TIサーキットARC走行枠
前回の日記を貝ると、あまり走りの話題を書いてなかったですね。
8月の末にTIサーキットで公道用バイクの枠である2B枠からレーサー用の枠である
2S枠を走るようになりました。
2Sと2Bの差はナンバーや保安部品の全部取り外しとサイドスタンドの撤去、
ゼッケンプレートの装着と各部のワイヤリングがあればとりあえず走行できます。
カウルは公道のままでもいいですしオイルキャッチタンク用の受け皿の溶接等無くても
走れてしまいます。今年からドリブンスプロケットガードの取り付けが義務づけされましたが、
ARCのスポーツ走行枠は大丈夫でした車検などありませんし、ただ、オレンジボウルもらってしまうときなどに
ゼッケンNO.が必要になるのでヘッドライトを取っ払ったらふたつけてゼッケン貼らないとだめですね。
走るうえで2B枠は規定では1分55秒以上のペースのレーサーと
その他公道仕様のバイクとあり80ccレーサーやシングル250レーサー、
ターミネーターなどが走っていますが、
昨今は公道を走るビッグバイク速いですので、R1やGSXRなど1分5O秒台で走ります。
しかし僕のように走りが安定せず自分の走りというものが確立できていない者にとっては
たとえ5O秒で走ってその日最速だったとしても得るものが少ないわけで、やはり速い人
の走りを後ろから見てどこが違か見れる、自分と同じようなペースの人に抜かれてみて
自分のどこに隙があるかわかるはとても魅力的だった。もちろん2S枠は4O秒くらいから
いるわけで5O秒なんて後ろの方。最初は回りは全て自分より速い人と思ってびびって
いたためにまともに走れませんでした
ということで始まります。2S枠 へっぽこさいさりす。
最初の回は9/5 水曜日でした。
その2日前9/3矢部さんから電話がありバイトを5時で早退してグレニスへ、水曜日の走行を前に
レーサー化を作業するようにいわれまして至急飛んでいきました。詳しい作業内容は左のリンクの別ページへ。
その作業は夜10:30まで及ぶ作業でした。
そして翌日の火曜日、僕はバイトが休みだったので昼前からグレニスへ、早速昨日の作業の続きです。
一応自分でできるところまでやって、これ以上はやったことない、 2人で走るレースのバイクなのに無茶なことはできない!
と思って手を休めていましたが、矢部さんは仕事で外に出たり4輪を治したりでJoeの作業が進まないので
やむ終えずかずっちさんに来てもらって以後の作業が一通りできました。(ほんとにありがとうございました)
かずっちさんは仕事のために夕方には帰宅、
その夜はそんなに遅くはならなかったのですが、帰って普通にネットしてたのがダメでした。
なぜかMLにも投稿してまして・・翌朝TIなのになにを遅くまでやってるんだか・・
なかなか寝付けずに翌朝、起きたのが6:30 準備して家を出たのが6:50だったのですが遅すぎた。
矢部さんの荷物も僕のライトエースに積んでありました。矢部さんのグレニストラックにはJoeだけ積んであります。
8時から1本目。ということで僕もそれまでについてないといけないんですけど 遅刻してしまいました。
いつもなら和気ー吉永と通ってTI入り、1時間足らずで到着するので 走行前に間に合ったかもしれないのですが
なぜかその日は山陽町から赤坂に抜けて佐伯の山を越えてというコースを取った所、山陽町の橋を越えて左折したところで
通勤渋滞・・ 赤坂の役場までじわじわとしか動きませんでした・・ 10分以上ロス。
結局TIに到着したのは8時10分前で 矢部さんに申し訳なかった上に なんとサスセットのために塩見さんまで
TI入りしてくださっていて 1本目を棒に振ってしまってほんとに自分が情けなかった。
すぐに準備して車体を当たる。 「急ぐとなにもいいことないから」という理由で一本目は
走らないということで めちゃくちゃ沈んでいましたが、 残り10分前くらいになりようやく作業も落ち着いたので
矢部さんが あと10分あるから3、4周走ってくるわ ということで乗ってもらえることになりました。
この日は3本枠を予約していまして、ここ3ヶ月2輪に乗っていなかった矢部さんが2本、僕が残り1本を
走るということで前日から話をしていたのですが これで事実上1本つぶれてしまったので今日は僕の
走行は無し・・ということで辞退しました。
3、4周だけ乗られる矢部さんは3周目ですでに53秒 チェッカー受ける周で50秒・・・
あっさりと。その日、矢部さんの走りはメインストレートでサインボードを出していた僕からは
決してめちゃくちゃ速く見えるわけではないのですが、毎周サインボードを出していれば
そのすごさが伝わってきます。
1本目が終わって そこそこ僕も気を取り直してきまして、雑用いろいろやってました。
なんとたった4周走っただけなのに矢部さんから車体姿勢変更の依頼。
早速 GMD塩見さんがセッティング変更という なんとも僕のJoeにすごい体制です(ありがたいです)
車高を変えてイニシャルを入れて、全部矢部さんの豊富な経験からのセットの変更要求と
このマシン独自のGMDのスイートナンバーのセッティングでもある塩見さんの頭脳との
妥協点でセッティング。
そして2本目、矢部さんは早速47秒台に入れてスタートから20分ほどで帰ってこられました。
昨夜Joeを積むときにわき腹を痛められてしまったんです。でもこの合計30分ほどで 「わかった」
そうで3ヶ月ぶりと言うのに さすがレーサーは違います。
サスセッティングも今の状態ではこれでOKと、ばっちりだったみたいです。
この日リヤの車高調整の仕方を教えてもらって 僕ももう一台の黒銀で試してみたり今でもしています。
そして、2本目の後、矢部さんから「今日はもういいから3本目乗ってみなっ」ってことで
遅刻して走れないと思っていたらチャンスをもらってうれしいやら緊張するやらで
なんて行っても2S枠初めてですからね。回りはみんな速いし・・
そうは言っても矢部さんに乗ってもらって目の前で同じバイクがバシバシ48秒やら47秒やら
出しておられるのでプレッシャーになってしまいまして、
そんな中パドックでF4iの西○さん発見! おお F4iがレーサーカウルに成ってる!!
