"THINKING SOCIOLOGY" THEME :
ROCK MUSIC


「"B'z という商業成功への嫉み"に賛同」        touich

 
私は仕事の関係で演劇の世界を多少なりとも理解している者です。その仕事をするたびに感じる事が、SATO-P氏の「憂(うれ)い」?と似ているのです。芝居がはねた後、居酒屋で毎夜繰り返される会話「俺はさー売れ無くて良いんだよ、テレビとか映画に出たら役者も終わりだよなー」的な発言、偽善だと思います。SATO-P氏言う所の「妬み」と似た様な感想をもちます。もちろん全ての俳優がそう言ってる訳では有りません。が、しかしその様な空気が舞台演劇界に、ある一定量漂っている様な気がします。なくとも、私が関わった仕事では常にそうでした。

「俺がやりたいのはさーアングラなんだよねー」、矛盾していると思います。「アングラ」などと言うジャンルは存在しません。何か芸術を発表したのだけれども結果、少数の熱狂的?な理解者がいた。この様な状態を「アングラ」と呼ぶのであって(アングラの定義についてはここでは問わないで下さい。)「アングラ」とは、あくまで「評価」なのです。言い方を変えれば、「腹が減った、何か料理しよう。よし、食えない物を作ろう。」では明らかに矛盾しています。料理をした結果失敗し、食えない物になった訳で、最初から食えない物を作るのが目的では無かった筈です。

では何故彼らはそのような発言をするのでしょうか?それは、自分の目的が達成出来なかった事の責任転嫁をしたいからです。当初から売れない(認められない?)事を目標として掲げていれば、その事を他者から批判されないで済むからです。テスト当日「俺、全然勉強してねーよ」と言う、例のアレと一緒なのです。

ロックであろうが演劇であろうが何であろうが、創作物に対して一円でも対価を要求した時点で経済活動となります。この事を理解する事は重要です。何故ならば芸術と言えどもそれは一つの商品に過ぎないからです。「商品」と言う言葉に違和感を感じる者は対価を要求してはいけません。対価を要求する限り経済の原則に従わざるを得ないのです。従って、その「芸術」の優劣はもはや問う事は出来ません。ただ「商品」としての優劣を問われるのみです。勿論、売れた物が良い「商品」である事は言う迄も有りません。

勝手ながらSATO-P氏の意見を「売れ線何が悪い」とするならば、以上の様な理由から、私も賛同します。



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「B'z という商業成功への嫉み」

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