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家庭コンピュータ環境の模索 >WP34sという電卓 > コレクション
最終更新: 2011-12-20


コレクション

使いもしない電卓がたまってしまった。まるでマニアみたいだ。以下、入手順に。写っていないが義母から頂いたソロバンもある。

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casio fx912

ソーラー+コイン電池のデュアルパワー、数式通り入力が特徴。

学生のころ、生協で買った。一番実用的で一番新しいはずが、一番相手にされていない、可哀想な機械。今は会社のお道具箱の中で眠っている。

casio mini

CM-604

初代ではなく、CM-604。仕様はほとんど初代と一緒。単3×4本、6桁蛍光管表示。[>]キーを押すとシフトされる。箱、ケース、ACアダプタ付き。当時の定価が8900円。仕様を工夫することによって低価格化を成し遂げた。

初代カシオミニは、1972年発売。つまり、沖縄返還の年であり、私が生まれた年である。また、電子機器の低コスト化戦争の先駆けとなる時代の節目となる機器であり、こういった革新的な機器を生み出す、カシオという会社へのリスペクトの源泉でもある。

ヘンミ

HEMMI No.269

No.269 という土木タイプ。

とりあえず、一本欲しかったので何も考えずにヤフオクで入手。掛け算割り算できたらいいや。

HP-16C

HP-16C

LR44×3、7セグLCD という Voyger シリーズの、16進電卓というレアなもの。ケース付きだが蓋ケースというあまり見かけないもの。

16進専用に設計されてあるだけあって、基数変換が表にあるなど、その目的には使いやすい。ただし、科学技術用との併用は考えられていないので、そちらの目的には使いづらい。

HP-15C

HP-15C

Voyger シリーズの科学技術計算用。エンブレムが磨耗しているが完動。小型でエレガントな外形が最高。じつは、マトリクスもf(x)=0のルートソルバも数値積分も可能で、複素数の自然な扱いは現代機にも勝る。

とても人気がある。HP-15CLE というように復刻。しかし、CR2032×2という仕様、電池食い、裏面のアンチョコの印刷に高級感が無い、など、どう考えても、オリジナルバージョンのほうがいい。計算が遅いが、見かけやサイズは最高である。7セグ表示オンリーというのも割り切っている。

WP34s

HP34s

HP-30b にオープンソースファームを書き込んで、オーバーレイシールを貼ったもの。

今現在、最も実用的に使っている電卓。ファームをすこし改造して、スタッフロールに自分の名前が出るようにしてある。多機能すぎて、ほとんどの機能がメニューに入ってしまっていること、若干大きいこと、から、日常づかいには、じつは HP-35 ぐらいが一番ではないか、と思ったり、HP-15Cの素晴らしさを再確認したり。しかし、少ないキーの中で、1/x とか // (並列抵抗)とかの優先度をあげているのは実戦的好感度アップ。実質、表にある関数って、[1/x][yx][√]だけだから。三角関数、ex、πさえファンクションシフト。

HP-35

HP-35

説明不要。世界初のポケット関数電卓。本来は専用Ni-Cd 電池+充電器が必要。専用電池は付いていたのだがACアダプタが無い。単四×3のバッテリーホルダが電池スペース内にハンダ付けされていてぴったりと収まって実用的に使える。機能は少ないが、arc… 以外の関数、[π]が表にあること、LED表示なことが特徴。Casio mini と同年代生まれだが、機能、サイズ、価格には大きなコンセプトの違いがある。

ここまで来たら、これが無いと収まらない。ヤフオクで13000円ぐらいで思ったよりも安かった。1972年発売。つまり、カシオミニと同じであり、沖縄返還の年である。しかし、機能(6桁四則 vs. 関数)、サイズ(単3×4でボッテリ vs. 専用充電池でスマート)、価格(12800円 vs. $395=99500円)など、コンセプトが全く異なる。両者とも殿堂(国立科学博物館の未来技術遺産 vs. IEEEマイルストーン)入り。だいたい、ja.Wikipedia には、HP-35 のページは単体であるが、HP-35s のページは無いのだ。

CURTA Type II

CURTA

ヤフオクで60000円。ほぼ未使用、ケース付き。

実用性が全く無い、コレクションアイテム。状態は非常に良く、スムーズに動作する。機械式計算機の良い所は、筆算のアルゴリズムを、ほぼそのまま、目に見えるかたちに実現しているので、小学生の算数を教えるのに役に立つところだ。持って動かしたときの精密機械感は腕時計の比ではない。入手が困難な人はシミュレータで勉強してください。

Numworks NO100

Numworks

RPMではない普通の電卓。フランスのベンチャー企業が作った。回路図が公開さていて、ファームウエアも公開されている。ウェブサイトのデザインからもわかるが、ファームウエアの作りも非常に現代的で美しい。機能的には有理数演算が可能な関数電卓、グラフ・統計電卓だけでなくmicro python インタプリタを搭載していてプログラミング可能だ。

[] [簡易マニュアル] [How to develop] [E24マクロの作り方]



近藤靖浩
Last modified: Sun Mar 9 20:36:33 JST 2014