幸せなバースデーライブ☆

 今年の冬は寒いですね〜。
 風邪などひいてはいませんか?
 お蔭様で私は元気です。この冬は重症の風邪はひかずにすんでいます。最近行き始めた、ある整体(のような健康法)があっているようで好調です。

 今年は1月から珍しくステージ以外のお仕事が続きました。
まず1月末に秋田魁新報という、秋田県民なら誰でも知っている新聞の取材を受けました。

 秋田出身で現在は東京で活動している人を紹介しているコーナーです。1月中旬に取材依頼があり、翌週、魁新報の東京支社に伺いました。生まれた町にはじまり、その後暮らした町(私は小・中・高と1回づつ転校したので)、ジャズをはじめたきっかけから現在の活動まで1時間強、編集局長さんに聞かれるままにお答えしてきました。ただこのつれづれの第一回目「ジャズボーカルをはじめたきっかけ」をお読みいただければわかるのですが、私は紆余曲折を経て歌い始めたので、まとめるのは大変だったと思うのです。だらだらととりとめのない話を、よくまあこんなに簡潔にわかりやすく文章にするものだ、と編集のプロを相手に失礼ながら、さすが〜と感心しました。翌々日の紙面には、カラー写真入りで記事が大きく紹介され、秋田の実家には10本近く電話がきたそうです。少しは親孝行できたかな?

 それから2月4日には、FM世田谷の公開生放送に初出演しました。一昨年、お仕事でご一緒した島敏光さんがパーソナリティーを務める番組にゲストに呼んでくださったのです。(島さんはジャズボーカルの大御所笈田敏夫さんの息子さんでエッセイスト、ボーカリスト、司会者として幅広くご活躍のダンディーな方です)とても寒い日だったのに、放送が行われるスタジオは三軒茶屋キャロットタワーの26F展望フロアにあって、その暖かいことといったら!さんさんと陽が降りそそぎ、寒がりの私の頬も真っ赤。りんごのほっぺの田舎の子になっちゃってました。本番中、音楽がかかっている間の打ち合わせ、あとはぶっつけ本番とスリリングでしたが、島さんの上手なリードのおかげで、楽しくおしゃべりするうちに、あっという間に終わってしまいました。リクエストFAXをくださった方、そして寒いなかをスタジオに遊びに(応援に)来てくださった方、心強かったです!リクエストいただいたCALL MEのほか、この日はカーペンターズのカレンの命日だったので、CDのなかからClose To Youもかけていただきました。昨年コミュニティラジオ局が舞台のNHK連続ドラマ小説「つばさ」を見ていたら、こうして出演できたので、なんだか不思議なご縁を感じます。ところで、三軒茶屋キャロットタワーの展望フロアはおしゃれでお薦め☆昼間は明るくて、小さい子供連れのお母さんが多いのですが、夕方以降は素敵な夜景を観にくるカップルも。事前調査のため(生放送なのに迷って遅れたりしないように)本番数日前の夕方に一人で行ってみたのですが、他は喫茶コーナーで勉強している学生さんをのぞいては、カップルばかりでした。めげずに悠然とコーヒーを飲んできましたが。喫茶飲食以外は無料ですし、リーズナブル。三軒茶屋駅から歩いて2分です。

 さて、そして今年も来ましたバースデー&バレンタインライブ★私は2月12日生まれなのですが、今年はその当日に開催できました。大体2月第二週の金曜にしているのが、たまたま当たったということなのですけれどね。親切な方が調べてくださって、私が生まれた年の2月12日は今年と同じ金曜日で、天気は曇りのち雪だったのだそうです。出生時刻は午後7時45分なので、きっと雪が降っていたのでしょうね。今年も寒い夜、しかも飛び石連休のさなかの金曜でしたが、まさにその7時45分を、寒いなかを駆けつけてくださった満員のお客様に囲まれて、歌って迎えることができました。お客様、熱心に協力してくれるバンドのメンバー、諸々わがままを聞いてくださるお店の方々、そして今回、新たなビデオ制作のために撮影がてら応援に来てくれたヴェンタインレコードの面々、皆様に感謝しています。それから当日は来られなかったけれど、メールや手紙で暖かなメッセージをくださった方にも、この場でもう一度お礼を。ありがとうございます。メッセージはいつもとても嬉しいし、励まされます。毎年バースデーライブは、とても幸せな気持ちになれるのですが、今年は特に思い出深いステージになりました。と、書きながらなんだかすべてのことが有り難くて、涙がでてきました。ひとつ年をとって涙もろくなったのかな?整体で体と共に涙腺も緩んだのかな?いえいえ、だってお客様もミュージシャンもスタッフも皆、みんな、不思議なご縁で出会った方ばかりなんですから。一日、いえ一時間でも違っていたら会えなかった人もいるのですし。まさに「縁は異なもの」ですね〜。

 さて、レコード会社スタッフがビデオ撮影、と書きましたが、YouTubeにあげるプロモーションビデオ用の撮影でした。昨年11月末に最新アルバム「CALL ME」のPVをYouTubeにのせたところ、今日現在でアクセスは930回を超えました!(パチパチパチ)もしかして誰か同じ方が何十回も見てくれてたりして?それにしても、私の知らない方にもたくさん見ていただけているのは間違いないでしょう。今度は第二弾で、前作とはまた違った感じのものを作っていただく予定です。CALL MEはカジュアル系だったので、今度はエレガント系がいいかな?少し先になるかもしれませんが、完成したらまたトップページでもお知らせしますので、どうぞお楽しみに☆この撮影の話などヴェンタインレコードのブログにも紹介されています。よろしければ、→こちらもご覧ください。

 そんなこんなで結構忙しくしていましたが、無事にバースデーライブも終わり、ようやく少し落ち着きました。
 日々の仕事や練習を大事にしつつも、しばらくできなかった読書や映画鑑賞、お散歩したり、お気に入りの喫茶店に行ったり、心にもエステの時間をとろうと思います。まずはこのシーズンにピッタリの「オリンピックの身代金」(奥田英朗・著)を読もうかな。東京オリンピックが舞台で、登場人物は秋田出身というサスペンス小説。
 いいでしょ?バンクーバーオリンピックをテレビ観戦して感じることもたくさんありますが、また次の機会に。

 梅の花もほころんで、寒いけれどときめきの春までもう少しです。どうぞお元気で。

大越 康子