2日目 稚内〜富良野編

8月31日(晴れのち曇り、100mだけスコール)
 きょうは朝から青空の広がる爽やかな天気。夕べのうちに買い込んでおいた脂っこい弁当を食べ、少々胃が重いまま富良野へ向けて出発。稚内市内のホクレンスタンドで給油するが、ここでも旗はもらえなかった。でもバイクで旅をする綺麗な女性が2人いて、目的地と逆なのに思わずついていきそうになる。

 前半は直線の多いルートなので、右手のリミッターが壊れはしないかと心配。昨日のうちに既に壊れてしまっている2人(+1)は、少年のように目を輝かせ、今か今かとそのときを待っている。
 オロロンライン名物の風車(風力発電用)を左手に見ながら、最初の休憩地点である遠別町までの90kmを走り出す。真っ白な風車は青い空にくっきりと浮かび上がりとても綺麗。あれって、間近で見ると結構でかいのね。その規模と数に圧倒される。そして30分後…、たけじろう・たなじろうペアが予定どおりぶち切れ、今日はゆずたろう・ふるじろうもそれに続く。豆粒どころか、ついに見えなくなってしまった。みんなスピード狂だったんだね。

遠別の道の駅 きくじろうさんから頂きました。アイスかと思ったらキュウリの一夜漬けだった (笑)
 
 遠別町の道の駅で休憩した後は留萌市で昼食。ずっと天気は良かったはずなのに、留萌市に入る直前でスコールに遭遇。昨日の悪夢が頭をよぎる…暇もなく、また晴れ渡る。あれっ? 結局、どしゃ降りになっていたのは、橋の上の百数十mだけだった。晴れと雨の境目をはっきりと目にしたのは初めてのことだったので、ちょっと感動!
 生ちらし(うまい!さすが漁業のまち)をたいらげ、お腹もいっぱいになったところで次に目指すは滝川市。あのグローブおじさん(昨年のツーレポ参照)の地元だ。
 順調に旅は進んでいたのだが、北竜町に差し掛かったあたりで、最後尾を走っていたたけじろうさんが来ない!! さすがに心配になり、たなじろうさんと僕で急いで引き返す。この旅初のスロットルワイドオープン。フロントが暴れてちょっとびびった。ステダンつけよ〜っと。
 間もなく北竜町の道の駅で談笑中のたけじろうさんを捕獲。トイレタイムだった。もう〜ビックリさせないでよ。気を取り直して一路滝川市を目指す。
↓北竜町の道の駅。立ちショ○はいけません(笑)
 ついに滝川航空公園に到着し、噂のグローブおじさんを探すが、飛行機マニアの僕は離発着を繰り返すグライダーに興奮気味。きくじろうさんは見えない影に怯えている。おじさんをおびき出すためにグローブを並べ、罠をしかけてみたりするものの、なかなか現れない。しょうがないので、僕が代わりに臭いをかいでみた(笑)…なかなかのものだった(爆)
「ちゃんと洗ってます!」(きくじろう談)
 この時点で時間は4時半。本日宿泊予定のペンションからは、「皆さんで一緒に夕食を摂るので、必ず6時までに入ってください。」と釘を刺されていた。さすがにちょっと焦る。ここから富良野までは後続を気にかける余裕もなく、みんなで全開走行(K○R除く)。富良野市内を前にしてふと我に返ると、やはり1台足りない。「すいませ〜ん。きくじろう待ちで〜す。」路肩に止めてしばし休憩。例によってペケペケとやってきたところで再発進。休憩を許されず、ひたすら走り続けるきくじろうさんであった。
 何とか夕食にも間に合い、旅の疲れをねぎらいながらビールで乾杯。運んできてくれたお姉さんがこれまた笑顔がとても素敵な人で、たなじろうさんは、またしても「ありだな…」を連発。何とか接点を増やそうと男性陣はビールのおかわりに全力を注ぐ。見かねたひとじろうさんが「あの〜、一緒に写真撮ってもらえませんか?」と一言。でかした、ひとじろう! このときほどひとじろうさんを連れてきてよかったと思ったことはなかった。ちゃっかり肩に手を掛けているふるじろうさんにジェラシーを感じつつ、シャッターを切る。
 夕食を終えて部屋に戻ると雨足が強くなっていた。明日の天気を心配しつつ酒盛りを始める。僕は途中で寝てしまったが、午前4時まで続いていたらしい。みんなタフだね〜。おやすみ〜。
(本日の走行距離310km

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