Attraction Garden



とうとう弟がドッキドキの初体験！な時。
兄は、と言えば。

「ひぁっ…んぁ…っ…てんぽっ…イイッ！」

………既に思いっきりまぐわっていた。
ギシギシと派手にベッドが軋んでいる。
天蓬の激しい注挿に、捲簾は嬌声を上げ続けた。
「んっ…僕も…イイ…です…っ」
卑猥な笑みを浮かべながら、天蓬はひたすら腰を打ち付ける。
白い肌が興奮で染まり、何とも艶めかしい。
天蓬の淫らな姿態を見せつけられただけで、捲簾の背筋をゾクリと快感が走った。
ソレがそのまま交わっている部分に直結する。
熱く蠢く粘膜が、天蓬の雄に絡みついて締めつけた。
「ん…くっ…そんな…にされたらっ…イッちゃいますって」
天蓬は口元を歪め、捲簾の脚を引き上げる。
結合部が更に密着して、襞が肉芯の根元までガッチリ咥え込んだ。
「捲簾のココは…欲張りさんですねぇ」
吸い付く粘膜を引き離し、熱く滾った自身をズルズルと抜き出す。
「やっ…ダメ…っ…抜くなっ」
身体から抜け落ちる損失感に、捲簾は嫌がって首を振った。
誘うように自ら淫猥に腰を捩る。
捲簾の痴態に、天蓬はゴクリと生唾を飲んだ。
そんな風に貴方に求められたら。

