走るな、静かに入って来いって…ほら、立て（ひょい）」
悟空「痛っ！さんぞ〜、お尻がズキズキするよぉ」
三蔵「あー？あんだけ派手にケツから壁に突っ込めばアザの１つや２つ出来てるかもしんねーな」
悟空「うそっ！？」
三蔵「ま、元々サルなんだから、らしくなっていーんじゃねぇか？」
悟空「サルじゃねーもんっ！（ぷくっ）」
三蔵「で？そんだけ急いで何の用だ？仕事中はここに来るなって言ってんだろ（じろっ）」
悟空「あっ！そうだ（ぽむっ☆）あのね…三蔵に早く見せたくって…あれ？…あれぇ？どこいっちゃったんだ？？（ごそごそ）」
三蔵「何やってんだ、てめぇは。手ぶらで入ってきたじゃねーか（呆れ）」
悟空「だって、ポケットにちゃんと入れて…ないっ！？…あっ…（キョロキョロ）」
三蔵「どっかに落としてきたんじゃねーのか？」
悟空「そんなことないもん！だってさっき八戒に貰って…ずっと手に握ってて…」
三蔵「それならその辺に落ちてんだろ？（ふぃ〜）」←一服
悟空「だって…ふぇっ…（じわぁ）」
三蔵「お…おい！？（慌て）」
悟空「せっかくっ…さんぞ…っ…見せよ…思ってぇ（ポロポロ）」
三蔵「分かったから…ちょっと落ち着け（困惑）」
悟空「なくなっちゃったんだぁ〜っっ！！うえええぇぇぇんっっ！！（号泣）」
三蔵「チッ…来いっ！（ぐいっ）」

ぽふっ☆

三蔵「ったく…泣くんじゃねーよ（ポンポン）」
悟空「だってぇ…さんぞぉ〜（えぐっ）」
三蔵「…大体なんだよ、見せてぇモンって」
悟空「っうく…んと…八戒に買ってもらったの（ぐしっ）」
三蔵「…あ？八戒に（ピキッ）」←不機嫌丸出し
悟空「今日、八戒が街に買い物行くってゆーから一緒に行ったんだ」
三蔵「ほぅ。それで？」←更に機嫌急降下
悟空「今日いっぱい出店が出ててさ…八戒に肉まんとかリンゴ飴とか焼きそばとか買ってもらって」
三蔵「餌付けしやがったな（怒）」
悟空「そしたらね？キレーなガラス玉売ってる店があって…あっ！ビー玉って言うんだって」
三蔵「それで？」
悟空「すっげー色んな色がいっぱいあって、八戒とキレーだねって見てたんだけど」
三蔵「ほぅ…（ムカムカッ）」
悟空「…すっげーきれーな紫色があったの」
三蔵「紫？」
悟空「三蔵の瞳みたいできれーだなぁって見てたら、八戒が『飾ったら綺麗ですよね』って言って赤い色のビー玉買うって…俺お金持ってなかったからそのまま見てたんだけど、八戒が…」
三蔵「買ってもらったのか…（溜息）」
悟空「何か１０個ずつまとめて売ってるらしくって、一緒に買ってくれるって言ってくれて…」

八戒『悟空はその紫色がいいんですよね？（微笑）』
悟空『でも…いいの？』
八戒『いいんですよ。さり気ないほうが飾っていても綺麗でしょう？』
悟空『んじゃ…紫の２つ欲しいなぁ』
八戒『え？２つだけでいいんですか？』
悟空『ん…だって、三蔵の瞳は２つだから…（照）』
八戒『…三蔵は愛されてますねぇ（微笑）』

