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ニューモデル試乗レポート その2



2002年5月18日(土)ザウス

バーン状態:圧雪〜ギャップ
ゲレンデの混雑状態:混雑
試乗時の滑り:イエローコース(緩斜面)では、スキッディングのプルークボーゲン。ブルーコース(超緩斜面)では、ワイドスタンスのカービング(ぽい)パラレルターン(←初挑戦!)

この日は、ネットで知り合った上級者の方と現地でご一緒していただきました。試乗が始まる前に「無理矢理板を回すターン」を直していただいたり、板の違いがつかみやすい試乗のやり方などを教えていただいたので、内容の濃い日になりました。


○VOLKL Carver MOTION 156cm (R13.1m)


びっくりするほど軽くて楽ちん
軽いと、疲れ方が全然違いますね。すぐにバテてしまう私でも、この板なら1日中滑れそう! 短くて柔らかいのに、不思議な安定感があって、とても気に入りました!!

でも、色が金色なのがちょっといただけないです。。


○VOLKL T50 SUPERSPORT ★★★★ 168cm (R14.8m)


バーンの違いで板の印象の違いを感じてみようと、尾瀬岩鞍の試乗会で履いた板を、もう一度お借りしてみました。あの時は、「良いポジションを作ってくれる板」「バネ感のある板」だと思ったのに、なぜか今回はぜんぜん気に入りませんでした。その時々で、随分板の印象ってかわるもんなんですね。

扱いやすいことは扱いやすいのですが、なんだか安定感なくて楽しくないんです。試乗板はまたしても168cmだけでしたが、どうせなら158cmが履いてみたかったです。


○VOLKL P50 Slalom Carver 163cm (R14.3m)


「基礎初中級もOK」と何かで読んだので、履いてみましたが、スラロームモデルを履くには10年早かったようで、リフト1本でへばってしまいました。デザインはすっきりして好きなのに、重くてダメです。陸トレしていないレジャースキーヤーの私にはとても履けません。

メーカーの方にも、履く前から「もっと扱いやすい板ありますよ。」と言われていたんですが、そういうことだったのね。。凹


○VOLKL P50 MOTION 163cm (R15.2m)


Carver MOTIONよりも板全体でずれるので、扱いやすいです。くせもなくて良いのですが、自分の板と同じ長さだし、滑った感じがなんとなく似ているので、あまり気分が変らなかったです。(私と同じ板を履いている方も、「自分の板とすごく似ている」と言っていました。)

メーカーの方曰く、「最近の流行り(サイドカーブきつめ、長さ短め)で、いい板なのに損をしている」そうです。


○FISCHER SCENEO 330 Carving Booster 160cm (R15m)


高級感のある美しい板。サロモンビンディングとのカラーコーディネイトも美しく、眺めているだけで幸せな気分になりました。

でも、カービングブースター(プレート)つきのせいか、重くて良さが全然わかりませんでした。あと、滑りとは関係ないんですが、プレートが高いせいか、ビンディングのストッパーが届かなくて、うまく束ねることができないのが気になりました。


○HEAD Cyber i.C 160 Lightning 163cm


HEADって、ゴツいイメージがあったし、履いた友人の評判があまり良くなかったので、候補に入れていなかったのですが、やわらかくて軽くて、とても扱いやすい良い板でした。基本をしっかり学ぶにはよさそうです。

デザインはいまひとつですが、滑った感じはかなり気に入りました。156cmの試乗板があればいいのにな。


○NORDICA w65 163cm


この板も見た目は好きなのに、全然曲がりませんでした。見た目と滑った感じってどうして両方気に入らないことが多いんでしょう。

「柔らかい」と書いてあったのに、外足のインエッジを必死に踏んでも、斜めにスパッと走っちゃうんです。。重さも私にはちょっと辛いです。


この時点では「軽い板」が欲しくなりました。
重い板なら、すぐにバテてしまいますが、軽い板なら長い時間滑っていられそう。

お泊りスキーに行けない私にとって、日帰りスキーでしっかり練習するには、長い時間滑っていられる軽いスキーが必要なんじゃないかな、と思いました。

軽くて、見た目が綺麗で、安くて、滑りやすい板。
そんな条件がすべて揃うのを探さなくちゃ。





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