〜 北 京 編 〜
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 北京は数日前に雪が降ったらしく、あちこち雪だらけでした。日本と異なり、片栗粉のような質感の雪でした。日本人観光客は天安門付近では見かけましたが、それほど多い感じはしなかったです。
 天安門のところで写真を撮っている三人組の日本人の女の子を見かけました。大学生で中国語を履修したのでしょうかね。天安門をバックに代わる代わる記念写真を撮っていました。その中の一人が写真を撮ってもらう時に友人に「たくちゃんも入ってる?」と声をかけていました。「たくちゃんって誰?」と思った刹那、気づきました。天安門で微笑む毛沢東その人だったのです。つまりバックにきちんと毛沢東の肖像が入るように写真を撮ってくれ、ということなのでしょうけど、毛沢東を「たくちゃん」と呼ぶかよ、と思いつつ、その女の子たちを目で追うと、天安門のすぐ前に立っている衛兵に「ニイハオ」と声をかけ「ニイハオ」と答えてもらったので、はしゃいでいました。自分たちの中国語が通じることがうれしくて仕方ないみたいでした。私も中国語を習い始めの頃や初めて中国に来て中国の人と話をした時の自分自身のことを思い起こしていました。
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