金木犀の香り漂う時期も、あっというまに過ぎ去って、すっかり寒くなりました。今月は更新が遅れてしまいましたが、お元気ですか?
私、金木犀には思い出があります。中学1年の秋に秋田から福島県は郡山に引越したときのこと。新しいうちの庭の金木犀が満開で、それはすばらしいよい香りだったのでした。子供のころから何度も引越していましたが、秋田県外にでたのははじめてで、また、それまで住んでいたどの町より都会だったので、どきどきしていたことを思いだします。以来、金木犀はなつかしい記憶とともに、私の好きな自然の香りとなりました。毎年、町でこの匂いをかぐたびに「ああ、今年も金木犀の季節になった。私のいちばん好きな香りだ」と思うのです。
しかし、春になって、沈丁花の香りをかぐとまた「ああ、今年も沈丁花の季節になった。私のいちばん好きな香りだ」と真剣に思う・・・。そのときは金木犀のことはきれいに忘れていて、思いだしもしない。
これって・・・、こういう男の人ってよくいるような気がするのですが・・・。そして、私は人に対しては、そういうことはしていないと思うんですが・・・。
さてさて、このあいだ某カルチャースクールで「パーソナルカラー&メイク個人レッスン」というのを受けてきました。私に似合う色と化粧方法について、専門の先生が2時間みっちり個人レッスンしてくれるのです。お化粧は前にも習ったことがあったのですが、似合う色については一度専門家にみてもらいたい、と思っていたのでした。そんなの好きな色を着ればいいじゃない、と思われるむきもあるでしょうが、やっぱり似合う色のほうが素敵にみえるだろうし、特にステージでは。
授業では、ノーメイクかどうか確認したあと、さまざまな色の布を首から胸にあてて、鏡で顔写りがいいかどうかチェックします。診断の結果、私には赤、ワイン、グリーンなどの深みのある色が似合うんだそうです。同じ赤、ワイン、グリーンでも、原色やあざやかで明るいものだと似合わない。面白いですね。また白のなかではオフホワイトがよく、純白は避けたい色ナンバー1だとか。この似合わないものを知っておくというのも役にたちますね。私の場合はクリアパステルも「妙に若作りしている」ように見えちゃうとかで、要注意!
アクセサリーについても新発見が。よく肌の色とお相性で、金と銀のどちらが似合うかを決めますよね。私は肌がイエローベースなのでずっと金のほうを愛用していました。が、そうではなくて、問題は光り方。キラキラと光沢のあるものでなく、鈍く光るタイプのものなら金でも銀でもOKだそう。確かにつけてみると納得です。芸能人のなかでは、飯島直子さん、風吹ジュンさんが私と同じ色が似合うんですって。(このとき先生が「飯島直子さん」と間違えて、「飯島愛さん」と言ったので、思わずエッ?と聞き返してしまいました。ちょっと彼女とは色タイプが違いますよね、私は)お化粧のほうは、前に習ったこともあったので、口紅とアイシャドウ、マスカラの似合う色と、眉の描きかたを教わってきました。
2時間というとたっぷり時間がありそうですが、実際はあっというま。お洒落な先生も魅力的で、とっても有意義なレッスンでした。グリーンのドレスは持っていないけれど、今度選ぶときに探してみようかな。
ということで、深みのある色は今の季節にもぴったりだし、ちょっとお洒落してみようかななんて考えている今日このごろです。
大越 康子
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