♪♪415通信 第32号♪♪
1999年5月29日発行


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【415ニュース:強化練習終わる】

 5月4、5日の2日間の強化練習が終わりました。4日は雨の中、発声指導が行われました。前半は全体練習として、後半は女声陣の指導として、例によって個人指導を中心に指導していただきました。初めて人前で一人で声を出した者もいたりしてだいぶ緊張していたようでしたが、声が良くなっていくのが聞いていてもはっきりわかりました。大変良い練習になったと思います。今後は、教えていただいたことを各自で練習して、さらに精進されることを期待しています。もし可能で有れば、秋にもう一度ご指導をお願いしたいと思っています。夜は、我が家で懇親会がありました。懇親会後は何人かのメンバーは分宿しましたが、中には4時過ぎまで話に花を咲かせていた者もいたようです。5日は39番を中心にその前後のコラールを練習しました。これで、第2クールの練習が終わりました。今後は、6月27日の初めてのオケあわせ、7月の合宿練習へと進むこと
になります。 OPEとしては初めての強化練習でしたが、参加者も多く、とても有意義な練習になったと思います。匿名の会員から感想が寄せられていますので、以下に掲載します。

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【合唱につつまれた日々…強化練習を終えて】

 連休の遊び疲れの為か…実は合唱熱にアテられたせいのような気もするのですが…体調を崩し寝込んでてしまい、世間の皆様より2日も多く黄金週間をとってまった私が、久しぶりに通勤電車に揺られています。耳には、ついこの間のOPEの強化練習の模様を録音したMDが鳴っています。
 思えば、これだけ「合唱」だけしか考えずに過ごした日なんて、何時以来なのでしょうか。 私は学生時代も合唱をやっていたので、学生の時は生活の八割を、合唱の事を考えて過ごしていました。
 それ以来…となると、ほんとうにしばらくぶりに合唱に打ち込むことのできた2日
間だったような気がします。
 学生の頃は、歌う事が日常で、歌う事がアタリマエだったのです。しかし卒業すると、それがアタリマエではなくて歌う事は『非日常』が常であると言うことを、私は初めて気が付きました。だからこの2日間、思う存分歌えた事がどれだけかけがえの無いことなのかを、練習風景の録音を聴きながら、強くつよく感じるのです。

 何も考えず、歌える。ただ歌える事が、どれだけ満たされたことなのか…。

 そしてその時間を共有できる仲間が、こんなにたくさんいることが、どれだけしあわせなことなのか…。
 私は、私が歌う事を許してくれるもの全ての事物に、心から感謝します。そして、この気持ちで舞台に立つことができれば、と願うのであります。

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【415ニュース:OPEのホームページがオープンしました  <電脳部>】

 構想1年、製作半年(笑)の私達OPEのホームページが5月3日にオープンしました。まだまだ内容不充分なところが多いですが、これからどんどん充実させていきたいと思います。また会員のみなさまの原稿も広くひろく募集しておりますので、奮って電脳部(MOCHA・TAKA−C)までお寄せ下さい。

 http://member.nifty.ne.jp/ope/

 内容は演奏会の告知、練習予定、415通信、そして会員のみなさまの自己紹介などです。また「この内容を掲載したい!!」と言うものがありましたらそちらも電脳部までどんどんお知らせ下さい。
 ご不明な点がありましたら、電脳部までお知らせ下さい。それでは、みなさまのご協力をお願いいたします。楽しいホームページにしたいと思っております (^^)/。

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【会員動静】

 しばらく活動から離れていたテノールのOさんが復帰されることになりました。11月22日には大学の本番があるそうですが、23日はあいているので演奏会にも出ていただけるそうです。最近のテノールの充実ぶりは大変なものですね。誰ですか、それに引き換えB・・・は、などと言うのは!!
 また、会長さんにメールがつながりました