三蔵「…悟空」←機嫌急浮上（簡単）
悟空「そんで、三蔵に早く見せたくて急いで帰ってきたんだ…でもっ（じわじわ〜）」
三蔵「いつまで居るか訊いてねーのか？」
悟空「え？何が？？」
三蔵「そのビー玉売ってる店…いつまで街に居るか訊いてねーのかって言ってんだよ」
悟空「確か…明日まで居るって（しゅん…）」
三蔵「明日…一緒に行ってやる」
悟空「え…？」
三蔵「ビー玉途中で落としたか、ここでさっき落としたかも分かんねーんだろ？探せる訳ねーし、めんどくせぇから買ってやるよ」
悟空「え！三蔵ホント！？（キラキラ）」
三蔵「ああ」
悟空「ホントにホント！？」
三蔵「しつこい！」

スッパアアァァーン！！

悟空「痛っ！殴ることないじゃんっ！！（むぅ）」
三蔵「しつけーからだ」
悟空「…えへへ」
三蔵「んだよ？気持ち悪ぃ」
悟空「だって嬉しいんだもん（ニッコリ）」
三蔵「…ふん」←照れ隠し
悟空「ねぇねぇ、さんぞ？（クイクイ）」
三蔵「あ？何だ（カチ☆）」
悟空「明日は三蔵とデートなんだよなっ！（ポッ）」
三蔵「ゲホゲホゲホッ！！（咽）」
悟空「さんぞっ！？大丈夫？？」
三蔵「…けほっ…んなこと誰に訊いた！？」
悟空「んー？だって大好きな人と出かけるのって『デート』っていうんだろ？八戒と悟浄もこのまえデートしたって…違うの？（首傾げ）」
三蔵「………いや（歯切れ悪）」
悟空「わぁ〜い！さんぞーとデートだ〜vvv（ぴょんぴょん）」
三蔵「ふん…（微笑）」

たったったっ♪

悟空「さんぞー！デートデート〜♪（ひょこ）」
三蔵「少しは大人しくしてろ、バカ猿！」
悟空「あれ？三蔵…法衣じゃないの？」
三蔵「…仕事で出かける訳じゃねーしな」←実は浮かれてる
悟空「ふぅん…（じろじろ）」
三蔵「何だ？（眉顰め）」
悟空「ううん！何でもないっ！ただ三蔵そーいうのもカッコイイなーって（ニッコリ）」
三蔵「…フン」←ご満悦
悟空「俺は？どぅどぅ？？（くるり）」
三蔵「この前買ってやったヤツか」
悟空「うんっ！せっかく三蔵が買ってくれたんだし、デートだから…似合う？（首傾げ）」
三蔵「…馬子にも衣装だな」
悟空「まごにもいしょー…ってナニ？」
三蔵「俺が選んだんだから合うに決まってんだろ（ぼそっ）」
悟空「えへへ〜vvvそうだよな！（照）」
三蔵「ん？もうこんな時間か…」
悟空「なーなー、早く行こうよぉ〜！俺腹減ったぁ〜！！（くいくいっ）」
三蔵「さっき昼飯食ったばっかだろ、こんのバカ猿ーっっ！！」

