パンはひと口にちぎって食べる

 前回、近いうちにまた書きます、と宣言したのに、結局月末になってしまいました。今日はハロウィーン。皆さんのところには、「トリック、オア、トリート」と言いながら、可愛い子供たちがお菓子をもらいに来ましたか?って、もちろんうちにも来てはいませんが。そのかわり裏の小学校から、運動会(体育祭?)の練習をしているような掛け声や歓声が聞こえます。晴れていて気持ちのいい日です。

 さて、これまでも何度か気分転換の話を書きましたが、また新しい方法をみつけました。といっても、あくまで私にとっての気分転換法なので、皆様のお役にたつかどうかはわかりませんが。それはNHK教育テレビ(最近はEtテレ、と呼ぶらしいですが)の幼児向け番組を見ること。朝は8時過ぎから、夕方は4時台に再放送をしています。お母さんがご飯の支度で忙しい時間帯ということですね。1〜2歳向けと、3〜5歳向けの2つの番組がありますが、私が注目しているのは1〜2歳向け。ぬいぐるみと歌のおねえさん(おねえさんといっても小学生だけど!)が、歯磨きや、トイレや、おかたづけ、おもちゃは順番に使う、などなど、もろもろの社会的規範について、歌とお芝居のなかで楽しく教えてくれます。

 その番組で、この間「パンは口に入るような大きさにちぎって食べるんだよ」というのをやっていて、思わず「はぁ〜〜〜」とため息をつきました。いろいろなことが起こり続ける毎日にあたふたしているけれど、こんな「パンをちぎって食べる」ようなことから学習して、こんにちに至るんだよなあ、、うまくできないことも多くて落ち込んだりもするけれど、こうして「パンをちぎって食べる」ところから一歩一歩やってきたんだよなあ、、、と感慨深かったのです。そう考えると人生は長いですよね。あの番組に出ているチビちゃんたちにも、ひとつひとつ学んでこれからの厳しい(たぶん)人生を乗りきっていってほしいです。そして、私もうまくできないことがあっても、悩みすぎずに、ちょっとづつでも前に進まなくては。Eテレの皆さん、きっと想像もしないでしょうが、こんな風に試聴している者もいるんですよ。これからも有意義で楽しい番組を作ってくださいね!ということで、「Eテレ幼児番組試聴」という気分転換、というよりは自己啓発(?)法でした。

 今夜はライブを聴きに出かけるので、それまでに、先日パーティーに演奏で呼んでくださった方へのお礼状書き、譜面整理と掃除をします。ここのところサボッてばかりのFaceBookにも近況報告を載せたいけれど、そこまでできるかな?そういえば昔、私がみていた教育テレビの番組は「できるかな」というタイトルでした。ちょっとづつ.txtやっていきます。

大越 康子