Under-Construction

ダイビングの情報 LOG 淀川市民マラソン(2004/11/07)


淀川市民マラソン

(2004/11/07)

ここんとこ、体重と体脂肪率が増加傾向にあったので、なんとかせねば、と思っていたところ、新聞で淀川市民マラソンの告知を見た。参加しやすそうな大会であり、一度はフルマラソン走っておかねば、とおもっていたのでエントリーすることにした。

告知から大会までは2カ月。ひごろ運動をしていない私が2カ月のトレーニングでフルマラソンを走るための計画は別頁にまとめた。初マラソンにチャレンジしてみたいという方参考にしてほしい。

→2カ月で走れるフルマラソン

淀川市民マラソン

9時スタートなので5:30に起きた。天気予報の通り晴れ。ちょうど日の出のぐらいである。朝食を食べて準備をする。放射冷却で朝は寒そうなのでウィンドブレーカとフリースを着て、会場である枚方大橋の袂の公園に向けて出発する。8時を過ぎるとハーフに出る人が混じり、交通や会場の受け付け、トイレが込むので7時台についているのがいい。受け付けをすませてストレッチ。8:50ぐらいに、上衣を脱いで手荷物を預け、スタートラインに並ぶ。予想タイム別になっているので、正直に並ぶのだ。会場にはオリジナルテーマソングが繰り返し流れていて耳から離れない。

スタートは号砲ではなく、時計の時報がそのまま放送される。私のいた、4時間台グループがスタートラインを通過するまでには1:30かかった。ゆっくりと集団で会場を一周してコースに出る。10分ぐらい走ると集団がばらけてくるので、自分と同じぐらいのペースの人と集団を作るようにする。

コース走る河川敷をまっすぐくだる。河川敷には運動公園が点在していて、そのあいだをサイクリングロードみたいなのがむすんでいる。公園にはトイレがある。スタート直後にかかわらず、人が入っている。恐らく、出発前に混雑のためいけなかった人だろう。給水は約5kmおきにあって、水(紙コップ)、オレンジ、バナナがだされている。思ったより脱水するので、喉が乾いていなくても毎回給水することをこころがける。途中のトイレに立ち寄るぐらいの水分補給でよいと思う。飴はエイドステーションではなく、道端で配っている。エイドステーションではコールドスプレーもおいてあり、復路ではずいぶんお世話になった。

気がついたら、大日のハーフ折り返し地点(10km)に来ていた。時間は0h50mで、ちょっとオーバペースかな、と思ったけど、心肺負荷は軽く感じたので、そのペースのまま集団にまざって走る。

大日付近

そこから先は直線コースで見晴がよく、新大阪のキーエンスビルや梅田のスカイビルがよく見える。あそこまで、走るのか、とあらためて感嘆した。毛馬水門の橋を渡るために堤防にあがる。このコース唯一の登りだ。橋は普段は閉鎖されているが、大会の時は渡れる。逆に、公道は閉鎖しない。橋を渡り終えると20km地点だ。時間1h55mで、ラップを考えると普通のペースである。そこからすこしいくと中間地点(2h00m)、折り返し地点とマークが続く。折り返し地点は十三のあたり。ちょうど、夏に花火大会が行われる場所近辺であるが、あんまり余裕が無くなってきてたので、景色とか覚えていないのがもったいない。

橋を渡りかえして28kmぐらいの地点で足の痛みが我慢できなくなって止まってしまった。ちょっと前まではリズムよく走れていたのだが、急に足、とくに右膝のスジが痛くなってしまった。ちょっと歩いていれば回復するので、歩いたり走ったりの繰り返しで、すこしでも前に進むことにする。そんな感じなので、心肺は余裕だが、歩いたり走ったりの状態になってしまった。走ってれば5kmなんてすぐだが、歩いていると長い。しかも日が照ってて暑い。周りも歩いている人が増えてきた。あとどれだけ我慢すればゴールにたどりつけるだろう、とばかり考えていた。エイドステーションの間隔も長く感じる。水を2杯とオレンジを取って、コールドスプレーを振るとすこしは走れるようになる。

ハーフ中間地点(31km)まで戻ってきたのは、3h15mぐらい。予定より15分遅れってことは、歩いていても進んでいるだけマシってことを示している。でも足の痛みも激しくなっていて、残り10kmを1h30mと予想した。ハーフの歩き人とも合流する。ハーフには幼稚園の子も参加していて、言うことを聞かずにあっちいったりこっちいったりしている。

そんな幼稚園児の中に、足がつったのか座りこんでいる子がいた。その子のそばには、ウサギの着ぐるみをきた青年が幼稚園児の足をほぐしていた。しばらくすると彼らつれだって走りだし、幼稚園児はエイドステーションにたどりつき、ウサギはひとりで走りだした。私も歩いたり走ったりしていると、歩いているウサギに追い付いた。ウサギもシンドイのに、足を痛めている幼稚園児のことにちゃんと気付いていたんだな、と自分のことで精一杯だったことが無念だった。そのあとも、堤防からの、「ウサギ、ガンバレ〜」という声援に手をふって答えていた。ウサギのスポーツマンシップに敬意を表し、ここに記録する。

32kmを越えると1kmごとに、あと何kmという表示が出ている。歩く筋肉が疲れたら走って、走る筋肉が疲れたら歩いて、すこしでもゴールに近付こうとする。エイドステーションやコースガイドボランティアの声援が力になる。

そんなこんなでゴールイン。ナンバーカードのバーコードで時間を記録してもらう。公式記録は4:50:06、1096位(フル・男女あわせて2700人中)だった。事前には4時間から5時間と予想していたが、なんとかその範囲におさまった。ゴール後はスポーツドリンクをもらって、預けておいた手荷物を受け取って、記録証を発効してもらって、豚汁とおにぎりをもらってたら、応援にきていた家族と合流した。膝の筋を痛めていて、翌日まで痛かった。

ゴールのゲート

無事完走して、マラソン計画は成功終了した。ターゲットに選んだ大会が走りやすいものだったのが良かったと思う。結局、後半は満足な走りができずに痛いだけだったが、走り終わった後の満足感は走っただけのものが得られた。もういちど、フルを走るかもといわれれば、抵抗も感じるがハーフぐらいの距離だと、また走ってみてもよいと思う。次は観光性の高いやつを走りたいな。

応援に来てくれた家族と、遊びたい盛りなのに相手をせず練習することを許してくれた妻と娘に感謝。



近藤靖浩