「遅れて来たので最後の1本だけ走ります〜」とのこと
なんか彼も僕もなんの連絡もしていないのに 偶然同じ日に2S枠デビューとは。
これからも是非一緒に練習して行きたいですね。
(それから、このときも 今日こそは抜かれるな・・と思ったのはいうまでもありません)
集中して、初めての2S枠です。矢部さんがサインボードを出してくれます。これも初めてのこと。
今回F3はスプロケも変えてタイム的には1秒は上がってもいいはずといわれている中で
いったい僕がどれだけ伸ばすことができるのか。期待されていただけにさらにプレッシャーになりました。
さて、2S枠に初参加 順番並んでても関係なし、出口にどんどん並ばれる、
こっちの方が柄悪いなぁとか思いましたが、2B枠の方がおとなしすぎるんでしょう。
そしてスタート! ST600マシンやRS、TZの125勢、あっちゅうまにみんな居なくなります(笑)
前はTRXとかVFRとかでかいネイキッドが居ましたが とりあえず僕はスプロケが変わって
シフトのタイミングが変わっているのでそれに慣れるために様子見です。
走ってみて案の定 ドリブン3丁ショートはすごい効果でした。ホームストレートもバックストレートも6速に入る
モスS通過中に6速に入る、25Rもダブルヘアピンも3速で通過できる。これが逆車の純正スプロでした。
いつもめいいっぱい回してシフトアップして、その回転数は12000rpmいつも行ってました。
いつもよくまわるのでいつもよりちょい早めにシフトアップできました。でも9000rpm以上だからどこからでも
よく伸びてくれます。
最初は恐る恐る。2分10秒以上で入りました:一周目
そして2周目ですぐ55秒。52秒、そして51秒をしばらく連発。
矢部さんにサインボードを出してもらってます。メインストレートを通り過ぎるたびに・・やばい・・タイムがあがらない
焦ります(汗)TRXの850やVFR400、ZRX1200など、2S枠でも何台か抜いたのですが逆にそれは
2B枠でオーバーテイクするときはぜんぜんいやだと思わないのですが、こちらでは厄介で、
走っていて前に遅いバイクを見かけるとえらい迷惑な気分で(^^;2S枠はじめてで、50秒程度
自分より遅いなんてあるはずがないなんて思っていたので、抜かれるのは安心するしその抜いていった
バイクがどんな風に一つ前のコーナーを曲がって行くのか見るのが楽しみだった。
そして自分を追い込んで追い込んで9周目、ついに出た!
1分49秒880
ここを読んでくださっているみなさんにはすごい方もおられるので 50秒切ったくらいで喜ぶな!
と笑われてしまいそうですが、 前の日記にも書いたとおり目標は今年中に1分50秒!だったので
これはかなりうれしかったです。でもこのときサインボードで49秒は出されませんでした。
塩見さんと矢部さんになにか思惑があったんでしょうね・・
そのまま49秒台を見ることなく50秒、51秒 50秒と続けて出していって 最後に49秒を表示してくださいました。
チェッカーが出ていたときのメインストレートだったので ほんとに最後から1周前ってところでした。
そして初めての2S枠は無事終えることができました。
この1本で途中真っ白カウルの赤タンクの600ccに抜かれて・・ 「あ 西○さんに抜かれた・・」とがっかりしていたのですが
終わって会いに行って見ると「ぼくじゃないっすよ」 どうやら同じように見えたよく似たR6だったそうです!!
まぎらわしぃい〜 ということで二人のライバル対決は続きます・・(笑)
帰ってきてマシンの感触、スプロケ、セットされた足回り いろいろ話をしました。
矢部さんから見て僕の1コーナーの突っ込みは「すごい」そうです。もっと早くから減速してストレートも同じような
明け具合の矢部さんの方が僕より2秒速い・・これは問題はコーナリングにありました。
コーナーがちがち、さらにバックストレートエンド、Wヘアピンの進入など、倒せばいいのにワンテンポ遅れて(ためらって)
進入している模様でした。
その日の夜はGMD岡山、塩見店長とお店で長い間走りについて話を聞いていたのですが
やはり僕はブレーキングを終らせてから曲がり始めるまでの惰性の時間が長いし
進入で曲げられていないこともよくわかりました。
次回は9/12(水) 矢部さんとの2度目の走行になります。この間僕はバイトが大変だったようです・・