スッパアアアァァーーーンッ！！

悟空「うぎゃっ！何だよぉ〜もう…三蔵のばかっ！ハゲ！むっつりスケベー！！（叫）」
三蔵「誰がむっつりスケベだっ！！（激怒）」
悟空「だって、悟浄が三蔵はスケベじゃないって。さらにスゴイむっつりスケベだって言ってたもんっ！」
三蔵「あのクソガッパ…ぶっ殺す！！！」
悟空「んで、八戒はキチクサドスケベなんだって〜。よく分かんないけど（首傾げ）」
三蔵「…それは合ってる（即答）」
悟空「ふぅん…そうなの？その後悟浄、八戒にお仕置きとか言ってロープでグルグルにされてさぁ〜、たぬき穴に放り込まれたんだよ〜？」
三蔵「…バカなヤツ（本音）」←ちょっと同情
悟空「悟浄…泣いてあやまってたけど、八戒怒らせたのかな？」←分かってない
三蔵「ん？ちょっと待て…たぬき穴！？（ピキッ）」←コネタ参照
悟空「うん！あの凶暴たぬきがね、最近八戒の家の近くに巣穴移動してきたんだってさ」
三蔵「ほぅ？その割には暴れてるとか訊かねーな」
悟空「何か最初八戒んちもすごかったんだって〜たぬきのやつが暴れて！部屋はメチャクチャにするし、食い物は勝手に食い散らかしたりして」
三蔵「…だろうな」
悟空「悟浄が捕まえようとしても逃げられてばっかりで」
三蔵「頭の中身が違うだろ（きっぱり）」
悟空「初めのうちは八戒も仕方なさそうにしてたらしいんだけど…」
三蔵「何だ？」
悟空「八戒がね何かしたらしいの…でも悟浄がすっげー怖がって教えてくれなかった（拗ね）」
三蔵「………。」
悟空「それでたぬきのヤツ、すっかりおとなしくなったんだって〜♪」
三蔵「たぬきだって命は惜しいだろうからな（ぼそっ）」
悟空「でも気になるから俺八戒に訊いたの！何か八戒、あのたぬきをチョーキョーしたんだってさ。たぬきのヤツ…八戒見るとすっげ〜大人しくなるの！あんなにキョーボーだったのになぁ…お手とかするんだよぉ！」
三蔵「………。」←たぬきに同情
悟空「でも悟浄とは相変わらず仲悪いみたいだけどさ」
三蔵「たぬきにまでバカにされてやがんのか（呆れ）」

きゅるるるるる〜

悟空「さんぞ…腹減ったよぅ」
三蔵「…わーったよ（頭痛）」
悟空「早く早くぅ！さんぞ〜♪（ぴょんぴょん）」
三蔵「オラッ！ちゃんと前見て歩けっ！すっ転ぶぞ！！」
悟空「はぁ〜いvvv」
三蔵「ったく…はしゃぎやがって（苦笑）」


てくてくてくてく…
すたすたすたすた…

悟空「………。（じぃ）」
三蔵「どうした？」
悟空「ううん。三蔵と一緒に出かけるのも久しぶりだよね？」
三蔵「…そうだったか？」
悟空「そうだよっ！三蔵ずっと忙しかったから、俺一人で遊び行ってたし…（俯き）」
三蔵「八戒達の所へ行ってたんだろ」
悟空「そうだけど…俺は三蔵と出かけたかったんだもんっ！（ぐう！）」
三蔵「だから出かけてんじゃねーか」←何気にご機嫌
悟空「…違う（ぼそっ）」
三蔵「あぁー？ナニが違うんだよ」
悟空「だってっ！デートは大好きな人とラブラブイチャイチャするもんだって八戒言ってたもんっ！！」
三蔵「何だそりゃぁ！？（呆れ）」
悟空「俺だって三蔵とラブラブイチャイチャしたいんだもーん…（ぷくっ）」
三蔵「そーゆーのはなぁ………後だ」
悟空「後っていつ？（上目遣い）」
三蔵「………夜だ（ニヤッ）」
悟空「ほんと？じゃぁ、夜になったらラブラブイチャイチャしよーなっ！」←無知
三蔵「オラ、手ぇ出せ…迷子になったら探すのメンドくせーんだよ」
悟空「うんっ！（ニッコリ）」

ぎゅっ…

悟空「あれ？三蔵の手っていつも冷たいけど、今日はあったかい…」
三蔵「ガキは体温高いから冷たく感じるんだよ」
悟空「もぅっ！ガキってゆーなよっ！！」
三蔵「おい、ちゃんと前見て歩けって言ってんだろ！こんだけ人がいるんじゃはぐれるぞ」
悟空「だから、はぐれないように三蔵ずっと手ぇ握っててよ（ニコッ）」
三蔵「…そうだな」

ぐいぐい〜

悟空「さんぞ〜っ！あれ食べたいっ！あんず飴〜♪」
三蔵「お前なぁ…さっきから食ってばっかり…（怒）」
悟空「だめ？あんず飴…だめ？？（上目遣い）」
三蔵「…１本だけだぞ」←甘っ！
悟空「わぁいっ！（ぴょんぴょん）」
三蔵「ほら、さっさと買ってこい（チャリ…）」
悟空「うん！ちょっと待ってて。すぐ買ってくるから〜」
三蔵「ったく…」

