夢をみるのは苦手


 2005年最初のつれづれというのに、すでにして月末ぎりぎり。どうしてこうなっちゃうんだろう?前も書いたが、日ごろ何か思いつくたびに、「あ、今度のつれづれに書こう。今月は早く書いちゃって、読んでくださっている皆様をびっくりさせよう(!)」なんて考えるのです。が、それはあくまで考えのみ。結局こうしてぎりぎりになってしまう。えーん!なんてことはさておき、遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いします。

 ところで、これまた話題としては時期はずれですが、皆様初夢はみましたか?私は大いに期待したもののなにもみませんでした。けれど、ここ最近のんびりと睡眠をたっぷりとれる日が続いたら、見るわ見るわ、夢ラッシュ!どうも、朝ゆっくり寝ているときが上映時間のようで(?)起きてからも、記憶が鮮明。単に起きる直前に見た夢を覚えてるだけなのかもしれませんが。おっ、これは!と思ったのが、宝くじ一等に当たった夢。金額は忘れちゃったけれど、とにかく一億円以上の高額に当選。喜ぶというよりはドキドキ興奮して、家族にそうっと話す(この辺は当たったらこうしよう、としじゅうシミュレーションしているのでリアルだ)。すると、どうしたことか家族の反応が「あ、そう。ふうん」くらいで、逆に私が拍子抜けするというもの。ここで、そっか他人(って家族だけど)の宝くじになんか関心ないんだ、じゃあ自分で好きなように使っちゃえ〜、とはならずに、どうして?どうして皆興味がないの?やっぱり宝くじなんてギャンブルをやってるなんて嫌われちゃったのかしら?なんて焦っていたのが、まぬけ。とにかく当たった夢をみたのだから、これは正夢かも。また絶対買わねば、と思ったものの、その後まだ買っていない。

 芸能人の夢をよくみる、という人がいる。私はかつて一度もそういう夢を見たことがなかった。テレビを見ないからかな?でも芸能人に限らず、だいたい夢に出てくる人、状況が現実に即しているのだ、私の場合。身近なミュージシャンや、いつも出ているお店。家族。近所。なんかつまんない。しかしこの間、ついに芸能人が二人いっしょに夢に出てきた。そのふたりとは、桃井かおりさんと竹中直人さん。どこかのイベントで歌い、桃井さんにお褒めの言葉をいただく、というあつかましい内容だ。竹中さんはどういう役まわりだったか(?)そのときは覚えていたのだけれど、今は忘れてしまった。桃井さんはデビューまもなくの頃大ファンだった。新潮文庫のキャンペーンガールをしていたときがあり、まだ学生だった私は本屋さんに頼んで、彼女の写真入りのポップをもらったことがある。今はご自分でもジャズを歌うんですよね。竹中さんのほうは、特に思いいれはないのだけれど、こちらもその昔在籍した劇団青年座の先輩なので、ご登場くださったのかもしれない。演技派二人の豪華な共演だったが、はっと気づけば、このお二人は某キャッシングローンのコマーシャルに出てませんか?ということは、今度はお金を借りるという暗示なのかしら?いまのところ、借金せざるをえない状況にはないけれど、気をつけなくては・・・?それにしても、宝くじの夢といい、キャッシングコマーシャルタレントさんの夢といい、まずは先立つもの!という感じで、われながら情けないです。はああ。

 でも考えてみれば、夜みる夢ではなくて、理想というか大志というかそっちのほうの夢をみるのも苦手、というかできないんです。これはさっきの「まずはちゃんと生活していかなくちゃ」というのとも関係しているかもしれないけれど、将来どうなろう、とかどうしよう、というのが全く考えられないのだ。家族皆が元気で、人に迷惑をかけずに生活していたい、くらいのもの。歌っていられたら、なおさらありがたいけれど、それは私が歌いたいかどうかということより、聴いてくださる方がいるか、とか歌っていられる環境にいられるか、とかによりそうです。そうそう、笑われるけれど、子供のときから「将来何になりたいか」きかれると困っていたなあ。仕方なく、他の子にならって「美容師さん」とか言ってたけれど、ほんとうは全然興味ないのでした。たくさん職業を知らなかったせいもあるけれどね。もっと小さいときは「お姫様」になりたかったんだし。将来のことなんてどうやって考えるの?まずは今日お夕飯食べて、お風呂入って、眠って、明日の朝ちゃんと起きて・・・。ずうっと先の明日のことなんてそのときじゃないとわからない、と思っていた。それが今日まで続いている。たったひとつわかるのは、どんな明日がきても朝ちゃんと元気に起きたい、ということです。そんなわけで、先週は夢見週間で(?)寝坊したけれど、今週からは早起きしてがんばるぞー!
 ライブのほうは、2月10日(木)ホームグラウンドのアリエスで、恒例のバースデー&バレンタインスペシャルです。バレンタインチョコレートのプレゼントつきですので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。「お姫様」ならぬ「お妃様」のようなドレスでお待ちしています♪


大越 康子