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【練習計画】

 今後の練習計画を掲載します。お忙しいところとは思いますが、出来るだけご参加下さい。やむを得ず欠席される場合は、パートリーダーまで連絡を忘れずに。

6月05日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
6月13日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
6月19日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
6月27日(日) 器楽 10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
(管弦楽付きを予定)
7月03日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
7月04日(日) 器楽 10:00〜12:30 芳田公民館実技室
7月10日(土) 合宿 詳細は別項
(器楽の部をどうするかは検討中)
7月11日(日) 合宿 詳細は別項
(器楽の部をどうするかは検討中)
7月17日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館
7月18日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
7月25日(日) 器楽:10:00〜12:30 芳田公民館実技室
合唱:13:00〜16:30 芳田公民館実技室および美工室
7月31日(土) 合唱:18:00〜20:50 京山公民館

8月は、合唱は前半をお休みとして21日(土)と29日(日)に練習を行います。器楽の部について1、8、22、29日に練習を考えています。詳細は次号で。

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【練習記録】

4月25日 芳田公民館 器楽の部10:00〜12:30、合唱の部13:00〜16:30
出席者:器楽5名、ソプラノ6名、アルト5名、テノール5名、バス3名、総数25名
器楽の部:演奏曲の検討、練習
合唱の部:ヨハネ受難曲 第25曲b、第27曲b、第28曲

5月4日 岡山ふれあいセンター 合唱の部13:00〜17:00
出席者:ソプラノ7名、アルト7名、テノール6名、バス5名、総数27名
合唱の部:岡崎順子先生による発声指導

5月5日 岡山ふれあいセンター 合唱の部10:00〜16:30
出席者:ソプラノ7名、アルト7名、テノール8名、バス4名、総数28名
合唱の部:ヨハネ受難曲第32曲、第37曲、第39曲、第40曲。

5月9日 芳田公民館 器楽の部10:00〜12:30、合唱の部13:00〜16:30
出席者:器楽6名、ソプラノ5名、アルト5名、テノール4名、バス1名、総数20名
器楽の部:演奏会曲目の練習。
合唱の部:ヨハネ受難曲第1曲。

5月15日 京山公民館 合唱の部18:00〜20:50
出席者:ソプラノ5名、アルト4名、テノール6名、バス2名、総数19名
合唱の部:ヨハネ受難曲第1曲、第2曲b、第2曲d、第3曲、第5曲、第11曲、第27曲d。

5月23日 芳田公民館 器楽の部10:00〜12:30、合唱の部13:00〜16:30
出席者:器楽7名、ソプラノ5名、アルト4名、テノール7名、バス6名、総数28名
器楽の部:演奏会曲目の練習。
合唱の部:第11曲、第12曲b、第14曲、第16曲b、第16曲d、第17曲。

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【合宿について】

7月10、11日にOPEで初めての合宿が因島で行われます。近日中に参加の調査を行います。集合は、先発組(10:00到着)、中発組(12:00頃到着)と後発組(午後岡山発)の3組に分かれることになります。また、1日目の研修の後半はパート練習と夕食準備に分かれます。なお、もちろん1日目だけあるいは2日目だけの参加も可能です。ご準備下さい。

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【東京バッハ合唱団の演奏会を聴いて <技術部長>】

5月8日、東京バッハ合唱団の演奏会を聞きにいってきました。場所は東京・上野にある上野学園、石橋メモリアルホール。合唱:東京バッハ合唱団。オーケストラ:東京カンタータ室内合奏団。演奏曲目:J.S.Bachカンタータ82番・84番・120番・207番。3500円。
 先生の買われたオルガンの、前の持ち主Oさんが指導するこの合唱団の最大の特徴は、バッハの曲のみを演奏することと、日本語の訳詩で歌うこと。東京芸大出身のOさんがライフワークとしてされている「バッハの全合唱曲の日本語訳詞」を実践する場でもあるのです。
 大変個人的な話で恐縮なのですが、このコンサートは私にとって大きな意味がありました。そもそも、この夜ステージに上がった人々の中に私の高校の先輩が4人もいたこと。しかもこの合唱団はかつて私も一緒に歌っていた時期が少しあったこと。またこの室内オーケストラをまとめておられたファゴット奏者の方は、私が合唱を始めた時の団の指導者であり、いわば「最初の歌の先生」。またテノールソリストのS氏は、現在私も入れてもらっている岡山バッハカンタータ協会の指導者、つまり「今の歌の先生」。この二人が同時にステージにいたわけです。私の合唱生活もそろそろ30年になりますが、その出発点と現在地の両方に同時に出会い、たいへん幸せな一時を過ごしました。
 さて合唱の方ですが、この合唱団らしく、たいへん落ち着いたトーンのものでした。平均年齢も割合高く、音楽的経験や関心も広く豊かな人々の多いグループですから、皆バッハを歌うことをすなわち自分の生き方と心得て、それを意識されているようでした。この団はバッハ・アカデミーと銘打って、一流のバッハ研究家を招いての学習会をよく行なっていて、バッハの本質をわきまえたアカデミックな演奏を心がけています。今回の演奏会ではパートごとの人数ばらつきがあり、テナーとソプラノが少し弱かったのですが、全体としてそうバランスの崩れを感じさせなかったのは見事でした。良い演奏だったと思います。
 ただ、私は途中から、何だかその時には分からなかったものの、独特のリズムのようなものをこの団に感じたのです。これは確かに、二十年以上前この団と一緒に歌っていたときにも感じたものであり、「団の音」というべきものです。「団ならではのトーン」とか、「らしさ」と呼んでもいいのかも知れません。ただそれをたいへん強く感じました。そしてそれが何なのかは、レセプションの席上で分かったように思うのです。