ひょい。

悟浄「…やっぱり、あれ小ザルちゃんと生臭坊主だよなぁ（コソコソ）」
八戒「おや？三蔵今日は私服なんですね」
悟浄「うわおぅっ！！はっ…はっかい〜？何時の間にいたんだよっ！？」
八戒「買い物するので歩いていたら、前方に挙動不審なカワイイ人がいるな〜と思ってvvv」
悟浄「挙動不審って…それに音も立てずに背後に付くなよっ！」
八戒「え〜？普通に近付きましたけど〜？僕（ニッコリ）」
悟浄「…嘘付け（ボソッ）」
八戒「それにしても…悟空は昨日僕と街に来たんですよ？」
悟浄「へ？そうなの？？んじゃ、三蔵にくっついて来ただけなんじゃねー？」
八戒「いえ、あれは違いますね！（キラリッ☆）」
悟浄「違うって…何が？」
八戒「僕に嫉妬したんですよ、きっと。僕は悟空と買い物に行っただけなのに、デートだと思ったんじゃないですかねぇ」
悟浄「あ、そーっすか（呆れ）」
八戒「だって、いつも三蔵はちょっとした買い物に出るのは法衣のままじゃないですか。でも今日は私服…しかも悟空にまであ〜んな可愛らしいチャイナ服にショートパンツなんか着せて。あれはぜ〜ったいデートですよっ！」
悟浄「…何でそんなに力入れて分析すんの？」
八戒「えー？後々楽しいじゃないですか…フフフフ」←黒
悟浄「お前なぁ…（呆然）」
八戒「それにしても…なかなか絵になりますねぇ。周りの人も注目してますよ」
悟浄「俺らも注目されてるみてぇなんですけど（涙）」
八戒「あー、それは悟浄がカワイイからですよ」
悟浄「いや…お前がものすっごく挙動不審だからだよ（恥）」
八戒「おや？（キョロキョロ）」

ざわざわざわ…

八戒「さて、それじゃ僕は買い物に行きましょうかね。あ、悟浄荷物持ちお願いしますね（ニコッ）」
悟浄「はいぃ〜？何で俺が！？これからチョロッと…」
八戒「チョロッと…ドコへ行くって言うんですか？まだ昼間ですから賭場にはカモさんはいらっしゃいませんよねぇ？（微笑）」←笑ってない
悟浄「いえ…あの…（脂汗）」
八戒「一緒に来てくれますよね？」
悟浄「………はい（乾き涙）」
八戒「じゃ、三蔵達の邪魔をしても殺されちゃいますから、行きましょうか。あ、お駄賃にお酒ぐらいは買ってあげますからね（ニッコリ）」
悟浄「わぁ〜い、うれしーなぁー…（棒読み）」
八戒「ほら、遊んでないで！ちゃっちゃと行きますよ（グイッ）」
悟浄「うがっ！痛っ！いててててっ！！腕っ…抜けるってばよっ！！（悲鳴）」

ずるずるずる〜

悟空「あれ？（キョロッ）」
三蔵「どうした？」
悟空「んー？今悟浄の声が聞こえた様な…」
三蔵「…気のせいだ！（キッパリ）」←邪魔したら乱射確実
悟空「そうだよね？まだこんな明るいんだから」
三蔵「おい、今日はビー玉買いに来たんだぞ。さっきから買い食いばっかしやがって…さっさと買うぞ」
悟空「分かってるよぅ…えっとぉ…確か薬屋さんの近くにあったはずなんだよなぁ…（キョロキョロ）」

