山口県光市ひかりぐるりんバス
人工5万人弱。(年々減り出している) コレといって有名なポイントがない市。
山口県光市はそんなどこにでもありそうな市である。ここで98年3月からコミュニティバスが始まった。当初は中国JRバスによる41人乗りバスによる運行であったようだ。
山口新聞98年3月15日の記事(新しいウインドウが開きます)
99年度は採算ラインの14人にとどかない平均11人の利用があったそうで、現在は右写真のミニバスで、運行会社が西日本バスネットサービス(中国JRバスの子会社)にうつって、運転は継続されている。
運転が継続されること・人口が多いわけでもないここ光市でコミニュティバスが成功してる事 この2点の理由を探してきた。
日曜日の早朝7時に光駅前に降り立つ。ひかりぐるりんバスの始発は9:40だから時間はたっぷりある。ということで中国JRバス光線で室積公園を散策してきた。このJRバス光線も60分に1本は確保されており、ここ光市における公共交通の高フリークエントサービスが目に付いた。日曜日なのにお客さんは多く、平日は採算が取れているのであろう。
さて時間が近づきひかりぐるりんバスがやってきた。
・このバスが中国JRバスの車庫で寝てたこと
・運転士さんの制服が酷似していること
から西日本バスネットサービスという会社がJRバス系列であることが想像ついた。(中国JRバスのwebページに関連会社とはっきり書いてありました ^^)駅前においてあった立看板である程度の予習をしバスに乗り込む。運転士さんの見た感じからJRバスで定年を迎えた方と思われる。
他所のコミュニティバス同様、駅から病院を経由して住宅地に入っていく。途中、こんな道もあり、コミュニティって感じがちょこっとした。
このひかりぐるりんバスは、フリー乗降制であり、停留所以外でも乗降できる。停留所以外で乗る場合はバスに向かって手を上げ、降りる場合は降りる場所が近づいたらブザーを押すという方法でやっている。素人にはこのブザーを押すタイミングがむつかしい。(運転士さんに「そこの交差点」と口頭で伝えれば確実であろう) 素人には無理である。
乗っていて気づいたのだが、光市は坂が多い。バスはup&downをくりかえしてすすんでいく。自転車だときついほどの上り坂ではコミュニティバスの威力を感じた。
ジャスコ前は正面玄関まではいりこみ、バスを待つ人のためにベンチまで用意されていた。老人の利用だけでなく主婦層の利用があったのが嬉しかった。
市役所・病院を経由し50分後に駅前に戻ってきた。独自の判断だが、ここ光市でコミュニティバスが成功してる秘訣は「坂が多い」事だろう。(自家用車利用層にはわからない事だろうが)自転車じゃのぼりきれない坂をバスでかるがるいけば楽だし快適である。
これからの改良点はバリアフリー化だろう。高齢化社会において、お年寄りにバスに乗ってもらうためにもノンステップ車・車椅子対応等が求められる。
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