ゴールデンウィーク最中ですが、いかがお過ごしでしょうか?
大震災から五十日も経ちますが、いまも続く余震に、今回の地震の大きさを思い知らされます。次はいよいよ関東直下型の大地震がくるのでは?と、カバンに飲み水とカロリーメイト、少しだけ着替えを入れておくようになりました。「震災時帰宅支援マップ」なるものも買い込み、携帯しています。家では水の汲み置きもして、停電に備えてロウソクも準備してますが、いつどこで地震がくるかわからないのが困りますね。絶対に家にいるときにくる、というのなら、もっと食料や飲み物を買い込んで準備万端にしておくのだけれど・・。いつくるかわからないから、まあいいや!と結局備えも中途半端なまま。もともと譜面やらドレスやらで荷物が多いのに、避難グッズまで持ちあるくのは大変なのです。たまにはハンドバッグとハイヒールで出かけたいし。そのときはそのとき、と覚悟を決めるしかないのでしょうねえ。六本木の国立新美術館で行われているシュルレアリスム展にはお洒落してでかけたかったのです。が、やっぱり大きい地震がきたらまずいよ、、、と結局大きいカバンに水筒やら着替えやら詰め込んで、スニーカーで、昨日の午後に行ってきました。地震はこなかったなあ、、と思っていたら、夜になって「気づかなかったの?その時間、震度2くらいのが下からズズンときたよ」と教えられて唖然!気づかないほど集中して作品に魅入っていたのか?単に鈍いだけなのか?う〜ん。でもシュルレアリスム展は「大人の展覧会」という感じで素敵でした。異次元に行けました!
震災直後は大分キャンセルになった仕事も、おかげさまで少しづつ元に戻り始めました。4月15日は春のイチオシライブ☆御徒町アリエスでしたが、想像以上に多くの方にご来場いただき、感謝しています。少し落ち着いたとはいえ、余震も、原発の問題も続いている状況下、わざわざ足を運んでくださったお客様、そして都合がつかなかったけれど応援メッセージをくださった方々にお礼を申しあげます。こうしたたいへんな時期でも、皆様の笑顔に囲まれて歌えるということは、ほんとうに幸せでありがたいことですね。
心ばかりの義捐金を送っただけで、特に復興支援らしいこともできず、心苦しく思っていましたら、CDを作っているバンリュウジスタジオからお声がけいただき、宮城県名取市のラジオ「なとり災害エフエム」で流す、復興支援ソングの録音に参加することができました。バンリュウジスタジオ関連のミュージシャンが大勢で歌っているので、私とはっきりわかる箇所は2フレーズくらいですが、ほんの少しでも歌手として協力できて嬉しかったです。義捐金といえば、あるお客様から「A新聞の義捐金振込者欄を見ていたら<大越康子>という名前があったけれど、あなたではありませんか?」と聞かれてびっくり!私は別のところに払い込んだので、残念ながら違うんです。が、同じ名前の大越康子さんが被災地を思い、募金されたときいて、なぜだか嬉しく、私もがんばろう、と思えました。
あとはなるべくケチらずにお金を使うこと!と思い(私が使えるお金なんてたかがしれているのですが)、私の生活の中では最もお金がかかる歯の審美治療をしました。保険はきかずお高いです・・・。被災地に直接落ちるお金ではないから、あんまり関係ないのかな?でもまあ広く日本経済のため、ということで(?)。あとは節電の甲斐あって、4月の電気代はここ数年で一番安かった。今日買った野菜は茨城産でしたし、たいしたことはできないけれど、ずっとずっと忘れずに、小さくでも何かの形で協力していきたいです。
大越 康子
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