ほら、余裕なんか簡単に消え失せる。
理性なんか木っ端微塵。

いきなり天蓬は、捲簾の身体を繋がったまま抱き上げた。
「ひっ…いあぁっ！？」
胡座の上に腰を下ろされ、自重で天蓬の雄を身体の奥深くまで咥え込んでしまう。
捲簾は震えながら天蓬の首にしがみ付いた。
「天蓬…天蓬ぉっ」
腰を揺らめかせて、捲簾が嗚咽を零す。
下からゆっくり突き上げると、捲簾の背が綺麗に反り返った。
「んっ…てんぽ…おっ」
捲簾は自分からも天蓬の動きに合わせて、腰を淫猥にくねらせる。
濡れた雄を天蓬の腹に擦り付け、陶酔しきった表情で恥ずかしげもなく喘いだ。
「はっ…あ…っ…もっと…奥っ…突いて…ぇっ」
次第に捲簾も大胆に腰を振り立てる。
貪欲に快感を貪る奔放な身体に、天蓬も我慢が効かなくなった。
捲簾の双丘を鷲掴むと、激しく注挿を開始する。
「ひゃっ…んあっ…あんんっ…イッ…すっげ…ぇイイッ」
歓喜の嬌声を上げて、捲簾も腰を揺らした。
繋がっている部分が熱く蕩けて、グチャグチャと濡れたイヤラシイ音を立てる。
捲簾の雄も天蓬の腹に擦られて、ビクビクと震えて濃い粘液を止めどなく漏らした。
身体の限界が近い。
視界が真っ白に霞んできた。
「てんぽっ…てんぽぉっ…も…出るぅ…っ！」
捲簾が弓形に身体を仰け反らせると、大きく張り詰めた自身から白い蜜が迸る。
「んっ…あああぁ…っ」
身体を痙攣させて、天蓬の胸や腹を派手に濡らしていった。
「くっ…うぅ…っ」
天蓬も瞬間、綺麗な顔を歪ませる。
捲簾が達すると内壁がギュッと引き締まり、限界まで膨れ上がった天蓬自身も搾り取られるように吐精した。
「あっ…やぁ…っ…はいって…く…ぅっ」
最奥まで注がれる熱い精に、捲簾の腰がブルッと震える。
天蓬は腰を突き上げ、多量の精液を全て捲簾のナカへと飲み込ませた。
「は…あ…っ…」
荒く呼吸を喘がせて、捲簾は天蓬を抱き寄せる。
興奮の冷め止まない身体。
天蓬に触れただけで、すぐに欲しくなる。
質が悪くって仕方ない。
それは天蓬も同じで。
目の前に晒された首筋や鎖骨に、熱を呼び覚ますように唇と舌を這わせる。
「天蓬…」
捲簾が掠れた甘い声で名を呼べば、臨んだ通りに口付けてきた。
「ん…っ…」
互いの舌を執拗に絡ませ、激しく貪り合う。
ピチャピチャと濡れた音を立てて、溢れる唾液を注いで飲み込んだ。
そうしていると次第に身体の熱が戻って、繋がっている部分が疼いてきた。
捲簾は強引に舌を天蓬の口腔から引き抜くと、天蓬の肩を強く掴む。
「捲簾…」
天蓬が再び口付けようと顔を寄せる前に、視界が振れた。
体重を掛けられた身体が、ベッドに沈み込む。
突然のことに、天蓬はきょとんと瞳を瞬かせた。
見上げた先で、捲簾が楽しげに微笑む。
未だ欲情を滾らせた瞳を眇め、赤い舌先を覗かせ濡れた唇を舐めた。
その蠱惑的な表情に、天蓬の雄がドクンと脈打つ。
「は…あっ…デカく…なったぁ…っ」
嬉しそうに捲簾が喘いだ。
「分かってて…煽ってるクセに」
「んっ…お前の…すっげぇ熱っ…気持ちイ…っ」
捲簾は天蓬の脇に両手を着くと、身体をゆっくり屈めてくる。
「ふ…うっ…」
ズルズルと、体内から天蓬の雄を抜き出した。
そして途中でその動きを止めると、今度は自分から根元まで咥え込んでいく。
抜いては咥え。
また抜き出しては最奥まで収める。
次第にその動作が速く激しさを増していった。
「あっ…んぁっ…あぅ…っ」
天蓬の腹の上で、捲簾の身体が上下に大きく跳ねている。
ベッドの軋む音と、忙しない呼吸が部屋に充満する。
騎乗位になって腰を揺らめかせ、捲簾は快感を追う行為に没頭した。
「はっ…ああっ…イッ…てんぽ…もっ…突いて…っ…なぁ…」
身体を紅潮させ、勃起した自身を扱きながら捲簾は大胆に腰を振り立てる。
そのあまりに淫猥な姿から視線を逸らさず、天蓬は大きく下から突き上げた。
「やぁっ…イイッ…もっとっ…もっとぉ…っ」
両手で濡れた自身を擦り上げ、夢中になって腰を蠢かす。
「ふ…っ…そんなに気持ち悦いの？」
「んんっ…い…いっ…もっと…ナカッ…奥までグチャグチャに…しろよぉっ」
「僕のモノで…掻き回されたい？」
天蓬は微笑みながら捲簾のナカで肉芯を揺らした。
「あ…あっ…ソレ…悦いっ…もっとぉっ」
「…いいですよ」
天蓬は上背を少し起こして、捲簾の腰を掴む。
「ひゃっ…んあっ…あんっ…うあっ…んっ」
腰をグラインドさせて叩き付けるように腰を突き上げると、捲簾は堰を切って嬌声を上げ続けた。
「そんな…大きな声出したら…簾クン起きちゃいますよ？」
「や…あっ…って…無理ぃ…ガマンできね…よぉっ」
腰を跳ね上げながら、捲簾は啼いて首を振る。
快楽を貪ることに暴走した身体を、今更止められる訳がない。
「んなの…よりっ…もっと奥っ…なぁ…っ」
「ふふふ…こんな淫乱なパパじゃ、簾クンも大変だなぁ」
「んっ…馬鹿ぁ…っ」
欲情に潤んだ瞳で、捲簾は天蓬を睨み付けた。
天蓬はそれに微笑み返す。
「ココで捲簾が声を殺したりしたら、無理矢理にでもイヤラシイ声上げさせてやろうって思ってたんですけど…ね」
「な…に…っ」
「僕は心が狭くて欲深いんです…例え可愛い簾クンが貴方の息子でも、嫉妬してしまうほど」
「なっ！？」
カッと捲簾の頬が真っ赤になった。

