昭和な人

 きょうで4月も終わり。大型連休の方もいらっしゃるでしょう。いかがお過ごしでしょうか?私は残念ながら大型連休でとれないのですが、ふだんよりはゆっくりできそうなので、部屋の片付けや、譜面の整理、ドレスの直しなどをするつもり。その前に、またしてもご無沙汰してしまっているこのつれづれを書こうと、とりかかっている次第です。どうしても、ひと月に一度づつ更新できない〜!ホームページ出来立てのころはちゃんと更新できていたのに、悔しいなあ。言い訳になってしまうけれど、あの頃より、毎日私がやらなければいけない仕事が格段に増えたから、仕方ないかなあ。昔はなんてのんきに過ごしたいたんだろう・・・などと考えたってしかたないですね。

 とにかく今年も三分の一が終わりました。私的には、<1学期終了>です。2月のバースデーライブ、横須賀でのステージ、1月・3月のJJ,4月のアリエスとお薦めライブの数は少ないけれど、準備、宣伝、お礼etc.毎回、不器用なりにも全力を尽くしているつもり。もっともっと練習や準備に時間をかけたかった、という思いはありますが、まずはお仕事を休むことなく1学期を終えられて、ほっとしています。(あ、でも正確にはあと一日、明日もステージがあるので、油断大敵ですが)

 さてさて、このあいだの4月29日は「昭和の日」でした。私は<永遠の35才>のはずですが、なぜか昭和の記憶がたくさんあります(笑)。映画の「寅さん」が好きなのも、寅さん自身の優しさに惹かれるのはもちろんですが、映画の中の昭和な生活様式が懐かしくてたまらないのです。ダイヤル式の黒電話、円筒型の郵便ポスト、花柄のポット、大きくて分厚いテレビetc.。子供のころ、身近にあったものがたくさん。スマホはもちろん、携帯電話やパソコンもなくて、連絡は電話か郵便。封書で届く直筆の手紙のなんと暖かいこと。(もちろんパソコンや携帯でのメールにだって、送る人の気持ちがしっかりこもっているのですけれど)。映画「三丁目の夕日」を観て、心地よく昭和にタイムスリップした人が多かったのもわかるような気がします。平成になってもう長いのに、私はやっぱり昭和のムードが好きで、「もう、オオコシさんは古いんだから」と言われても、どこか懐かしくて、優しくて、温かみを感じる昭和な人になりたい、と思っているのです。

 先日もはじめて行った美容室で、「ジャズボーカルのステージをしているのですが、華やかで、昭和な感じのヘアスタイルにしてください」とお願いしたら「え?<昭和>ですか・・・?」と言われてしまいました。たぶん30代の美容師さんにはちょっと難しかったかも(笑)。皆様、どうぞよい連休を。お休みではない方、ごめんなさい。おからだに気をつけて、お仕事がんばってくださいね。連休明けから、また昭和テイストの楽しいステージをお届けできるよう、私もがんばります。

大越 康子