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急斜面をかけのぼれ! 新交通システムの実験

2004年1月7日、広島県の瀬野にやってきた。ここにはスカイレールという日本で唯一の新交通システムがあり、どれほどのものか"取材"してみる。

 ”スカイレール”とはどういったものなのか、製造元の神戸製鉄所ホームページに詳しく書かれているのでご参照いただきたい(逃)。
 スキー場のリフトと懸垂式ケーブルカーを組合わせた物という表現がいいだろうか、左の写真を見てこんなものと思った方が早いかもしれない(苦笑)
 特徴は急勾配急カーブも平気で、ゆりかもめやポートライナーと比べて建設費が安いそうだ。一方で走行速度は25km/hと控えめになっている。25人定員のミニサイズではあるが、最小運転間隔は37.5秒と頻発できる設計になっている。

みどり中街駅にあったみどり坂地域の分譲地図である。分譲が進めばスカイレール沿線にはたくさんの人が住むらしい。以下の写真を見ればわかるが、現状はまだまだ空き地が多く乗客は1人、2人しかいないことがおおい。

 瀬野におけるスカイレールは1998年8月にみどり口−みどり中央間の2km(高低差190m)で運行開始だそうである。(これ以上の延伸はないと思われる)

JR瀬野駅直結のスカイレールみどり口駅である。雨の日でも濡れずに乗りかえられるが利用者は少ないようだ。
山をどんどんと登っていくが、沿線に住宅はまだまだ少ない。

37.5秒間隔で動くことができるスカイレールであるが、現状ではラッシュ時でも7分30秒間隔と10%以下の能力しか使ってない。それでも乗客は少なく この会社大丈夫かなと心配になってくる。
スカイレールは急勾配に強い。みどり口駅を出た直後の急坂は、見ている人を”こんな急勾配でも登れるんだー”と感動(?)させる。

左写真はみどり口駅から撮影
右写真は山の上から撮影
車両はこんな感じ。急斜面であっても車内は水平である(^^;

 車両には動力装置はついておらず、グルグルまわってるロープにつかまって動くところがロープウェイっぽい。(その分、加速時が揺れる:笑)

 その動いてるロープも、電気代節約のためか車両が動かない時間には止まっている。
 (↑日中10分間隔片道所要5分で、残りの5分は停止している)
みどり中街駅。入場時に券売機で買った150円の乗車券を回収される。降りるときはそのままフリーである。(写真左の「出口」と書かれてるところから出てくる)監視カメラで充分な利用者しかいないのか・・・。
みどり口駅から最初の急勾配を登った地点にて撮影。周辺は新興住宅街として整備されている。子供の声も聞こえた。
みどり中街駅付近。駅周辺に住宅はあるが自家用車もそれなりにあって、スカイレール利用者はあまりいない感じがした。

駅にはこのような張紙があり、乗客がいなければ動かさないと“節電”対策をとっているようである。
みどり中央駅。スカイレールサービスの本社がある。周辺はごらんの通り造成されているが住宅は少ない。 今後増えるかどうかは分譲業者の腕次第。



 最後に、購入したスカイレール記念乗車券(の台紙)→
 2回分の乗車券がついて300円だった。(定価通り)