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古座川をカヤックで下る(2003/04/26)

5:00  大阪発
7:00  御坊ICのコンビニで朝食
10:30 古座駅着

古座川下りは、町の観光協会が運営しています。古座川駅内の観光協会でカヤックを申し込み、隣の艇庫からカヤックを借ります。カヤック(1人乗り)、パドル、ヘルメット、ライフジャケット、スプレースカートのセットで、一日 1000円とかなり安いです。そのあとは、カヌータクシー(1台に2艇載ります)でカヤックと人間を上流へ運んでもらいます。

本当は、一枚岩ぐらいまで行きたかったのですが、工事のため行けず、鶴川からスタートです。鶴川までのタクシー代は 3080円でした。標準コースタイムは、鶴川→河口で、12km、3時間となっています。私たちは、途中の昼飯、昼寝込みで4時間程度ののんびりとした計画を立てました。

最初のうちは、川幅も狭く、時々「瀬」があって、初心者みっちーはややビビリ気味な感じでしたが、一人も沈することなく通過して行きます。この辺は、朝の雨が残ってたりで、少し蒸し暑い天気でしたが、順調です。それまで一週間、雨がしとしと降っていたのですが、水はきれいでした。水量は少し多めでしたが、少しぐらい水が多い方が、下りやすいってもんです。

いくつもの橋を越えて進んでいきますと、川口付近で、支流と合流して、やや水量が増えてきます。流れの方も、瀬はなくなるものの、増水の影響で、だまっていても、スピードに乗って楽チン下りです。でも、写真を撮ろうと構えていると、石にぶつかりそうになってヒヤッとすることも。


こんな、良い雰囲気のつり橋もありました。

川の両岸に迫る山や岩を見ていると、この付近の岩は、縦に割れる性質があるらしく、一枚岩のような地形ができたり、川岸に迫る渓谷を作り出したりしているのでしょう。

上陸できる川岸を探しながら進んでいったのですが、なかなか見つからず、宇津木付近のキャンプ場まで下った時点で昼食にしました。いちおう、コンロを持ち込んで暖かい食事を取ったのですが、この時点で強烈に晴れてて暑い。昼寝して1時間ぐらい休憩してました。

昼食後、再出発して、大きく左に曲がると、下流域になります。直線路で見晴しがいいです。下流域は、流れがほとんど感じられず、自力でパドリングが必要で、すこし大変ですが、回りの景色も一変します。渓流→清流で迫っていた山が遠くなり、河原が広がって、多くの種類の鳥が観察できます。種類はよくわからなかったけれど、とんび、カモ、サギ、ウなどがいました。河口付近ってバードウォッチングのフィールドになることが多いのがわかる気がしました。


河口の古座大橋を望む。

16:00 ごろ河口着。カヤックはトラックで運んでもらって、人間は徒歩200mほどで駅に戻ります。

全体を通した感想として、非常に整備されていて快適なコースだ、というものがあります。流れは緩やかで難所も無く、初心者から OK。コース要所には上陸できる河原があって、きれいなトイレも設置されています。上流付近では、「小珪林」と言われる渓谷の雰囲気が感じられ、河口付近でも水の淀みがなく、清流を感じられます。しかも、料金的に安い。おすすめです。次回はもうすこし昼食を豪華にしたいなー。

この日は、串本ロイヤルの温泉に使って、てんませんで夕食→串本ロイヤル泊でした。


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4/27 紀伊大島


近藤靖浩