ROCK ARTISTS BIOGRAPHICAL DEPARTMENTFOREIGN
FOREIGN ROCK ARTISTS SECTION



P.I.L 

「ジョンありがとう」
         jan

夕食前にベッドに横たわりながらローカルラジオ放送を聴いていた。その番組にゲスト(誰だか不明)が来ていて「P.I.Lの新譜が出たんですが、凄くいいんです。」と云うていた。

元ピストルズのジョニーロットンがジョンライドンに名を変えて組んだバンドという事は知っていた。当時は中学生である。脳が今以上に足りない状態であるから、ジョニーロットン=ジョンライドン、ピストルズ=P.I.Lぐらいに思うていた。ところが、女パーソナリティの曲紹介後に流れてきたのは、ピストルズの曲とは全く違う世界。不気味なシンセに続き音圧ドラム、そしてジョンの悲痛なヴォーカル、ドラムは和太鼓の様相を見せた。

カナリ怖い・・小学校低学年以下なら泣いている。我の知人で幼い弟が自部屋に居るのが邪魔になったらば、P.I.Lのレコードを掛ける⇒泣きながら部屋を出て行く⇒センズリ扱き放題 「ジョンありがとう 心置きなくセンズリ扱けるよ」と云うたかは不明だが、役にたったのは事実。異様な緊張感を保ったまま曲が終ると女パーソナリティが「これが、いいんですか?」などと云うていたが、20年も前の事なので時効である。和太鼓は日本人の胸に突き刺さり、ジョンの呪術声でトドメを刺す。



FOREIGN SUPERIOR ROCK ALBUM SECTION

P.I.L 「Flowers of Romance」



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