ようするに。
天蓬のからかいを真に受け、声を抑えれば。
それは即ち。
天蓬との時間よりも息子のことを優先させたことになる。
そんなこと天蓬には許せない。

凄まじい執着と嫉妬を見せ付けられ、捲簾の口元が自然と緩んだ。
天蓬は驚いて目を見開く。
「簾はさ…すっげぇ寝つきいーの。一片寝たら朝まで絶対起きないし」
捲簾の内壁が、ヒクついて天蓬の雄に絡みついた。
「まさかそれで…遠慮なんかしてた？」
笑いながら揶揄され、天蓬の頭に血が上る。
勢いよく起き上がると、コロンと捲簾の身体を仰向けに転がした。
「あああぁぁっ！！」
繋がったまま乱暴に動かされ、捲簾は呆気なく白濁を吐き出した。
「あ…は…っ…ふぁっ」
ビクビクと身体を痙攣させて、必死に荒くなった呼吸を整える。
天蓬は胸元まで捲簾の脚を持ち上げると、大きく開かせた。
「ぐっ…苦しっ…」
かなり無理な姿勢に、捲簾が喉を詰まらせ抗議する。
睨もうと涙目で見上げると、天蓬は真っ直ぐ見下ろしていた。
ケダモノじみた瞳で、艶やかな笑みを浮かべる綺麗な顔。
「あ…っ」
捲簾の鼓動がドクンと脈打つ。
「見えます？ほら…ココに、僕を根元まで咥え込んでいるでしょう？」
滾って膨れ上がった肉芯が、捲簾のナカからズルリと半分ほど抜き出された。
「貴方のココ…真っ赤に充血してヒクヒクお強請りしてますよ？何ていやらしくて可愛いんでしょうねぇ」
見る見る捲簾の顔が羞恥で染まっていく。

あんなに大きくて太い天蓬のアレを。
俺のアソコが悦んで飲み込んでる。

見せ付けるようにゆっくりと注挿を繰り返す肉芯と、濡れて卑猥な音を立てる浅ましい自分の器官から捲簾は視線を外せない。
食い入るように見つめて、ゴクリと喉を鳴らした。
「あれ？捲簾のコレ…また硬くなっちゃいましたよ」
天蓬の指がヌルリと捲簾自身の先端を擦る。
「んあっ！？」
灼熱を咥え込んだ秘孔が、ざわついて悦んだ。
「お望みどおり、捲簾のココが空っぽになるまで搾り取ってあげます」
「う…えぇっ！？」
「遠慮なく、可愛い声を聞かせてくださいねvvv」
柔らかな笑みを浮かべているが、天蓬の瞳は欲情でギラついている。

えーっと。
俺ってばもしかして、ヤッちまったか？

「え…えへ？」
捲簾は頬を引き攣らせながら、愛想笑いを浮かべた。
ますます天蓬の視線が凶悪に眇められる。
「…泣き言は一切受け付けまっせ〜んvvv」
「おっ…落ち着けっ！天蓬っ！！」
「淫乱な貴方に、思いっきり如何わしいコトしてあげますね〜あはははっ！」
「やめっ！？」
逃げようと身体を捩る捲簾を押さえつけ、天蓬は激しい注挿を開始した。
「ああっ…んっ！」
ガクガクと身体を揺さ振られると、捲簾がしきりに甘い声を漏らす。
「天蓬っ！てんぽ…おぉっ！」
「捲簾…捲簾っ…愛して…ますっ」
「んんぅっ…俺…もっ…」
濃密な恋人たちの交わりは、当分終わりそうもなかった。
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