 レセプションの中、この日オーケストラでヴィオラを弾かれたドイツの方のヴィオラ奏者=顔を見たときリヒターかと思いました=が立ち上がられ、もの静かな調子で語られたのは「一拍目が重い」ということでした。日本の歌はもともと1拍子であり、バッハは「裏拍の音楽」ですから、日本人がバッハを歌ったら、リズムが重くなるのは当然なのです。しかも、日本語で歌うとなると、子音と母音の区別のない言語だけに、よけいにオモテ拍が重くなるはずなのです。バッハ合唱団はそういうオモテ拍の重さを何とか流れの中で解決しようとした、その重さを含んだ流れのトーン、これこそがこの合唱団のトーンなのではないかと思ったのです。私は決して訳詞で歌うことを非難するのではありません。却ってその宿命的困難を乗り越えてこられたことに敬意をもっています。何といってもバッハを日本語訳詞で歌うことは世界唯一、人類史上初のことなのですから。
 バッハを歌う私たちがこの演奏会から学ぶことが出来るとすれば、この「流れ」と「ウラ拍の意識」ではないでしょうか。
 私たち日本人はどうしてもフレーズの頭の部分を強めてしまいます。だからこそふだんでも「最初の音が強すぎる」と指揮者に注意されていますよね。ウラ拍を意識して丁寧にやっていくと、かならずそこに「流れ」が出てきます。これこそバッハの音楽に必要なものなのでしょう。そのためには「音」と「言葉」、特に言葉をつかんでおくことが大切なのではないでしょうか。一つ一つの単語の頭の発音だけが言えて、その単語の途中がうまく発音できないと、これは一拍子になってしまいます。一つ一つの単語をきちんと発音できることが、良い全体の流れを作るもとになると思うのです。自分の発音練習が全体の音楽の流れに直接関係するなんて、信じられないかも知れませんが、私はとても大切なところだと思っています。たしかに、私が前に出ての練習の際、歌詞読みをしてから音を付けると、流れが出てきてとてもきれいになるのです。
 11月23日の、私たちの「ヨハネ」の際には、ぜひ岡山観光をかねてお越し下さい、とPRしてきました。本当に来たそうにしている方々が何人かおられました。うまく実現して、団どうしの交流ができると良いですね。

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♯♭ 編集後記 ♭♯

 待望のOPEホームページが開設されました。私も早速見てみましたが、なかなか凝った作りで感心しました。皆様も是非一度ご覧になることをお勧めします。電脳部のお二人の努力に感謝いたします。でも、唯一の欠点は時間をとられること。どうしても毎日見たくなるし、見れば書き込みたくなるし、そうすると確実に帰宅が30分は遅くなります。
 先日、出張で21時間ほど新潟に行って来ました。会議に出ただけでとんぼ返りでしたので、全く見物は出来ませんでした。今週も、木曜から土曜まで仙台に出張でした。こちらも予備校廻り(大学のPR)と研究会のみで、観光は全く無しです。ゆっくり温泉にでも浸ってみたいこのごろです。<蛙>


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2002/01/20 10:48