ドンッ☆

悟空「あっ…」
三蔵「ったく、フラフラしてるから…こっち来いっ！（グイッ）」

ぽふん☆

三蔵「そーやって俺にしがみ付いてろ」
悟空「あ…あの…さんぞ？」
三蔵「あ？何だよ」
悟空「なっ何か…みんな見てるよ？（照）」
三蔵「そうか？気にすんじゃねーよ」
悟空「でっ…でもっ！」
三蔵「…うるせー口なら塞ぐぞ」

チュウウウウゥゥゥ〜

悟空「んぅ！？んんんんーっっ！！（じたばた）」

ポンッ☆

三蔵「フン…ちっとは静かになったか？（ニヤッ）」
悟空「なっ…もおおおぉぉぉ〜っ！さんぞーのバカバカぁ！！（赤面）」
三蔵「ほら、さっさと行くぞ」
悟空「あううぅぅ…も、恥ずかしくて来れないよぉ」
三蔵「明日になればいちいち誰も覚えちゃいねーよ」
悟空「そんなの…分かんねーじゃん！（ぐぅ）」
三蔵「…また、うるせぇなぁ？（ニヤリ）」
悟空「うっ…も…させねーもん（抱きつき）」←顔伏せ
三蔵「あー？ずっとさせねーつもりか（ジロッ）」
悟空「………外では（ごにょ）」
三蔵「静かにしてりゃな」

悟空「えーっとぉ…どこだろ（キョロキョロ）」
三蔵「…おい、本当に覚えてるんだろーなぁ（じっ）」
悟空「だっ…だってだって…人が多すぎるんだよぉ（焦り）」
三蔵「まぁ、お前の身長じゃ探しづらいかもしれんな」
悟空「…チビだって言いたいのかよぉ（ぷくぅ）」
三蔵「チビなんだから仕方ねーだろ…ホラッ」

ひょい☆

悟空「うわわっ！さんぞっ…いいってば〜っ！恥ずかしいって（じたばた）」
三蔵「うるせー、暴れてねーでさっさと探せ」
悟空「もぅ…えとぉ…あっ！あった！！いち〜に〜さん…こっから６つ目のお店！」
三蔵「６つ目だな、行くぞ」

すたすたすた

悟空「え？さんぞ〜下ろしてってばぁ〜っ！もう見つかったんだからいいじゃん！（赤面）」
三蔵「あー？メンドくせー（ぼそっ）」
悟空「もうっ！みんな見てるじゃんかぁっ！！」
三蔵「お前がぎゃーぎゃー騒いでるからだろ？（知らん振り）」
悟空「むぅ…さんぞのバカッ（ごにょ）」
三蔵「そーやって大人しくしがみ付いてろ」
悟空「えーっとぉ…あ、ここっ！三蔵ここだよ！！（喜）」

