風邪ひきさんによる風邪予防法



 先週バースデーライブを無事に終えてほっとしたのか、久しぶりに風邪をひいてしまいました。うーーーん。熱はもう下がったものの、まだすごい鼻声。毎年2月は体調を崩すので、自分なりには気をつけていたのですが、やっぱり気が緩んだのかなあ。ある時ふと「こんなに気をつけて予防しようとしているのに、それでも風邪っぽい症状がでてくるのは、一度ひいたほうがいいということなんじゃないかな」と考えたら、翌朝には完璧な風邪ひきさんになっていました。しかも4連休をとった最後の日にひいてしまったので、その後お休みするわけにもいかず・・。

 いつもとっても元気なので「ちょっと体の弱そうなかぼそい女の人」というのは永遠の憧れなんですが、(だってそういう人には「僕が守ってあげる!!」というタイプの王子様が現れるんじゃあないでしょうか)いざ調子が悪いと、風邪くらいでも集中力がなくなってだめですね。今年はインフルエンザよりも風邪が流行っているとききましたが、みなさん大丈夫でしょうか。ということで、前置きが長くなりましたが、今回は健康にまつわるお話あれこれです。

   たまに「大越康子というのは本名ですか」ときかれますが、そう本名です。(芸名をつけなかったのはただ単につける暇もなく、いつのまにか歌の仕事をはじめていたからです。でももし考える余裕があったとしても、この名前を気に入っているのでそのまま使ったと思います。) 名字と名前の画数の縁起がいいとかで父がつけてくれた名です。実は生まれる前に候補がもう一つあってそちらは「庸子」。ではなぜ「康子」に決まったかというと、今からでは想像もできないでしょうが、生まれたとき、私が2750グラムしかなくて(これまでの人生で唯一やせていた輝かしい時期)、病気だったので、お医者さんは「1週間も持てばいいほうでしょう」と言ったらしいです。ということで健康に育ちますように、という願いを込め名付けられたのでした。おかげさまで、その後は健康で(たまにこうして風邪ひくくらいで)ながーーい1週間の、多分まだ水曜の夜あたりを過ごしています。

   歌う仕事を初めてからはやはり疲れると喉にきてしまうことが多いので、ふだんからそれなりに気をつけています。本で読んだもの、専門のお医者さんにきいたもの、私が独自に考え出したもの、いろいろですが、ちょっと書いてみます。現役の風邪ひきさんがいっても、説得力ゼロだけれど、風邪の予防にもなるはず。

 ・ 外出するときはマスクをする。私は自分もマスクをしているのに電車で近くに咳き込んでいたり、くしゃみをしたりする人がいると、場所を移動してしまいます。(性格わるーい?)マフラーもして首を冷やさない。

 ・ まず帰ったら手洗い、うがい。手はセッケンで、うがいはのどと鼻もします。鼻はうがいとはいわないのかな。 とにかく鼻も洗います。 なんだか鼻って菌が入りやすそうな気がしませんか。洗うとすっきりします。

 ・ 喉にきく飲み物はしょうがのすりおろし+ハチミツ+熱湯。正直全然おいしくありませんが、喉の炎症を抑えます。これはハリの病院で聞いたもの。

 ・ もうひとつ喉にきく飲み物はコカコーラ+レモン汁で、しょうがのみじんぎりを煮詰めたもの。かなり長時間、しょうがが完全に変色するまで煮詰める。「インディアンの秘薬」と呼ばれる飲み物らしいです。ほんとにインディアンが飲んでいるかどうかは不明。これは喉を治すというより即効性があって、具合が悪いけれど、このあとすぐに歌わなくてはいけない、などというときに効きます。歌手のお友達から聞いたもの。

 ・ カリス成城というお店で売っているThroat Coatというハーブティー。ティーバックでお砂糖なしで自然に甘い、優しい味です。これはふだんからのケア用で、飲んですぐ治るタイプのものではないようです。

 ・ 吸入器で吸入。これは喉のエステという感じがします。美顔器でお肌の手入れをしているような気分。

 ・ 眠るときも濡れマスクをする。少し濡らしたマスクを鼻はでるようにして(呼吸困難にならないよう)かけて眠ると、喉の乾燥が防げます。かけ布団と枕も濡れるので注意!

 ・ 喉じゃないのですが、風邪は足からくるような気がします。なので足元はできるだけ暖かくする。最近は靴の中に入れられるカイロがあるらしいんですが、まだ試してみたことはないです。でもステージのハイヒールには無理だろうなあ・・。

 ・ そして怪しげなときは、暖かくして早めに薬も飲んで、たくさん眠る。

  とまあ、私が気をつけているのはこれくらいと、食事は栄養のかたよりなくいろんな種類のものを食べるということくらいです。ビタミンBとCも毎日、飲んでいるし。それなりに気をつけているほうだと、思っているのですが、これだけやってもひくときはひくんですね、風邪って。だからやっぱりちょっとくらい風邪でもうまく乗り切る、少しの不調でも動じない精神力をつけなくてはいけないみたいです。

  それでは、今日もこれから仕事なのでインディアンの秘薬を飲んで行ってきます。どうぞ風邪にはくれぐれもご注意を!


大越 康子