日立カップ国際ハンググライディング大会
−−−第1日目(98.05.15)その2−−−

午前11:35〜
ゲートオープンするやいなや、2基あるランチャー台に選手が並びます。
しかし、1回列に入ってしまうと変更はほとんどできません。
いいコンディションなら問題無いのですが、渋い時は辛いです。
後の選手にプッシュされると、フリーフライトなら待つ風でも行かなくてはなりません。(T_T)
テイクオフ待ち
初日は一応晴れてはいるのですが全体にもやがかかっており、ゲートオープン直後は
とても辛そうでした。何人もぶっ飛んだ選手が出ました。

しかし、段々と条件がよくなり粘っていた選手達が上がりはじめると
待っていた選手達が続々と、続々と、続々と、 テイクオフしていきました。
外国招待選手はこの後続組みに全員いました。

ここで、テイクオフする選手の画像があるといいのですが、この時私は
選手のサポートをしていたため撮ってる暇はありませんでした。(T_T)

やっと撮れたのはリフライトで「よっしゃー!」 の掛け声とともに力強くテイクオフする板垣選手でした。
テイクオフ5 テイクオフ4 テイクオフ3 テイクオフ2 テイクオフ1

ハンググライダーやパラグライダーなどの大会では、テイクオフした選手達は、
パイロンを少しでも速く取りに行くために、サーマルと格闘し他の選手の動きを見ながら、
一流選手などは秒単位の争いを空中で繰り広げています。
しかし、下で見ている人達はよほど目のいい人でも遠くを飛んでるグライダーは
機影こそ分かりますが、「あそこにいるのは○○選手だ!」と言える人はほとんどいないと思います。
ましてや、フライヤー関係でない一般の見物の人達は、
「わー!いっぱい飛んでるー。気持ちよさそー。」か、 「大会って、何を競ってるの?」
とか聞かれるのが関の山です。

そこで、本大会の一つのテーマでもある 「見える大会」にするために登場した地図がこれです。
本部前掲示の地図
メインランディング場の本部テント前に設置したでっかい地図に今日の飛行コースを線で記し、
「ゼッケン何番の選手は今この辺を飛んでるよ」と各選手をコマにして掲示しました。
このために、各パイロンには役員が双眼鏡とお弁当?を持って行っており、
「ゼッケン何番、XXパイロン通過!」 って具合に無線で本部に逐一報告を入れていました。
特に「鍋割山頂」「花立山荘」に行かれた方、2時間もかけての山登り、本当にご苦労様でした!
......下山にも1時間以上かかりました......m(__)m

初日の結果です。世界ランキング1位の「マンフレッド・ルーマー」選手が1位でした。
ルーマー選手のフライトを一緒に体験しましょう! 「ルーマーのパイロン撮影写真集」
順位選手名ゴールタイム得点
1位マンフレッド・ルーマー1:141000.000
2位クリス・アライ1:20947.6552
3位ギド・ゲルマン1:22933.4712
4位宮本 功1:40850.7124
4位ジェラード・テブノ1:40850.7124

さあ!夜は歓迎レセプションだー。いざ神奈中グランドへ!


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