やっぱり体が資本!


 今年も残りあとわずかですね。お元気ですか?
 私は先日、今年最後のアリエス(私のメインステージ★)でのライブを終え、ほっとひと息といったところ。あいにくの雨で寒い日だったのに、20人近くの方が来てくださり感謝感激!大越康子一座一同、心より御礼申し上げます!
それと「行く予定してたんだけど、風邪でダウンしてしまって・・・」という連絡を何人かの方からいただきました。ほんと流行っているようです。かくいう私も、先月から今月にかけては、ちょっぴりタイヘンだったのですよ。ということで、今月もまたまた健康関係のおはなし。

 まず「インフルエンザの予防注射を受けたいな」と思っている矢先に、風邪をひいてしまった。先月末のこと。慌しくしているところに、急にきた仕事をはりきって引き受けていたら、久々に喉が腫れ上がったのだった。しかも、普段アヤシイと思ったらすぐに病院に駆け込むのが、時間がとれずに一日延ばしになった。これが決定打。翌日駆け込んだ病院で、喉を見るなり先生が「ものすごく痛そうですね。次,歌うのはいつですか」「今夜です」すると先生「えっ?今夜って・・・。あなた、歌うとかそういう問題ではなく、いますごくつらくないですか。普通これくらい腫れていたら、熱も出そうですが・・・」と呆れ顔。結局休まずに歌いにいったが、そうか、これはすごく疲れてる状態なんだー、と言われてはじめて気づいた。いつも体調がよくないときは「しんどいけど、世間の人はもっと辛いときでも休まないんじゃないか」と考えてしまうのだ。実際、痛さや辛さなんて人によって感じ方が違うから、40度近い熱があっても働いていれば、微熱で休む人もいるだろう。私は、好きなことを仕事にしているんだから休みたくない、という気持ちがある。だから「ちょっと辛いなあ」くらいのときは、なんとか気合で出かけてしまう。そして外見はご覧の通りなので「元気そうですね」なんて言われると「ああ、まだまだ大丈夫だ、頑張れる」と思って乗りきってしまうのだ。でも、今回は治るのに2週間かかった。こんなことはじめて。やっぱり病院には即刻行くべし!痛感。

 なんとか風邪が治ったと思ったら、今度は歯痛が。なんて運が悪い。いや、同時でなくてよかったと思うべきですね。むかし治療した歯の奥がうずくようになり、またまた治療。痛みは治療ですぐに消えたが、銀歯から白い歯にしてもらう予定。今年はじめにも虫歯治療のついでに白くする審美治療を受けていて2度目。保険はきかないのでお金はかかるけれど、白い歯って気分いいのです。同じ金額で海外旅行もできるだろうけれど、私は白い歯のほうを選ぶ。だって毎日満足感にひたれるのだから。ということで、またまたビンボー暇なし。はぁ〜、ジャンボ宝クジに期待しようっと。

 一件落着と思ったら、まだまだ。今度は蕁麻疹。冬で乾燥するせいか、ちょっと前からかゆみを感じてはいた。ある夜、胸にふわふわの羽飾りのついたドレスを着ていたら、それに反応したのか急に赤いポツポツが。かゆみ止めを塗りつつ、ごまかして仕事していたが、深夜帰宅してからはさらに悪化。首から胸は真っ赤に。翌朝かけこんだ病院で薬をもらいよくなったが、風邪→歯痛→蕁麻疹とこれはやっぱり少々疲れているんでしょうか。先月落ち込んでいた気分は今月はよくなって前向きな気持ちでいるのに、からだはついていかないみたい。気をつけなくちゃ。前に会社勤めをしていた頃は、自由業の知り合いが休みなく仕事をしているのをみて「どうしてあんなに無理するんだろう?」と不思議がっていたが、いまはわかる。フリーは仕事がいつもあるとは限らない。いまは忙しくても、来月はヒマかもしれない。すると来たお仕事はできる限りやろう、と思ってしまうのです。でも、ほんとうに倒れてしまったら大変だし、じょうずに調整できるようにならなくては。ステージでああしよう、こうしようなんて色々考えても、体調が悪いときはそれどころではなく「とにかく無難にすまそう」としてしまうものね。それにしても、私が常々思うのは、全国ツアーをする売れっ子歌手(ジャズに限らず、紅白歌合戦に出るような歌手の人ね)の体調管理はほんと大変だろうなあ、ということ。ステージが続くだけでも疲れるのに、移動もあり、マスコミの取材もあり、どうかするとプライベートまで好奇の目にさらされて。ほんとお疲れ様です。

 そんなこんなで薬を手放せない毎日ですが、気分は元気に歌っています。いよいよクリスマスシーズン、一年の締めくくりにハッピーなステージをお届けします。そして来年2月のバースデーライブにむけて、心もからだも万全の状態でいられるよう準備して・・・。年の終わりに元気な心持ちになれて嬉しいな。
どうぞ皆様もおからだにはくれぐれも気をつけて。素敵なクリスマスシーズンとよいお年をお迎えくださいね!


大越 康子