すとん☆

三蔵「ほら、さっさと選べ」
店主「おや？ボウズ昨日も来たな〜」
悟空「うん、昨日のは転んで無くしちゃったから」
店主「そうなのか〜。昨日の兄ちゃんもエラく綺麗だったけど、今日の兄ちゃんもまた美人さんだなぁ〜！ボウズもてもてじゃねーか」←悪気ナシ
三蔵「………。（不機嫌）」
悟空「え〜？昨日は買い物に来ただけだよ」
店主「んじゃ、今日は違うのか？」
悟空「え？…今日はぁ………違うよ（ポッ）」
三蔵「悟空、早く決めろ」←ご機嫌♪
悟空「あ、うんっ！んとー…おじさん、この紫の２つと…あと、あの金色の８個ちょーだい！」
店主「あいよ」
悟空「えへへ…何かさぁ、金色の中に紫のあると三蔵みたいだろ？（ニコッ）」
三蔵「悟空…」←ご機嫌max
店主「ほい、今度は無くすなよ、ボウズ」
悟空「うんっ！」
三蔵「おい、それの代金だ」
店主「はい、毎度〜」
悟空「じゃぁね、おじちゃん♪」
三蔵「行くぞ。これ以上人ごみは真っ平だからな」
悟空「うんっ！さんぞ…ありがと」
三蔵「それ、どうするんだ？」
悟空「ん？これねぇビンに入れて飾るvvv」
三蔵「…金色の２つよこせ」
悟空「え？何で？？」
三蔵「執務室に飾るんだよ」
悟空「あ…さんぞぉ（うるうる）」
三蔵「さっさと帰るぞ」
悟空「うん…あ、でもでもっ！」
三蔵「何だよ」←余裕ナシ（笑）
悟空「だって…デートなのに、まだラブラブイチャイチャしてねーよ？（上目遣い）」
三蔵「…だからさっさと帰るんだよ」
悟空「そうなの？んじゃ帰ってからラブラブイチャイチャするの？」
三蔵「ああ、めーいっぱいシテやる」
悟空「んー？でも何か違う（首傾げ）」
三蔵「あぁ？何がだよ」
悟空「だって…八戒はキレーなホテルでラブラブイチャイチャしたって言ってたもん」
三蔵「…ホテル？（ピクッ）」
悟空「うん、ちょっと前に街の東の方におっきなホテルできたじゃん？あそこ泊まっていっぱいラブラブイチャイチャしたって八戒言ってたよ？」
三蔵「…ここから５分で行けるな（ボソッ）」
悟空「え？何が？？（きょとん）」
三蔵「そのホテル泊まるぞ」←即決
悟空「え？帰んなくていいの？？」
三蔵「んなこたぁいいんだよ！オラ、行くぞ（グイッ）」
悟空「さっ…さんぞ？なんかヘンだよ？？」
三蔵「あー？てめぇが言ったんだろーが」
悟空「そうだけど…でもでもっ！」
三蔵「やかましい！ついてくりゃぁいいんだよ！！」

スッパアアアァァーーーンッ！！

悟空「うぎゃっ！何でハリセン持ってるんだよぉ〜（涙目）」
三蔵「いいから来い！！」

ずるずるずる〜

…５分後。

悟空「すっげぇ〜、キレーなホテルだなぁ〜（感嘆）」
三蔵「ホテルはどーでもいいんだよっ！」

ひょい☆
ぽいっ！
ドサッ！！

悟空「ぶっ！なんだよぉ〜いきなり何で投げるんだよっ！！（きっ）」

ギシッ！

三蔵「…悟空」
悟空「なっ…ななななななに？さんぞっ？？（ヤな予感）」
三蔵「お望みどおりラブラブイチャイチャしてやるよ…覚悟しやがれ（ニヤ）」
悟空「へ？あのっ…あ…やっ…やだっ！ドコ触って…やあんっ！！（悶）」

その頃。

悟浄「ん？八戒〜」
八戒「はい？何ですか、悟浄」
悟浄「このビー玉どーしたんだよ？」
八戒「綺麗でしょ？昨日街で買ったんですよ」
悟浄「ふぅん…お前が飾るモン買うなんて珍しいな」
八戒「いえ、もちろん実用品ですよvvv」
悟浄「あ？実用って…ビー玉で遊ぶような年じゃねーだろ？」
八戒「もちろん、遊びますよ。もっとも子供のようにではないですけどね（微笑）」
悟浄「はぁ？意味分かんねーよ」
八戒「大人はね、ベッドで遊べるもんなんですよ、コレ」
悟浄「は？ベッドでって…（脂汗）」
八戒「いやですねぇ〜vvvせっかく悟浄が楽しめるように買ってきたんですよ？」
悟浄「八戒…まさかっ！？（蒼白）」
八戒「…悟浄の中に何個入るでしょうねぇ、コレ（ニッコリ）」
悟浄「――――っっ！？」

ガッ！

悟浄「うがっ！」
八戒「どこに逃げようとしてるんですか？（微笑）」
悟浄「おっ…落ち着け、な？八戒！？（必死）」
八戒「あ、いけない！もう就寝の時間ですね？ささ、寝ますよ悟浄vvv」

ずるずるずる〜
パタン☆

悟浄「うぎゃあああぁぁぁっっ！！（叫）」