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スキーブーツを作る その2



できました〜♪

1週間首を長くして待った、私の足にぴったりフィットのブーツができる日がやってまいりました!

ドキドキしながらお店に入ると、まずはコーヒーをいただいて雑談しながら一休み。

「じゃ、やろうか。がんばってね。」(←ご主人Tさん)

Tさんに電話で呼び出されて、下の階のショップから助っ人スタッフさんもやってきました。

まずは、裸足で椅子に座り、足骨のまわりにパッドをはって、その上からお店の靴下を丁寧に履かせてもらい、ビニール袋をかぶされます。インナーブーツにそっと足を入れ、立ち上がってフォーミング開始。ドキドキドキ。

瓶に入ったフォーミング剤をシャカシャカ振る助っ人さんの姿は、バーテンさんみたいでカッコイイです。

フォーミング液をチューブに注入すると、ムクムクムクとインナーブーツが膨らんで、どんどん足がきつくなっていきます。

「痛っ」

と思った瞬間、チューブを抜いて終了です。シュウとフォーミング剤が縮んで楽になります。

え?これだけ?

フォーミングって、痛くて拷問のようだ、とか顔面蒼白になるなどと聞いていたので恐れていましたが、全然平気でした。

片足づつやります。今度は反対。

ムクムクムク。「痛っ」。シュウ。終了。

なんだかもの足りないです。辛い思いをしないと「作った!!」っていう実感がわかないじゃないですか。も、もっと、やってくれぇーーーーーーーー。

でも、フォーミング中は、きちんと踏ん張っていないといけないし、フォーミング剤が化学変化で発熱するので、汗びっしょりになりました。はぁ、疲れた。うん。疲れたからよしとしよう。

そのまま楽な姿勢で立って、5分くらい冷やします。
終わった。終わった。なんだ簡単じゃない。

「もう、これで半分以上終わったからね。」

え?半分以上?まだあるの?

「ハハ。次はタングね。」

・・・。
でも、まぁ、これは両足いっぺんにやりますので、すぐ済みました。

さて、完成したブーツは・・・

履いてないみたいな快適さ。

「こんなに快適でいいの?」

と、思わず聞いてしまいました。
だって、血が止まりそうにキツくないと、ぴったりフィットな気分がでないんだもん。。

締めつけられるカンジも、緩いカンジもしません。
爪先は指が動かせるくらいスカスカですが、カカトから上はピッタリ。ブーツを脱いだら足にインナーブーツの跡がくっきりついていました。

ラングのシェルに、シダスのフォーミングインナーと、シャインのインソール。上からスキーパンツをかぶせるので、フツーのラングブーツにしか見えません。これは羊の皮を被ったオオカミ(?)です!

ブーツを脱ぐと、フォーミングインナーだとわかっちゃいます。


ベルクロストラップをはずすと、シダスマークの持ち手が見えます。
(足の指が3本しかないヨ、このヒト。。)

ブーツができたら、前回やったポジションのおさらいと、歩き方の練習をしました。

ブーツ作り1時間と技術指導、休憩、雑談モロモロで1時間。またもや2時間かかりました。ブーツ1足買うのに計4時間かかったことになりますね。

「あとは、がんばるだけ。キミならがんばれそうだね。絶対うまくなってよ。(←Tさん)」

ハイ。がんばります。滑るのが楽しみです。

でも・・

これで、もう、上達しないのをブーツのせいにできないのかと思うと、なんだか寂しいような気もするんですよね。。(笑) 別の言い訳を考えよう。。



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