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武蔵野市コミュニティバス ムーバス

 各地でコミュニティバス運行のお手本となった武蔵野市のコミュニティバス(ムーバス)は、平成7年に誕生し、爆発的な人気を集め、平成10年度からはついに黒字運営になった。1乗車100円の気軽さ、こまめに停車するバス停間距離の短さ、狭い道もラクラクなミニボディ、10分〜30分間隔のフリークエント運行、すべてが成功の秘訣だろう。
武蔵野市は新宿から15分程度の街で、中心駅吉祥寺にはJR中央線と京王井の頭線が乗り入れている。(成田空港行N'EXも停車)そして、ここから郊外へ向うバス路線がいくつも×2設定されている。駅前は「大都会」、少々進むと「オシャレな喫茶店」といった感じで、もう少しいけば静かな住宅地が広がっている。今回の取材を通して吉祥寺はいろいろな顔を持っていると改めて感じた。
 郊外へ向うバス路線から取り残された狭い道な住宅地ではコミュニティセンターがいくつかあり、地区住民の憩いの場として活用されてる(と思う) 自分の地区から外へ出るための交通手段が少なくお年寄りには苦しいところである。
 そんな背景からコミュニティバスはスタートした。赤字分は行政が負担するということで民間バス会社(関東バス)が退職者を再雇用し、バスを動かしてみた。土日は周辺道路が大渋滞の吉祥寺で、1乗車100円の気軽さは大当たり!1号線が平成7年、2号線が平成9年、3号線が平成12年、4号線が平成13年と路線は増えてきている。

吉祥寺駅前 1号線(吉祥寺東循環)と2号線(吉祥寺北西循環)はここを起終点に1周する


 同じボディカラーであるため、「東循環」や「北西循環」といった大きいシールで誤乗防止を防いでいる。
 歩道と乗降口の間にはステップがでており、段差を少なくしている。


駅前は広い道だが、住宅地には狭くて一方通行な道が多い。
 バス停は排水溝にとりあえず作られている。7年も経てば”考えるバス停”になってもしかたない。改修が望ましい。



 1周乗ればわかるが、けっこうな乗降がある。黒字経営も納得できる。

 こちらは4号線(三鷹駅北西循環)の市民の森公園。写真からも静かな町並みが伝わってくる。この公園のベンチに座っていた”住民”があまりにも可愛かったので写真を撮らせてもらった。(上から2つめの写真)



 残念だったのが、この看板。こうも汚れてると本当にバス路線なのか廃止された跡なのか疑問に思う。右に写ってる自転車が私の愛車vv

最後に、今後の予測をすると、武蔵野市中心部への人・車の流入量を少しでも減らすようなバスになってほしい。パーク&ライド(一時期やってたらしい)やムーバス利用者特典などの新設だろうか。。。ハイブリッド車や電気自動車に変更するといった環境面への配慮も忘れてはならない。


リンク:東京都武蔵野市交通対策課(新しいウインドウが開きます)