秋　田　県大館市循環バス　[ハチ公号]

ハチ公号は、今どこを走っているのか現在地情報をＷＥＢ上で公開している。県内初の試みに興味を持った。
　雪国において冬のバスダイヤは遅れるのが当たり前となっている。バス停で次のバスを待っている身にしてみれば「あと何分でバスがくるのか」が一番知りたいことであろう。それをＷＥＢ上（パソコン・携帯どちらでも可）で調べることができるこのシステムは画期的だ。
応用すればバスが規定ルートから外れた（＝異常事態）ことを早期に認識できる。

車両はハチ公号専用車（定員２０数名）を使い、ほぼ１時間間隔で市内を１周している。運行開始からそれなりの時間がたっているからだろうか。お客さんもまぁまぁ乗っていて、大館市民に定着してる印象を受けた。
「使用後はお戻しください」って感じの注意書きとともにビニール傘数本がおいてあったのが嬉しかった。

小坂町営バス調査の帰り際に大館のショッピングセンター（イトク）に寄ったがそこでこんなものを見つけた。ショッピングセンターの中でバス現在地情報がわかるのである。寒い中（暑い中）バス停で待たずに、快適な店内にバス到着直前までいることができる。パソコンがつかえない子供・お年寄でも簡単に情報を得ることができる。ハチ公号のこの取り組みは評価したい。

気になったこと
　現在１時間間隔だがもうすこし高頻度にして顧客満足度を上げてほしい。って客が増えなきゃむりか（＾＾ゞ
　地面から車内まで３ステップもあったのも欠点だろう。お年寄りにはこのステップが大変なのである。
　そして車椅子対応でない点も改良の余地がある。